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第26章
6人目の犠牲者
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小袖を引っ剥がされた全裸の町娘が組み伏せられている。組み伏せている男は、娘の股を割開いて、自らの矛を出し入れしていた。
「静かにしろ。声に出したら殺す。」
男の手には抜き身の短刀が握られている。殺されるかもしれない恐怖は町娘から抵抗する気力を奪った。従順な娘に満足した男は、恐怖で締まった火処に力任せに矛を打ち付けた。
「痛い、痛い。」
娘は男に挿入を止めるように訴えたが、それは加虐心を募らせるばかりであった。更に強く矛を打ち付ける。結合部には娘の純潔を証明する鮮血に塗れていた。
「初めてだったのか。たっぷりと可愛がって、俺の事を忘れなくしてやる。」
「い、嫌。」
おなごの初めてを強引に奪われた娘を、男は更に地獄に突き落とす。
「もうすぐ逝くからな。お前の火処の奥にたっぷり注ぎ込んでやる。俺の子を産め。」
「い、嫌。それだけは許して・・・・。」
「もう遅い。」
娘の哀願空しく、男は娘の奥に精を吐き出した。男の精をピュッピュッと注ぎ込まれるのを知覚した娘は悲痛な悲鳴を漏らす。
「動くな。確実に孕ませてやる。」
「いやあ~~。」
「声を出すなと言っただろう。」
男は娘の頬を打った。声を出すのを許す訳にはいかない。何故ならここは弥三郎やさくが居る城の城下町なのだ!この男は夜半とはいえ、街中で娘を凌辱しているのだ。大胆不敵な狼藉者と言う他はない。恐怖に震える娘を抑え込むと、男は最後の一滴まで残さず火処の奥に注ぎ込んだ。
「ふう~~。良かったぞ。」
泣きじゃくる娘から体を離した男は、火処の具合を褒めた。娘からすると屈辱以外の何物でもない。娘は既に何回も火処に精を放出されている。ようやく地獄から解放されたと思っていると、更に追い打ちの一言が。
「まだまだ終わりではないぞ。お楽しみはこれからだ。」
娘は頬を引き攣らせた。まだ終わりではないのだ。すでに火処からは注ぎ込まれた精が溢れ出ているというのにも関わらず、未だ終わりでは無いというのか。娘は全裸だというにも関わらず、恥も外聞も無しに立ち上がると、助けを求めて走り出した。男は追って来ない。含み笑いを噛み殺しながら全裸の娘の尻を眺めていた。
「誰か。助け・・・・・。」
路地を曲がった所で、娘の悲鳴はかき消された。正面から袈裟懸けに斬られたのだ。その場に崩れ落ちる娘の顔を刺客は覗き込む。娘の息はまだあった。
「お・・・父ちゃん・・・・。」
娘の断末魔の呟きにも無表情の刺客は、胸に刀を突き刺した。
「これは酷い・・・・・。」
左月は無残な亡骸になった町娘の死体を見て呟いた。弥三郎・さく・左京・左月の四人は、昨日の夜に辻斬りに遭った被害者の遺体を検分に来ていた。今月六人目の犠牲者だ。左京・左月は全裸で無残に斬られた娘の遺体を直視する事が出来ない。さくは冷徹に娘が袈裟懸けに斬られた刀傷に着目している。賊は娘の正面から袈裟懸けに一太刀を浴びせたが、命は奪えずに、更に胸を一突きして絶命させているようだ。武器を持たない全裸の娘を一太刀で殺す事が出来ない。成程。父の国安の言う通り大した腕ではないようだ。要するに腕に自信のない臆病者が町娘を襲って、凌辱し、切り捨てているのであろうとさくは推論を立てた。大した腕では無く、殺しても胸が痛まないこの辻斬りこそ、弥三郎に人を斬らせる経験を積ませる絶好の生贄である。
「弥三郎様。よくご覧になって下さい。領内の生娘が六人も辻斬りの犠牲に。この様な非道は許してはなりません。大殿に代わって弥三郎様が成敗なさるのです。」
さくは自分も同じような事をしようとしていた事を棚に上げ、弥三郎に辻斬り斬りを焚きつけた。だが、弥三郎は聞いてはいない。哀れな町娘の亡骸の陰部。血塗れの火処から目を離さないでいた。またこの男は。凌辱され殺された娘の火処で興奮しているのかと思ったさくは、弥三郎を叱責した。
「弥三郎様。何をなさっておいでなのです。不謹慎だとは・・・・・。」
「しっ!静かにせよ。」
弥三郎はさくを制すると、娘の陰部に指を入れ、中身を掻き出す。中からはドロリとした精が滴り落ちた。
「弥三郎様!」
さくは自分以外のおなごに、しかも殺された町娘にさえ性的な好奇心を覚える弥三郎に憤りを覚えたが、弥三郎の考えは別にあった。
「さく、これを見てみろ。」
「・・・・・何をで御座いますか?」
「この滴り落ちる精よ。」
「???」
「量が多すぎはしないか。」
「何度も犯された様に御座います。」
「いや、そうではない。」
「・・・・・・?と、申されますと?」
「一人の放つ精には限度がある。これは複数の人間に犯されている様だ。」
「・・・・・・。辻斬りが複数人居ると仰るので?」
「ああ、そうだ。」
弥三郎は辻斬りには仲間が居ると推論を立てた。しかし、さくには到底信じられない。何故ならば辻斬りというのは自国の民を殺傷する行為である。民を慈しむ大殿に知られたら恐らく死罪であろう。やるなら誰にも知られぬように一人でやる筈だ。複数人でやればそれだけ事が露見する可能性が上がるのだ。到底考えられなかった。
「精の量が多いからといって、複数人に犯されているとは言えぬでしょう。世の中には精の量が多いおのこもおります。興奮すればするだけ精の量が多くなるのがおのこと云うもので御座いましょう。」
「う~~ん。そうかな。」
さくの意見に弥三郎が納得しかけている所に、若い男が飛び込んで来た。
「姉さん。姉さん。」
全裸の遺体に縋り着くと、人目も憚らず号泣する。どうやら殺された町娘の弟の様だった。肉親が凌辱され、殺され、無残な亡骸を晒される。この男の悲嘆にどう寄り添ってよいか分からず、四人は沈黙した。
「どうして姉さんが・・・・。誰がこんな事を。」
「心中お察しします。辻斬りにやられた様です。」
さくは言葉少なに伝える。
「畜生。だから夜に外に出てはいけないとあれ程言ったのに・・・・・。」
崩れ落ちる男の肩を抱きしめて、弥三郎は決意の言葉を述べる。
「約束する。辻斬りは私が必ず成敗してみせる。」
「静かにしろ。声に出したら殺す。」
男の手には抜き身の短刀が握られている。殺されるかもしれない恐怖は町娘から抵抗する気力を奪った。従順な娘に満足した男は、恐怖で締まった火処に力任せに矛を打ち付けた。
「痛い、痛い。」
娘は男に挿入を止めるように訴えたが、それは加虐心を募らせるばかりであった。更に強く矛を打ち付ける。結合部には娘の純潔を証明する鮮血に塗れていた。
「初めてだったのか。たっぷりと可愛がって、俺の事を忘れなくしてやる。」
「い、嫌。」
おなごの初めてを強引に奪われた娘を、男は更に地獄に突き落とす。
「もうすぐ逝くからな。お前の火処の奥にたっぷり注ぎ込んでやる。俺の子を産め。」
「い、嫌。それだけは許して・・・・。」
「もう遅い。」
娘の哀願空しく、男は娘の奥に精を吐き出した。男の精をピュッピュッと注ぎ込まれるのを知覚した娘は悲痛な悲鳴を漏らす。
「動くな。確実に孕ませてやる。」
「いやあ~~。」
「声を出すなと言っただろう。」
男は娘の頬を打った。声を出すのを許す訳にはいかない。何故ならここは弥三郎やさくが居る城の城下町なのだ!この男は夜半とはいえ、街中で娘を凌辱しているのだ。大胆不敵な狼藉者と言う他はない。恐怖に震える娘を抑え込むと、男は最後の一滴まで残さず火処の奥に注ぎ込んだ。
「ふう~~。良かったぞ。」
泣きじゃくる娘から体を離した男は、火処の具合を褒めた。娘からすると屈辱以外の何物でもない。娘は既に何回も火処に精を放出されている。ようやく地獄から解放されたと思っていると、更に追い打ちの一言が。
「まだまだ終わりではないぞ。お楽しみはこれからだ。」
娘は頬を引き攣らせた。まだ終わりではないのだ。すでに火処からは注ぎ込まれた精が溢れ出ているというのにも関わらず、未だ終わりでは無いというのか。娘は全裸だというにも関わらず、恥も外聞も無しに立ち上がると、助けを求めて走り出した。男は追って来ない。含み笑いを噛み殺しながら全裸の娘の尻を眺めていた。
「誰か。助け・・・・・。」
路地を曲がった所で、娘の悲鳴はかき消された。正面から袈裟懸けに斬られたのだ。その場に崩れ落ちる娘の顔を刺客は覗き込む。娘の息はまだあった。
「お・・・父ちゃん・・・・。」
娘の断末魔の呟きにも無表情の刺客は、胸に刀を突き刺した。
「これは酷い・・・・・。」
左月は無残な亡骸になった町娘の死体を見て呟いた。弥三郎・さく・左京・左月の四人は、昨日の夜に辻斬りに遭った被害者の遺体を検分に来ていた。今月六人目の犠牲者だ。左京・左月は全裸で無残に斬られた娘の遺体を直視する事が出来ない。さくは冷徹に娘が袈裟懸けに斬られた刀傷に着目している。賊は娘の正面から袈裟懸けに一太刀を浴びせたが、命は奪えずに、更に胸を一突きして絶命させているようだ。武器を持たない全裸の娘を一太刀で殺す事が出来ない。成程。父の国安の言う通り大した腕ではないようだ。要するに腕に自信のない臆病者が町娘を襲って、凌辱し、切り捨てているのであろうとさくは推論を立てた。大した腕では無く、殺しても胸が痛まないこの辻斬りこそ、弥三郎に人を斬らせる経験を積ませる絶好の生贄である。
「弥三郎様。よくご覧になって下さい。領内の生娘が六人も辻斬りの犠牲に。この様な非道は許してはなりません。大殿に代わって弥三郎様が成敗なさるのです。」
さくは自分も同じような事をしようとしていた事を棚に上げ、弥三郎に辻斬り斬りを焚きつけた。だが、弥三郎は聞いてはいない。哀れな町娘の亡骸の陰部。血塗れの火処から目を離さないでいた。またこの男は。凌辱され殺された娘の火処で興奮しているのかと思ったさくは、弥三郎を叱責した。
「弥三郎様。何をなさっておいでなのです。不謹慎だとは・・・・・。」
「しっ!静かにせよ。」
弥三郎はさくを制すると、娘の陰部に指を入れ、中身を掻き出す。中からはドロリとした精が滴り落ちた。
「弥三郎様!」
さくは自分以外のおなごに、しかも殺された町娘にさえ性的な好奇心を覚える弥三郎に憤りを覚えたが、弥三郎の考えは別にあった。
「さく、これを見てみろ。」
「・・・・・何をで御座いますか?」
「この滴り落ちる精よ。」
「???」
「量が多すぎはしないか。」
「何度も犯された様に御座います。」
「いや、そうではない。」
「・・・・・・?と、申されますと?」
「一人の放つ精には限度がある。これは複数の人間に犯されている様だ。」
「・・・・・・。辻斬りが複数人居ると仰るので?」
「ああ、そうだ。」
弥三郎は辻斬りには仲間が居ると推論を立てた。しかし、さくには到底信じられない。何故ならば辻斬りというのは自国の民を殺傷する行為である。民を慈しむ大殿に知られたら恐らく死罪であろう。やるなら誰にも知られぬように一人でやる筈だ。複数人でやればそれだけ事が露見する可能性が上がるのだ。到底考えられなかった。
「精の量が多いからといって、複数人に犯されているとは言えぬでしょう。世の中には精の量が多いおのこもおります。興奮すればするだけ精の量が多くなるのがおのこと云うもので御座いましょう。」
「う~~ん。そうかな。」
さくの意見に弥三郎が納得しかけている所に、若い男が飛び込んで来た。
「姉さん。姉さん。」
全裸の遺体に縋り着くと、人目も憚らず号泣する。どうやら殺された町娘の弟の様だった。肉親が凌辱され、殺され、無残な亡骸を晒される。この男の悲嘆にどう寄り添ってよいか分からず、四人は沈黙した。
「どうして姉さんが・・・・。誰がこんな事を。」
「心中お察しします。辻斬りにやられた様です。」
さくは言葉少なに伝える。
「畜生。だから夜に外に出てはいけないとあれ程言ったのに・・・・・。」
崩れ落ちる男の肩を抱きしめて、弥三郎は決意の言葉を述べる。
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