264 / 555
◇262 赤い宝石がまた一つ
しおりを挟む
本当に地味な作業だった。
作業芸よりも地味な光景に次第に口数が減っていた。
「全然落ちてない……」
アキラはポツリと独り言を吐いた。
視線が砂浜を凝視していて、貝殻は落ちていなかった。
白い砂浜の上には当然ゴミは落ちていなかった。
Nightの話だと、最近ではプラスチックごみも何年も前と比べればかなり減っていた。
「ここも本当に綺麗」
日本のごみの量が減っているのと同じで、この海にもごみらしいものは無かった。
アキラは気分が上がり、貝殻集めに集中した。
するとフェルノの高らかな声が聞こえた。
「あった!」
「見つけたの!」
フェルノがちょっとだけ赤い貝殻を拾った。
雷斬やベルもそれに続き、それぞれのイメージに合った貝殻を拾っていた。
「私も見つけました」
「私もよ!」
それぞれ黄色い貝殻と緑色の貝殻を手にしていた。
アキラは急いで見つけようと少しだけ気が馳せた。
「ゆっくりでいいよ。こっちでたくさん見つけておくから」
「ごめんね。私もすぐに見つけるね」
次第に貝殻集めから桜色の貝殻集めに意識が切り替わっていた。
凝視して白い砂浜を見つめているも、なかなか目ぼしいサイズと色の貝殻を見つけられなかった。
「うーん、桜色は人気だもんね」
アキラは腕を組んだ。
クリスマスツリーにも桜色の装飾品はそれなりの多かった。
みんなに拾われちゃったのかなと、アキラは落ち込んだ。
「うーん、せめて何か何か……」
せめて何でもいいからクリスマスツリーの飾り付けにできればいいと思った。
しかし何も見つからないので焦ってしまった。
そんな時、意識を切り替えてみた。
少し冷静になって見れば何か見つかる気がした。
「私の専売特許は意識の切り替えだもんね。よし、焦らない焦らない……ん?」
ふと視線を落としたアキラは砂浜に何か埋もれていることに気が付いた。
見れば紅い宝石のようなものが落ちていて、キラキラしていて綺麗だった。
「これなら飾りつけにも使えるかも!」
そう思ったのも束の間。
砂の中から掘り出した紅い宝石はまさかの円柱形状だった。
「嘘だ。こんなの自然の産物でできるわけないよ!」
アキラは普通にツッコミを入れた。
その声を聴きつけたのか、フェルノが走ってきた。
砂の上を警戒に駆けて、一切足が取られることがなかった。
「如何したのー?」
「見てよフェルノ。私宝石見つけたよ?」
「宝石? ……うわぁ、本当だ!」
フェルノも信じられない様子だ。
そもそも砂浜の中に宝石が埋まっているなんてどんな確立何だろうと、流石にファンタジーGAMEの世界とは言え理解に苦しんだ。
とは言えこれをちゃっかりインベントリの中に入れていた。
拾ったのも何かの縁ということで、アキラは都合の良いように意識を切り替えた。
「どうせ捨てるのはもったいないもんね。貰ってもいいかな?」
「いいんじゃない? こんなところで落とした奴が悪いんだからさ」
多分拾いに来る人はいないはずだ。
相当砂の中に埋もれていたらしく、海水で固まっていた。
「それじゃあ戻ろっか」
「もう戻るの! 私拾ってないよ?」
「大丈夫。大丈夫。ジャジャーン!」
アキラはビックリした。
フェルノが取り出した袋の中には貝殻が山ほど入っていた。
この短時間で大量の貝殻を良く見つけたなと思ったが、フェルノの足元が濡れていたので多分波打ち際まで拾いに行ってくれたと推測できた。
「ありがとフェルノ」
「いいってことだよー。それよりアキラは運良いよね」
「良いのかな?」
「いいに決まっているじゃんかー。だってこんな良いもの拾ったんだよ? ついてるって」
フェルノはアキラを励ました。
アキラも素直に受け取ることにして「ありがとう」ともう一度答えた。
実際アキラは運が良かった。
周りには一切貝殻が落ちていないようなところから宝石だけを拾ったのだ。
ご都合主義儀ではなかった。そうなるようにアキラ自身が選択した結果だった。
「ちょっと、こっち手伝って」
「もう少し飾り付けに使えそうなものを拾って帰りましょう」
ベルと雷斬が呼んでいた。
二人も大量の貝殻を集めていた。
アキラとフェルノも場所を変え、貝殻集めを手伝った。
「あれ? こっちにはたくさん落ちてるね」
するとアキラはさっきまで一つも見つからなかったが貝殻をあっさり見つけることができた。
岩場の間に挟まっていたらしく、目当ての桜色の貝殻をようやく手にすることができた。
ホッと胸を撫で下ろし、嬉しくなった。
「ほら、やっぱり向こうは波が強いんだよ」
「そっか。流されちゃうんだ。それで海流の影響でこっちに……なるほど」
如何やら答えは感嘆だったらしい。
誰かが拾ったのではなく、軽い貝殻は波に流されてしまって海流に乗って移動してしまう。
アキラは運が悪いわけではなく、宝石を拾うことができた。むしろ幸運と言っても差し支えなかった。
「これだけ集まれば良いでしょうか?」
先に集め終えていた雷斬たちが大量の貝殻を袋の中に入れていた。
もしかしたら他のクエストに使える物もあるかもしれない。
アキラたちはそう思い、無事に貝殻を集めることができた。宝石も手に入り一石二鳥だった。
作業芸よりも地味な光景に次第に口数が減っていた。
「全然落ちてない……」
アキラはポツリと独り言を吐いた。
視線が砂浜を凝視していて、貝殻は落ちていなかった。
白い砂浜の上には当然ゴミは落ちていなかった。
Nightの話だと、最近ではプラスチックごみも何年も前と比べればかなり減っていた。
「ここも本当に綺麗」
日本のごみの量が減っているのと同じで、この海にもごみらしいものは無かった。
アキラは気分が上がり、貝殻集めに集中した。
するとフェルノの高らかな声が聞こえた。
「あった!」
「見つけたの!」
フェルノがちょっとだけ赤い貝殻を拾った。
雷斬やベルもそれに続き、それぞれのイメージに合った貝殻を拾っていた。
「私も見つけました」
「私もよ!」
それぞれ黄色い貝殻と緑色の貝殻を手にしていた。
アキラは急いで見つけようと少しだけ気が馳せた。
「ゆっくりでいいよ。こっちでたくさん見つけておくから」
「ごめんね。私もすぐに見つけるね」
次第に貝殻集めから桜色の貝殻集めに意識が切り替わっていた。
凝視して白い砂浜を見つめているも、なかなか目ぼしいサイズと色の貝殻を見つけられなかった。
「うーん、桜色は人気だもんね」
アキラは腕を組んだ。
クリスマスツリーにも桜色の装飾品はそれなりの多かった。
みんなに拾われちゃったのかなと、アキラは落ち込んだ。
「うーん、せめて何か何か……」
せめて何でもいいからクリスマスツリーの飾り付けにできればいいと思った。
しかし何も見つからないので焦ってしまった。
そんな時、意識を切り替えてみた。
少し冷静になって見れば何か見つかる気がした。
「私の専売特許は意識の切り替えだもんね。よし、焦らない焦らない……ん?」
ふと視線を落としたアキラは砂浜に何か埋もれていることに気が付いた。
見れば紅い宝石のようなものが落ちていて、キラキラしていて綺麗だった。
「これなら飾りつけにも使えるかも!」
そう思ったのも束の間。
砂の中から掘り出した紅い宝石はまさかの円柱形状だった。
「嘘だ。こんなの自然の産物でできるわけないよ!」
アキラは普通にツッコミを入れた。
その声を聴きつけたのか、フェルノが走ってきた。
砂の上を警戒に駆けて、一切足が取られることがなかった。
「如何したのー?」
「見てよフェルノ。私宝石見つけたよ?」
「宝石? ……うわぁ、本当だ!」
フェルノも信じられない様子だ。
そもそも砂浜の中に宝石が埋まっているなんてどんな確立何だろうと、流石にファンタジーGAMEの世界とは言え理解に苦しんだ。
とは言えこれをちゃっかりインベントリの中に入れていた。
拾ったのも何かの縁ということで、アキラは都合の良いように意識を切り替えた。
「どうせ捨てるのはもったいないもんね。貰ってもいいかな?」
「いいんじゃない? こんなところで落とした奴が悪いんだからさ」
多分拾いに来る人はいないはずだ。
相当砂の中に埋もれていたらしく、海水で固まっていた。
「それじゃあ戻ろっか」
「もう戻るの! 私拾ってないよ?」
「大丈夫。大丈夫。ジャジャーン!」
アキラはビックリした。
フェルノが取り出した袋の中には貝殻が山ほど入っていた。
この短時間で大量の貝殻を良く見つけたなと思ったが、フェルノの足元が濡れていたので多分波打ち際まで拾いに行ってくれたと推測できた。
「ありがとフェルノ」
「いいってことだよー。それよりアキラは運良いよね」
「良いのかな?」
「いいに決まっているじゃんかー。だってこんな良いもの拾ったんだよ? ついてるって」
フェルノはアキラを励ました。
アキラも素直に受け取ることにして「ありがとう」ともう一度答えた。
実際アキラは運が良かった。
周りには一切貝殻が落ちていないようなところから宝石だけを拾ったのだ。
ご都合主義儀ではなかった。そうなるようにアキラ自身が選択した結果だった。
「ちょっと、こっち手伝って」
「もう少し飾り付けに使えそうなものを拾って帰りましょう」
ベルと雷斬が呼んでいた。
二人も大量の貝殻を集めていた。
アキラとフェルノも場所を変え、貝殻集めを手伝った。
「あれ? こっちにはたくさん落ちてるね」
するとアキラはさっきまで一つも見つからなかったが貝殻をあっさり見つけることができた。
岩場の間に挟まっていたらしく、目当ての桜色の貝殻をようやく手にすることができた。
ホッと胸を撫で下ろし、嬉しくなった。
「ほら、やっぱり向こうは波が強いんだよ」
「そっか。流されちゃうんだ。それで海流の影響でこっちに……なるほど」
如何やら答えは感嘆だったらしい。
誰かが拾ったのではなく、軽い貝殻は波に流されてしまって海流に乗って移動してしまう。
アキラは運が悪いわけではなく、宝石を拾うことができた。むしろ幸運と言っても差し支えなかった。
「これだけ集まれば良いでしょうか?」
先に集め終えていた雷斬たちが大量の貝殻を袋の中に入れていた。
もしかしたら他のクエストに使える物もあるかもしれない。
アキラたちはそう思い、無事に貝殻を集めることができた。宝石も手に入り一石二鳥だった。
0
お気に入りに追加
213
あなたにおすすめの小説
アカネ・パラドックス
雲黒斎草菜
SF
超絶美人なのに男を虫ケラのようにあしらう社長秘書『玲子』。その虫けらよりもひどい扱いを受ける『裕輔』と『田吾』。そんな連中を率いるのはドケチでハゲ散らかした、社長の『芸津』。どこにでもいそうなごく普通の会社員たちが銀河を救う使命を背負わされたのは、一人のアンドロイド少女と出会ったのが始まりでした。
『アカネ・パラドックス』では時系列を複雑に絡めた四次元的ストーリーとなっております。途中まで読み進むと、必ず初めに戻って読み返さざるを得ない状況に陥ります。果たしてエンディングまでたどり着きますでしょうか――。
アンドロイドちゃんねる
kurobusi
SF
文明が滅ぶよりはるか前。
ある一人の人物によって生み出された 金属とプラスチックそして人の願望から構築された存在。
アンドロイドさんの使命はただ一つ。
【マスターに寄り添い最大の利益をもたらすこと】
そんなアンドロイドさん達が互いの通信機能を用いてマスター由来の惚気話を取り留めなく話したり
未だにマスターが見つからない機体同士で愚痴を言い合ったり
機体の不調を相談し合ったりする そんなお話です
継母の心得
トール
恋愛
【本編第一部完結済、2023/10〜第二部スタート ☆書籍化 2024/11/22ノベル5巻、コミックス1巻同時刊行予定☆】
※継母というテーマですが、ドロドロではありません。ほっこり可愛いを中心に展開されるお話ですので、ドロドロ重い、が苦手の方にもお読みいただけます。
山崎 美咲(35)は、癌治療で子供の作れない身体となった。生涯独身だと諦めていたが、やはり子供は欲しかったとじわじわ後悔が募っていく。
治療の甲斐なくこの世を去った美咲が目を覚ますと、なんと生前読んでいたマンガの世界に転生していた。
不遇な幼少期を過ごした主人公が、ライバルである皇太子とヒロインを巡り争い、最後は見事ヒロインを射止めるというテンプレもののマンガ。その不遇な幼少期で主人公を虐待する悪辣な継母がまさかの私!?
前世の記憶を取り戻したのは、主人公の父親との結婚式前日だった!
突然3才児の母親になった主人公が、良い継母になれるよう子育てに奮闘していたら、いつの間にか父子に溺愛されて……。
オタクの知識を使って、子育て頑張ります!!
子育てに関する道具が揃っていない世界で、玩具や食器、子供用品を作り出していく、オタクが行う異世界育児ファンタジー開幕です!
番外編は10/7〜別ページに移動いたしました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
スキル【海】ってなんですか?
陰陽@2作品コミカライズと書籍化準備中
ファンタジー
スキル【海】ってなんですか?〜使えないユニークスキルを貰った筈が、海どころか他人のアイテムボックスにまでつながってたので、商人として成り上がるつもりが、勇者と聖女の鍵を握るスキルとして追われています〜
※書籍化準備中。
※情報の海が解禁してからがある意味本番です。
我が家は代々優秀な魔法使いを排出していた侯爵家。僕はそこの長男で、期待されて挑んだ鑑定。
だけど僕が貰ったスキルは、謎のユニークスキル──〈海〉だった。
期待ハズレとして、婚約も破棄され、弟が家を継ぐことになった。
家を継げる子ども以外は平民として放逐という、貴族の取り決めにより、僕は父さまの弟である、元冒険者の叔父さんの家で、平民として暮らすことになった。
……まあ、そもそも貴族なんて向いてないと思っていたし、僕が好きだったのは、幼なじみで我が家のメイドの娘のミーニャだったから、むしろ有り難いかも。
それに〈海〉があれば、食べるのには困らないよね!僕のところは近くに海がない国だから、魚を売って暮らすのもいいな。
スキルで手に入れたものは、ちゃんと説明もしてくれるから、なんの魚だとか毒があるとか、そういうことも分かるしね!
だけどこのスキル、単純に海につながってたわけじゃなかった。
生命の海は思った通りの効果だったけど。
──時空の海、って、なんだろう?
階段を降りると、光る扉と灰色の扉。
灰色の扉を開いたら、そこは最近亡くなったばかりの、僕のお祖父さまのアイテムボックスの中だった。
アイテムボックスは持ち主が死ぬと、中に入れたものが取り出せなくなると聞いていたけれど……。ここにつながってたなんて!?
灰色の扉はすべて死んだ人のアイテムボックスにつながっている。階段を降りれば降りるほど、大昔に死んだ人のアイテムボックスにつながる扉に通じる。
そうだ!この力を使って、僕は古物商を始めよう!だけど、えっと……、伝説の武器だとか、ドラゴンの素材って……。
おまけに精霊の宿るアイテムって……。
なんでこんなものまで入ってるの!?
失われし伝説の武器を手にした者が次世代の勇者って……。ムリムリムリ!
そっとしておこう……。
仲間と協力しながら、商人として成り上がってみせる!
そう思っていたんだけど……。
どうやら僕のスキルが、勇者と聖女が現れる鍵を握っているらしくて?
そんな時、スキルが新たに進化する。
──情報の海って、なんなの!?
元婚約者も追いかけてきて、いったい僕、どうなっちゃうの?
傷モノ令嬢は冷徹辺境伯に溺愛される
中山紡希
恋愛
父の再婚後、絶世の美女と名高きアイリーンは意地悪な継母と義妹に虐げられる日々を送っていた。
実は、彼女の目元にはある事件をキッカケに痛々しい傷ができてしまった。
それ以来「傷モノ」として扱われ、屋敷に軟禁されて過ごしてきた。
ある日、ひょんなことから仮面舞踏会に参加することに。
目元の傷を隠して参加するアイリーンだが、義妹のソニアによって仮面が剥がされてしまう。
すると、なぜか冷徹辺境伯と呼ばれているエドガーが跪まずき、アイリーンに「結婚してください」と求婚する。
抜群の容姿の良さで社交界で人気のあるエドガーだが、実はある重要な秘密を抱えていて……?
傷モノになったアイリーンが冷徹辺境伯のエドガーに
たっぷり愛され甘やかされるお話。
このお話は書き終えていますので、最後までお楽しみ頂けます。
修正をしながら順次更新していきます。
また、この作品は全年齢ですが、私の他の作品はRシーンありのものがあります。
もし御覧頂けた際にはご注意ください。
※注意※他サイトにも別名義で投稿しています。
落ち武者・歴史は知らない理系リーマン、化学チートで戦国を駆ける
ディエゴ
SF
超一流大学の化学科卒、大手重化学工業メーカーに就職したエリートリーマン。入社3年目にして将来のノーベル賞候補?と言われる程の活躍をみせる。が、好事魔多し、身辺のスキャンダルが発覚し、地方の閑職に左遷されてしまう。ついたあだ名は【落ち武者】。
人生初の挫折!昇進の目がなくなった彼は、現実逃避するかのように異世界物に目覚め、書籍、コミック、小説投稿サイトまで読み漁り、異世界ゲームにもはまる日々を送る。
やがて、年末、久々に実家に帰郷しようと新幹線に乗った彼が、辿り着いた処は・・・
【おことわり】
長さ・重量始め様々な単位は、全て現代日本の単位を使用しています。
小説家になろうで書いていた小説です。処女作で序盤が稚拙な構成だったので、アルファポリス様にて清書して公開しています。
ハンドアウト・メサイア 滅亡使命の救済者
三枝七星
SF
有休消化中の会社員、神林杏は、ある晩奇妙な夢を見た。正体不明の声から「人類に滅びの救済をもたらす使命を与える」と言われる物だった。夢中で異常を感じた杏はその声を拒絶する。
数日後、「使命を与えられた」と主張する男性を、文部科学省の国成哲夫、浪越テータが問い質す場面に遭遇してしまう。
哲夫とテータに事情を話した杏は、宇宙からの洗脳による侵略、その排除の動きに巻き込まれることになる。
前日譚→https://www.alphapolis.co.jp/novel/519967146/178892910
※10/10サブタイトル追加しました。
※フィクションです。実在する人物、国、団体、事件などには関係ありません。
※関係ありませんので作劇重視で考証などはあまりしておりません。
※心身の不調は医療に相談してください。作中の対応は真似しないでください。
※一部流血、暴力の描写があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる