64 / 125
64.妊娠しているババ様
しおりを挟む
「というわけで、魔法の詠唱を省略出来ても無詠唱で魔法を発動出来る人はいないのです」
「そうなんですか」
《無詠唱が出来ない、か》
〉どうかしたか?
〉自分がバケモノだとようやく気づいたか?
〉それとも無詠唱が出来ない理由がわかるのか?
〉それとも無詠唱を出来るように出来るのか?
〉っておーい!
〉レイン!
リスナー達を無視して俺が考えていると、
「レイン」
「はい」
曾祖父さんが声をかけてきたのでこっちには反応する。
〉おい!
〉レイン!
〉こっちにも反応しろ!
〉ってかこっちのほうがメインだろ!
《お前達のほうがサブだから黙ってろ》
〉うわっ!
〉ヒドッ!
〉最低な一言!
〉泣くぞ!
うるさくなってきたので再度無視する。
「さっき魔法はイメージで使っていると言っていたが、それはつまり、私達もイメージで魔法を使えば無詠唱で魔法が使えるということか?」
「わかりませんが、可能性はあると思います」
「ふむ」
曾祖父さんは顎に手をあてて何かを考えだしたが、すぐに顔を上げた。
「とりあえず無詠唱はあとに考えるとして、今は浮遊魔法だ!」
テンション急上昇からの急接近に少しビックリした。
〉再度きたババ得映像!
〉え~。画面の向こうのババ様は画面から一定の距離をあけ、深呼吸をしながら落ち着いてご覧下さい
〉ハァハァハァ………
〉曾祖父さま、曾祖父さま………
〉カッコいい、カッコいい………
〉ババ様達の興奮が落ち着いてないwww
〉余計に興奮してる気がするwww
〉ヒーヒーフー、ヒーヒーフー………
〉ラマーズ法ってwww
〉映像見てるだけで妊娠してるババ様いて草
「どうやれば私でも浮けるようになる?」
「私も浮いてみたいわね」
「そうだろ」
「えぇ」
二人で盛り上がり始めた。
〉曾祖母さんまでノッてきた
〉やっぱりみんな浮きたいんだな
〉みんな非行したいんだな
〉だから漢字!
〉曾祖父さん曾祖母さんまで非行したらもう終わりだろwww
《お前達はどうしても俺を家出させたいのか?》
〉それはそれでオモシロイとは思うかなwww
〉色んな世界を見ることも必要だしなwww
〉そうかもしれないけど赤ちゃんに言う事じゃないだろwww
〉レインを赤ちゃんと呼んでいいのかは謎だけどなwww
《どっからどう見てもれっきとした赤ちゃんだからな》
〉身体だけはなwww
〉身体だけなwww
〉身体だけだなwww
《解せぬ》
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
神「なんだかんだでレインは家出しても十分生きていけるだろう」
天使「生きていけそうですね」
神「なら家出させちゃおうか」
天使「そんな軽いノリでレインを家出さそうとしないでください」
神「でも大丈夫って天使も言っただろ」
天使「それとこれとはまた別です」
神「え~」
「そうなんですか」
《無詠唱が出来ない、か》
〉どうかしたか?
〉自分がバケモノだとようやく気づいたか?
〉それとも無詠唱が出来ない理由がわかるのか?
〉それとも無詠唱を出来るように出来るのか?
〉っておーい!
〉レイン!
リスナー達を無視して俺が考えていると、
「レイン」
「はい」
曾祖父さんが声をかけてきたのでこっちには反応する。
〉おい!
〉レイン!
〉こっちにも反応しろ!
〉ってかこっちのほうがメインだろ!
《お前達のほうがサブだから黙ってろ》
〉うわっ!
〉ヒドッ!
〉最低な一言!
〉泣くぞ!
うるさくなってきたので再度無視する。
「さっき魔法はイメージで使っていると言っていたが、それはつまり、私達もイメージで魔法を使えば無詠唱で魔法が使えるということか?」
「わかりませんが、可能性はあると思います」
「ふむ」
曾祖父さんは顎に手をあてて何かを考えだしたが、すぐに顔を上げた。
「とりあえず無詠唱はあとに考えるとして、今は浮遊魔法だ!」
テンション急上昇からの急接近に少しビックリした。
〉再度きたババ得映像!
〉え~。画面の向こうのババ様は画面から一定の距離をあけ、深呼吸をしながら落ち着いてご覧下さい
〉ハァハァハァ………
〉曾祖父さま、曾祖父さま………
〉カッコいい、カッコいい………
〉ババ様達の興奮が落ち着いてないwww
〉余計に興奮してる気がするwww
〉ヒーヒーフー、ヒーヒーフー………
〉ラマーズ法ってwww
〉映像見てるだけで妊娠してるババ様いて草
「どうやれば私でも浮けるようになる?」
「私も浮いてみたいわね」
「そうだろ」
「えぇ」
二人で盛り上がり始めた。
〉曾祖母さんまでノッてきた
〉やっぱりみんな浮きたいんだな
〉みんな非行したいんだな
〉だから漢字!
〉曾祖父さん曾祖母さんまで非行したらもう終わりだろwww
《お前達はどうしても俺を家出させたいのか?》
〉それはそれでオモシロイとは思うかなwww
〉色んな世界を見ることも必要だしなwww
〉そうかもしれないけど赤ちゃんに言う事じゃないだろwww
〉レインを赤ちゃんと呼んでいいのかは謎だけどなwww
《どっからどう見てもれっきとした赤ちゃんだからな》
〉身体だけはなwww
〉身体だけなwww
〉身体だけだなwww
《解せぬ》
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
神「なんだかんだでレインは家出しても十分生きていけるだろう」
天使「生きていけそうですね」
神「なら家出させちゃおうか」
天使「そんな軽いノリでレインを家出さそうとしないでください」
神「でも大丈夫って天使も言っただろ」
天使「それとこれとはまた別です」
神「え~」
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
だって姉が眩しかったから
mios
ファンタジー
「だって、お姉様の周りはいつもキラキラしていたのだもの。」
妹が、大好きな姉の全てを心ゆくまで堪能するにはどうしても彼らは邪魔だった。
*恋愛要素皆無のため、カテゴリー変更しました。
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
私の妹は確かに聖女ですけど、私は女神本人ですわよ?
みおな
ファンタジー
私の妹は、聖女と呼ばれている。
妖精たちから魔法を授けられた者たちと違い、女神から魔法を授けられた者、それが聖女だ。
聖女は一世代にひとりしか現れない。
だから、私の婚約者である第二王子は声高らかに宣言する。
「ここに、ユースティティアとの婚約を破棄し、聖女フロラリアとの婚約を宣言する!」
あらあら。私はかまいませんけど、私が何者かご存知なのかしら?
それに妹フロラリアはシスコンですわよ?
この国、滅びないとよろしいわね?
異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~
小狸日
ファンタジー
交通事故に巻き込まれて、異世界に転移した拓(タク)と浩司(コウジ)
そこは、剣と魔法の世界だった。
2千年以上昔の勇者の物語、そこに出てくる勇者の遺産。
新しい世界で遺跡探検と異世界料理を楽しもうと思っていたのだが・・・
気に入らない異世界の常識に小さな喧嘩を売ることにした。
婚約破棄され、聖女を騙った罪で国外追放されました。家族も同罪だから家も取り潰すと言われたので、領民と一緒に国から出ていきます。
SHEILA
ファンタジー
ベイリンガル侯爵家唯一の姫として生まれたエレノア・ベイリンガルは、前世の記憶を持つ転生者で、侯爵領はエレノアの転生知識チートで、とんでもないことになっていた。
そんなエレノアには、本人も家族も嫌々ながら、国から強制的に婚約を結ばされた婚約者がいた。
国内で領地を持つすべての貴族が王城に集まる「豊穣の宴」の席で、エレノアは婚約者である第一王子のゲイルに、異世界から転移してきた聖女との真実の愛を見つけたからと、婚約破棄を言い渡される。
ゲイルはエレノアを聖女を騙る詐欺師だと糾弾し、エレノアには国外追放を、ベイリンガル侯爵家にはお家取り潰しを言い渡した。
お読みいただき、ありがとうございます。
わたしが聖女様を殺しました
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
騎士団の東分所に現れた幼い巫女。彼女はなぜか聖女ラクリーアの頭部を手にしていた。
巫女は「わたしが聖女様を殺しました」と口にする。
しかし、このような少女に聖女殺しができるのだろうか。
そう思った騎士団情報部のフィアナとナシオンは、真実を求め聖女殺しの犯人を探すのだが――。
騎士団情報部コンビによる少しだけダークなファンタジーミステリー。
真実の先にあるのは希望か絶望か――。
※残酷な描写があるためR15です。異世界なんちゃって刑事モノです。このお話は創作物でファンタジーです。
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐@書籍発売中
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる