11 / 29
10.破棄されたもの
しおりを挟む
というわけで、準備もあったので1日空けて再度よろず屋で集ったワシとシバルは、リムの手伝い(シバルは当然知らない)もあってあっさりと領主邸に忍び込むことに成功したのじゃが、
「ぶふっ」
「なっ!これを着ろっていったのは夕夜さんだろ!」
「いや、そうなのじゃけどな」
ワシは再度シバルの姿を見てやはり吹き出してしまったのじゃよ。
「夕夜さん!」
怒ってくるシバルじゃが、やはりその姿では締まらないのじゃよ。
え?シバルがどんな姿をしておるかって?
今のシバルはメイド服を着ているのじゃよ。
もちろん屋敷の中に潜入するまでは普通の服をきておったのじゃが、屋敷の中を歩き回るには目立つということでメイド服に着替えてもらったのじゃよ。
「ププ。似合っているぞ」
「せめて笑わずに言ってもらえないですかね!」
これを見て笑うなとか一種の拷問なんじゃないじゃろうか。
「ってか!なんで夕夜さんは普通の服のままなんですか!」
「ワシにはこれがあるからの」
ワシは屋敷に入る時から被っているフード付のマントをひらひらさせたのじゃよ。
「いや、絶対に怪しまれますよ!」
「大丈夫じゃよ。このマントには認識阻害の効果が付与されておるから、こちらから話しかけたり相手に触られたりしないかぎりはワシの存在に誰も気づけぬのじゃよ」
「じゃあ俺の分も用意してくださいよ!」
シバルのもっともな言い分に頷きつつも、
「あいにくと1つしか用意出来なかったのじゃよ」
「嘘だ!」
嘘じゃな。
用意しようと思えば用意出来たのじゃが、そこは迷惑をかけられているから楽しませてもらったところで罰は当たらないじゃろう、ということでワシが楽しむためにあえて用意しなかったのじゃな。
「その代わりといってはなんじゃが、そのメイド服にも認識改変が付与されておるから、知らない人から見ればお主は立派なメイドに見えるんじゃよ。だから安心せい」
「もうすでに夕夜さんに笑われてるから安心出来ないんだけど!」
「ワシはお主のことを知っているから笑ってしまうじゃけじゃ。気にするでない」
「気になるって!」
「逆に考えるのじゃよ。すでにワシに笑われてるからこそ諦めがつくというものじゃ、と」
「諦められるか!ってか、せめてメイド服ではなく執事服でも良かったでしょう!」
もちろん執事服でもよかったのじゃが、やはりそれではワシが楽しめん。
「あいにくと、発注が間に合う服がメイド服しかなかったのじゃよ」
「そんなはずは」
「ないとはお主に言い切れんじゃろう」
「そう………ですねど………」
ワシみたいに商会をしておったら情報などが入ってくるから違うと言い切れるのじゃが、そんな情報を知る手段のないシバルは違うとは言い切れずに言葉の勢いを無くしたのじゃ。
ちなみにじゃが、シバルが着ているメイド服はシバルの体型データを四季から貰ってワシが作ったものじゃから発注うんぬんも嘘じゃよ。
「それに、こういった屋敷では執事よりメイドの方が多く働いておるから、数が増えてもバレにくいからメイド服なのじゃよ」
「それでも執事服の方がいいですよ!」
と、叫んでおるシバルじゃが、
「しかし、メイド服を着ないとなると、シャルフィムのところにはコソコソ隠れながら人目をかい潜っていかないといけないのじゃが、それでもよいのか?」
「こんな服を着るよりかはそっちの方がいいに決まってるだろ!」
「確実にすぐに不審者として捕まるが、本当によいのじゃな」
「………いいに」
「ぷぷっ。今でも十分不審者じゃったの」
「夕夜さん!」
シバルが怒るのもわかるのじゃ。
というか怒らせるように話を進めているのじゃからの。
しかし、そろそろ真面目にいくかの。
ちなみに、今までシバルが叫んでもなぜ誰も人が来ないのかというと、防音結界を張る魔道具で防音結界を張っておるからじゃ。
「さて、ここで不審者と捕まれば騎士団の詰め所に連行され、数日詰め所に拘留されるかもしれん。最悪街から追放されて2度と入って来れなくなるなり、シャルフィムを助け出すことが出来なくなるかもしれないのじゃが、本当にいいんじゃの?」
ワシの本気度を感じ取ったのか、シバルは言葉に詰まったのじゃ。
「さて、シバルの覚悟が決まったようじゃから行くとするかの」
「覚悟が決まったわけでは………」
「じゃあメイド服を脱ぐのか?」
「脱が………ない………」
凄く嫌そうで渋々じゃが、シバルは脱がないことを選んだので、早速シャルフィムが居る部屋へ向かうために部屋を出たのじゃ。
「本当に大丈夫なんでしょうね」
心配そうなシバルはキョロキョロとしているが、その行動が不審者っぽくて危ないのじゃよな。
「大丈夫じゃから真っすぐ前を向いて歩くのじゃよ」
「でも………」
まだ挙動不審がおさまらないシバルじゃったが、前からメイドがやって来たことで挙動不審はおさったのじゃが固まって動かなくなってしまったのじゃ。
なので、軽く後ろから小突いて歩かせようとするも、それでも動かないのでさらに押してやるとコケかけたのじゃ。
「大丈夫ですか?」
立ち止まっている状態から急にコケかけたのでメイドはかなり心配そうにシバルのもとにやって来たのじゃ。
「だ、大丈夫です」
「そうですか?そんな風には見えませんでしたが?」
「大丈夫。大丈夫ですから」
「本当に大丈夫ですか?疲れているのなら無理をせずに休憩を取るのですよ?」
「はい!はい!わかりました!ありがとうございます!」
これ以上話すとバレると思っているのか、シバルは慌てた様子で謝罪を言うと早足で歩き出したのじゃ。
そんなシバルを不思議そうに見ておったメイドも、すぐに心配ないと思ったのじゃろう。立ち去っていったのでワシはシバルのもとへと駆け寄ったのじゃよ。
「メイドはもう立ち去ったからとりあえず止まって1度深呼吸せい」
ワシの言葉に立ち止まって振り返ったシバルはメイドが居なくなったのを見て大きく息を吐くのじゃった。
「さっきのメイドとの会話でわかったじゃろうが、お主の正体を知らぬ者にはお主はメイドにしか見えんのじゃよ。じゃからもっと堂々と歩けばよいのじゃよ。さっきのように挙動不審な歩き方をしておってはせっかくメイドに見えてもその行動でバレるのじゃよ」
「そんなことを言われても、自分でそう見えるか確認したわけでもないし、最初に夕夜さんに笑われるしで信じられるわけがないじゃないですか」
あ~。うん。
「そう言われるとそうじゃな」
それについては少しからかいすぎたのがいけなかったようじゃの。
「しかし、これで理解は出来たじゃろうから、これからは堂々と歩」
《マスター。その前に報告っす》
《どうしたのじゃ?》
《角を曲がった先の廊下からイビラチャが接近中っす》
《了解じゃよ》
「どうしたんですか?」
リムからのテレパシーを受けて黙ってしまったことで、シバルが心配そうに問いかけてきたのじゃよ。
「シバル。落ち着いて聞くのじゃよ。この先から今イビラチャが近づいてきておるのじゃよ」
その言葉を聞いた瞬間、シバルは一気に殺気をみなぎらせて廊下の先を見つめて1歩踏み出したので、これは駄目だと思い、その腕を掴んで振り返らせると喉を掴んで壁に押し付けて石化の指輪の効果を発動し、続けて魔道具で隠蔽と防音の結界を張ったのじゃよ。
すると20秒もせずにやって来たイビラチャを見送ってから石化の効果を解いてやったのじゃよ。
「何をするんですか!」
「それはこっちのセリフじゃよ」
睨まれたので睨み返してやると、怯んだシバルは黙り込んだのじゃよ。
「お主、今イビラチャに何をしようとしたのじゃ?」
「1発でも殴ってやろうと」
そう答えたのでワシがシバルの頬を殴ってやったのじゃよ。
「ワシらは今ここに何しにきたかわかっておるのか?」
「シ、シャルフィムに会いに来ています」
「そうじゃ。なのにお主はイビラチャを殴って騒ぎを起こそうとしたのじゃ。それがどういう結末につながるか分かるかの?」
もちろん分からっておらぬシバルは首を振ったなのじゃ。
「領主邸に不法侵入した上にイビラチャを殴ったとなれば当然お主の首は飛ぶじゃろうし、最悪その原因となったシャルフィムまで連帯責任で殺される可能性が出てくるのじゃよ。お主はそれほどのことをしようとしたのじゃぞ」
そう言ってから喉を掴んでいた手を離してやると、シバルはやろうとしていた事の大きさに今さら気づいたようで、呆然と座り込んだのじゃよ。
「一昨日も言ったが、お主には冷静さがとにかく足らぬ。とはいえ、2・3日ですぐにその冷静さが手に入るとは思わぬが、本当に考えて行動しなければ取り返しのつかぬことになる、ということを覚えていくのじゃよ」
ワシの忠告に小さくながらも頷いたので、ワシはシバルに手を差し出したのじゃ。
「こんなところで座り込んでいい時間はないのじゃから、さっさと行くのじゃよ」
「は、はい」
ワシに引っ張られて立ち上がったシバルとシャルフィムの部屋へ歩き出したのじゃが、さっきのようなことがあっても困るので最後通告しておこうかの。
「シバル。さっきはワシが止めたからなんともなかったが、もし次さっきのような行動を起こそうとしたらワシは止めんしその時点で依頼は破棄されたものとして対処するから肝に銘じておくのじゃな」
「え」
驚いて立ち止まるシバルじゃが、それくらいのことをしたというのを理解してほしいのじゃよな。
「ほら、立ち止まってないでさっさと行くのじゃよ」
「あ、はい」
「ぶふっ」
「なっ!これを着ろっていったのは夕夜さんだろ!」
「いや、そうなのじゃけどな」
ワシは再度シバルの姿を見てやはり吹き出してしまったのじゃよ。
「夕夜さん!」
怒ってくるシバルじゃが、やはりその姿では締まらないのじゃよ。
え?シバルがどんな姿をしておるかって?
今のシバルはメイド服を着ているのじゃよ。
もちろん屋敷の中に潜入するまでは普通の服をきておったのじゃが、屋敷の中を歩き回るには目立つということでメイド服に着替えてもらったのじゃよ。
「ププ。似合っているぞ」
「せめて笑わずに言ってもらえないですかね!」
これを見て笑うなとか一種の拷問なんじゃないじゃろうか。
「ってか!なんで夕夜さんは普通の服のままなんですか!」
「ワシにはこれがあるからの」
ワシは屋敷に入る時から被っているフード付のマントをひらひらさせたのじゃよ。
「いや、絶対に怪しまれますよ!」
「大丈夫じゃよ。このマントには認識阻害の効果が付与されておるから、こちらから話しかけたり相手に触られたりしないかぎりはワシの存在に誰も気づけぬのじゃよ」
「じゃあ俺の分も用意してくださいよ!」
シバルのもっともな言い分に頷きつつも、
「あいにくと1つしか用意出来なかったのじゃよ」
「嘘だ!」
嘘じゃな。
用意しようと思えば用意出来たのじゃが、そこは迷惑をかけられているから楽しませてもらったところで罰は当たらないじゃろう、ということでワシが楽しむためにあえて用意しなかったのじゃな。
「その代わりといってはなんじゃが、そのメイド服にも認識改変が付与されておるから、知らない人から見ればお主は立派なメイドに見えるんじゃよ。だから安心せい」
「もうすでに夕夜さんに笑われてるから安心出来ないんだけど!」
「ワシはお主のことを知っているから笑ってしまうじゃけじゃ。気にするでない」
「気になるって!」
「逆に考えるのじゃよ。すでにワシに笑われてるからこそ諦めがつくというものじゃ、と」
「諦められるか!ってか、せめてメイド服ではなく執事服でも良かったでしょう!」
もちろん執事服でもよかったのじゃが、やはりそれではワシが楽しめん。
「あいにくと、発注が間に合う服がメイド服しかなかったのじゃよ」
「そんなはずは」
「ないとはお主に言い切れんじゃろう」
「そう………ですねど………」
ワシみたいに商会をしておったら情報などが入ってくるから違うと言い切れるのじゃが、そんな情報を知る手段のないシバルは違うとは言い切れずに言葉の勢いを無くしたのじゃ。
ちなみにじゃが、シバルが着ているメイド服はシバルの体型データを四季から貰ってワシが作ったものじゃから発注うんぬんも嘘じゃよ。
「それに、こういった屋敷では執事よりメイドの方が多く働いておるから、数が増えてもバレにくいからメイド服なのじゃよ」
「それでも執事服の方がいいですよ!」
と、叫んでおるシバルじゃが、
「しかし、メイド服を着ないとなると、シャルフィムのところにはコソコソ隠れながら人目をかい潜っていかないといけないのじゃが、それでもよいのか?」
「こんな服を着るよりかはそっちの方がいいに決まってるだろ!」
「確実にすぐに不審者として捕まるが、本当によいのじゃな」
「………いいに」
「ぷぷっ。今でも十分不審者じゃったの」
「夕夜さん!」
シバルが怒るのもわかるのじゃ。
というか怒らせるように話を進めているのじゃからの。
しかし、そろそろ真面目にいくかの。
ちなみに、今までシバルが叫んでもなぜ誰も人が来ないのかというと、防音結界を張る魔道具で防音結界を張っておるからじゃ。
「さて、ここで不審者と捕まれば騎士団の詰め所に連行され、数日詰め所に拘留されるかもしれん。最悪街から追放されて2度と入って来れなくなるなり、シャルフィムを助け出すことが出来なくなるかもしれないのじゃが、本当にいいんじゃの?」
ワシの本気度を感じ取ったのか、シバルは言葉に詰まったのじゃ。
「さて、シバルの覚悟が決まったようじゃから行くとするかの」
「覚悟が決まったわけでは………」
「じゃあメイド服を脱ぐのか?」
「脱が………ない………」
凄く嫌そうで渋々じゃが、シバルは脱がないことを選んだので、早速シャルフィムが居る部屋へ向かうために部屋を出たのじゃ。
「本当に大丈夫なんでしょうね」
心配そうなシバルはキョロキョロとしているが、その行動が不審者っぽくて危ないのじゃよな。
「大丈夫じゃから真っすぐ前を向いて歩くのじゃよ」
「でも………」
まだ挙動不審がおさまらないシバルじゃったが、前からメイドがやって来たことで挙動不審はおさったのじゃが固まって動かなくなってしまったのじゃ。
なので、軽く後ろから小突いて歩かせようとするも、それでも動かないのでさらに押してやるとコケかけたのじゃ。
「大丈夫ですか?」
立ち止まっている状態から急にコケかけたのでメイドはかなり心配そうにシバルのもとにやって来たのじゃ。
「だ、大丈夫です」
「そうですか?そんな風には見えませんでしたが?」
「大丈夫。大丈夫ですから」
「本当に大丈夫ですか?疲れているのなら無理をせずに休憩を取るのですよ?」
「はい!はい!わかりました!ありがとうございます!」
これ以上話すとバレると思っているのか、シバルは慌てた様子で謝罪を言うと早足で歩き出したのじゃ。
そんなシバルを不思議そうに見ておったメイドも、すぐに心配ないと思ったのじゃろう。立ち去っていったのでワシはシバルのもとへと駆け寄ったのじゃよ。
「メイドはもう立ち去ったからとりあえず止まって1度深呼吸せい」
ワシの言葉に立ち止まって振り返ったシバルはメイドが居なくなったのを見て大きく息を吐くのじゃった。
「さっきのメイドとの会話でわかったじゃろうが、お主の正体を知らぬ者にはお主はメイドにしか見えんのじゃよ。じゃからもっと堂々と歩けばよいのじゃよ。さっきのように挙動不審な歩き方をしておってはせっかくメイドに見えてもその行動でバレるのじゃよ」
「そんなことを言われても、自分でそう見えるか確認したわけでもないし、最初に夕夜さんに笑われるしで信じられるわけがないじゃないですか」
あ~。うん。
「そう言われるとそうじゃな」
それについては少しからかいすぎたのがいけなかったようじゃの。
「しかし、これで理解は出来たじゃろうから、これからは堂々と歩」
《マスター。その前に報告っす》
《どうしたのじゃ?》
《角を曲がった先の廊下からイビラチャが接近中っす》
《了解じゃよ》
「どうしたんですか?」
リムからのテレパシーを受けて黙ってしまったことで、シバルが心配そうに問いかけてきたのじゃよ。
「シバル。落ち着いて聞くのじゃよ。この先から今イビラチャが近づいてきておるのじゃよ」
その言葉を聞いた瞬間、シバルは一気に殺気をみなぎらせて廊下の先を見つめて1歩踏み出したので、これは駄目だと思い、その腕を掴んで振り返らせると喉を掴んで壁に押し付けて石化の指輪の効果を発動し、続けて魔道具で隠蔽と防音の結界を張ったのじゃよ。
すると20秒もせずにやって来たイビラチャを見送ってから石化の効果を解いてやったのじゃよ。
「何をするんですか!」
「それはこっちのセリフじゃよ」
睨まれたので睨み返してやると、怯んだシバルは黙り込んだのじゃよ。
「お主、今イビラチャに何をしようとしたのじゃ?」
「1発でも殴ってやろうと」
そう答えたのでワシがシバルの頬を殴ってやったのじゃよ。
「ワシらは今ここに何しにきたかわかっておるのか?」
「シ、シャルフィムに会いに来ています」
「そうじゃ。なのにお主はイビラチャを殴って騒ぎを起こそうとしたのじゃ。それがどういう結末につながるか分かるかの?」
もちろん分からっておらぬシバルは首を振ったなのじゃ。
「領主邸に不法侵入した上にイビラチャを殴ったとなれば当然お主の首は飛ぶじゃろうし、最悪その原因となったシャルフィムまで連帯責任で殺される可能性が出てくるのじゃよ。お主はそれほどのことをしようとしたのじゃぞ」
そう言ってから喉を掴んでいた手を離してやると、シバルはやろうとしていた事の大きさに今さら気づいたようで、呆然と座り込んだのじゃよ。
「一昨日も言ったが、お主には冷静さがとにかく足らぬ。とはいえ、2・3日ですぐにその冷静さが手に入るとは思わぬが、本当に考えて行動しなければ取り返しのつかぬことになる、ということを覚えていくのじゃよ」
ワシの忠告に小さくながらも頷いたので、ワシはシバルに手を差し出したのじゃ。
「こんなところで座り込んでいい時間はないのじゃから、さっさと行くのじゃよ」
「は、はい」
ワシに引っ張られて立ち上がったシバルとシャルフィムの部屋へ歩き出したのじゃが、さっきのようなことがあっても困るので最後通告しておこうかの。
「シバル。さっきはワシが止めたからなんともなかったが、もし次さっきのような行動を起こそうとしたらワシは止めんしその時点で依頼は破棄されたものとして対処するから肝に銘じておくのじゃな」
「え」
驚いて立ち止まるシバルじゃが、それくらいのことをしたというのを理解してほしいのじゃよな。
「ほら、立ち止まってないでさっさと行くのじゃよ」
「あ、はい」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
正妃として教育された私が「側妃にする」と言われたので。
水垣するめ
恋愛
主人公、ソフィア・ウィリアムズ公爵令嬢は生まれてからずっと正妃として迎え入れられるべく教育されてきた。
王子の補佐が出来るように、遊ぶ暇もなく教育されて自由がなかった。
しかしある日王子は突然平民の女性を連れてきて「彼女を正妃にする!」と宣言した。
ソフィアは「私はどうなるのですか?」と問うと、「お前は側妃だ」と言ってきて……。
今まで費やされた時間や努力のことを訴えるが王子は「お前は自分のことばかりだな!」と逆に怒った。
ソフィアは王子に愛想を尽かし、婚約破棄をすることにする。
焦った王子は何とか引き留めようとするがソフィアは聞く耳を持たずに王子の元を去る。
それから間もなく、ソフィアへの仕打ちを知った周囲からライアンは非難されることとなる。
※小説になろうでも投稿しています。
義母と義妹に虐げられていましたが、陰からじっくり復讐させていただきます〜おしとやか令嬢の裏の顔〜
有賀冬馬
ファンタジー
貴族の令嬢リディアは、父の再婚によりやってきた継母と義妹から、日々いじめと侮蔑を受けていた。
「あら、またそのみすぼらしいドレス? まるで使用人ね」
本当の母は早くに亡くなり、父も病死。残されたのは、冷たい屋敷と陰湿な支配。
けれど、リディアは泣き寝入りする女じゃなかった――。
おしとやかで無力な令嬢を演じながら、彼女はじわじわと仕返しを始める。
貴族社会の裏の裏。人の噂。人間関係。
「ふふ、気づいた時には遅いのよ」
優しげな仮面の下に、冷たい微笑みを宿すリディアの復讐劇が今、始まる。
ざまぁ×恋愛×ファンタジーの三拍子で贈る、スカッと復讐劇!
勧善懲悪が好きな方、読後感すっきりしたい方にオススメです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる