484 / 555
◇479 どんぐりと炎
しおりを挟む
負けん気を見せては見たものの、アキラは依然としてピンチだった。
首領栗フィッシュは未だにHPもそこまで削れておらず、このままでは囮も全うできないかも。
そんな中でもアキラは諦めない。【甲蟲】を強く握ると、最後の希望を取り出す。
「やっぱりコレを使ってみるしかないのかな?」
アキラはどんぐりを取り出す。
首領栗フィッシュと言うな名前ならきっと反応してくれるはず。
どんぐりだけに、何てと冗談を思いつつ、首領栗フィッシュのことを睨みつけた。
「とは言え攻撃の頻度が下がった? もしかして、私のことを本気で相手できる相手だって思ったのかな? それなら……それっ!」
首領栗フィッシュは攻撃の頻度が少なくなっていた。
HPはほんの少ししか削れていないが、もしかするとスタミナ的な問題かもしれない。
アキラがここまで善戦したことで警戒心も強まり、触手による攻撃も手薄。
再攻撃を仕掛けるには絶好の場面だった。
「まずは手始めにキック!」
【月跳】を使い、軽やかに空へと舞い上がる。
首領栗フィッシュの視線を一瞬外れると、スタミナの消費からか反応速度が少し遅い。
これは攻撃が入る。確信した蹴りは強力で、体のバネを全部使ってアキラはどんぐりの部分に強烈な一撃を打ち込んだ。
「そりゃぁ!」
「ブルラララララッ! ランァッ!?」
首領栗フィッシュは蹴られたことでダメージを受けた。
しかしすぐさま反撃を開始し、触手でアキラの足を捕まえる。
ニュルリとした気色の悪い感触に当てられると、悪寒がゾッと走った。
「き、気持ち悪い……流石に生足はちょっと……また飛ばされるのっ!?」
アキラが触手から脱出する前に、首領栗フィッシュは投げ飛ばした。
近くの木の幹に叩き付けられる。直撃すればHPは底を尽く。
そんな真似されてたまるかと、アキラは身を捩りながら重心をズラすと、発動したままの【月跳】を使って、木の幹を逆に蹴り上げる。
「負けない。私、負ける気無いからね!」
全力で足搔いてみせると、反動を使って距離を詰める。
逃げるのではなく攻撃の転じ、【甲蟲】と【灰爪】を突き出すと、どんぐりの傘を目掛けて振り下ろそうとした。だけど、寸前で触手に絡め取らてしまったアキラはそのまま地面に倒れ込む。
「ぐはっ!? い、痛い……」
声が出ないはずなのに、声を出さないとやっていられないくらい痛い。
肺が飛び出しそうな痛みと衝撃が混ざり合って襲い掛かると、アキラは表情を青くした。
このままじゃ囮をする前にやられる。もしかすると助けは来ないかもしれない。
そんな妄念が脳裏をかき混ぜると、焦りと一緒に恐怖心が増しそうだった。
「って、ダメダメ! そんなことで私が負けるか」
意識を素早く切り替えると、続けざまに来る触手槍を転がりながら避ける。
するとポケットの中から仕舞っていたどんぐりが転がる。
「あっ、私の奥の手が!」
アキラはどんぐりを信じようと思った。どんぐりがなんとかしてくれると思って腕を伸ばした。しかし間に合わず、触手に妨害されてしまう。
ズドン! とどんぐりの前に触手が突き刺さり大きな壁が築かれてしまうと、アキラは近付くことすらできず、たじろぎながら後方に下がらざるを得なくなる。
「しまった。って、ど、どうしよう。もうどんぐりは落ちて……あれ?」
その瞬間、アキラは違和感を感じた。
首領栗フィッシュの攻撃がピタリと止んで、空気が一変していた。
如何変わったのか、それはその場にいる人間にしか分からない独特の空気感に浸っていて、ほんのりとした柔肌の匂いらしかった。
「もしかして、本当にどんぐりに興味を示しているのかな?」
アキラの予想はもしかすると当たっていたのかもしれない。
首領栗フィッシュはアキラが落としたどんぐりに興味津々な様子で、触手を使って大事そうに撫でている。もしかすると親近感が湧いているのかも。この隙に距離を取ってとアキラの中で思惑が錯綜するも、上手くはいかない様子で首領栗フィッシュは落ちていたどんぐりを食べた。
「ブルラララララララララララララララァ!」
首領栗フィッシュはどんぐりを齧り食べてしまうと、急にテンションが上がったのか、人間でいうアドレナリンの分泌が加速したみたいに暴れ始める。
触手をブンブン振り回すと、周囲の木々を薙ぎ倒す勢いで地面に罅を入れた。
「急になに? もしかしてどんぐりを食べて回復したの!?」
アキラはマズいことをしたと悟る。
どんぐりを食べて回復されるなら、ここまで戦って意味がない。
幸いHPまでは回復しきっていないけれど、攻撃速度が桁違いに上がり、アキラは避ける間もなかった。
「そ、そんなの聞いてないよ。いや、教えてくれたらこんな目には遭ってないんだけど……うがっ!」
腹部に強烈な一撃が入る。クリンヒットでは無いにしろ、HPを大幅に奪われる。
意識が飛びそうで、見える景色が遅れてやって来る。
いわゆる走馬灯。そんな景色がすぐ近くに広がると、アキラの体はゆっくりと後ろに吹き飛ばされながら、頬を焼く熱い熱に煽られた。
「やられちゃったかな……でもみんなは無事で……」
「おっとっと!」
アキラは友達のことを想っていた。
とりあえずある程度の時間稼ぎはできた筈。これで依頼は無事に達成だ。
せめてもの救いを噛み締め、ゆっくり目を閉じると、急に体が柔らかい何かに覆われた。
耳元で聞こえたのは聞き馴染みのありすぎる声。
ゆっくり目を開けると、竜の腕の中に抱かれている。
燃え上がるような熱に焦がれると、何が起きているのか瞬時に理解できた。
「フェルノ!」
「あはは、お待たせー。それとお疲れ様」
「……遅いよ」
にこやかな笑みを浮かべて出迎えてくれるフェルノの顔が飛び込む。
正直嬉しい。だけどその余裕な笑顔に腹が立つ。
ムッとした表情を浮かべつつもホッと胸を撫で下ろすアキラは、フェルノが居てくれるだけ安心する。ここまでやって来たことは無駄には終わらず、むしろここから本番になるから負けてられなかった。
首領栗フィッシュは未だにHPもそこまで削れておらず、このままでは囮も全うできないかも。
そんな中でもアキラは諦めない。【甲蟲】を強く握ると、最後の希望を取り出す。
「やっぱりコレを使ってみるしかないのかな?」
アキラはどんぐりを取り出す。
首領栗フィッシュと言うな名前ならきっと反応してくれるはず。
どんぐりだけに、何てと冗談を思いつつ、首領栗フィッシュのことを睨みつけた。
「とは言え攻撃の頻度が下がった? もしかして、私のことを本気で相手できる相手だって思ったのかな? それなら……それっ!」
首領栗フィッシュは攻撃の頻度が少なくなっていた。
HPはほんの少ししか削れていないが、もしかするとスタミナ的な問題かもしれない。
アキラがここまで善戦したことで警戒心も強まり、触手による攻撃も手薄。
再攻撃を仕掛けるには絶好の場面だった。
「まずは手始めにキック!」
【月跳】を使い、軽やかに空へと舞い上がる。
首領栗フィッシュの視線を一瞬外れると、スタミナの消費からか反応速度が少し遅い。
これは攻撃が入る。確信した蹴りは強力で、体のバネを全部使ってアキラはどんぐりの部分に強烈な一撃を打ち込んだ。
「そりゃぁ!」
「ブルラララララッ! ランァッ!?」
首領栗フィッシュは蹴られたことでダメージを受けた。
しかしすぐさま反撃を開始し、触手でアキラの足を捕まえる。
ニュルリとした気色の悪い感触に当てられると、悪寒がゾッと走った。
「き、気持ち悪い……流石に生足はちょっと……また飛ばされるのっ!?」
アキラが触手から脱出する前に、首領栗フィッシュは投げ飛ばした。
近くの木の幹に叩き付けられる。直撃すればHPは底を尽く。
そんな真似されてたまるかと、アキラは身を捩りながら重心をズラすと、発動したままの【月跳】を使って、木の幹を逆に蹴り上げる。
「負けない。私、負ける気無いからね!」
全力で足搔いてみせると、反動を使って距離を詰める。
逃げるのではなく攻撃の転じ、【甲蟲】と【灰爪】を突き出すと、どんぐりの傘を目掛けて振り下ろそうとした。だけど、寸前で触手に絡め取らてしまったアキラはそのまま地面に倒れ込む。
「ぐはっ!? い、痛い……」
声が出ないはずなのに、声を出さないとやっていられないくらい痛い。
肺が飛び出しそうな痛みと衝撃が混ざり合って襲い掛かると、アキラは表情を青くした。
このままじゃ囮をする前にやられる。もしかすると助けは来ないかもしれない。
そんな妄念が脳裏をかき混ぜると、焦りと一緒に恐怖心が増しそうだった。
「って、ダメダメ! そんなことで私が負けるか」
意識を素早く切り替えると、続けざまに来る触手槍を転がりながら避ける。
するとポケットの中から仕舞っていたどんぐりが転がる。
「あっ、私の奥の手が!」
アキラはどんぐりを信じようと思った。どんぐりがなんとかしてくれると思って腕を伸ばした。しかし間に合わず、触手に妨害されてしまう。
ズドン! とどんぐりの前に触手が突き刺さり大きな壁が築かれてしまうと、アキラは近付くことすらできず、たじろぎながら後方に下がらざるを得なくなる。
「しまった。って、ど、どうしよう。もうどんぐりは落ちて……あれ?」
その瞬間、アキラは違和感を感じた。
首領栗フィッシュの攻撃がピタリと止んで、空気が一変していた。
如何変わったのか、それはその場にいる人間にしか分からない独特の空気感に浸っていて、ほんのりとした柔肌の匂いらしかった。
「もしかして、本当にどんぐりに興味を示しているのかな?」
アキラの予想はもしかすると当たっていたのかもしれない。
首領栗フィッシュはアキラが落としたどんぐりに興味津々な様子で、触手を使って大事そうに撫でている。もしかすると親近感が湧いているのかも。この隙に距離を取ってとアキラの中で思惑が錯綜するも、上手くはいかない様子で首領栗フィッシュは落ちていたどんぐりを食べた。
「ブルラララララララララララララララァ!」
首領栗フィッシュはどんぐりを齧り食べてしまうと、急にテンションが上がったのか、人間でいうアドレナリンの分泌が加速したみたいに暴れ始める。
触手をブンブン振り回すと、周囲の木々を薙ぎ倒す勢いで地面に罅を入れた。
「急になに? もしかしてどんぐりを食べて回復したの!?」
アキラはマズいことをしたと悟る。
どんぐりを食べて回復されるなら、ここまで戦って意味がない。
幸いHPまでは回復しきっていないけれど、攻撃速度が桁違いに上がり、アキラは避ける間もなかった。
「そ、そんなの聞いてないよ。いや、教えてくれたらこんな目には遭ってないんだけど……うがっ!」
腹部に強烈な一撃が入る。クリンヒットでは無いにしろ、HPを大幅に奪われる。
意識が飛びそうで、見える景色が遅れてやって来る。
いわゆる走馬灯。そんな景色がすぐ近くに広がると、アキラの体はゆっくりと後ろに吹き飛ばされながら、頬を焼く熱い熱に煽られた。
「やられちゃったかな……でもみんなは無事で……」
「おっとっと!」
アキラは友達のことを想っていた。
とりあえずある程度の時間稼ぎはできた筈。これで依頼は無事に達成だ。
せめてもの救いを噛み締め、ゆっくり目を閉じると、急に体が柔らかい何かに覆われた。
耳元で聞こえたのは聞き馴染みのありすぎる声。
ゆっくり目を開けると、竜の腕の中に抱かれている。
燃え上がるような熱に焦がれると、何が起きているのか瞬時に理解できた。
「フェルノ!」
「あはは、お待たせー。それとお疲れ様」
「……遅いよ」
にこやかな笑みを浮かべて出迎えてくれるフェルノの顔が飛び込む。
正直嬉しい。だけどその余裕な笑顔に腹が立つ。
