50 / 559
◇50 何だか噂になってない?
しおりを挟む
オロチコンダを討伐して、初めての土曜日。
明輝は寝ていた。
ベッドの上に横になり、動画ストリーミングサイトからイヤホンお通してラジオを聞いていた。
「ふはぁー。そろそろお昼ご飯作らないとなー」
ベッドから這い出て、リビングに降りようとした。
そんな中、突然明輝のスマホに着信があった。
メッセージが届いている。相手は、烈火からだった。
「烈火から? なにかな」
そう思って開くと、何だかテンションが高かった。
そこには、最近見ている深夜帯のアニメが超展開で盛り上がっている、完全に一人舞い上がり状態だった。
それに苦笑いをしている最中。
とある掲示板サイトではこんな噂が流れていた。
それは最近のCreatures Unionのことだった。
あまり読まないけど、そのスレッドの名前に、オロチコンダ討伐とあった。ひっそりとしている。
【NEW】毒大蛇討伐されたってよwww
01:名無しの剣士(仮)
最近オロチコンダが討伐されたってよ
02:名無しの剣士(仮)
ヤバくない?
03:何も知らない人
何がヤバいん?
04:何も知らない人
そもそもオロチコンダって?
05:自称賢者
≫01
マジですかw
06:名無しの剣士(仮)
毒大蛇
今まで倒されなかったモンスター
07:名無しの剣士(仮)
そいつが倒された
08:自称賢者
誰が倒したのでしょうか?
09:名無しの剣士(仮)
わからん
10:名無しの剣士(仮)
だから情報求む
11:何も知らない人
≫06
そんなのがいたんですか
12:何も知らない人
知らなかった
13:何も知らない人
でも一体誰が?
14:自称賢者
≫10
情報と言っても
15:何も知らない人
ログとかでないんですか?
16:自称賢者
≫15
それは出ませんよ
17:自称賢者
プライバシーがあるので特定はNG
18:自称賢者
そもそも不可能
解析も同じ
19:何も知らない人
それじゃあ手掛かりなしですね
20:自称賢者
そうですね
ですがそれも乙ですが
21:名無しの剣士(仮)
≫20
乙ってww
22:自称賢者
その方が面白いでしょう
23:自称賢者
ゆっくり応援していきましょう
24:何も知らない人
ゆっくりって
25:名無しの剣士(仮)
誰か教えてくれぇwww
できれば情報ぐらい
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
とある一室。
そこには最先端の技術が踏襲され、一人の女性が立派な椅子に腰掛け、作業をしていました。
コーヒーを飲みながらです。
「社長、今月も上々にございますね」
「ええ。思った以上に、世の中の信頼も獲得できているようです」
「いえ、社の働きの方が重要なのではないでしょうか?」
「それも一つです。ですが、一つのことだけに目線を向けるのは、あまりよくありませんよ、撫子さん」
「社長、本名で呼ぶのは……」
「いいではありませんか。それよりも、皆さんよく働いてくださって本当に助かるんですよ。ゲーム事業も上々です」
「はい。社長のお考えの通りですね」
「はい。最高のデータが取れています。それに、やっぱり私が見込んだだけのことはありました」
「社長これは?」
「プレイヤーの精神レベルですよ」
「うわぁ! このパーティーの数値だけ異常ですね。想定外の数値です」
「やっぱり、人間とは面白い生き物ですよね。これだけ成長できるからこそ、美しく、そして応援したくなるんです」
「まさか社長並みの天才が!」
「私は天才ではありませんよ。ただできることを、しているだけです。今私がすべきことのために、皆さんには、これから見頑張っていただけますか?」
「は、はい。喜んで!」
そんな時、彼女の腕のドライブが鳴った。
そこには彼女のもう一人の親友の名前が書いてある。
すぐに通話に出ると、彼女は嬉しそうに言葉を掛けた。
明輝は寝ていた。
ベッドの上に横になり、動画ストリーミングサイトからイヤホンお通してラジオを聞いていた。
「ふはぁー。そろそろお昼ご飯作らないとなー」
ベッドから這い出て、リビングに降りようとした。
そんな中、突然明輝のスマホに着信があった。
メッセージが届いている。相手は、烈火からだった。
「烈火から? なにかな」
そう思って開くと、何だかテンションが高かった。
そこには、最近見ている深夜帯のアニメが超展開で盛り上がっている、完全に一人舞い上がり状態だった。
それに苦笑いをしている最中。
とある掲示板サイトではこんな噂が流れていた。
それは最近のCreatures Unionのことだった。
あまり読まないけど、そのスレッドの名前に、オロチコンダ討伐とあった。ひっそりとしている。
【NEW】毒大蛇討伐されたってよwww
01:名無しの剣士(仮)
最近オロチコンダが討伐されたってよ
02:名無しの剣士(仮)
ヤバくない?
03:何も知らない人
何がヤバいん?
04:何も知らない人
そもそもオロチコンダって?
05:自称賢者
≫01
マジですかw
06:名無しの剣士(仮)
毒大蛇
今まで倒されなかったモンスター
07:名無しの剣士(仮)
そいつが倒された
08:自称賢者
誰が倒したのでしょうか?
09:名無しの剣士(仮)
わからん
10:名無しの剣士(仮)
だから情報求む
11:何も知らない人
≫06
そんなのがいたんですか
12:何も知らない人
知らなかった
13:何も知らない人
でも一体誰が?
14:自称賢者
≫10
情報と言っても
15:何も知らない人
ログとかでないんですか?
16:自称賢者
≫15
それは出ませんよ
17:自称賢者
プライバシーがあるので特定はNG
18:自称賢者
そもそも不可能
解析も同じ
19:何も知らない人
それじゃあ手掛かりなしですね
20:自称賢者
そうですね
ですがそれも乙ですが
21:名無しの剣士(仮)
≫20
乙ってww
22:自称賢者
その方が面白いでしょう
23:自称賢者
ゆっくり応援していきましょう
24:何も知らない人
ゆっくりって
25:名無しの剣士(仮)
誰か教えてくれぇwww
できれば情報ぐらい
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
とある一室。
そこには最先端の技術が踏襲され、一人の女性が立派な椅子に腰掛け、作業をしていました。
コーヒーを飲みながらです。
「社長、今月も上々にございますね」
「ええ。思った以上に、世の中の信頼も獲得できているようです」
「いえ、社の働きの方が重要なのではないでしょうか?」
「それも一つです。ですが、一つのことだけに目線を向けるのは、あまりよくありませんよ、撫子さん」
「社長、本名で呼ぶのは……」
「いいではありませんか。それよりも、皆さんよく働いてくださって本当に助かるんですよ。ゲーム事業も上々です」
「はい。社長のお考えの通りですね」
「はい。最高のデータが取れています。それに、やっぱり私が見込んだだけのことはありました」
「社長これは?」
「プレイヤーの精神レベルですよ」
「うわぁ! このパーティーの数値だけ異常ですね。想定外の数値です」
「やっぱり、人間とは面白い生き物ですよね。これだけ成長できるからこそ、美しく、そして応援したくなるんです」
「まさか社長並みの天才が!」
「私は天才ではありませんよ。ただできることを、しているだけです。今私がすべきことのために、皆さんには、これから見頑張っていただけますか?」
「は、はい。喜んで!」
そんな時、彼女の腕のドライブが鳴った。
そこには彼女のもう一人の親友の名前が書いてある。
すぐに通話に出ると、彼女は嬉しそうに言葉を掛けた。
11
お気に入りに追加
218
あなたにおすすめの小説
【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
Select Life Online~最後にゲームをはじめた出遅れ組
瑞多美音
SF
福引の景品が発売分最後のパッケージであると運営が認め話題になっているVRMMOゲームをたまたま手に入れた少女は……
「はあ、農業って結構重労働なんだ……筋力が足りないからなかなか進まないよー」※ STRにポイントを振れば解決することを思いつきません、根性で頑張ります。
「なんか、はじまりの街なのに外のモンスター強すぎだよね?めっちゃ、死に戻るんだけど……わたし弱すぎ?」※ここははじまりの街ではありません。
「裁縫かぁ。布……あ、畑で綿を育てて布を作ろう!」※布を売っていることを知りません。布から用意するものと思い込んでいます。
リアルラックが高いのに自分はついてないと思っている高山由莉奈(たかやまゆりな)。ついていないなーと言いつつ、ゲームのことを知らないままのんびり楽しくマイペースに過ごしていきます。
そのうち、STRにポイントを振れば解決することや布のこと、自身がどの街にいるか知り大変驚きますが、それでもマイペースは変わらず……どこかで話題になるかも?しれないそんな少女の物語です。
出遅れ組と言っていますが主人公はまったく気にしていません。
○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○
※VRMMO物ですが、作者はゲーム物執筆初心者です。つたない文章ではありますが広いお心で読んで頂けたら幸いです。
※1話約2000〜3000字程度です。時々長かったり短い話もあるかもしれません。
ビースト・オンライン 〜追憶の道しるべ。操作ミスで兎になった俺は、仲間の記憶を辿り世界を紐解く〜
八ッ坂千鶴
SF
普通の高校生の少年は高熱と酷い風邪に悩まされていた。くしゃみが止まらず学校にも行けないまま1週間。そんな彼を心配して、母親はとあるゲームを差し出す。
そして、そのゲームはやがて彼を大事件に巻き込んでいく……!
VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
後輩と一緒にVRMMO!~弓使いとして精一杯楽しむわ~
夜桜てる
SF
世界初の五感完全没入型VRゲームハードであるFUTURO発売から早二年。
多くの人々の希望を受け、遂に発売された世界初のVRMMO『Never Dream Online』
一人の男子高校生である朝倉奈月は、後輩でありβ版参加勢である梨原実夜と共にNDOを始める。
主人公が後輩女子とイチャイチャしつつも、とにかくVRゲームを楽しみ尽くす!!
小説家になろうからの転載です。
チート級スキルを得たゲーマーのやりたいことだけするVRMMO!
しりうす。
ファンタジー
VRゲーム【Another world・Online】βテストをソロでクリアした主人公──────雲母八雲。
βテスト最後のボスを倒すと、謎のアイテム【スキルの素】を入手する。不思議に思いつつも、もうこのゲームの中に居る必要はないためアイテムの事を深く考えずにログアウトする。
そして、本サービス開始時刻と同時に【Another world・Online】にダイブし、そこで謎アイテム【スキルの素】が出てきてチート級スキルを10個作ることに。
そこで作ったチート級スキルを手に、【Another world・Online】の世界をやりたいことだけ謳歌する!
※ゆるーくやっていくので、戦闘シーンなどの描写には期待しないでください。
※処女作ですので、誤字脱字、設定の矛盾などがあると思います。あったら是非教えてください!
※感想は出来るだけ返信します。わからない点、意味不明な点があったら教えてください。(アンチコメはスルーします)
神速の冒険者〜ステータス素早さ全振りで無双する〜
FREE
ファンタジー
Glavo kaj Magio
通称、【GKM】
これは日本が初めて開発したフルダイブ型のVRMMORPGだ。
世界最大規模の世界、正確な動作、どれを取ってもトップレベルのゲームである。
その中でも圧倒的人気な理由がステータスを自分で決めれるところだ。
この物語の主人公[速水 光]は陸上部のエースだったが車との交通事故により引退を余儀なくされる。
その時このゲームと出会い、ステータスがモノを言うこの世界で【素早さ】に全てのポイントを使うことを決心する…
公爵令嬢はアホ係から卒業する
依智川ゆかり
ファンタジー
『エルメリア・バーンフラウト! お前との婚約を破棄すると、ここに宣言する!!」
婚約相手だったアルフォード王子からそんな宣言を受けたエルメリア。
そんな王子は、数日後バーンフラウト家にて、土下座を披露する事になる。
いや、婚約破棄自体はむしろ願ったり叶ったりだったんですが、あなた本当に分かってます?
何故、私があなたと婚約する事になったのか。そして、何故公爵令嬢である私が『アホ係』と呼ばれるようになったのか。
エルメリアはアルフォード王子……いや、アホ王子に話し始めた。
彼女が『アホ係』となった経緯を、嘘偽りなく。
*『小説家になろう』でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる