160 / 231
第2章ミルテア国編
第三部・ミルテア 4話
しおりを挟む
それから数日後。
「殺風景な所ですわ」
アサヒにあるギルドに来ていたリオ達は、視界に映った青空教室のような光景に驚愕を隠せないでいた。
「王女様、この町はこんなもんです。・・・ほかの場所なら普通のギルドなんだけどな・・・」
アリシアの台詞に対し、ミルテア国に何度か来たことのあるアッガスが、アサヒが普通ではないことを口にする。
「そうなのですね。・・・ですが、なぜここだけ・・・?」
「噂では城塞都市から宿場町にする際に解体したとか。・・・馬鹿だとは思いますがね」
アサヒは今から70年ほど前に城塞都市となり、その約10年後に現在の宿場町となった過去がある。
そしてその際、なぜかミルテア国の上層部は、アサヒを非城塞都市化するにあたって、城壁や防衛設備のほかにも当時ギルドの役割を果たしていた建物まで解体したのである。――なお、その理由は「防衛の際の司令部となるから」という理由であった。
それから60年近い歳月が経っているが、上層部の意向もあり現在も青空の下で政務に励むという状況となっていた。――ちなみに、アサヒのギルドが解体された頃から「アサヒのギルドは青空の下」という謳い文句が出来ていたのは余談である。なお、これが善悪どちらの感情で謳われたものなのかは今は知りようもない。
するとアリシアがアッガスの口にした内容に対して難色を示す。
「ですが、当時の我が国とミルテア国の状況を見る限り当時の行動は正解だと思われますわ。――仮にも防衛時の総司令部となれば、相手に敵対意思が無いことを示すために必要でしょうし」
各国にあるギルドは、現在の平和な世の中においては冒険者や傭兵などへの仕事の紹介業を担っているが、ガレイでの例があるように、有事の際には軍事用の司令部として活用されることを前提に設計されている。
そのため、当時のミルテア国国王が誠意を示すために解体したのである。
「まあ、そうだが・・・今のところは互いに平穏なはず。それなら皇国との橋渡しになるような場所がこれじゃあ、正直言って困らないか?」
「普通は、ですわね。ですが、冒険者はあまりアサヒのギルドに行くことはないのです。この先にもう少し大きな町がありますから」
実はアサヒから南方に延びる街道の先にミルテア国王都があるのだが、その手前にある分岐から東側に進んだ場所にコータスという町がある。
そこでは一般的なギルドがあり、多くの依頼が受けられるため、アサヒは大抵の冒険者や傭兵は1日で旅立ってしまう。――つまるところ、アサヒに数日間滞在しているリオ達の方が稀有な存在なのだ。
「ほとんどはそっちに流れるてことか・・・」
アリシアの言わんとしたことを察したアッガスが1人呟く。
だが冒険者が居ない=依頼が無いという訳ではない。
各ギルドには周辺の産物等を考慮した上で依頼が設けられており、それらは「常設依頼」としてどのギルドにもいくつか存在している。
そして今回、リオ達が受けようとしていたのはその「常設依頼」に当たるものであった。
「周辺の警戒ですね。・・・最近は隣国・エストラーダだけでなくこの近辺にも魔物が確認されています。十分に警戒してください」
「魔物・・・この周辺にも出るんですか?」
職員の台詞にマックスが反応する。
「ええ、以前はエストラーダだけで確認されていたのですが、魔物の生息域が拡大しているのか最近は我が国だけでなくメザイア連邦とカルザルディア共和国でも出現が確認されています」
「・・・どっちも皇国の隣国かよ」
職員の口にした国名に頭を抱えるマックス。
エストラーダ皇国の南方から南西側へ地広がるメザイア連邦は、大小7つの国家に加え、10を超える少数民族から成り立つ国家である。
国土はエストラーダ皇国の3分の2ほどの広さがあり、外洋に面しているため軍事力においてもローレシア大陸の中でも上位に位置する国家である。
そして北西側にあるカルザルディア共和国は、複数民族の成す国家である。
エストラーダ皇国の半分ほどを占める国土の中に54もの民族と、それらを束ねるいくつかの「国家」に相当する存在がおり、国としては未だ発展途上国である状態が拭えない国家である。
その両国で魔物が確認されたという事実――「最初に魔物が確認された国家がエストラーダ皇国」というだけで余計な説明は必要ないだろう――から、隣国が皇国に向ける眼差しは幾分か厳しいものとなっていた。
「魔物か・・・ここらでフリエト組の実践演習をしたかったところだ、出来るなら出てきてほしいところだな」
魔物という言葉を聞いたアルベラが不穏な発言をする。
「いや、魔物に出てきて欲しいとか思うのはアルベラさんとリオさんだけっすよ」
「マックスさん、それ、どういうこと?僕は魔物になんて出てきて欲しくないんだけど」
「あ、えっとー・・・・・・忘れてください」
リオに睨まれたマックスが視線を泳がせながらそう口にする。だがリオの方は許すつもりは無いらしく――
「マックスさん、あとで手合わせしよう?」
リオに笑顔で告げられたのだった。
ギルドで依頼を受けたリオ達は、その後いろいろとありながらも、アサヒの南方に続く街道で魔物と相対していた。
リオ達の相対する魔物。それはグレンで「変異種」と呼ばれていた、複数の生物が複雑に混ざり合った姿をしていた。
「変異種・・・!?」
魔物の姿を見たレーベが驚愕した声を上げる。
変異種とは、普通の魔物が実在の生き物の姿をしているのとは対照的に、複数の生物の姿を合わせたような、まるで合成獣(キメラ)のような姿をしていることが特徴である。
そんな特異な魔物たちを目の前にしていたリオ達は、12人用の陣形を組んで魔物を迎え撃っていた。
12人(内シャドウベア1頭)に対し、変異種である魔物4体――その結果は圧倒的であった。
いくら普通の魔物よりも強い変異種であれど、多少なりともリオやアッガスに鍛えられたアルベラによる教鞭は実を残したらしく、リオ達「扶桑鴉」は大した損害も受けずに魔物たちを殲滅したのである。
「なんか、前よりも簡単に終わったな」
「まあ、前よりも人数は多いからね」
以前グレンで変異種に対して苦戦したリオとアッガスが互いに感想を零す。
「・・・これが余裕というのは、彼らを鍛え直すことを考えるレベルなのだが、事実か・・・?」
変異種との戦いを経て息を切らしていたアルベラが、ミーシャ達フリエト村出身組を見ながら口を開く。
それに対してリオが自身の基準で頷く。
「もっと鍛えないといけないようだな・・・」
「多分、あの変異種に対抗するなら、アルベラさん基準で半月は要ると思うよ?」
一瞬負のオーラを出しつつあったアルベラに対し、一度アルベラの訓練を見たことのあるリオがそう口にする。
表情に諸々が出てしまっているアルベラの姿を見ながら静かに溜息を吐くリオ。
ポーカーフェイスすらせずに淡々と事実を告げるアルベラは、パーティのリーダーでもあるリオ自身もどうにかしたいと考える存在でもあった。
だが現実問題としては、リオはアルベラの実力を認めているために深く注意が出来ない状態であった。
(アルベラさんもアリシア様みたいに色々と隠せたらなぁ・・・)
リオがアルベラの普段の口調に対する感想を抱く。
だがアルベラにその思いは届くことはなく、アルベラが口を開く。
「だが、鍛えておくに越したことはない。努力は結果となって現れるのだからな」
「努力、すか。・・・オレ、努力してもこの程度なんすけど、どうすれば・・・」
「それはお前の努力が足りないだけだろう?そもそも、兵士レベルなら誰でも習得できる初歩中の初歩だろう」
「いや、まあ、そうですけど・・・」
アルベラの台詞に口をつぐむマックス。
だがマックスにはまだ言いたいことがあったらしく、そのことを察したアルベラから「それでは私はアリシア様の元に向かう」と告げられ、逃げ場がないことを悟るマックス。すると――
「・・・マックスさん、気にしないでいいんだよ?」
やがてマックスの心境を察したリオがそう口にしたのだった。
「殺風景な所ですわ」
アサヒにあるギルドに来ていたリオ達は、視界に映った青空教室のような光景に驚愕を隠せないでいた。
「王女様、この町はこんなもんです。・・・ほかの場所なら普通のギルドなんだけどな・・・」
アリシアの台詞に対し、ミルテア国に何度か来たことのあるアッガスが、アサヒが普通ではないことを口にする。
「そうなのですね。・・・ですが、なぜここだけ・・・?」
「噂では城塞都市から宿場町にする際に解体したとか。・・・馬鹿だとは思いますがね」
アサヒは今から70年ほど前に城塞都市となり、その約10年後に現在の宿場町となった過去がある。
そしてその際、なぜかミルテア国の上層部は、アサヒを非城塞都市化するにあたって、城壁や防衛設備のほかにも当時ギルドの役割を果たしていた建物まで解体したのである。――なお、その理由は「防衛の際の司令部となるから」という理由であった。
それから60年近い歳月が経っているが、上層部の意向もあり現在も青空の下で政務に励むという状況となっていた。――ちなみに、アサヒのギルドが解体された頃から「アサヒのギルドは青空の下」という謳い文句が出来ていたのは余談である。なお、これが善悪どちらの感情で謳われたものなのかは今は知りようもない。
するとアリシアがアッガスの口にした内容に対して難色を示す。
「ですが、当時の我が国とミルテア国の状況を見る限り当時の行動は正解だと思われますわ。――仮にも防衛時の総司令部となれば、相手に敵対意思が無いことを示すために必要でしょうし」
各国にあるギルドは、現在の平和な世の中においては冒険者や傭兵などへの仕事の紹介業を担っているが、ガレイでの例があるように、有事の際には軍事用の司令部として活用されることを前提に設計されている。
そのため、当時のミルテア国国王が誠意を示すために解体したのである。
「まあ、そうだが・・・今のところは互いに平穏なはず。それなら皇国との橋渡しになるような場所がこれじゃあ、正直言って困らないか?」
「普通は、ですわね。ですが、冒険者はあまりアサヒのギルドに行くことはないのです。この先にもう少し大きな町がありますから」
実はアサヒから南方に延びる街道の先にミルテア国王都があるのだが、その手前にある分岐から東側に進んだ場所にコータスという町がある。
そこでは一般的なギルドがあり、多くの依頼が受けられるため、アサヒは大抵の冒険者や傭兵は1日で旅立ってしまう。――つまるところ、アサヒに数日間滞在しているリオ達の方が稀有な存在なのだ。
「ほとんどはそっちに流れるてことか・・・」
アリシアの言わんとしたことを察したアッガスが1人呟く。
だが冒険者が居ない=依頼が無いという訳ではない。
各ギルドには周辺の産物等を考慮した上で依頼が設けられており、それらは「常設依頼」としてどのギルドにもいくつか存在している。
そして今回、リオ達が受けようとしていたのはその「常設依頼」に当たるものであった。
「周辺の警戒ですね。・・・最近は隣国・エストラーダだけでなくこの近辺にも魔物が確認されています。十分に警戒してください」
「魔物・・・この周辺にも出るんですか?」
職員の台詞にマックスが反応する。
「ええ、以前はエストラーダだけで確認されていたのですが、魔物の生息域が拡大しているのか最近は我が国だけでなくメザイア連邦とカルザルディア共和国でも出現が確認されています」
「・・・どっちも皇国の隣国かよ」
職員の口にした国名に頭を抱えるマックス。
エストラーダ皇国の南方から南西側へ地広がるメザイア連邦は、大小7つの国家に加え、10を超える少数民族から成り立つ国家である。
国土はエストラーダ皇国の3分の2ほどの広さがあり、外洋に面しているため軍事力においてもローレシア大陸の中でも上位に位置する国家である。
そして北西側にあるカルザルディア共和国は、複数民族の成す国家である。
エストラーダ皇国の半分ほどを占める国土の中に54もの民族と、それらを束ねるいくつかの「国家」に相当する存在がおり、国としては未だ発展途上国である状態が拭えない国家である。
その両国で魔物が確認されたという事実――「最初に魔物が確認された国家がエストラーダ皇国」というだけで余計な説明は必要ないだろう――から、隣国が皇国に向ける眼差しは幾分か厳しいものとなっていた。
「魔物か・・・ここらでフリエト組の実践演習をしたかったところだ、出来るなら出てきてほしいところだな」
魔物という言葉を聞いたアルベラが不穏な発言をする。
「いや、魔物に出てきて欲しいとか思うのはアルベラさんとリオさんだけっすよ」
「マックスさん、それ、どういうこと?僕は魔物になんて出てきて欲しくないんだけど」
「あ、えっとー・・・・・・忘れてください」
リオに睨まれたマックスが視線を泳がせながらそう口にする。だがリオの方は許すつもりは無いらしく――
「マックスさん、あとで手合わせしよう?」
リオに笑顔で告げられたのだった。
ギルドで依頼を受けたリオ達は、その後いろいろとありながらも、アサヒの南方に続く街道で魔物と相対していた。
リオ達の相対する魔物。それはグレンで「変異種」と呼ばれていた、複数の生物が複雑に混ざり合った姿をしていた。
「変異種・・・!?」
魔物の姿を見たレーベが驚愕した声を上げる。
変異種とは、普通の魔物が実在の生き物の姿をしているのとは対照的に、複数の生物の姿を合わせたような、まるで合成獣(キメラ)のような姿をしていることが特徴である。
そんな特異な魔物たちを目の前にしていたリオ達は、12人用の陣形を組んで魔物を迎え撃っていた。
12人(内シャドウベア1頭)に対し、変異種である魔物4体――その結果は圧倒的であった。
いくら普通の魔物よりも強い変異種であれど、多少なりともリオやアッガスに鍛えられたアルベラによる教鞭は実を残したらしく、リオ達「扶桑鴉」は大した損害も受けずに魔物たちを殲滅したのである。
「なんか、前よりも簡単に終わったな」
「まあ、前よりも人数は多いからね」
以前グレンで変異種に対して苦戦したリオとアッガスが互いに感想を零す。
「・・・これが余裕というのは、彼らを鍛え直すことを考えるレベルなのだが、事実か・・・?」
変異種との戦いを経て息を切らしていたアルベラが、ミーシャ達フリエト村出身組を見ながら口を開く。
それに対してリオが自身の基準で頷く。
「もっと鍛えないといけないようだな・・・」
「多分、あの変異種に対抗するなら、アルベラさん基準で半月は要ると思うよ?」
一瞬負のオーラを出しつつあったアルベラに対し、一度アルベラの訓練を見たことのあるリオがそう口にする。
表情に諸々が出てしまっているアルベラの姿を見ながら静かに溜息を吐くリオ。
ポーカーフェイスすらせずに淡々と事実を告げるアルベラは、パーティのリーダーでもあるリオ自身もどうにかしたいと考える存在でもあった。
だが現実問題としては、リオはアルベラの実力を認めているために深く注意が出来ない状態であった。
(アルベラさんもアリシア様みたいに色々と隠せたらなぁ・・・)
リオがアルベラの普段の口調に対する感想を抱く。
だがアルベラにその思いは届くことはなく、アルベラが口を開く。
「だが、鍛えておくに越したことはない。努力は結果となって現れるのだからな」
「努力、すか。・・・オレ、努力してもこの程度なんすけど、どうすれば・・・」
「それはお前の努力が足りないだけだろう?そもそも、兵士レベルなら誰でも習得できる初歩中の初歩だろう」
「いや、まあ、そうですけど・・・」
アルベラの台詞に口をつぐむマックス。
だがマックスにはまだ言いたいことがあったらしく、そのことを察したアルベラから「それでは私はアリシア様の元に向かう」と告げられ、逃げ場がないことを悟るマックス。すると――
「・・・マックスさん、気にしないでいいんだよ?」
やがてマックスの心境を察したリオがそう口にしたのだった。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる