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33.ギラついてる
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冒険者ギルドからもちゃんとダンジョンに入る許可がもらえた。ということで、翌日、早速ギルナキルのダンジョンに来たわけだけど。
「なんでルーファさん達がいるの?」
なぜかギルナキルのダンジョンの前ではルーファさん達が待っていた。
「やっほー」
ルーファさんがお気楽そうに手を振ってきたからとりあえず手を振り返しはするけど、しっかりと説明はしてほしいね。
「なんでいるの?」
もう1度聞き直す。
「冒険者がダンジョンに居るのは別におかしいことじゃないだろ?」
確かに。冒険者にとってダンジョンは一攫千金を狙える場所なのでおかしいことではない。
しかし、それは実力にあったダンジョンでは、の話であって、
「ルーファさん達の実力にギルナキルのダンジョンはあってないでしょ?」
「久々に初心に戻ろうと思ってな」
どうしてもはぐらかすような答えしか返してくれない。
だったらと、
「そうなんだ。それじゃあお互いにジャマにならないように先に行くね。じゃあね」
そう言ってルーファさんの横を通り過ぎようとしたが、肩を掴まれて止められた。
「なに?」
止められる理由がわからないとばかりに不思議そうに首を傾げると、ルーファさんは大きくため息を吐いた。
「なんでって、新人が初めてダンジョンに入る時が1番危険で死亡率も高いから、ベテランがついて入るのが規則だからな」
「そうなのか?」って。
わからないね。
「わからないってどういうことだよ」か。
そもそも規則について事細かに書かれたルールブックとかがあるわけでもないから規則については昨日フィーナさんが説明してくれたこと以外はわからないからね。
「でも、そういった説明がなかったってことはルーファがウソをついてるってことじゃねーの?」か。
その可能性もあるけど、昨日は僕達がダンジョンに行くとか言い出したり、ルーファさん達との模擬戦をやったりと色々バタバタしたから説明をし忘れていた可能性もあるからね。なんとも言えないよ。
「ウソだった場合はルーファが、説明のし忘れだった場合はお前が悪いというわけか」か。
そういうことだね。
「なにウソ教えてるのよ」
シファさんがルーファさんの頭を叩いた。
「シファ!」
あっさりウソをバラされたことにルーファさんは怒っているが、ウソを教えられたことに僕は怒っているのでルーファさんを睨みつけた。
「ウソなの?」
「ウソよ」
シファさんがしっかりと肯定してくれたので、ウソだということが確定した。
「ウソなのか~」か。
そうみたいだね。
しかし、なんでそんなウソをついてまでここに来たのかがナゾなのだけど。
「じゃあなんでいるの?」
僕が首を傾げていると、ルーファさんは頭を掻いた。
「まず言っておくが、新人が初めてダンジョンに入る時が1番危険で死亡率が高いのは事実だぞ」
初めて入るダンジョンに浮かれて死ぬなんて、新人にありそうなことだし、これはウソではないのだろう。
「でも、それ以上に昨日の模擬戦で興味がわいたからってのが強いからかな。あと、イサナミやフィーナが心配していたってのもあるしな」
うん。なぜだろうか。今、ルーファさんが僕達を見る目は興味と言うより獲物を狙う目に見えるのだけど。
「奇遇だな。俺にもそう見えるな」か。
そうだよね。目がギラついてるよね。
興味があったり、イサナミさん達が心配してたから来たというのもウソではないのだろうけど、こんな目をされると他の理由もありそうに思えてくるのだけど。
なんて思っていると、今度はシファさんだけじゃなくニーフさんもルーファさんの頭を叩いた。
「さっきから私の頭を叩きすぎじゃないか!」
「そんなギラついた目でルイくん達を見てるからよ」
「怯えてるじゃない」
怯えてるというより、ルーファさんを警戒してカレンとキョウとオリフィスが僕に抱きついてきていた。
「おっと、ごめんごめん。まぁ、そういうわけで、心配と興味があったからこうして初ダンジョン探索に同行させてもらおうと私だけ待っていようと思ったんだけどね。なぜかアイス達までついてきてしまったんだ」
「そんなの当たり前でしょ」
「ルーファだけ行かせたら絶対ルイくん達に迷惑をかけるだろうからね」
「先輩冒険者なんだから迷惑かけるわけないだろ!」
「とうだか」
全く信頼のないルーファさんはアイスさん達からジト目を向けられていた。
その目に一瞬たじろいたルーファさんは、その目から逃げるように僕を見てきた。
「もちろん、後ろからついていくだけで基本手助けや邪魔をする気はないから、私達のことは空気だと思ってやりたいようにダンジョン探索をしてくれればいいから」
そういうことなら別についてきてもらってもいいかな。
「いいのか?」って。
いいよ。
ルーファさん達がついてきてくれたらより安全にダンジョン探索が出来るし、ダンジョンでの心得や戦闘でのアドバイスを聞いたりもできるだろうからね。
「なるほど」だろ。
「わかりました。同行お願いします」
「なんでルーファさん達がいるの?」
なぜかギルナキルのダンジョンの前ではルーファさん達が待っていた。
「やっほー」
ルーファさんがお気楽そうに手を振ってきたからとりあえず手を振り返しはするけど、しっかりと説明はしてほしいね。
「なんでいるの?」
もう1度聞き直す。
「冒険者がダンジョンに居るのは別におかしいことじゃないだろ?」
確かに。冒険者にとってダンジョンは一攫千金を狙える場所なのでおかしいことではない。
しかし、それは実力にあったダンジョンでは、の話であって、
「ルーファさん達の実力にギルナキルのダンジョンはあってないでしょ?」
「久々に初心に戻ろうと思ってな」
どうしてもはぐらかすような答えしか返してくれない。
だったらと、
「そうなんだ。それじゃあお互いにジャマにならないように先に行くね。じゃあね」
そう言ってルーファさんの横を通り過ぎようとしたが、肩を掴まれて止められた。
「なに?」
止められる理由がわからないとばかりに不思議そうに首を傾げると、ルーファさんは大きくため息を吐いた。
「なんでって、新人が初めてダンジョンに入る時が1番危険で死亡率も高いから、ベテランがついて入るのが規則だからな」
「そうなのか?」って。
わからないね。
「わからないってどういうことだよ」か。
そもそも規則について事細かに書かれたルールブックとかがあるわけでもないから規則については昨日フィーナさんが説明してくれたこと以外はわからないからね。
「でも、そういった説明がなかったってことはルーファがウソをついてるってことじゃねーの?」か。
その可能性もあるけど、昨日は僕達がダンジョンに行くとか言い出したり、ルーファさん達との模擬戦をやったりと色々バタバタしたから説明をし忘れていた可能性もあるからね。なんとも言えないよ。
「ウソだった場合はルーファが、説明のし忘れだった場合はお前が悪いというわけか」か。
そういうことだね。
「なにウソ教えてるのよ」
シファさんがルーファさんの頭を叩いた。
「シファ!」
あっさりウソをバラされたことにルーファさんは怒っているが、ウソを教えられたことに僕は怒っているのでルーファさんを睨みつけた。
「ウソなの?」
「ウソよ」
シファさんがしっかりと肯定してくれたので、ウソだということが確定した。
「ウソなのか~」か。
そうみたいだね。
しかし、なんでそんなウソをついてまでここに来たのかがナゾなのだけど。
「じゃあなんでいるの?」
僕が首を傾げていると、ルーファさんは頭を掻いた。
「まず言っておくが、新人が初めてダンジョンに入る時が1番危険で死亡率が高いのは事実だぞ」
初めて入るダンジョンに浮かれて死ぬなんて、新人にありそうなことだし、これはウソではないのだろう。
「でも、それ以上に昨日の模擬戦で興味がわいたからってのが強いからかな。あと、イサナミやフィーナが心配していたってのもあるしな」
うん。なぜだろうか。今、ルーファさんが僕達を見る目は興味と言うより獲物を狙う目に見えるのだけど。
「奇遇だな。俺にもそう見えるな」か。
そうだよね。目がギラついてるよね。
興味があったり、イサナミさん達が心配してたから来たというのもウソではないのだろうけど、こんな目をされると他の理由もありそうに思えてくるのだけど。
なんて思っていると、今度はシファさんだけじゃなくニーフさんもルーファさんの頭を叩いた。
「さっきから私の頭を叩きすぎじゃないか!」
「そんなギラついた目でルイくん達を見てるからよ」
「怯えてるじゃない」
怯えてるというより、ルーファさんを警戒してカレンとキョウとオリフィスが僕に抱きついてきていた。
「おっと、ごめんごめん。まぁ、そういうわけで、心配と興味があったからこうして初ダンジョン探索に同行させてもらおうと私だけ待っていようと思ったんだけどね。なぜかアイス達までついてきてしまったんだ」
「そんなの当たり前でしょ」
「ルーファだけ行かせたら絶対ルイくん達に迷惑をかけるだろうからね」
「先輩冒険者なんだから迷惑かけるわけないだろ!」
「とうだか」
全く信頼のないルーファさんはアイスさん達からジト目を向けられていた。
その目に一瞬たじろいたルーファさんは、その目から逃げるように僕を見てきた。
「もちろん、後ろからついていくだけで基本手助けや邪魔をする気はないから、私達のことは空気だと思ってやりたいようにダンジョン探索をしてくれればいいから」
そういうことなら別についてきてもらってもいいかな。
「いいのか?」って。
いいよ。
ルーファさん達がついてきてくれたらより安全にダンジョン探索が出来るし、ダンジョンでの心得や戦闘でのアドバイスを聞いたりもできるだろうからね。
「なるほど」だろ。
「わかりました。同行お願いします」
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