青を翔ける

青葉

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(裏)理事長も目立ちたいお年頃

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ここは職員室、入学式ともあって普段の雰囲気とは違う空気に包まれていた。


入学式編をさっさと巻こうとした星翔学園、先生方御一行。既に次の章へと準備を進めようとしていた。


しかしそれに待ったをかけたとある女性。


「おぉい、入学式巻かれたら私の出番無くなっちゃうでしょうが!入学式のお約束は新入生が理事長の素晴らしさを知るためにあるって相場が決まってるでしょ!」


「...理事長、そんなお約束事はありませんよ。」


大きな声でぎゃあぎゃあごねる小柄な女性と、その隣で冷静に宥める大柄の女性。


小柄な方が我らが星翔学園理事長、安心院星奈(あじむせな)年齢不詳、就任早々この学校を共学化し、様々な革新を行ってきた張本人だ。隣の大柄な女性は校長の明智泉美(あけちいずみ)38歳独身。


ビュオゥ...


なんだかBBAから冷たい空気を感じたような...


...そういえばこの話をしているのは誰かって?まぁ今はまだ気にするな。


「さぁ、入学式へカチコミに行くぞ!輝く新入生達が私のことを待っている!」


...本当にこの学校大丈夫か?



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