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第3章機械魔道連邦編
第一部・ヴァリアント 最終話
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機械魔導連邦にある、要塞のような外見をしたヴァリアント刑務所。その中にある独房から抜け出したリオの鼓動は、このままでは誰かに見つかってしまうのではないかというほどに強く波打っていた。
隠密行動をしながら看守長室を目指す彼の行動は、目に見えない恐怖に怯えながらも、どこか大胆であった。
おそらくその理由は、本来は囚人を取り締まる側の看守たちが味方であると確信していたからだろう。
はたしてその予想は当たっていたのか、リオは隠密行動を続け、やがて看守長・バートンが居るであろう看守長室まで辿り着いていた。
リオが刑務所にしてはどこか不釣り合いに豪華な扉を開く。
「来たか。看守たちの報告でそろそろだと思っていた」
リオが扉を開けた途端、看守長のバートンの声が室内へ響いた。
その声に、わずかに驚くリオ。
「早く入れ。時間は長くない」
だがそれを知ってか知らずか、バートンが早く部屋に入るように促した。
バートンの言葉に従い、リオは看守長室へと足を踏み入れる。
「早速だが、今日の内にここを出ろ。収監時に没収した荷物はそこにある」
看守長としての仕事をこなしながら、幾分か言葉が流暢になったバートンが、リオに対し部屋の一角を指さす。
すると、彼が指さした先にあった自身の荷物を見て、リオがわずかに警戒するような表情を浮かべた。
「食料以外の中身は触っていない。確認をするなら今すぐに始めろ」
リオが警戒した理由を察したのか、バートンが書類を目の前にしながらそう口にする。
(・・・特に無くなってる物はなさそう。困るものとしては食料かな)
そうして鞄の中身を確認したリオが、荷物の中から無くなった保存食の代わりをどうするか考え始める。
「ほかに必要そうなものは隣の袋の中に用意してある。1ヶ月は生き残れる」
するとリオの思考を読んだかのようにバートンがそう口にした。
それを確認するために、リオが没収された荷物の隣に不自然に置いてあった袋の中身を確認すると、中から大量の保存食に加え、機械魔導連邦の地理が描かれた簡易的な地図が出てきた。
バートンの言った通り、ちょうど1ヶ月ほどはなんとかなりそうな食料の量を見て、リオが袋の封を閉じる。
「一応確認したいんだけど、どうしてここまで?」
あまりにも準備が良すぎるバートンに対し不信感を抱いたのだろう、リオが疑うような視線を向けた。
対するバートンは、リオの視線に対し、特に気にした様子もなく――
「無罪の少年を殺して金を貰うほど落ちぶれていない」
それだけを口にし、リオに部屋を出るように告げた。
荷物を持ち、リオが看守長室を出る。
(ばれないようにここから出ないといけないけど、流石にこの荷物じゃなぁ・・・)
だが問題はここからだった。
自身の肩幅と変わらないリュックサックに加え、1ヶ月分の食料が入った袋。
背後に誰かを背負って行動しているのでは、と錯覚してしまいそうなほどの重量のある荷物を担いだリオが、周囲に怪しまれずに刑務所から抜け出すには、かなり無理があった。
一応、看守側のトップであるバートンがリオの味方をしているのだが、だからと言って「看守全員がリオの味方」とは限らないのもまた事実である。
そしてそれは囚人側にも言えることであり、特にリオのことを快く思わない囚人たちは少なくなかった。
そのためリオは、刑務所において最強とも言える看守長が味方にいるにも関わらず、自分自身しか信じられないという状況に陥っていたのだった。
リオが自身の置かれているであろう状況に対し、内心で溜息を吐く。
(動きにくいな・・・)
だがそんなリオの心境に反し、彼の逃避行は意外なほどに簡単に進んでいったのだった。
(出れちゃった・・・)
ヴァリアント刑務所の出入り口。そこで立ち尽くしていたリオは、あまりにも簡単にここまで来られた現実に、困惑した表情を浮かべていた。
リオが収監されていた刑務所は、警備体制等から脱獄不可能と呼ばれた場所である。
それにも関わらず、あまりにも簡単に抜け出せたリオが困惑するのも無理は無かった。
だが本番はここからだったらしく――
(でも、あの魔道具は無効化出来ないよね・・・)
刑務所の出入り口まで出てきたリオの視線には、囚人が首に付けたチョーカーに反応するように設計された魔道具があった。
流石に看守長といえども、秘密裏に外部の防犯装置を無効化は出来ない――
そう踏んだリオは、如何にして視界に映る魔道具を掻い潜るかを考え始めた。
(魔法・・・は駄目だ、上手く魔力が掴めない)
まずリオが試したのは魔法だった。
だが腕に付けられたままの魔道具により魔法の発動が不可能だと判断したリオは、魔法以外の方法を模索し始める。
(魔道具の範囲外を上手く駆け抜けるか、警報を無視して走り去るか、だよね。・・・あ、でも魔道具が警報だけとは限らないのか)
――なら範囲外を駆け抜けるしかないかな?
魔道具の反応が分からなかったリオが安全策を取ろうとする。だが、そこでも問題が生じたようで、一歩踏み出したリオの足が止まった。
(いや、範囲外っていっても、どこからどこまでが範囲なのか分からない以上、何も出来ないような・・・)
通常、魔道具の効果や発動条件を知るためには魔力で干渉する必要がある。
だが現在、リオは魔力の流れを滞らせる腕輪によって魔力を体内に流すことさえままならない状態だった。
(元から逃がすつもりならちゃんとはずしてよ・・・・・・)
肝心な部分で仕事をしていない看守長のバートンに対し、リオが内心で文句を口にする。
だが見事なまでにあとの祭りとなっていた状況に、リオが溜息を吐いた。
(戻る時間もないし、勘で行くしかないよね)
使えるであろう手札はなんでも使おう――
結果として出来ることが限られているという現実だけを認識したリオは、目の前の窮地を脱するために全神経を注ぐ。
(とはいえ、出来る限り勘には頼らないようにしないと・・・)
第六感に頼るのは最終手段。
そう考えたリオが動き出したのは、それからすぐのことだった。
ヴァリアント刑務所・看守長室にて。
異国から罪人として連れてこられた少年を見送った看守長・バートンは、刑務所の外壁にて鳴り響いていた警報の対処に追われていた。
「急ぎ不審者を探し出せ」
警報が鳴ったと思われる魔道具の元へ、彼の指示を受けた看守たちが向かう。
(なぜ警報を鳴らしたのだ・・・)
彼の中で警報を鳴らす可能性のある人物はたった1人しかいなかった。――なぜならその人物は、つい今朝方彼自身が見送ったばかりの元囚人の少年だったからだ。
(鳴るような物は持たせていなかったはずなのだが・・・)
部下たちの報告を待ちながら、バートンが少年に持たせた荷物の中身に、警報装置引っ掛かるようなものを入れただろうか、と考え込む。
(いや、おかしな物は入れていないな。・・・だとすれば、なぜ・・・?)
少年に持たせた荷物の中身を思い出し、バートンが1人力強く頷いた。
だが彼は気づいていなかった。
普段囚人たちが首元にチョーカーをしているせいで、少年につけられたチョーカーを外していなかったことに――
一方その頃。
首についたチョーカーによって刑務所の外壁にある警報装置を鳴らしていたリオは、大量にある警報装置達の間を駆け抜け、近くの茂みの中で腰を下ろしていた。
緊張状態に加え、自身と同じくらいの重さのある荷物を背負ったまま全速力で駆け抜けたことにより、リオは天を仰ぎながら大きく肩で息をしていた。
(警報だけで助かったけど・・・)
現在、リオの背後からは鼓膜をつんざくほどに大音量の警報が合唱のように鳴り響いており、それらに混ざって看守たちの声がちらほらと聞こえ始めていた。
(そろそろ移動しないと・・・)
だがリオの荷物はそれなりに重量がある。
10代の子供ほどの重量とはいえども、それでもなかなかの重量があることは間違いなかった。
その上、看守たちに見つからないように移動しなければならなかったリオは、可能な限り姿勢を低くし、自身と変わらない重量の荷物を引きづりながら移動を開始したのだった。
隠密行動をしながら看守長室を目指す彼の行動は、目に見えない恐怖に怯えながらも、どこか大胆であった。
おそらくその理由は、本来は囚人を取り締まる側の看守たちが味方であると確信していたからだろう。
はたしてその予想は当たっていたのか、リオは隠密行動を続け、やがて看守長・バートンが居るであろう看守長室まで辿り着いていた。
リオが刑務所にしてはどこか不釣り合いに豪華な扉を開く。
「来たか。看守たちの報告でそろそろだと思っていた」
リオが扉を開けた途端、看守長のバートンの声が室内へ響いた。
その声に、わずかに驚くリオ。
「早く入れ。時間は長くない」
だがそれを知ってか知らずか、バートンが早く部屋に入るように促した。
バートンの言葉に従い、リオは看守長室へと足を踏み入れる。
「早速だが、今日の内にここを出ろ。収監時に没収した荷物はそこにある」
看守長としての仕事をこなしながら、幾分か言葉が流暢になったバートンが、リオに対し部屋の一角を指さす。
すると、彼が指さした先にあった自身の荷物を見て、リオがわずかに警戒するような表情を浮かべた。
「食料以外の中身は触っていない。確認をするなら今すぐに始めろ」
リオが警戒した理由を察したのか、バートンが書類を目の前にしながらそう口にする。
(・・・特に無くなってる物はなさそう。困るものとしては食料かな)
そうして鞄の中身を確認したリオが、荷物の中から無くなった保存食の代わりをどうするか考え始める。
「ほかに必要そうなものは隣の袋の中に用意してある。1ヶ月は生き残れる」
するとリオの思考を読んだかのようにバートンがそう口にした。
それを確認するために、リオが没収された荷物の隣に不自然に置いてあった袋の中身を確認すると、中から大量の保存食に加え、機械魔導連邦の地理が描かれた簡易的な地図が出てきた。
バートンの言った通り、ちょうど1ヶ月ほどはなんとかなりそうな食料の量を見て、リオが袋の封を閉じる。
「一応確認したいんだけど、どうしてここまで?」
あまりにも準備が良すぎるバートンに対し不信感を抱いたのだろう、リオが疑うような視線を向けた。
対するバートンは、リオの視線に対し、特に気にした様子もなく――
「無罪の少年を殺して金を貰うほど落ちぶれていない」
それだけを口にし、リオに部屋を出るように告げた。
荷物を持ち、リオが看守長室を出る。
(ばれないようにここから出ないといけないけど、流石にこの荷物じゃなぁ・・・)
だが問題はここからだった。
自身の肩幅と変わらないリュックサックに加え、1ヶ月分の食料が入った袋。
背後に誰かを背負って行動しているのでは、と錯覚してしまいそうなほどの重量のある荷物を担いだリオが、周囲に怪しまれずに刑務所から抜け出すには、かなり無理があった。
一応、看守側のトップであるバートンがリオの味方をしているのだが、だからと言って「看守全員がリオの味方」とは限らないのもまた事実である。
そしてそれは囚人側にも言えることであり、特にリオのことを快く思わない囚人たちは少なくなかった。
そのためリオは、刑務所において最強とも言える看守長が味方にいるにも関わらず、自分自身しか信じられないという状況に陥っていたのだった。
リオが自身の置かれているであろう状況に対し、内心で溜息を吐く。
(動きにくいな・・・)
だがそんなリオの心境に反し、彼の逃避行は意外なほどに簡単に進んでいったのだった。
(出れちゃった・・・)
ヴァリアント刑務所の出入り口。そこで立ち尽くしていたリオは、あまりにも簡単にここまで来られた現実に、困惑した表情を浮かべていた。
リオが収監されていた刑務所は、警備体制等から脱獄不可能と呼ばれた場所である。
それにも関わらず、あまりにも簡単に抜け出せたリオが困惑するのも無理は無かった。
だが本番はここからだったらしく――
(でも、あの魔道具は無効化出来ないよね・・・)
刑務所の出入り口まで出てきたリオの視線には、囚人が首に付けたチョーカーに反応するように設計された魔道具があった。
流石に看守長といえども、秘密裏に外部の防犯装置を無効化は出来ない――
そう踏んだリオは、如何にして視界に映る魔道具を掻い潜るかを考え始めた。
(魔法・・・は駄目だ、上手く魔力が掴めない)
まずリオが試したのは魔法だった。
だが腕に付けられたままの魔道具により魔法の発動が不可能だと判断したリオは、魔法以外の方法を模索し始める。
(魔道具の範囲外を上手く駆け抜けるか、警報を無視して走り去るか、だよね。・・・あ、でも魔道具が警報だけとは限らないのか)
――なら範囲外を駆け抜けるしかないかな?
魔道具の反応が分からなかったリオが安全策を取ろうとする。だが、そこでも問題が生じたようで、一歩踏み出したリオの足が止まった。
(いや、範囲外っていっても、どこからどこまでが範囲なのか分からない以上、何も出来ないような・・・)
通常、魔道具の効果や発動条件を知るためには魔力で干渉する必要がある。
だが現在、リオは魔力の流れを滞らせる腕輪によって魔力を体内に流すことさえままならない状態だった。
(元から逃がすつもりならちゃんとはずしてよ・・・・・・)
肝心な部分で仕事をしていない看守長のバートンに対し、リオが内心で文句を口にする。
だが見事なまでにあとの祭りとなっていた状況に、リオが溜息を吐いた。
(戻る時間もないし、勘で行くしかないよね)
使えるであろう手札はなんでも使おう――
結果として出来ることが限られているという現実だけを認識したリオは、目の前の窮地を脱するために全神経を注ぐ。
(とはいえ、出来る限り勘には頼らないようにしないと・・・)
第六感に頼るのは最終手段。
そう考えたリオが動き出したのは、それからすぐのことだった。
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「急ぎ不審者を探し出せ」
警報が鳴ったと思われる魔道具の元へ、彼の指示を受けた看守たちが向かう。
(なぜ警報を鳴らしたのだ・・・)
彼の中で警報を鳴らす可能性のある人物はたった1人しかいなかった。――なぜならその人物は、つい今朝方彼自身が見送ったばかりの元囚人の少年だったからだ。
(鳴るような物は持たせていなかったはずなのだが・・・)
部下たちの報告を待ちながら、バートンが少年に持たせた荷物の中身に、警報装置引っ掛かるようなものを入れただろうか、と考え込む。
(いや、おかしな物は入れていないな。・・・だとすれば、なぜ・・・?)
少年に持たせた荷物の中身を思い出し、バートンが1人力強く頷いた。
だが彼は気づいていなかった。
普段囚人たちが首元にチョーカーをしているせいで、少年につけられたチョーカーを外していなかったことに――
一方その頃。
首についたチョーカーによって刑務所の外壁にある警報装置を鳴らしていたリオは、大量にある警報装置達の間を駆け抜け、近くの茂みの中で腰を下ろしていた。
緊張状態に加え、自身と同じくらいの重さのある荷物を背負ったまま全速力で駆け抜けたことにより、リオは天を仰ぎながら大きく肩で息をしていた。
(警報だけで助かったけど・・・)
現在、リオの背後からは鼓膜をつんざくほどに大音量の警報が合唱のように鳴り響いており、それらに混ざって看守たちの声がちらほらと聞こえ始めていた。
(そろそろ移動しないと・・・)
だがリオの荷物はそれなりに重量がある。
10代の子供ほどの重量とはいえども、それでもなかなかの重量があることは間違いなかった。
その上、看守たちに見つからないように移動しなければならなかったリオは、可能な限り姿勢を低くし、自身と変わらない重量の荷物を引きづりながら移動を開始したのだった。
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