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第3章皇国編
第六部・対機械魔導連邦 3話
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爆音が大地を揺らし、悲鳴と熱気が城壁越しに街の中まで伝わってくる。
はたしてそれは、皇国軍と連邦軍の双方が激突したことを意味する開戦の合図だった。
爆音が轟くたび地面が揺れ、その衝撃にある者は尻込みし、またある者は残る戦意を奮い立たせるように雄叫びを上げる。
その光景を後方から見ていることしかできない、冒険者と民間人によって編成された部隊である後方支援部隊。
志願した一般市民114名と冒険者16名の計130名で構成されるこの部隊は、前線部隊への食糧提供・作成。矢などの消耗品の供給。各所への伝令といった裏方任務を担うために編成された、要するに雑用専門部隊である。
しかし、機械魔導連邦の誇る戦車部隊に弓矢は豆鉄砲。伝令に関しても、現状ほとんどが東門だけで完結しているため、食事の準備と配膳以外は基本的に暇だったりする。
「なんか、戦ってるって感じがしないな」
あまりにも戦争を――命の奪い合いをしているという実感が湧かなかったのだろう、志願兵である男性がぼやくように呟いた。
「たしかに。あんな音がしている以上、戦ってはいるんだろうけどな」
男性の言葉に、別の志願兵である男性が同意する。彼らの間に緊張感は全く感じられない。しかし彼がそう口にしている間にも数発分の爆発音が大地を揺らしていた。
城壁の向こうでは何人もの命が失われている。無論、彼らもそのことは理解している。しかし彼らは理解はしていても実感することはない。見えないということは、ある意味で幸福なのだ。
「みんな、そろそろ昼食の準備を始めよう」
後方支援部隊の隊長に任じられた気の優しそうな男性が、パンパンと手を鳴らしながら部隊の面々に声をかけていく。
「プライドの班はイーリア、ウェンの班と共に調理器具の準備をしてくれ」
「サーナ、キミの班は食材の準備と献立を」
「イリアとルドルフの班は配膳の準備をしてくれ。残る班はサーナの献立に従って調理を。……そうだ、ゲイブとウォーレンの班は自分の元に来てくれ」
隊長の男性は素早く班を作ると、班ごとに命令を下していく。そうして全員が動き始めると、隊長の男性は呼び寄せた二人の率いる班を前に――
「キミたちには念のため伝令兵として残ってもらう。残っている13名を五組に分けて動いてもらうので、すぐにチーム分けをしてくれ」
集合した理由を伝えると共に新しい指示を出した。と――
(ジンさんみたい)
てきぱきと指示を出していく男性の姿を、羨望の眼差しで見る人物がいた。調理班に回されたリオである。
迷うことなく自信を持って指示を出す姿は、少年であるリオの瞳に憧れの存在のように映っていた。
「リオ様、きらきらと顔を輝かせていますが、どうしたのですか?」
リオの隣にいたアリシアが不思議そうに訊ねる。
「かっこいいなあって思って」
リオは男性から視線を逸らすことなく答える。そんな彼の瞳には現役時代のジンの姿が浮かんでいた。
「……そうですわね」
アリシアもリオの口にした「かっこいい」という基準を理解したのか、それともリオの興味が他人に注がれていることが気に喰わなかったのか、複雑な表情を浮かべながら同意する。
「まあ、リオ様の方が数百倍かっこいいですが」
「何か言った?」
ぼそりとアリシアが呟くと、リオが反応する。そんなリオに対しアリシアは内心で溜め息を吐いた。
「(リオ様の方が)格好良いと言ったのですわ」
「うん。僕もあんな風になりたいな」
「でしたら(もっと格好良くなれるよう)応援しますわ」
「うん、頑張るね」
微妙に噛み合っていない会話を続けながら、リオ達は持ち場へと向かう。
調理場となる家屋や通りに設けられた土製のかまどの上には大きな鍋が並び、その周囲を囲うように調理班の面々が集まっている。
リオ達が担当する調理は、後方支援部隊130名の内、80名余りが参加する大規模なものである。しかし、これでも一万を超える兵士たちの胃袋を満たすには足りなかった。
というのも、最大の原因は火起こしと火力の維持にあった。
一番最初に火起こしをするのは当たり前だ。しかし問題なのはそこから先。保温のために火力を維持し続けることは、極めて難しいことなのだ。数十分であれば問題はない。それにも関わらず大変なのは、グレンには30を超える部隊が存在していることだ。
数もバラバラ、食事時間もバラバラ。それにも関わらず一万以上の人間の食事を用意し、提供し続けなければならない。そのうえ自分達の食べる分も必要になる。いくら負担を分け合っているとはいえ、それがどれだけ過酷かは言うまでもないだろう。ましてや彼らはボランティアではない。志願兵としてこの場所にいる以上、軍人として扱われている。たとえ後方支援だろうと「辛いから」という理由で立ち去ることは不可能だ。
初日である今日は、調理開始から全部隊に配給を終えるまで四時間がかかった。そのうち二時間半は配給。一時間半は調理時間である。
「さあ、今から夕飯の準備だ。班分けは昼の通りにやるぞ」
昼の配膳を終えぐったりとしていたリオ達に部隊長の男性が号令を下す。全員がこうなることを暗に理解していたのだろうか、額に大粒の汗を残したまま口にする彼に反対する者はだれ一人としていなかった。
「そうだ、リオ君の班はちょっときてくれ」
男性が思いついたようにリオの指揮する班を呼び出す。
(なんだろう)
男性の突然の呼集に戸惑いながらも、リオと同じ班のメンバーが男性の元へ集合する。
「よく来てくれたね」
男性が上機嫌に口を開く。と――
「キミたちには一つ、任務を頼みたい」
もったいぶったようにそう口にした。おそらく、リオがまだ子供だと思ってのことだろう。少年の心をくすぐりにいったのだ。
「任務?」
しかしそんな男性とは対照的に、リオは胡乱気に男性のことを見る。現状ではとても任務らしい任務など考えられないからだ。しかし、次に男性が口にした言葉は、いい意味でリオの期待を裏切った。
「そうだ。というのも、自分は総司令直属の配下でね。いろいろと気になったことを調べているんだ」
「気になったことって?」
リオが興味津々に訊ねる。
「そうだね、いくつかあるんだけど――まずはこれかな」
そう口にしながら、男性は一枚の羊皮紙をリオ達に示す。
「……巨乳のもがもが」
羊皮紙に書いてある文字を読もうとして止められるリオ。
「見ないで聞かないで!」
「サイテー」
「うわぁ」
リオの班のメンバーであるアリシアがリオの目と口を塞ぎ、残りの女性メンバー二人が男性へ刺し殺すような視線を向ける。
「おらもありえないと思うだよ」
さらに五人目のメンバーである男性からもダメ出しを受ける隊長。
「なんでこんなのが紛れ込んでいるんだ!?」
「うぅわっ」
「女――いや、この子の敵ね」
「おらもありえないと思うだよ」
「冤罪だ! 私は奥さん一筋だからな!」
「ありえないと思うだよ」
隊長の男性が泡を食って叫ぶ。しかしそれは言い訳にしかならない。
「じゃあなんで私以外の女の写真が出てくるの? それになんで同じ班じゃないの? なんでお守りをしないといけないの? リオ君は可愛いからお守りは許すけど」
「よく分かっていますわ」
最初に「サイテー」と口にした緑髪の女性がリオを抱き上げながらジト目で男性を睨む。どうやら男性の奥さんは彼女のようだ。
「あの、なんで僕は抱き上げられてるの……?」
そしてリオの方はというと、現状に困惑していた。
「クズ野郎から避難するためだよ」
「ですわ」
「ええ……?」
リオの頭部へさらに?マークが浮かぶ。おそらく、リオは理解しない方が幸せだろう。それほどまでに彼女たちは殺気立っていた。
「よく分からないけど、お手柔らかにね……?」
理解が追い付かないままにリオが絞り出す。
「ええ」
「もちろん」
「旦那に遠慮はしません」
直後、リオの耳には隊長の悲鳴が響き渡ったとか、響き渡らなかったとか。ただ数分後、リオの前にのびた男性がいた事だけは書き残しておこう。
はたしてそれは、皇国軍と連邦軍の双方が激突したことを意味する開戦の合図だった。
爆音が轟くたび地面が揺れ、その衝撃にある者は尻込みし、またある者は残る戦意を奮い立たせるように雄叫びを上げる。
その光景を後方から見ていることしかできない、冒険者と民間人によって編成された部隊である後方支援部隊。
志願した一般市民114名と冒険者16名の計130名で構成されるこの部隊は、前線部隊への食糧提供・作成。矢などの消耗品の供給。各所への伝令といった裏方任務を担うために編成された、要するに雑用専門部隊である。
しかし、機械魔導連邦の誇る戦車部隊に弓矢は豆鉄砲。伝令に関しても、現状ほとんどが東門だけで完結しているため、食事の準備と配膳以外は基本的に暇だったりする。
「なんか、戦ってるって感じがしないな」
あまりにも戦争を――命の奪い合いをしているという実感が湧かなかったのだろう、志願兵である男性がぼやくように呟いた。
「たしかに。あんな音がしている以上、戦ってはいるんだろうけどな」
男性の言葉に、別の志願兵である男性が同意する。彼らの間に緊張感は全く感じられない。しかし彼がそう口にしている間にも数発分の爆発音が大地を揺らしていた。
城壁の向こうでは何人もの命が失われている。無論、彼らもそのことは理解している。しかし彼らは理解はしていても実感することはない。見えないということは、ある意味で幸福なのだ。
「みんな、そろそろ昼食の準備を始めよう」
後方支援部隊の隊長に任じられた気の優しそうな男性が、パンパンと手を鳴らしながら部隊の面々に声をかけていく。
「プライドの班はイーリア、ウェンの班と共に調理器具の準備をしてくれ」
「サーナ、キミの班は食材の準備と献立を」
「イリアとルドルフの班は配膳の準備をしてくれ。残る班はサーナの献立に従って調理を。……そうだ、ゲイブとウォーレンの班は自分の元に来てくれ」
隊長の男性は素早く班を作ると、班ごとに命令を下していく。そうして全員が動き始めると、隊長の男性は呼び寄せた二人の率いる班を前に――
「キミたちには念のため伝令兵として残ってもらう。残っている13名を五組に分けて動いてもらうので、すぐにチーム分けをしてくれ」
集合した理由を伝えると共に新しい指示を出した。と――
(ジンさんみたい)
てきぱきと指示を出していく男性の姿を、羨望の眼差しで見る人物がいた。調理班に回されたリオである。
迷うことなく自信を持って指示を出す姿は、少年であるリオの瞳に憧れの存在のように映っていた。
「リオ様、きらきらと顔を輝かせていますが、どうしたのですか?」
リオの隣にいたアリシアが不思議そうに訊ねる。
「かっこいいなあって思って」
リオは男性から視線を逸らすことなく答える。そんな彼の瞳には現役時代のジンの姿が浮かんでいた。
「……そうですわね」
アリシアもリオの口にした「かっこいい」という基準を理解したのか、それともリオの興味が他人に注がれていることが気に喰わなかったのか、複雑な表情を浮かべながら同意する。
「まあ、リオ様の方が数百倍かっこいいですが」
「何か言った?」
ぼそりとアリシアが呟くと、リオが反応する。そんなリオに対しアリシアは内心で溜め息を吐いた。
「(リオ様の方が)格好良いと言ったのですわ」
「うん。僕もあんな風になりたいな」
「でしたら(もっと格好良くなれるよう)応援しますわ」
「うん、頑張るね」
微妙に噛み合っていない会話を続けながら、リオ達は持ち場へと向かう。
調理場となる家屋や通りに設けられた土製のかまどの上には大きな鍋が並び、その周囲を囲うように調理班の面々が集まっている。
リオ達が担当する調理は、後方支援部隊130名の内、80名余りが参加する大規模なものである。しかし、これでも一万を超える兵士たちの胃袋を満たすには足りなかった。
というのも、最大の原因は火起こしと火力の維持にあった。
一番最初に火起こしをするのは当たり前だ。しかし問題なのはそこから先。保温のために火力を維持し続けることは、極めて難しいことなのだ。数十分であれば問題はない。それにも関わらず大変なのは、グレンには30を超える部隊が存在していることだ。
数もバラバラ、食事時間もバラバラ。それにも関わらず一万以上の人間の食事を用意し、提供し続けなければならない。そのうえ自分達の食べる分も必要になる。いくら負担を分け合っているとはいえ、それがどれだけ過酷かは言うまでもないだろう。ましてや彼らはボランティアではない。志願兵としてこの場所にいる以上、軍人として扱われている。たとえ後方支援だろうと「辛いから」という理由で立ち去ることは不可能だ。
初日である今日は、調理開始から全部隊に配給を終えるまで四時間がかかった。そのうち二時間半は配給。一時間半は調理時間である。
「さあ、今から夕飯の準備だ。班分けは昼の通りにやるぞ」
昼の配膳を終えぐったりとしていたリオ達に部隊長の男性が号令を下す。全員がこうなることを暗に理解していたのだろうか、額に大粒の汗を残したまま口にする彼に反対する者はだれ一人としていなかった。
「そうだ、リオ君の班はちょっときてくれ」
男性が思いついたようにリオの指揮する班を呼び出す。
(なんだろう)
男性の突然の呼集に戸惑いながらも、リオと同じ班のメンバーが男性の元へ集合する。
「よく来てくれたね」
男性が上機嫌に口を開く。と――
「キミたちには一つ、任務を頼みたい」
もったいぶったようにそう口にした。おそらく、リオがまだ子供だと思ってのことだろう。少年の心をくすぐりにいったのだ。
「任務?」
しかしそんな男性とは対照的に、リオは胡乱気に男性のことを見る。現状ではとても任務らしい任務など考えられないからだ。しかし、次に男性が口にした言葉は、いい意味でリオの期待を裏切った。
「そうだ。というのも、自分は総司令直属の配下でね。いろいろと気になったことを調べているんだ」
「気になったことって?」
リオが興味津々に訊ねる。
「そうだね、いくつかあるんだけど――まずはこれかな」
そう口にしながら、男性は一枚の羊皮紙をリオ達に示す。
「……巨乳のもがもが」
羊皮紙に書いてある文字を読もうとして止められるリオ。
「見ないで聞かないで!」
「サイテー」
「うわぁ」
リオの班のメンバーであるアリシアがリオの目と口を塞ぎ、残りの女性メンバー二人が男性へ刺し殺すような視線を向ける。
「おらもありえないと思うだよ」
さらに五人目のメンバーである男性からもダメ出しを受ける隊長。
「なんでこんなのが紛れ込んでいるんだ!?」
「うぅわっ」
「女――いや、この子の敵ね」
「おらもありえないと思うだよ」
「冤罪だ! 私は奥さん一筋だからな!」
「ありえないと思うだよ」
隊長の男性が泡を食って叫ぶ。しかしそれは言い訳にしかならない。
「じゃあなんで私以外の女の写真が出てくるの? それになんで同じ班じゃないの? なんでお守りをしないといけないの? リオ君は可愛いからお守りは許すけど」
「よく分かっていますわ」
最初に「サイテー」と口にした緑髪の女性がリオを抱き上げながらジト目で男性を睨む。どうやら男性の奥さんは彼女のようだ。
「あの、なんで僕は抱き上げられてるの……?」
そしてリオの方はというと、現状に困惑していた。
「クズ野郎から避難するためだよ」
「ですわ」
「ええ……?」
リオの頭部へさらに?マークが浮かぶ。おそらく、リオは理解しない方が幸せだろう。それほどまでに彼女たちは殺気立っていた。
「よく分からないけど、お手柔らかにね……?」
理解が追い付かないままにリオが絞り出す。
「ええ」
「もちろん」
「旦那に遠慮はしません」
直後、リオの耳には隊長の悲鳴が響き渡ったとか、響き渡らなかったとか。ただ数分後、リオの前にのびた男性がいた事だけは書き残しておこう。
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