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◇419 温泉に入ろー
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アキラたちは天狐に軽くいなされあしらわれた。
結局Nightも怒る雰囲気を完全に崩され諦めた。
代わりに天狐に背中を押される形で、ギルド会館に向かう代わりに妖帖の雅のギルドホームに向かうことになる。
「そういうたら、クロユリたちには会うたん?」
「はい。この間も」
「ほな温泉には入った?」
「入ってないな」
「そうだねー。なんか悪い気がするし、そんな時間なかったからー」
「ほな今から入ろー」
「それでは少し浸からせてもらいましょうか」
「そうね。無料なら尚更よ」
妖帖の雅との繋がりは深い。
おかげで天然温泉には浸かり放題だ。
しかも今回は天狐も居る。最悪許可取りも問題無しで、気楽でいられた。
「ふぅ、もうすぐやわぁ」
四辻の角を曲がった。
すると妖帖の雅のギルドホーム前で雪掻きをするプレイヤーの姿があった。
「あれ?」
「あっ、椿姫さん」
「継ぎ接ぎの皆さん、お久しぶりです。それと姫は止めて貰えますか?」
椿姫が一人で雪掻きに没頭していた。
現代にあるような便利な道具ではなく、かなり古めかしかった。
そのせいだろうか。かなり効率が悪そうで、何処となく手付きが辛そうに見える。
「どうしたんですか、こんなところで?」
「ちょっと天狐さんを捕まえて……」
「おはようー。みんなで温泉入ろう」
天孤がアキラたちの後ろから顔を覗かせた。
万歳をしたままにこやかな笑みを浮かべている。
椿姫も口元に手を当てると、「うふふ」と微笑む。
「それじゃあ皆さんで入りましょう」
「ほな行こう行こう……あっ!」
突然天狐が足を止めた。
何事かと思い、全員が雪の中足を止める。
妖帖の雅のギルドホームを目の前にして、天狐が雪掻きを止めようとした椿姫に話し掛けたのだ。
「後で訊きたいことあるんやけど、ええ?」
「訊きたいことですか? 珍しいですね、天狐が私に訊きたいことなんて」
目を丸くして椿姫が聞き返す。
しかし如何やら的が外れたようで、天狐はプイプイ首を横に振った。
「私ちゃうくてこの子たち」
「継ぎ接ぎの皆さんが? はて、なんでしょうか?」
「なんでも雪将軍の噂らしいけど?」
「雪将軍ですか? うーん、私よりもクロユリの方が知っていると思うけど」
椿姫はそう口にした。やはりクロユリの下に情報が集まるらしい。
それならとばかりに天狐もニカッと笑みを浮かべた。
頭の癖毛が狐の耳のように跳ね上がる。
「そやね。ほなクロユリも捕まえよう!」
天孤は一人テンションのギアを上げた。
アキラたちは妙にマイペースでだけど憎めない天狐に翻弄されつつも妖帖の雅のギルドホームにお邪魔した。
その後を雪掻きの道具を片付けながら椿姫も追う。
外とは違い、ギルドホームの中は煌びやかで上品。寒さは一切無く、吹き抜ける風以外は暖かくて天にも昇ってしまいそうだった。
「ふぅ。暖かい」
「そうだねー。って、他に誰もいないのー?」
フェルノが余計なことで口を滑らせた。
アキラは怒られるかもと思い、フェルノの肩をトントン擦った。
するとフェルノは「ん?」と首を捻る。分かってなかった。
「すみません天狐さん、椿姫さん」
「問題あらへんで」
「そうです。フェルノさんはこういう方ですから」
「分かっていただけているのならありがたい限りです」
「完全にフェルノのことヤバい奴って思われてるわね。まあ、そうとは思うけど……」
雷斬もベルもフェルノのことが大分分かって来ていた。
しかしフェルノは「あはは、まあそうだよねー」と完全に受け入れている。
その光景を横目に、アキラとNightは互いに耳打ちをし合った。
「いいのかな、アレで?」
「本人が受け入れているのなら問題ないはずだ」
「そ、そうだよね。よし、意識を切り替えて……こほん」
アキラは咳払いを一つした。
キョロキョロと妖帖の雅のギルドホームをグルリと見回す。
確かにフェルノの言う通り、他に誰もいないのは気になる。
もしかして経営が……と思い、アキラも尋ねていた。
「あの、本当に誰もいないんですか?」
「そうですね。今は誰も……」
「どういうことだ? ここに客が入ったところを私は見ていないが?」
「あはは、確かに入ってへんね」
「そんな楽観的に言わないでくださいよ。それで、実際はどうなんです?」
アキラは本気で尋ね返した。
すると何処からか声が聴こえた。
「ご心配なく、うちは不定休なんですよ」
咄嗟に振り返ってみた。
すると二階の奥から女性が姿を現す。
着物姿で、黒い百合があしらわれていた。妖艶な雰囲気を放つ大人な女性。
間違いなくクロユリで、微笑みを浮かべていた。
「「「クロユリさん!」」」
「はい、継ぎ接ぎの皆さん。それから天狐と椿も揃い踏みで、どうしましたか?」
クロユリはゆっくりと階段を下りて来る。
アキラたちの前にやって来ると、挨拶を交わす前に天狐が割って入った。
「温泉入ろう」
「天狐、貴女は自由気ままですよね。まあ、構いませんよ」
「クロユリもやわぁ」
「えっ、私もですか? 私はちょっと……」
「ほな行こう!」
「ちょっと天狐! きゃっ」
クロユリの悲鳴が上がった。とっても珍しい。
普段見ない光景を目の当たりにし、ついつい視線が追ってしまった。
顔を真っ赤にして目を見開くクロユリの姿が可愛かった。
結局Nightも怒る雰囲気を完全に崩され諦めた。
代わりに天狐に背中を押される形で、ギルド会館に向かう代わりに妖帖の雅のギルドホームに向かうことになる。
「そういうたら、クロユリたちには会うたん?」
「はい。この間も」
「ほな温泉には入った?」
「入ってないな」
「そうだねー。なんか悪い気がするし、そんな時間なかったからー」
「ほな今から入ろー」
「それでは少し浸からせてもらいましょうか」
「そうね。無料なら尚更よ」
妖帖の雅との繋がりは深い。
おかげで天然温泉には浸かり放題だ。
しかも今回は天狐も居る。最悪許可取りも問題無しで、気楽でいられた。
「ふぅ、もうすぐやわぁ」
四辻の角を曲がった。
すると妖帖の雅のギルドホーム前で雪掻きをするプレイヤーの姿があった。
「あれ?」
「あっ、椿姫さん」
「継ぎ接ぎの皆さん、お久しぶりです。それと姫は止めて貰えますか?」
椿姫が一人で雪掻きに没頭していた。
現代にあるような便利な道具ではなく、かなり古めかしかった。
そのせいだろうか。かなり効率が悪そうで、何処となく手付きが辛そうに見える。
「どうしたんですか、こんなところで?」
「ちょっと天狐さんを捕まえて……」
「おはようー。みんなで温泉入ろう」
天孤がアキラたちの後ろから顔を覗かせた。
万歳をしたままにこやかな笑みを浮かべている。
椿姫も口元に手を当てると、「うふふ」と微笑む。
「それじゃあ皆さんで入りましょう」
「ほな行こう行こう……あっ!」
突然天狐が足を止めた。
何事かと思い、全員が雪の中足を止める。
妖帖の雅のギルドホームを目の前にして、天狐が雪掻きを止めようとした椿姫に話し掛けたのだ。
「後で訊きたいことあるんやけど、ええ?」
「訊きたいことですか? 珍しいですね、天狐が私に訊きたいことなんて」
目を丸くして椿姫が聞き返す。
しかし如何やら的が外れたようで、天狐はプイプイ首を横に振った。
「私ちゃうくてこの子たち」
「継ぎ接ぎの皆さんが? はて、なんでしょうか?」
「なんでも雪将軍の噂らしいけど?」
「雪将軍ですか? うーん、私よりもクロユリの方が知っていると思うけど」
椿姫はそう口にした。やはりクロユリの下に情報が集まるらしい。
それならとばかりに天狐もニカッと笑みを浮かべた。
頭の癖毛が狐の耳のように跳ね上がる。
「そやね。ほなクロユリも捕まえよう!」
天孤は一人テンションのギアを上げた。
アキラたちは妙にマイペースでだけど憎めない天狐に翻弄されつつも妖帖の雅のギルドホームにお邪魔した。
その後を雪掻きの道具を片付けながら椿姫も追う。
外とは違い、ギルドホームの中は煌びやかで上品。寒さは一切無く、吹き抜ける風以外は暖かくて天にも昇ってしまいそうだった。
「ふぅ。暖かい」
「そうだねー。って、他に誰もいないのー?」
フェルノが余計なことで口を滑らせた。
アキラは怒られるかもと思い、フェルノの肩をトントン擦った。
するとフェルノは「ん?」と首を捻る。分かってなかった。
「すみません天狐さん、椿姫さん」
「問題あらへんで」
「そうです。フェルノさんはこういう方ですから」
「分かっていただけているのならありがたい限りです」
「完全にフェルノのことヤバい奴って思われてるわね。まあ、そうとは思うけど……」
雷斬もベルもフェルノのことが大分分かって来ていた。
しかしフェルノは「あはは、まあそうだよねー」と完全に受け入れている。
その光景を横目に、アキラとNightは互いに耳打ちをし合った。
「いいのかな、アレで?」
「本人が受け入れているのなら問題ないはずだ」
「そ、そうだよね。よし、意識を切り替えて……こほん」
アキラは咳払いを一つした。
キョロキョロと妖帖の雅のギルドホームをグルリと見回す。
確かにフェルノの言う通り、他に誰もいないのは気になる。
もしかして経営が……と思い、アキラも尋ねていた。
「あの、本当に誰もいないんですか?」
「そうですね。今は誰も……」
「どういうことだ? ここに客が入ったところを私は見ていないが?」
「あはは、確かに入ってへんね」
「そんな楽観的に言わないでくださいよ。それで、実際はどうなんです?」
アキラは本気で尋ね返した。
すると何処からか声が聴こえた。
「ご心配なく、うちは不定休なんですよ」
咄嗟に振り返ってみた。
すると二階の奥から女性が姿を現す。
着物姿で、黒い百合があしらわれていた。妖艶な雰囲気を放つ大人な女性。
間違いなくクロユリで、微笑みを浮かべていた。
「「「クロユリさん!」」」
「はい、継ぎ接ぎの皆さん。それから天狐と椿も揃い踏みで、どうしましたか?」
クロユリはゆっくりと階段を下りて来る。
アキラたちの前にやって来ると、挨拶を交わす前に天狐が割って入った。
「温泉入ろう」
「天狐、貴女は自由気ままですよね。まあ、構いませんよ」
「クロユリもやわぁ」
「えっ、私もですか? 私はちょっと……」
「ほな行こう!」
「ちょっと天狐! きゃっ」
クロユリの悲鳴が上がった。とっても珍しい。
普段見ない光景を目の当たりにし、ついつい視線が追ってしまった。
顔を真っ赤にして目を見開くクロユリの姿が可愛かった。
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