472 / 566
◇468 武家屋敷が壊れた後は……
しおりを挟む
「えっ!?」
雷斬は驚いていた。
脱衣所で服も着替えずにタオル一枚巻いたまま固まっている。
もちろん固まっているのは雷斬だけじゃない。
アキラたちも「嘘でしょ?」と口が叫んでいた。
そんな横顔を見つめ、Nightは真顔で突き通す。
表情を一切返ることはなく、脱いだ服を着直した。
「本当だ。あの武家屋敷はもう無い」
Nightの口から飛び出したのは、武家屋敷が如何なったのか。
もちろん崩れたのは言うまでもない。
けたたましい轟音で耳を劈き、地鳴りと一緒に恐怖心を駆り立てる。
確実に崩壊した。その事実は確認しなくても分かっていたのだが、アキラたちが言いたいのはそこではなかった。
「ちょっと待ってよ。もう無いってどういうこと?」
「どうもこうもない。武家屋敷は無い。以上」
「以上じゃないわよ! 武家屋敷が崩壊したのは知ってるわ。でもね、崩壊音だけじゃまだ分からないでしょ?」
ベルが当然の如く抗議を入れた。
けれどNightは事実を笠に着て、一切動じない。
睨みつける訳でも、下手に気を荒立てる訳でもなく、Nightはいつもの雰囲気を纏っていた。
「確かに崩壊音だけじゃ分からないな。確信も取れない」
「だったら!」
「それならコレを見ろ」
Nightはそう言うと、メニューバーを開いた。
指先でなぞると、続けざまに地図を開く。
武家屋敷の在った場所を拡大すると、topicとして表示された項目を、アキラたちに見せる。
「これが証拠だ」
Nightが見せたのは、武家屋敷が崩壊し、跡形も無くなった姿。
GAME性を崩しそうでげんなりとした表情を浮かべるが、そこには写真が表示された。
けれど写真だからか、写されたものは全く以って事実でしかない。
竹林の中。塀を除き、武家屋敷の平屋は崩壊どころか、存在すら抹消されたみたいに平らにされてしまっていた。
「う、嘘よね? えっ、そんなことって……えっ?」
「うわぁ、綺麗さっぱり無くなってるねー」
感心している場合ではなかった。
けれどフェルノの言う通り、綺麗さっぱり武家屋敷は無くなっている。
戸の一枚も、その残骸すら残っていない。
ショベルカーで瓦礫を撤去し、ロードローラーで整えたみたいな手際の良さに、またしてもGAME性を疑った。
「ちなみに一夜の間に起きたことらしい」
「い、一夜!? 一夜って……まあアレよね? アプデが入ったのよね?」
「いや、アプデは入っていないぞ」
「う、嘘でしょ!? それじゃあセルフで撤去されたってこと?」
「或いは、自動的に普遍を消去するプログラムがこの世界には存在しているのかもな。どちらにせよ、武家屋敷はもう無いんだ。これ以上気を取られるのはごめんだ」
Nightはそこまで答えると、面倒くさそうに事実を伝えるのを止める。
すると雷斬は「そうですか……」と何処か寂しそう。
如何やら心残りではない何かがあるらしい。
それもそのはず、あの場所では雪将軍との死闘を繰り広げた。
その思い出が無くなってしまったとなれば、何処に向けたらいいのか分からない感情が沸々と心の奥底から込み上げる。
「雷斬……元気だそ」
「そうだよー。気にしても仕方ないじゃんかー」
アキラとフェスタは雷斬の気持ちを汲み取ろうとする。
できるだけポジティブになって欲しいので、温かい言葉を掛ける。
「そうですね。気にしても仕方ありませんよね」
「そうだよー。どうせ物はいつか壊れるんだらさー。気にしたら馬鹿だってー」
「誰が言ってるのよ、誰が!」
フェルノは手応えを感じたのか、感じていないのか、よく分からないが言葉を掛け続けた。
とは言え、あまりにもフェルノ過ぎる。コレだとダメだ。そう思いベルが割って入って修正した。
「雷斬、物は無くなっても思い出は残るでしょ? それが大事よ。全てはここ、分かるわよね?」
ベルは親友である雷斬の気持ちを高ぶらせる。
胸を叩き大事なのは気持ちだと伝えた。
Nightはその姿に「理屈を通り越したな」と何処か憐れむような表情を浮かべるが、アキラは「ナイス」と親指を立てる。
雷斬にはこの方が想いが通じる。ベルの判断に称賛を送った。
「そうですね。考えても仕方ありませんね」
「そういうものよ。はい、この話は終りね」
雷斬はベルの言葉と想いを受け取ったようで、ある種納得せざるを得なかった。
ベルもこれ以上長引く話は無しにして、改めて服を着替え始める。
けれど雷斬はまだ引っ掛かる所があるらしい。タオルを脱ごうとしたが、下唇に人差し指を当てる。
「ですが些か疑問ですね。どうして武家屋敷は突然崩壊してしまったのでしょうか?」
「それもそうよね? 確か大黒柱は折ってなかったでしょ? 周りの支柱は何本か……」
未だに疑問に残ることを上げた。それはそもそも武家屋敷が如何して崩壊したのかだ。
もちろんその原因を作ったのは、Nightの無茶から。けれどその無茶を前にしても、武家屋敷は崩壊しなかった。それだけ大事な柱を避け、必要のない支柱を壊していたからに他ない。
だがしかし、武家屋敷は崩壊してしまった。
タイミングを考えれば、あまりにも不自然で、まるで計ったかのようだった。
そのことに首を捻ってしまうが、Nightはある程度推測は立てていた。
しばし黙っていたのだが、ようやくNightは口を出す。
「雪将軍がやられたからだろ」
「「「えっ?」」」
Nightの答えは単調だった。
あまりにもシンプル過ぎてアキラたちは驚くことしかできない。
雪将軍がやられたことと関連付ける。ありきたりだが、Nightは確信を持っていた。
「考えても見ろ。崩壊は雪将軍が倒され、雷斬が太刀を持って行ってから起きた。つまりあの武家屋敷自体が雪将軍を主人として見ていたもの。即ち、主人が居なくなったことで存在意義が無くなり崩壊の一途を辿った。そういう訳だ」
武家屋敷自体が雪将軍を主人と認めていた。
しかし主人が居なくなったことで、存在意義が無くなる。
だから武家屋敷自体が自発的に崩壊を望んだ。
その理屈に何処か感慨深いものを感じ、Nightらしくないと少しだけ引っかかるが、Nightもスピリチュアルなことを否定する気は無かった。
「スピリチュアル的な思考だとしても、私は自分の回答を否定はしない。あくまでも私の回答だからだ」
「Night……」
「信じるかどうかはお前達で決めればいい。私の回答を信じたければ私は構わない。ただそれだけだ」
Nightは少し気恥しそうにしていた。
頬を赤らめていたが、見せないように顔を隠す。
だがしかし、アキラには分かっていた。
理屈だけではない。それがNightの強み。
自分のできる最善を尽くし、真っ当な答えを見出す。
それができること、考えて発言できること、その全てはNight自身のものであり、自分の回答に自信を持っているからできるのだと、アキラは気が付いていた。
だからこそ嬉しくなり、にこりと笑みを浮かべて返すことにした。
それがアキラなりの回答への回答になったからだ。
雷斬は驚いていた。
脱衣所で服も着替えずにタオル一枚巻いたまま固まっている。
もちろん固まっているのは雷斬だけじゃない。
アキラたちも「嘘でしょ?」と口が叫んでいた。
そんな横顔を見つめ、Nightは真顔で突き通す。
表情を一切返ることはなく、脱いだ服を着直した。
「本当だ。あの武家屋敷はもう無い」
Nightの口から飛び出したのは、武家屋敷が如何なったのか。
もちろん崩れたのは言うまでもない。
けたたましい轟音で耳を劈き、地鳴りと一緒に恐怖心を駆り立てる。
確実に崩壊した。その事実は確認しなくても分かっていたのだが、アキラたちが言いたいのはそこではなかった。
「ちょっと待ってよ。もう無いってどういうこと?」
「どうもこうもない。武家屋敷は無い。以上」
「以上じゃないわよ! 武家屋敷が崩壊したのは知ってるわ。でもね、崩壊音だけじゃまだ分からないでしょ?」
ベルが当然の如く抗議を入れた。
けれどNightは事実を笠に着て、一切動じない。
睨みつける訳でも、下手に気を荒立てる訳でもなく、Nightはいつもの雰囲気を纏っていた。
「確かに崩壊音だけじゃ分からないな。確信も取れない」
「だったら!」
「それならコレを見ろ」
Nightはそう言うと、メニューバーを開いた。
指先でなぞると、続けざまに地図を開く。
武家屋敷の在った場所を拡大すると、topicとして表示された項目を、アキラたちに見せる。
「これが証拠だ」
Nightが見せたのは、武家屋敷が崩壊し、跡形も無くなった姿。
GAME性を崩しそうでげんなりとした表情を浮かべるが、そこには写真が表示された。
けれど写真だからか、写されたものは全く以って事実でしかない。
竹林の中。塀を除き、武家屋敷の平屋は崩壊どころか、存在すら抹消されたみたいに平らにされてしまっていた。
「う、嘘よね? えっ、そんなことって……えっ?」
「うわぁ、綺麗さっぱり無くなってるねー」
感心している場合ではなかった。
けれどフェルノの言う通り、綺麗さっぱり武家屋敷は無くなっている。
戸の一枚も、その残骸すら残っていない。
ショベルカーで瓦礫を撤去し、ロードローラーで整えたみたいな手際の良さに、またしてもGAME性を疑った。
「ちなみに一夜の間に起きたことらしい」
「い、一夜!? 一夜って……まあアレよね? アプデが入ったのよね?」
「いや、アプデは入っていないぞ」
「う、嘘でしょ!? それじゃあセルフで撤去されたってこと?」
「或いは、自動的に普遍を消去するプログラムがこの世界には存在しているのかもな。どちらにせよ、武家屋敷はもう無いんだ。これ以上気を取られるのはごめんだ」
Nightはそこまで答えると、面倒くさそうに事実を伝えるのを止める。
すると雷斬は「そうですか……」と何処か寂しそう。
如何やら心残りではない何かがあるらしい。
それもそのはず、あの場所では雪将軍との死闘を繰り広げた。
その思い出が無くなってしまったとなれば、何処に向けたらいいのか分からない感情が沸々と心の奥底から込み上げる。
「雷斬……元気だそ」
「そうだよー。気にしても仕方ないじゃんかー」
アキラとフェスタは雷斬の気持ちを汲み取ろうとする。
できるだけポジティブになって欲しいので、温かい言葉を掛ける。
「そうですね。気にしても仕方ありませんよね」
「そうだよー。どうせ物はいつか壊れるんだらさー。気にしたら馬鹿だってー」
「誰が言ってるのよ、誰が!」
フェルノは手応えを感じたのか、感じていないのか、よく分からないが言葉を掛け続けた。
とは言え、あまりにもフェルノ過ぎる。コレだとダメだ。そう思いベルが割って入って修正した。
「雷斬、物は無くなっても思い出は残るでしょ? それが大事よ。全てはここ、分かるわよね?」
ベルは親友である雷斬の気持ちを高ぶらせる。
胸を叩き大事なのは気持ちだと伝えた。
Nightはその姿に「理屈を通り越したな」と何処か憐れむような表情を浮かべるが、アキラは「ナイス」と親指を立てる。
雷斬にはこの方が想いが通じる。ベルの判断に称賛を送った。
「そうですね。考えても仕方ありませんね」
「そういうものよ。はい、この話は終りね」
雷斬はベルの言葉と想いを受け取ったようで、ある種納得せざるを得なかった。
ベルもこれ以上長引く話は無しにして、改めて服を着替え始める。
けれど雷斬はまだ引っ掛かる所があるらしい。タオルを脱ごうとしたが、下唇に人差し指を当てる。
「ですが些か疑問ですね。どうして武家屋敷は突然崩壊してしまったのでしょうか?」
「それもそうよね? 確か大黒柱は折ってなかったでしょ? 周りの支柱は何本か……」
未だに疑問に残ることを上げた。それはそもそも武家屋敷が如何して崩壊したのかだ。
もちろんその原因を作ったのは、Nightの無茶から。けれどその無茶を前にしても、武家屋敷は崩壊しなかった。それだけ大事な柱を避け、必要のない支柱を壊していたからに他ない。
だがしかし、武家屋敷は崩壊してしまった。
タイミングを考えれば、あまりにも不自然で、まるで計ったかのようだった。
そのことに首を捻ってしまうが、Nightはある程度推測は立てていた。
しばし黙っていたのだが、ようやくNightは口を出す。
「雪将軍がやられたからだろ」
「「「えっ?」」」
Nightの答えは単調だった。
あまりにもシンプル過ぎてアキラたちは驚くことしかできない。
雪将軍がやられたことと関連付ける。ありきたりだが、Nightは確信を持っていた。
「考えても見ろ。崩壊は雪将軍が倒され、雷斬が太刀を持って行ってから起きた。つまりあの武家屋敷自体が雪将軍を主人として見ていたもの。即ち、主人が居なくなったことで存在意義が無くなり崩壊の一途を辿った。そういう訳だ」
武家屋敷自体が雪将軍を主人と認めていた。
しかし主人が居なくなったことで、存在意義が無くなる。
だから武家屋敷自体が自発的に崩壊を望んだ。
その理屈に何処か感慨深いものを感じ、Nightらしくないと少しだけ引っかかるが、Nightもスピリチュアルなことを否定する気は無かった。
「スピリチュアル的な思考だとしても、私は自分の回答を否定はしない。あくまでも私の回答だからだ」
「Night……」
「信じるかどうかはお前達で決めればいい。私の回答を信じたければ私は構わない。ただそれだけだ」
Nightは少し気恥しそうにしていた。
頬を赤らめていたが、見せないように顔を隠す。
だがしかし、アキラには分かっていた。
理屈だけではない。それがNightの強み。
自分のできる最善を尽くし、真っ当な答えを見出す。
それができること、考えて発言できること、その全てはNight自身のものであり、自分の回答に自信を持っているからできるのだと、アキラは気が付いていた。
だからこそ嬉しくなり、にこりと笑みを浮かべて返すことにした。
それがアキラなりの回答への回答になったからだ。
11
お気に入りに追加
222
あなたにおすすめの小説
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
1000年ぶりに目覚めた「永久の魔女」が最強すぎるので、現代魔術じゃ話にもならない件について
水定ユウ
ファンタジー
【火曜、木曜、土曜、に投稿中!】
千年前に起こった大戦を鎮めたのは、最強と恐れられ畏怖された「魔女」を冠する魔法使いだった。
月日は流れ千年後。「永久の魔女」の二つ名を持つ最強の魔法使いトキワ・ルカはふとしたことで眠ってしまいようやく目が覚める。
気がつくとそこは魔力の濃度が下がり魔法がおとぎ話と呼ばれるまでに落ちた世界だった。
代わりに魔術が存在している中、ルカは魔術師になるためアルカード魔術学校に転入する。
けれど最強の魔女は、有り余る力を隠しながらも周囲に存在をアピールしてしまい……
最強の魔法使い「魔女」の名を冠するトキワ・ルカは、現代の魔術師たちを軽く凌駕し、さまざまな問題に現代の魔術師たちと巻き込まれていくのだった。
※こちらの作品は小説家になろうやカクヨムでも投稿しています。
インフィニティ・オンライン~ネタ職「商人」を選んだもふもふワンコは金の力(銭投げ)で無双する~
黄舞
SF
無数にあるゲームの中でもβ版の完成度、自由度の高さから瞬く間に話題を総ナメにした「インフィニティ・オンライン」。
貧乏学生だった商山人志はゲームの中だけでも大金持ちになることを夢みてネタ職「商人」を選んでしまう。
攻撃スキルはゲーム内通貨を投げつける「銭投げ」だけ。
他の戦闘職のように強力なスキルや生産職のように戦闘に役立つアイテムや武具を作るスキルも無い。
見た目はせっかくゲームだからと選んだもふもふワンコの獣人姿。
これもモンスターと間違えられやすいため、PK回避で選ぶやつは少ない!
そんな中、人志は半ばやけくそ気味にこう言い放った。
「くそっ! 完全に騙された!! もういっその事お前らがバカにした『商人』で天下取ってやんよ!! 金の力を思い知れ!!」
一度完結させて頂きましたが、勝手ながら2章を始めさせていただきました
毎日更新は難しく、最長一週間に一回の更新頻度になると思います
また、1章でも試みた、読者参加型の物語としたいと思っています
具体的にはあとがき等で都度告知を行いますので奮ってご参加いただけたらと思います
イベントの有無によらず、ゲーム内(物語内)のシステムなどにご指摘を頂けましたら、運営チームの判断により緊急メンテナンスを実施させていただくことも考えています
皆様が楽しんで頂けるゲーム作りに邁進していきますので、変わらぬご愛顧をよろしくお願いしますm(*_ _)m
吉日
運営チーム
大変申し訳ありませんが、諸事情により、キリが一応いいということでここで再度完結にさせていただきます。
【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO
無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。
名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。
小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。
特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。
姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。
ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。
スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。
そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。
なんでもアリな異世界は、なんだか楽しそうです!!
日向ぼっこ
ファンタジー
「異世界転生してみないか?」
見覚えのない部屋の中で神を自称する男は話を続ける。
神の暇つぶしに付き合う代わりに異世界チートしてみないか? ってことだよと。
特に悩むこともなくその話を受け入れたクロムは広大な草原の中で目を覚ます。
突如襲い掛かる魔物の群れに対してとっさに突き出した両手より光が輝き、この世界で生き抜くための力を自覚することとなる。
なんでもアリの世界として創造されたこの世界にて、様々な体験をすることとなる。
・魔物に襲われている女の子との出会い
・勇者との出会い
・魔王との出会い
・他の転生者との出会い
・波長の合う仲間との出会い etc.......
チート能力を駆使して異世界生活を楽しむ中、この世界の<異常性>に直面することとなる。
その時クロムは何を想い、何をするのか……
このお話は全てのキッカケとなった創造神の一言から始まることになる……
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる