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第1章ミスト編
第四部・旅立ち 6話
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ミスト郊外の草原。そこにいる七人は、ふぐおに掴まったまま突進してくるリオの姿を視界に収めていた。
「私が魔法で何とかするわ。ジン達は二人をそこの岩陰まで連れて行って!」
「わかった。お前ら、急げ!」
ジンの掛け声と共に行動に移る「大鷲の翼」。アッガスとオーガスが夫妻を連れて岩陰へ退避し、ジンが万が一のためにエレナのそばに残る。そしてミリーはそのバックアップのために岩場とは反対側へ駆ける。
秒速で魔力を練り上げていくエレナ。突進するふぐおとの距離は既に十メートルを切っていた。このままでは数秒も経たずにエレナを吹き飛ばすだろう。
次の瞬間、魔力で地面を隆起させるエレナ。
「リオ君、そのままこの坂道を登って!」
「うん、わかった!」
互いに声を張るエレナとリオ。そしてふぐおがそのまま坂道を登り切り――空を飛んだ。
それと同時に叫ぶエレナ。
「ふぐおとのパスを繋げて、無理矢理動きを止めて!」
即座に使役した時に繋いだふぐおとのパスに魔力を流し込むリオ。地面まであと数十センチのところで、ふぐおの行動がリオに操作できるようになった。
(着地して!)
魔力と共に命令を流すリオ。すると、ふぐおが着地の態勢をとり、すたっと地面に降り立った。だが、上に乗るリオは勢いを殺しきれず、地面に投げ出される。
地面を転がるリオ。そのリオの姿を見たふぐおが駆け出す。未だにパスに魔力を流し続けているため、ふぐおの動きはひどく緩慢だった。
(あ、パスが繋がってるからか)
ふぐおの動きに疑問を持ったリオが、すぐに可能性に行き当たり、パスへの魔力供給を止める。
「フグオ」
急に軽快に動けるようになったことの不思議がりながらも、ふぐおがリオのそばに来る。
リオは上半身を起こし、ふぐおに何ともないことをアピールする。
「リオ!」
ティアナがリオに向かい全力疾走する。転んだリオを目の前にしたティアナは矢継ぎ早に怪我はないかどうかを聞いていく。
「リオ、大丈夫かい?」
ティアナに遅れること数秒。サミュエルもリオの元に着き、怪我がないかを確かめる。そのそばでは、ふぐおが不安そうな瞳をリオに向けていた。
二人と一頭に立ち上がって声をかけるリオ。
「大丈夫だよ、ほら。どこも痛くないから」
リオの言葉を聞いて安心する二人と一頭。だが、ティアナだけは険しい表情になり、リオとふぐおを叱る。
「二人とも危ないことはしちゃ駄目!リオ、今回は怪我がなかったけど、一歩間違えば大怪我よ。ふぐおちゃん。あなたは体が大きいんだから、気を付けないと駄目よ」
ティアナに叱られ、しょんぼりとするリオとふぐお。そこにサミュエルも声をあげる。
「大事なことは言われたけれど、それでも大事なことだからもう一度言うよ。・・・まずふぐお」
しっかりと前置きしてからふぐおの方を向くサミュエル。もはやこの時点で色々と台無しではあるが、それも仕方ないことだろう。
「キミが暴れたら周りの人も危険になる。だから、ちゃんと時と場所は選ぶんだよ」
優しくふぐおの頭を撫でるサミュエル。そうしてからリオの方に向き直り――
「リオ。今回は怪我がなかったけど、下手したら大怪我――って、同じことだね。それだけじゃなくて、二度と僕らやジンさん達。それからお父さんともお話出来なくなるんだよ。一つしかない命なんだ、大事にしないと駄目だよ。――もちろん、自分のだけじゃなくて、ほかの人もね」
そう口にした。
二人の言葉に、勝手に涙が溢れ出すリオ。
「うっ、ごめん・・・なさい・・・!」
どんどん溢れ出す涙をそのままに、嗚咽を漏らしながら謝るリオ。ふぐおも鳴きはしないが、その場に小さくなって反省していた。
親子の邪魔をしては悪いと、少し離れた場所に立つジン達にティアナが声をかける。
「よければ、皆さんも一言言ってやってください。きっと、この子のためになりますから」
それは、少し前に言っていた彼らの嘆きに似た言葉へ宛てたものだろう。彼女の瞳は、教えられることはまだありますよと語っていた。
やがてジン達もリオに声をかける。
「リオ、まずは無事でよかった。だが、今度からは気をつけろよ?」
まずはジンがリオに声をかけ、リオとふぐおの順に頭を撫でる。叱らないのはもう十分怒られただろうという、ジンの気持ちからであった。
「リオっち、ふぐおっち、やっぱり仲が良いよね。いつか僕も混ぜて?」
次にミリーが声をかける。彼女の場合は打算はない、純粋な気持ちからであった。それをよく知るジンは(お前まで混ざったら収集がつかん)と内心でうめくが、ミリーは知らない。
「次は俺か。・・・命は大事にしろよ」
続いてオーガスが声をかけるが、上手い言葉が浮かばなかったのか、非常に単純になる。
「そうだぜ。じゃなきゃお前の親父さんを悲しませることになるぜ?」
アッガスがそれをカバーするようにリオに肩を叩く。普段はおちゃらけたお調子者キャラなアッガスだが、意外にも観察眼は鋭い。
「最後に私なの?」
残ったエレナが困ったように口を開く。そんなエレナに、アッガスから野次が飛ぶ。
「おーう、最後なんだからバシッと決めてくれよー?」
「アッガス。あんた後で氷に閉じ込めてあげるわ」
「何も言ってません!」
アッガスがそっぽを向く。
「大丈夫よ、安心して。しっかり私が覚えているから。・・・ついでに氷に閉じ込めて火あぶりにしてあげる」
「エレナ、そんなことはどうでもいいから、早くしてくれ」
段々と表情が黒くなっていくエレナを制するようにジンが声をかける。それで我に戻ったのだろう、エレナがリオとふぐおに声をかける。
「リオ君、知ってる?「バカは一度死なないと変わらない」って言葉」
いや、黒い表情は変わっていなかった。
エレナがそう口にした途端、リオとふぐおの表情が強張り、顔面蒼白になっていく。
「あ、あの、エレナさん・・・?」
「フ、フグ・・・?」
二人が同時に口を開く。対するエレナは、二人の足元に魔法陣を構築する。
「ちょ、お姉ちゃん?」
ティアナが尋ねるが、エレナの耳には入らなかったようだった。ちなみに「大鷲の翼」の面々は、次に起こりえる景色を想像したのか、全員が明後日の方向へと目をそらし、耳を塞ぐ。
「いっぺん死んできなさいっ!」
エレナの声と共に光る魔法陣。そして次の瞬間――
パーン!という音と共に、辺りが一瞬だけ光る。
「・・・・・・ふぇ?」
「・・・・・・フグ?」
リオとふぐおが間抜けな声をあげる。彼らに与えられたエレナからの制裁の正体は。
「・・・エレナ、それは心臓に悪いからやめてくれ」
「なによ、ただの驚かしよ。パーンって派手な音は鳴るけどね」
ただの爆竹だった。たしかに、驚かせるだけならば十二分な威力だろう。
「二人共。今度同じことをしたら、今度は二倍の量にするからね」
にっこりと微笑むエレナに何度も頷くリオとふぐお。エレナは二倍と言っているが、彼女の場合、その時の気分で十倍にでもしそうな雰囲気だったからだ。
「絶対に倍じゃすまねえよな」
アッガスがぼそりと口にする。その途端、彼の足元に魔法陣が浮かび上がる。それを見たジン達は、夫妻を出来る限り遠くへ連れ去る。
「それなら、何倍がお望みかしら?アッガス?」
暴君。その言葉が今の彼女にはよく似合うだろう。
「えっと、等倍で」
「十倍ね。わかったわ、お望み通り十倍にしてあげる」
即座に術式を書き換えるエレナ。彼女のそばにいるリオとふぐおは互いに身を寄せ合って、次に来るであろう爆発音に備えていた。
魔法陣の上に立つアッガスが慌てて訂正する。
「十じゃねえ、一だ、一倍!リオ達と同じ!」
「あら、そうだったの?もう組み上げちゃったから、今回はそのまま受けて頂戴。あ、それから、さっきの氷漬けとかは無しにしてあげるわ」
そう言って魔法陣を起動するエレナ。
それを見守るジン達は、我が身に災いが降りかからないように黙りこくっていた。
「ま、待て、エレナ。ジンも同じことを言ってたぞ?」
「は?」
アッガスが唐突に口を開き、ジンも巻き添えにしようとする。
次の瞬間、ジンの足元にもアッガスと同じ魔法陣が展開される。と同時に、ほかの面々が即座に距離をとる。
「ジン、死ぬときは一緒だぜ?」
アッガスがジンの方を向く。
「お前、俺を巻き込むな!」
次の瞬間、魔法陣が光った。
「俺は無実だーー!」
リオの時とは比べ物にならない爆発音と共に、緑の広がる草原にジンの悲鳴が鳴り響いたのだった。
「私が魔法で何とかするわ。ジン達は二人をそこの岩陰まで連れて行って!」
「わかった。お前ら、急げ!」
ジンの掛け声と共に行動に移る「大鷲の翼」。アッガスとオーガスが夫妻を連れて岩陰へ退避し、ジンが万が一のためにエレナのそばに残る。そしてミリーはそのバックアップのために岩場とは反対側へ駆ける。
秒速で魔力を練り上げていくエレナ。突進するふぐおとの距離は既に十メートルを切っていた。このままでは数秒も経たずにエレナを吹き飛ばすだろう。
次の瞬間、魔力で地面を隆起させるエレナ。
「リオ君、そのままこの坂道を登って!」
「うん、わかった!」
互いに声を張るエレナとリオ。そしてふぐおがそのまま坂道を登り切り――空を飛んだ。
それと同時に叫ぶエレナ。
「ふぐおとのパスを繋げて、無理矢理動きを止めて!」
即座に使役した時に繋いだふぐおとのパスに魔力を流し込むリオ。地面まであと数十センチのところで、ふぐおの行動がリオに操作できるようになった。
(着地して!)
魔力と共に命令を流すリオ。すると、ふぐおが着地の態勢をとり、すたっと地面に降り立った。だが、上に乗るリオは勢いを殺しきれず、地面に投げ出される。
地面を転がるリオ。そのリオの姿を見たふぐおが駆け出す。未だにパスに魔力を流し続けているため、ふぐおの動きはひどく緩慢だった。
(あ、パスが繋がってるからか)
ふぐおの動きに疑問を持ったリオが、すぐに可能性に行き当たり、パスへの魔力供給を止める。
「フグオ」
急に軽快に動けるようになったことの不思議がりながらも、ふぐおがリオのそばに来る。
リオは上半身を起こし、ふぐおに何ともないことをアピールする。
「リオ!」
ティアナがリオに向かい全力疾走する。転んだリオを目の前にしたティアナは矢継ぎ早に怪我はないかどうかを聞いていく。
「リオ、大丈夫かい?」
ティアナに遅れること数秒。サミュエルもリオの元に着き、怪我がないかを確かめる。そのそばでは、ふぐおが不安そうな瞳をリオに向けていた。
二人と一頭に立ち上がって声をかけるリオ。
「大丈夫だよ、ほら。どこも痛くないから」
リオの言葉を聞いて安心する二人と一頭。だが、ティアナだけは険しい表情になり、リオとふぐおを叱る。
「二人とも危ないことはしちゃ駄目!リオ、今回は怪我がなかったけど、一歩間違えば大怪我よ。ふぐおちゃん。あなたは体が大きいんだから、気を付けないと駄目よ」
ティアナに叱られ、しょんぼりとするリオとふぐお。そこにサミュエルも声をあげる。
「大事なことは言われたけれど、それでも大事なことだからもう一度言うよ。・・・まずふぐお」
しっかりと前置きしてからふぐおの方を向くサミュエル。もはやこの時点で色々と台無しではあるが、それも仕方ないことだろう。
「キミが暴れたら周りの人も危険になる。だから、ちゃんと時と場所は選ぶんだよ」
優しくふぐおの頭を撫でるサミュエル。そうしてからリオの方に向き直り――
「リオ。今回は怪我がなかったけど、下手したら大怪我――って、同じことだね。それだけじゃなくて、二度と僕らやジンさん達。それからお父さんともお話出来なくなるんだよ。一つしかない命なんだ、大事にしないと駄目だよ。――もちろん、自分のだけじゃなくて、ほかの人もね」
そう口にした。
二人の言葉に、勝手に涙が溢れ出すリオ。
「うっ、ごめん・・・なさい・・・!」
どんどん溢れ出す涙をそのままに、嗚咽を漏らしながら謝るリオ。ふぐおも鳴きはしないが、その場に小さくなって反省していた。
親子の邪魔をしては悪いと、少し離れた場所に立つジン達にティアナが声をかける。
「よければ、皆さんも一言言ってやってください。きっと、この子のためになりますから」
それは、少し前に言っていた彼らの嘆きに似た言葉へ宛てたものだろう。彼女の瞳は、教えられることはまだありますよと語っていた。
やがてジン達もリオに声をかける。
「リオ、まずは無事でよかった。だが、今度からは気をつけろよ?」
まずはジンがリオに声をかけ、リオとふぐおの順に頭を撫でる。叱らないのはもう十分怒られただろうという、ジンの気持ちからであった。
「リオっち、ふぐおっち、やっぱり仲が良いよね。いつか僕も混ぜて?」
次にミリーが声をかける。彼女の場合は打算はない、純粋な気持ちからであった。それをよく知るジンは(お前まで混ざったら収集がつかん)と内心でうめくが、ミリーは知らない。
「次は俺か。・・・命は大事にしろよ」
続いてオーガスが声をかけるが、上手い言葉が浮かばなかったのか、非常に単純になる。
「そうだぜ。じゃなきゃお前の親父さんを悲しませることになるぜ?」
アッガスがそれをカバーするようにリオに肩を叩く。普段はおちゃらけたお調子者キャラなアッガスだが、意外にも観察眼は鋭い。
「最後に私なの?」
残ったエレナが困ったように口を開く。そんなエレナに、アッガスから野次が飛ぶ。
「おーう、最後なんだからバシッと決めてくれよー?」
「アッガス。あんた後で氷に閉じ込めてあげるわ」
「何も言ってません!」
アッガスがそっぽを向く。
「大丈夫よ、安心して。しっかり私が覚えているから。・・・ついでに氷に閉じ込めて火あぶりにしてあげる」
「エレナ、そんなことはどうでもいいから、早くしてくれ」
段々と表情が黒くなっていくエレナを制するようにジンが声をかける。それで我に戻ったのだろう、エレナがリオとふぐおに声をかける。
「リオ君、知ってる?「バカは一度死なないと変わらない」って言葉」
いや、黒い表情は変わっていなかった。
エレナがそう口にした途端、リオとふぐおの表情が強張り、顔面蒼白になっていく。
「あ、あの、エレナさん・・・?」
「フ、フグ・・・?」
二人が同時に口を開く。対するエレナは、二人の足元に魔法陣を構築する。
「ちょ、お姉ちゃん?」
ティアナが尋ねるが、エレナの耳には入らなかったようだった。ちなみに「大鷲の翼」の面々は、次に起こりえる景色を想像したのか、全員が明後日の方向へと目をそらし、耳を塞ぐ。
「いっぺん死んできなさいっ!」
エレナの声と共に光る魔法陣。そして次の瞬間――
パーン!という音と共に、辺りが一瞬だけ光る。
「・・・・・・ふぇ?」
「・・・・・・フグ?」
リオとふぐおが間抜けな声をあげる。彼らに与えられたエレナからの制裁の正体は。
「・・・エレナ、それは心臓に悪いからやめてくれ」
「なによ、ただの驚かしよ。パーンって派手な音は鳴るけどね」
ただの爆竹だった。たしかに、驚かせるだけならば十二分な威力だろう。
「二人共。今度同じことをしたら、今度は二倍の量にするからね」
にっこりと微笑むエレナに何度も頷くリオとふぐお。エレナは二倍と言っているが、彼女の場合、その時の気分で十倍にでもしそうな雰囲気だったからだ。
「絶対に倍じゃすまねえよな」
アッガスがぼそりと口にする。その途端、彼の足元に魔法陣が浮かび上がる。それを見たジン達は、夫妻を出来る限り遠くへ連れ去る。
「それなら、何倍がお望みかしら?アッガス?」
暴君。その言葉が今の彼女にはよく似合うだろう。
「えっと、等倍で」
「十倍ね。わかったわ、お望み通り十倍にしてあげる」
即座に術式を書き換えるエレナ。彼女のそばにいるリオとふぐおは互いに身を寄せ合って、次に来るであろう爆発音に備えていた。
魔法陣の上に立つアッガスが慌てて訂正する。
「十じゃねえ、一だ、一倍!リオ達と同じ!」
「あら、そうだったの?もう組み上げちゃったから、今回はそのまま受けて頂戴。あ、それから、さっきの氷漬けとかは無しにしてあげるわ」
そう言って魔法陣を起動するエレナ。
それを見守るジン達は、我が身に災いが降りかからないように黙りこくっていた。
「ま、待て、エレナ。ジンも同じことを言ってたぞ?」
「は?」
アッガスが唐突に口を開き、ジンも巻き添えにしようとする。
次の瞬間、ジンの足元にもアッガスと同じ魔法陣が展開される。と同時に、ほかの面々が即座に距離をとる。
「ジン、死ぬときは一緒だぜ?」
アッガスがジンの方を向く。
「お前、俺を巻き込むな!」
次の瞬間、魔法陣が光った。
「俺は無実だーー!」
リオの時とは比べ物にならない爆発音と共に、緑の広がる草原にジンの悲鳴が鳴り響いたのだった。
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