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エルフの森編
501.慣れない梯子は怖い
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「酷い目に遭ったわ」
シルヴィアは全身の疲労感を拭えず、トボトボと歩いていた。
肩が落ち、背中が丸まっている。
心の声を口から吐き出すと、確かに酷い目に遭ったと誰もが思った。
「まさかあんなに質問攻めされるなんてねー」
「確かに堪えました。精神的に」
「そうですね。ですがこの森を出たことがないエルフの方々です。致し方ありませんね」
けれどエルフ達にとってはなにも不思議なことではない。
他所からやって来た見ず知らずの人間だ。自分達が知らない真実をたくさん知っているかもしれないと、ワクワクする気持ちもある。
むしろ嫌悪されるなど、否定的な意見が無かったのはありがたかった。
ルカ達はエルフ達に歓迎されたと判ると安堵し、疲れの対価にはなったと思った。
「そうだ、面白い所に連れて行ってあげるよ」
「お姉ちゃん、何処に?」
「これだよ、これ」
「ああ、それだね。いいと思うよ、お姉ちゃん」
ゾーラは面白い場所に連れて行ってくれるらしい。
しかしセレビュには何処に行くのか伝わっていなかった。
しかし弓を引く様なジェスチャーをすると納得し、ルカ達をある場所へ案内する。
「何処に行くのかしら?」
「さあねー。でもあのジェスチャーはさー」
「多分弓かな? とは言え確信は持てない。付いて行ってみよう」
「まっ、付いて行くしか選択肢は無いんだけどね」
ルカ達はゾーラとセレビュの案内に従い付いて回る。
エルフの集落の中央を突っ切り、高い木の根元にやって来ると、縄梯子が垂れ下がっていた。
「ここを登るんだよ」
「ここを登りますよ、皆さん」
「この梯子を登るの!? ちょっと大丈夫? 見たことない蔦で編んであるけど……」
シルヴィアの言う通り、普通では見ることの無い植物で編まれた梯子だった。
それが無防備に垂らされると、固定の一つもされていない。
木の幹に寄り添う形で放置されると、心配が無性に過った。
「大丈夫だよ。シルヴィアは心配性だね」
「ゆっくりでいいので登って来てください。途中で千切れたりしないので安心してくださいね」
ゾーラとセレビュはそんなシルヴィアを面白がった。
心配の一文字もないまま梯子をスラスラ登って行くと、軽い身のこなしで高い所まで行ってしまった。
「そう言うことじゃないんだけど……」
シルヴィアはゾーラとセレビュを見上げていた。
ジト目になり、自分とは不安の対象が違うことを自覚する。
しかし登り切らてしまうと、ゾーラとセレビュは手を振って招いていたので、遠慮する時間も与えられずに、もう登るしかなかった。
「呼んでいるねー、シルヴィ」
「行くしかないのね。はぁ、それじゃあ私が先に登るから、みんなは私に続いてって……!?」
シルヴィアは意を決して登る覚悟を見せた。
ここは度胸だと、自分が先陣を切ろうとする。
しかしそんなシルヴィアを放り出し、ルカは先に梯子に足を掛けていた。
その後ろを続くようにダリアとブルースターの姿がある。
「ちょっと、今の流れ的に私が先に行く番じゃないの?」
「シルヴィが先に行きたいなら良いけど、私が先行して梯子を固定した方が早いでしょ? その方が危なくない」
「うっ、それは確かにそうだけど……ルカにばかりそんな役目押し付けられないわよ」
「そう? それじゃあ一緒に登ろうか」
ルカはシルヴィアの思いも汲み取り尊重した。
せっかくの機会だとばかりに梯子を一緒に登る。
上まで登って固定して、梯子を安全なものにするのだが、シルヴィアが足を梯子に掛けると、揺ら揺らと頼りなく揺れ始めた。
「うわぁ、結構揺れるわね」
「上部しか固定されていないからね。おまけに、木を痛めないように固定具も最小限だと思うよ?」
「それをあんな速さで登り切るなんて、やっぱり尋常じゃないわね」
「そうだね。シルヴィも怖いなら下りて……」
「それは無理よ。堂々とあんなこと言った手前、そんな真似できないわ」
シルヴィアはくだらないプライドを剥き出しにする。
ルカは困り顔を浮かべると、頬をポリポリ掻く。
怪我をしないように慎重に登ろう。心の中で唱えると、ルカとシルヴィアは梯子を登った。
「よいしょ、よいしょ」
「うわわぁ!? ちょっとルカ、揺らさないでよ」
「揺らして無いよ。シルヴィアが揺れているんだから」
梯子を快調にルカは登った。
シルヴィアに配慮をして、一切揺らしたりしていない。
けれどシルヴィアは自分が揺れてしまったせいで、梯子が揺ら揺ら揺れ動く。
「わ、私のせい? 私のせいで揺れてるの?」
「そうだよ。でも後ちょっとだから……」
「どうしたのよ、急に黙って」
「……いや、なんでもないよ。それじゃあ一気に登り切っちゃおうか」
「そ、そうね。ううっ、飛びたい」
シルヴィアは梯子を登ると言ったことを後悔していた。
けれどあと少しで登り切れる。
ルカとシルヴィアは揺れる梯子を一気に登り切るべく手と足をできるだけ素早く動かすと、高い木の幹の上、ゾーラとセレビュの下まで辿り着けた。
「はぁはぁはぁはぁ……怖かった」
「あはは、でも登れたね」
「そうだね、お姉ちゃん。ルカさん、シルヴィアさん、お疲れさまでした」
ゾーラとセレビュは無事に梯子を登り切れたルカとシルヴィアを褒めてくれた。
息を荒げているシルヴィア、その隣では平然とした顔のルカ。
梯子を登るだけのこれだけ付かれるとは思わず、額の汗を拭き取ると、ルカはゾーラとセレビュに訊ねた。
「うん、お疲れ様……って言いたい所だけど、ゾーラとセレビュ、反対側」
「反対側? ……はむがっ!」
ルカはゾーラとセレビュが壁のように立ちはだかる反対側を覗き込む。
シルヴィアも四つん這いになりながら、ゾーラとセレビュの股を潜って先を覗き込む。
そこには木の幹を螺旋状に伸びる板が、幾つも突き刺さっている光景があった。
「あれ、螺旋階段だよね?」
「あれ、バレちゃった?」
「バレちゃったね、お姉ちゃん」
「ちょっと、螺旋階段があるなら先に言ってよ。それなら梯子なんて使わずに済んで……うえっ!?」
ゾーラとセレビュは螺旋階段が設置されていることに最初から気が付いていた。
ルカも螺旋階段の板が梯子を登る最中にチラチラ視線に入っていたので気が付いていた。
その事実を知り、シルヴィアは猛烈に怒る。けれど螺旋階段に近付いた瞬間、全てを悟ってしまった。これは自分達には使えないものだと分かったのだ。
「やっぱり、高さが合わないよね」
「そうだよ。だから梯子を使って貰ったんだ」
「ここの螺旋階段は急、おまけに足を伸ばしても届かないから、ジャンプをしないといけないんです。ですので梯子を使っていただきました」
「ううっ、これは……ごめんなさい、私見えて無かったわ」
「いいよ「構いませんよ」」
ルカとシルヴィアは肝が少しだけ冷えた。
とりあえず自分達は梯子を無事に登り切れた。
下で待っているライラック達のためにも早く梯子を完全固定しよう。
それが上に登った責任だと思い、ルカは怯えるシルヴィアを連れて作業をした。
シルヴィアは全身の疲労感を拭えず、トボトボと歩いていた。
肩が落ち、背中が丸まっている。
心の声を口から吐き出すと、確かに酷い目に遭ったと誰もが思った。
「まさかあんなに質問攻めされるなんてねー」
「確かに堪えました。精神的に」
「そうですね。ですがこの森を出たことがないエルフの方々です。致し方ありませんね」
けれどエルフ達にとってはなにも不思議なことではない。
他所からやって来た見ず知らずの人間だ。自分達が知らない真実をたくさん知っているかもしれないと、ワクワクする気持ちもある。
むしろ嫌悪されるなど、否定的な意見が無かったのはありがたかった。
ルカ達はエルフ達に歓迎されたと判ると安堵し、疲れの対価にはなったと思った。
「そうだ、面白い所に連れて行ってあげるよ」
「お姉ちゃん、何処に?」
「これだよ、これ」
「ああ、それだね。いいと思うよ、お姉ちゃん」
ゾーラは面白い場所に連れて行ってくれるらしい。
しかしセレビュには何処に行くのか伝わっていなかった。
しかし弓を引く様なジェスチャーをすると納得し、ルカ達をある場所へ案内する。
「何処に行くのかしら?」
「さあねー。でもあのジェスチャーはさー」
「多分弓かな? とは言え確信は持てない。付いて行ってみよう」
「まっ、付いて行くしか選択肢は無いんだけどね」
ルカ達はゾーラとセレビュの案内に従い付いて回る。
エルフの集落の中央を突っ切り、高い木の根元にやって来ると、縄梯子が垂れ下がっていた。
「ここを登るんだよ」
「ここを登りますよ、皆さん」
「この梯子を登るの!? ちょっと大丈夫? 見たことない蔦で編んであるけど……」
シルヴィアの言う通り、普通では見ることの無い植物で編まれた梯子だった。
それが無防備に垂らされると、固定の一つもされていない。
木の幹に寄り添う形で放置されると、心配が無性に過った。
「大丈夫だよ。シルヴィアは心配性だね」
「ゆっくりでいいので登って来てください。途中で千切れたりしないので安心してくださいね」
ゾーラとセレビュはそんなシルヴィアを面白がった。
心配の一文字もないまま梯子をスラスラ登って行くと、軽い身のこなしで高い所まで行ってしまった。
「そう言うことじゃないんだけど……」
シルヴィアはゾーラとセレビュを見上げていた。
ジト目になり、自分とは不安の対象が違うことを自覚する。
しかし登り切らてしまうと、ゾーラとセレビュは手を振って招いていたので、遠慮する時間も与えられずに、もう登るしかなかった。
「呼んでいるねー、シルヴィ」
「行くしかないのね。はぁ、それじゃあ私が先に登るから、みんなは私に続いてって……!?」
シルヴィアは意を決して登る覚悟を見せた。
ここは度胸だと、自分が先陣を切ろうとする。
しかしそんなシルヴィアを放り出し、ルカは先に梯子に足を掛けていた。
その後ろを続くようにダリアとブルースターの姿がある。
「ちょっと、今の流れ的に私が先に行く番じゃないの?」
「シルヴィが先に行きたいなら良いけど、私が先行して梯子を固定した方が早いでしょ? その方が危なくない」
「うっ、それは確かにそうだけど……ルカにばかりそんな役目押し付けられないわよ」
「そう? それじゃあ一緒に登ろうか」
ルカはシルヴィアの思いも汲み取り尊重した。
せっかくの機会だとばかりに梯子を一緒に登る。
上まで登って固定して、梯子を安全なものにするのだが、シルヴィアが足を梯子に掛けると、揺ら揺らと頼りなく揺れ始めた。
「うわぁ、結構揺れるわね」
「上部しか固定されていないからね。おまけに、木を痛めないように固定具も最小限だと思うよ?」
「それをあんな速さで登り切るなんて、やっぱり尋常じゃないわね」
「そうだね。シルヴィも怖いなら下りて……」
「それは無理よ。堂々とあんなこと言った手前、そんな真似できないわ」
シルヴィアはくだらないプライドを剥き出しにする。
ルカは困り顔を浮かべると、頬をポリポリ掻く。
怪我をしないように慎重に登ろう。心の中で唱えると、ルカとシルヴィアは梯子を登った。
「よいしょ、よいしょ」
「うわわぁ!? ちょっとルカ、揺らさないでよ」
「揺らして無いよ。シルヴィアが揺れているんだから」
梯子を快調にルカは登った。
シルヴィアに配慮をして、一切揺らしたりしていない。
けれどシルヴィアは自分が揺れてしまったせいで、梯子が揺ら揺ら揺れ動く。
「わ、私のせい? 私のせいで揺れてるの?」
「そうだよ。でも後ちょっとだから……」
「どうしたのよ、急に黙って」
「……いや、なんでもないよ。それじゃあ一気に登り切っちゃおうか」
「そ、そうね。ううっ、飛びたい」
シルヴィアは梯子を登ると言ったことを後悔していた。
けれどあと少しで登り切れる。
ルカとシルヴィアは揺れる梯子を一気に登り切るべく手と足をできるだけ素早く動かすと、高い木の幹の上、ゾーラとセレビュの下まで辿り着けた。
「はぁはぁはぁはぁ……怖かった」
「あはは、でも登れたね」
「そうだね、お姉ちゃん。ルカさん、シルヴィアさん、お疲れさまでした」
ゾーラとセレビュは無事に梯子を登り切れたルカとシルヴィアを褒めてくれた。
息を荒げているシルヴィア、その隣では平然とした顔のルカ。
梯子を登るだけのこれだけ付かれるとは思わず、額の汗を拭き取ると、ルカはゾーラとセレビュに訊ねた。
「うん、お疲れ様……って言いたい所だけど、ゾーラとセレビュ、反対側」
「反対側? ……はむがっ!」
ルカはゾーラとセレビュが壁のように立ちはだかる反対側を覗き込む。
シルヴィアも四つん這いになりながら、ゾーラとセレビュの股を潜って先を覗き込む。
そこには木の幹を螺旋状に伸びる板が、幾つも突き刺さっている光景があった。
「あれ、螺旋階段だよね?」
「あれ、バレちゃった?」
「バレちゃったね、お姉ちゃん」
「ちょっと、螺旋階段があるなら先に言ってよ。それなら梯子なんて使わずに済んで……うえっ!?」
ゾーラとセレビュは螺旋階段が設置されていることに最初から気が付いていた。
ルカも螺旋階段の板が梯子を登る最中にチラチラ視線に入っていたので気が付いていた。
その事実を知り、シルヴィアは猛烈に怒る。けれど螺旋階段に近付いた瞬間、全てを悟ってしまった。これは自分達には使えないものだと分かったのだ。
「やっぱり、高さが合わないよね」
「そうだよ。だから梯子を使って貰ったんだ」
「ここの螺旋階段は急、おまけに足を伸ばしても届かないから、ジャンプをしないといけないんです。ですので梯子を使っていただきました」
「ううっ、これは……ごめんなさい、私見えて無かったわ」
「いいよ「構いませんよ」」
ルカとシルヴィアは肝が少しだけ冷えた。
とりあえず自分達は梯子を無事に登り切れた。
下で待っているライラック達のためにも早く梯子を完全固定しよう。
それが上に登った責任だと思い、ルカは怯えるシルヴィアを連れて作業をした。
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