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◇520 温泉で出会うんだ……
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龍顎山の麓には龍顎の里と呼ばれる温泉街が広がっている。
いわゆる観光名所で、客足も多いらしい。
特にこの土地の温泉は、現実でもあるような、“様々な効能”があるらしく、なによりGAMEと言うことも相まってか、ただの効能では収まっていない。
それこそ、常軌を逸した回復効果が期待できるとのことだった。
「まあ、そのせいでこの土地の湯は貴重。特別な条件なしだと、プレイヤーもNPCも管理はできない代物だからな」
「へぇ、そうなんだ」
Nightはここまで一生懸命話してくれた。
けれどアキラと雷斬以外は特別な興味もない。
そのせいで合いの手を入れることも無く、淡々と過ぎ去ってしまった。
「それで、この温泉でいいのよね?」
「ああ、この温泉街は基本的に効能は何処も同じだ。だが、特別特化したものもある。ここの温泉は火傷に効くらしい」
アキラたちがやって来たのは一軒の温泉。
老舗間漂う雰囲気に気圧されるも、期待をしてしまう。
きっとここならなんとかなると、心の中で言い聞かせると、のれんをくぐって向かった。
「結構空いてるね。もしかして、人気無いのかな?」
「高い入浴料も払ったんだから、ちゃーんと効いてくれないと怒るよねー」
「それ、現実でも言えるのか?」
「うっ、言えないよー」
脱衣所にやって来ると、圧倒的に空いていた。
否、アキラたちしか居なかった。
あまりにも不安になるので、フェルノがボヤいてしまう。
しかし内容が内容なだけあってか、Nightは咎める。
「とは言え、温泉もビジネスだからな。半世紀前は盛んだったらしい」
「うわぁ、それじゃあ温泉も枯渇しちゃうよねー」
「実際、枯れた源泉もこの温泉大国日本でも起きている」
「皮肉な話ですね」
「全くだ」
温泉の皮肉トークで脱衣所内を盛り上げる中、ベルは沈黙していた。
けれど服を脱ぎ、タオルを巻くと、流石に空気をぶち破る。
「そんなのいいから、早く入るわよ」
こうしている間にも見えない火傷が深刻化している。
それが目には見えないが、きっと目で見たら悍ましいことになっている。
アキラたちは体中がヒリヒリする中、この温泉唯一の大浴場へと向かった。
「うわぁ、いきなり露天なのね」
温泉のスタイルは完全独立型の露天風呂だった。
男性と女性を一枚の竹板で編んだ柵で分けている。
風情が良い。けれど何の気配もない。
アキラたちは静かな露天風呂に近付くと、まずは体を清める。
「桶が置いてあるね。使わせて貰……痛い!」
「あっ、熱い! 熱すぎる」
「ううっ、腕が、焼けるように痛いよー」
アキラたちはお湯に触れた瞬間、悶絶する痛みに襲われた。
それもそのはず、この温泉は源泉かけ流しが売り。
常に新しい湯が絶えず出続けており、冷やす工程も自然に任せてある。
そのせいもあってか、常に温度は四十五度を優に超えていた。
「四十五度五分ですか。少し熱いですが、入れなくはないですね」
「いや、無理だよ」
「無理じゃないわよ、実際私と雷斬は……」
ペチッ!
雷斬とベルの二人は勇敢にもお湯に足を付けた。
幸いなことに下半身は火傷を負っていない。
痛いのは頭と首、腕に掛けての肌が露出した部分だけ。
おかげで足湯程度には楽しめるのだが、それでも腕を浸けることはできない。
「いい湯加減ですね」
「残念ね。肩まで浸かれたら、もっとよかったのに……」
「確かにそうですね。ですが仕方ありません。効能を信じましょう」
信じられない光景を目の当たりにしていた。
アキラたちは息を飲み、黙って見守ると、人間じゃないとまで思った。
けれど目を奪われていたせいか、誰も気配に気が付けない。
露天風呂に、他の客がやって来たのだ。
「どうしよう、Night。このままじゃ天日干しになっちゃうよ?」
「仕方ないだろ。火傷で入れないんだ。効能も意味が無い」
「そんなー」
アキラたちが嘆いていると、急に背後に気配を感じる。
しかし振り返るのは遅かった。
それよりも速く背中にひんやりとした何かが触れる。
「えいっ!」
「「「ひやっ!?」」」
ついつい可愛らしい声を上げてしまう。
同時に聞き覚えるのある声がした。
背中には何かが貼られた感触。動揺したまま振り返ると、そこには本当に見慣れた人が立っていた。
「「天狐さん!?」」
「どうしてここにいるんだ」
アキラたちは驚いてしまう。
普通に後ろに立っていたのはまさかの天孤だったからだ。
「いける? きしょない?」
しかし天狐は何食わぬ顔をすると、雷斬とベルの背中にも何かを貼り付ける。
ペタリと一枚の緑の葉っぱが押し付けられると、ひんやりして声を上げた。
「「やっ!?」」
「そないな可愛い声出さんといてや、びっくりすんで」
如何やら天狐に貼られたのは葉っぱだったらしい。
しかもその形は特徴的で、見覚えさえあった。
「あの葉っぱの形、もしかして……」
「この葉っぱの名前はアロエロレ。モデルはアロエですよ」
更に聞こえて来たのは女性の声。
振り返るまでも無く、そこに居たのはクロユリだった。
「クロユリさんまで、どうしてここに?」
「どうしてと言われましても、様子を窺いに来たんですよ」
「様子を窺いに、だと?」
「はい。ですがここにいると言うことは、無事に終わったんですね」
クロユリは温泉に来ていたアキラたちを見てそう表した。
しかし誰も良い顔をしない。ましてやNightに至ると、厳しい表情になり、眉根を寄せる。
「無時にだと?」
「おっと、失礼致しました。決して、“無事”ではありませんよね」
地雷を踏み抜こうとしたのが分かったからか、クロユリの言葉が変わる。
しかし窘めるような目が奇妙で、アキラたちは訝しんだ。
「そんなんより温泉入ろー」
「天狐さん、今ちょっと大事な話をしていて」
「あー、しゃあないなー」
天孤は空気をブチ破るように、パッション全開だった。
しかしアキラたちは止めに入る。
何を隠そう、火傷が酷いのだ。
「それっ!」
「あっ、待って、天狐さん!?」
バッシャーン!
アキラは背中を押され、天狐と一緒に露天風呂の中にダイブした。
水飛沫が上がると、アキラの姿はお湯の中に消える。
熱い、熱すぎる、それに痛い。と思ったのも束の間、その痛みは火傷の痛みではなく、お湯の熱さ由来だと気が付いた。
「ぷはっ! なにするんですか、天狐さん、危うく痛みで強制ログアウト……されてない?」
「あはは、そうやん?」
「えっ、どういうことですか?」
訳が分からなかった。
如何して火傷の痛みが引いているのか皆目見当も付かない。
困惑するアキラだったが、クロユリはささやかに説明する。
「アロエロレは現実のアロエのように火傷に効果があるんですよ。ですがその効能は現実の数百倍。貼るだけで自然と火傷を治し、熱さによる痛みも引いてしまうんです」
「そ、そんな凄いものだったんだ……」」
つまり、アキラたちにしてくれたことは全部、見据えた上での良いことだった。
何だか怒鳴り付けたことを後悔するアキラ。
しかし天狐は気にしていない様子で、フェルノにNightと全員を飛び込ませた。
「「うやっ!?」」
バッシャーン!
大きな水飛沫が上がった。
フェルノとNightもお湯の中に消え、突然のことに驚く。
完全に分かっていた流れ。なのだが、流石にテンポが速すぎる。
そんな都合なんて誰も考えてはおらず、早く温泉に入りたい天狐によって全員湯船にダイブさせられるのだった。
いわゆる観光名所で、客足も多いらしい。
特にこの土地の温泉は、現実でもあるような、“様々な効能”があるらしく、なによりGAMEと言うことも相まってか、ただの効能では収まっていない。
それこそ、常軌を逸した回復効果が期待できるとのことだった。
「まあ、そのせいでこの土地の湯は貴重。特別な条件なしだと、プレイヤーもNPCも管理はできない代物だからな」
「へぇ、そうなんだ」
Nightはここまで一生懸命話してくれた。
けれどアキラと雷斬以外は特別な興味もない。
そのせいで合いの手を入れることも無く、淡々と過ぎ去ってしまった。
「それで、この温泉でいいのよね?」
「ああ、この温泉街は基本的に効能は何処も同じだ。だが、特別特化したものもある。ここの温泉は火傷に効くらしい」
アキラたちがやって来たのは一軒の温泉。
老舗間漂う雰囲気に気圧されるも、期待をしてしまう。
きっとここならなんとかなると、心の中で言い聞かせると、のれんをくぐって向かった。
「結構空いてるね。もしかして、人気無いのかな?」
「高い入浴料も払ったんだから、ちゃーんと効いてくれないと怒るよねー」
「それ、現実でも言えるのか?」
「うっ、言えないよー」
脱衣所にやって来ると、圧倒的に空いていた。
否、アキラたちしか居なかった。
あまりにも不安になるので、フェルノがボヤいてしまう。
しかし内容が内容なだけあってか、Nightは咎める。
「とは言え、温泉もビジネスだからな。半世紀前は盛んだったらしい」
「うわぁ、それじゃあ温泉も枯渇しちゃうよねー」
「実際、枯れた源泉もこの温泉大国日本でも起きている」
「皮肉な話ですね」
「全くだ」
温泉の皮肉トークで脱衣所内を盛り上げる中、ベルは沈黙していた。
けれど服を脱ぎ、タオルを巻くと、流石に空気をぶち破る。
「そんなのいいから、早く入るわよ」
こうしている間にも見えない火傷が深刻化している。
それが目には見えないが、きっと目で見たら悍ましいことになっている。
アキラたちは体中がヒリヒリする中、この温泉唯一の大浴場へと向かった。
「うわぁ、いきなり露天なのね」
温泉のスタイルは完全独立型の露天風呂だった。
男性と女性を一枚の竹板で編んだ柵で分けている。
風情が良い。けれど何の気配もない。
アキラたちは静かな露天風呂に近付くと、まずは体を清める。
「桶が置いてあるね。使わせて貰……痛い!」
「あっ、熱い! 熱すぎる」
「ううっ、腕が、焼けるように痛いよー」
アキラたちはお湯に触れた瞬間、悶絶する痛みに襲われた。
それもそのはず、この温泉は源泉かけ流しが売り。
常に新しい湯が絶えず出続けており、冷やす工程も自然に任せてある。
そのせいもあってか、常に温度は四十五度を優に超えていた。
「四十五度五分ですか。少し熱いですが、入れなくはないですね」
「いや、無理だよ」
「無理じゃないわよ、実際私と雷斬は……」
ペチッ!
雷斬とベルの二人は勇敢にもお湯に足を付けた。
幸いなことに下半身は火傷を負っていない。
痛いのは頭と首、腕に掛けての肌が露出した部分だけ。
おかげで足湯程度には楽しめるのだが、それでも腕を浸けることはできない。
「いい湯加減ですね」
「残念ね。肩まで浸かれたら、もっとよかったのに……」
「確かにそうですね。ですが仕方ありません。効能を信じましょう」
信じられない光景を目の当たりにしていた。
アキラたちは息を飲み、黙って見守ると、人間じゃないとまで思った。
けれど目を奪われていたせいか、誰も気配に気が付けない。
露天風呂に、他の客がやって来たのだ。
「どうしよう、Night。このままじゃ天日干しになっちゃうよ?」
「仕方ないだろ。火傷で入れないんだ。効能も意味が無い」
「そんなー」
アキラたちが嘆いていると、急に背後に気配を感じる。
しかし振り返るのは遅かった。
それよりも速く背中にひんやりとした何かが触れる。
「えいっ!」
「「「ひやっ!?」」」
ついつい可愛らしい声を上げてしまう。
同時に聞き覚えるのある声がした。
背中には何かが貼られた感触。動揺したまま振り返ると、そこには本当に見慣れた人が立っていた。
「「天狐さん!?」」
「どうしてここにいるんだ」
アキラたちは驚いてしまう。
普通に後ろに立っていたのはまさかの天孤だったからだ。
「いける? きしょない?」
しかし天狐は何食わぬ顔をすると、雷斬とベルの背中にも何かを貼り付ける。
ペタリと一枚の緑の葉っぱが押し付けられると、ひんやりして声を上げた。
「「やっ!?」」
「そないな可愛い声出さんといてや、びっくりすんで」
如何やら天狐に貼られたのは葉っぱだったらしい。
しかもその形は特徴的で、見覚えさえあった。
「あの葉っぱの形、もしかして……」
「この葉っぱの名前はアロエロレ。モデルはアロエですよ」
更に聞こえて来たのは女性の声。
振り返るまでも無く、そこに居たのはクロユリだった。
「クロユリさんまで、どうしてここに?」
「どうしてと言われましても、様子を窺いに来たんですよ」
「様子を窺いに、だと?」
「はい。ですがここにいると言うことは、無事に終わったんですね」
クロユリは温泉に来ていたアキラたちを見てそう表した。
しかし誰も良い顔をしない。ましてやNightに至ると、厳しい表情になり、眉根を寄せる。
「無時にだと?」
「おっと、失礼致しました。決して、“無事”ではありませんよね」
地雷を踏み抜こうとしたのが分かったからか、クロユリの言葉が変わる。
しかし窘めるような目が奇妙で、アキラたちは訝しんだ。
「そんなんより温泉入ろー」
「天狐さん、今ちょっと大事な話をしていて」
「あー、しゃあないなー」
天孤は空気をブチ破るように、パッション全開だった。
しかしアキラたちは止めに入る。
何を隠そう、火傷が酷いのだ。
「それっ!」
「あっ、待って、天狐さん!?」
バッシャーン!
アキラは背中を押され、天狐と一緒に露天風呂の中にダイブした。
水飛沫が上がると、アキラの姿はお湯の中に消える。
熱い、熱すぎる、それに痛い。と思ったのも束の間、その痛みは火傷の痛みではなく、お湯の熱さ由来だと気が付いた。
「ぷはっ! なにするんですか、天狐さん、危うく痛みで強制ログアウト……されてない?」
「あはは、そうやん?」
「えっ、どういうことですか?」
訳が分からなかった。
如何して火傷の痛みが引いているのか皆目見当も付かない。
困惑するアキラだったが、クロユリはささやかに説明する。
「アロエロレは現実のアロエのように火傷に効果があるんですよ。ですがその効能は現実の数百倍。貼るだけで自然と火傷を治し、熱さによる痛みも引いてしまうんです」
「そ、そんな凄いものだったんだ……」」
つまり、アキラたちにしてくれたことは全部、見据えた上での良いことだった。
何だか怒鳴り付けたことを後悔するアキラ。
しかし天狐は気にしていない様子で、フェルノにNightと全員を飛び込ませた。
「「うやっ!?」」
バッシャーン!
大きな水飛沫が上がった。
フェルノとNightもお湯の中に消え、突然のことに驚く。
完全に分かっていた流れ。なのだが、流石にテンポが速すぎる。
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