ムッとした表情を浮かべつつもホッと胸を撫で下ろすアキラは、フェルノが居てくれるだけ安心する。ここまでやって来たことは無駄には終わらず、むしろここから本番になるから負けてられなかった。
11
お気に入りに追加
213
あなたにおすすめの小説
モノ作りに没頭していたら、いつの間にかトッププレイヤーになっていた件
こばやん2号
ファンタジー
高校一年生の夏休み、既に宿題を終えた山田彰(やまだあきら)は、美人で巨乳な幼馴染の森杉保奈美(もりすぎほなみ)にとあるゲームを一緒にやらないかと誘われる。
だが、あるトラウマから彼女と一緒にゲームをすることを断った彰だったが、そのゲームが自分の好きなクラフト系のゲームであることに気付いた。
好きなジャンルのゲームという誘惑に勝てず、保奈美には内緒でゲームを始めてみると、あれよあれよという間にトッププレイヤーとして認知されてしまっていた。
これは、ずっと一人でプレイしてきたクラフト系ゲーマーが、多人数参加型のオンラインゲームに参加した結果どうなるのかと描いた無自覚系やらかしVRMMO物語である。
※更新頻度は不定期ですが、よければどうぞ
VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
ーOnly Life Onlineーで生産職中心に遊んでたらトッププレイヤーの仲間入り
星月 ライド
ファンタジー
親友の勧めで遊び、マイペースに進めていたら何故かトッププレイヤーになっていた!?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
注意事項
※主人公リアルチート
暴力・流血表現
VRMMO
一応ファンタジー
もふもふにご注意ください。
VRMMOで神様の使徒、始めました。
一 八重
SF
真崎宵が高校に進学して3ヶ月が経過した頃、彼は自分がクラスメイトから避けられている事に気がついた。その原因に全く心当たりのなかった彼は幼馴染である夏間藍香に恥を忍んで相談する。
「週末に発売される"Continued in Legend"を買うのはどうかしら」
これは幼馴染からクラスメイトとの共通の話題を作るために新作ゲームを勧められたことで、再びゲームの世界へと戻ることになった元動画配信者の青年のお話。
「人間にはクリア不可能になってるって話じゃなかった?」
「彼、クリアしちゃったんですよね……」
あるいは彼に振り回される運営やプレイヤーのお話。
生産職から始まる初めてのVRMMO
結城楓
ファンタジー
最近流行りのVRMMO、興味がないわけではないが自分から手を出そうと思ってはいなかったふう。
そんな時、新しく発売された《アイディアル・オンライン》。
そしてその発売日、なぜかゲームに必要なハードとソフトを2つ抱えた高校の友達、彩華が家にいた。
そんなふうが彩華と半ば強制的にやることになったふうにとっては初めてのVRMMO。
最初のプレイヤー設定では『モンスターと戦うのが怖い』という理由から生産職などの能力を選択したところから物語は始まる。
最初はやらざるを得ない状況だったフウが、いつしか面白いと思うようになり自ら率先してゲームをするようになる。
そんなフウが贈るのんびりほのぼのと周りを巻き込み成長していく生産職から始まる初めてのVRMMOの物語。
Beyond the soul 最強に挑む者たち
Keitetsu003
SF
西暦2016年。
アノア研究所が発見した新元素『ソウル』が全世界に発表された。
ソウルとは魂を形成する元素であり、謎に包まれていた第六感にも関わる物質であると公表されている。
アノア研究所は魂と第六感の関連性のデータをとる為、あるゲームを開発した。
『アルカナ・ボンヤード』。
ソウルで構成された魂の仮想世界に、人の魂をソウルメイト(アバター)にリンクさせ、ソウルメイトを通して視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚、そして第六感を再現を試みたシミュレーションゲームである。
アルカナ・ボンヤードは現存のVR技術をはるかに超えた代物で、次世代のMMORPG、SRMMORPG(Soul Reality Massively Multiplayer Online Role-Playing Game)として期待されているだけでなく、軍事、医療等の様々な分野でも注目されていた。
しかし、魂の仮想世界にソウルイン(ログイン)するには膨大なデータを処理できる装置と通信施設が必要となるため、一部の大企業と国家だけがアルカナ・ボンヤードを体験出来た。
アノア研究所は多くのサンプルデータを集めるため、PVP形式のゲーム大会『ソウル杯』を企画した。
その目的はアノア研究所が用意した施設に参加者を集め、アルカナ・ボンヤードを体験してもらい、より多くのデータを収集する事にある。
ゲームのルールは、ゲーム内でプレイヤー同士を戦わせて、最後に生き残った者が勝者となる。優勝賞金は300万ドルという高額から、全世界のゲーマーだけでなく、格闘家、軍隊からも注目される大会となった。
各界のプロが競い合うことから、ネットではある噂が囁かれていた。それは……。
『この大会で優勝した人物はネトゲ―最強のプレイヤーの称号を得ることができる』
あるものは富と名声を、あるものは魂の世界の邂逅を夢見て……参加者は様々な思いを胸に、戦いへと身を投じていくのであった。
*お話の都合上、会話が長文になることがあります。
その場合、読みやすさを重視するため、改行や一行開けた文体にしていますので、ご容赦ください。
投稿日は不定期です
運極ちゃんの珍道中!〜APの意味がわからなかったのでとりあえず運に極振りしました〜
斑鳩 鳰
ファンタジー
今話題のVRMMOゲーム"Another World Online"通称AWO。リアルをとことん追求した設計に、壮大なグラフィック。多種多様なスキルで戦闘方法は無限大。
ひょんなことからAWOの第二陣としてプレイすることになった女子高生天草大空は、チュートリアルの段階で、AP振り分けの意味が分からず困ってしまう。
「この中じゃあ、運が一番大切だよね。」
とりあえず運に極振りした大空は、既に有名人になってしまった双子の弟や幼馴染の誘いを断り、ソロプレーヤーとしてほのぼのAWOの世界を回ることにした。
それからレベルが上がってもAPを運に振り続ける大空のもとに個性の強い仲間ができて...
どこか抜けている少女が道端で出会った仲間たちと旅をするほのぼの逆ハーコメディー
一次小説処女作です。ツッコミどころ満載のあまあま設定です。
作者はぐつぐつに煮たお豆腐よりもやわやわなメンタルなのでお手柔らかにお願いします。
現実逃避のために逃げ込んだVRMMOの世界で、私はかわいいテイムモンスターたちに囲まれてゲームの世界を堪能する
にがりの少なかった豆腐
ファンタジー
この作品は 旧題:金運に恵まれたが人運に恵まれなかった俺は、現実逃避するためにフルダイブVRゲームの世界に逃げ込んだ
の内容を一部変更し修正加筆したものになります。
宝くじにより大金を手に入れた主人公だったが、それを皮切りに周囲の人間関係が悪化し、色々あった結果、現実の生活に見切りを付け、溜まっていた鬱憤をVRゲームの世界で好き勝手やって晴らすことを決めた。
そして、課金したりかわいいテイムモンスターといちゃいちゃしたり、なんて事をしている内にダンジョンを手に入れたりする主人公の物語。
※ 異世界転移や転生、ログアウト不可物の話ではありません ※
※修正前から主人公の性別が変わっているので注意。
※男主人公バージョンはカクヨムにあります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる