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設定最強魔王は負けない
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「ざっとこんなもんよ!―」
フュルレは腰に手を当てると、鼻を高くして自画自賛した。
それもその筈、バーニング・デストロイはフュルレにとって、奥の手中の奥の手。
体内の全魔力を消費して放つ渾身の一発を前に、流石の魔王も沈んだ。
「流石だな、フュルレ。けど、ここは勇者である俺が手柄を上げるべきだっただろ?」
「なに言ってるの。やれって言ったのは、ユキムラでしょ?」
「それはそうだけど、ここは俺の……」
「ユキムラさん、フュルレさん、油断しないでください」
ユキムラとフュルレが軽い言い合いをしていた。
そこに割って入ったのは、魔王を倒したと一切浮かれない、ミュシェルだ。
炎の繭の中、囚われているであろう魔王を警戒した。
「相変わらずミュシェルは警戒心が強すぎるわよー」
「そうだぜ、ミュシェル。魔王はもう死んだんだよ」
「だといいのですが……そもそも、あの人は本当に魔王だったのでしょうか?」
「「「はっ?」」」
ミュシェルは自分だけが抱いた疑問を口にする。
するとユキムラ達は呆れてしまう。
それもその筈、ミュシェルの言い分が気に食わなかった。
「ミュシェル、なにバカなこと言ってるんだ」
「バカなことでしょうか?」
「バカよ、ミュシェルは。そんなこと、気にしなくてもいいでしょー?」
「気にするべきです。何故なら、あの人は本気で私達を相手にする気がありませんでした。それになにより、魔王としての凶悪性が無かったように……ひやっ!」
ミュシェルは変な声を上げた。
首筋に触れた分厚い手。ゴライアスが腕を回していた。
「止めてください、ゴライアスさん。セクハラですよ」
「おいおい、ミュシェルは相変わらず硬いな」
「舐め回すような手で触らないでくださいと言っているんです」
ミュシェルは手にしていた杖で威嚇した。
ゴライアスはミュシェルから離れるも、杖を突き付けられてしまう。
「悪かったって。悪気はねぇからよ」
「ゴライアスはいつも手癖が悪いので注意してください。それに今は、戦闘中で……」
「あー、流石にセクハラは良くないな」
炎の繭の中から声がした。
もちろん、話の全容を全て聞いていた俺が、頃合いを見て炎から抜け出したのだ。
「な、嘘だろ?」
「嘘じゃないって。それより、よくもやってくれたな。ここからは俺の反撃だ!」
炎の繭と解き放ち、俺は勇者パーティーの前に、再び姿を現した。
その姿は、言っちゃなんだが、無傷だった。
本当は、少しくらい喰らってあげた方が良かったのだろうが、ベルファーの炎を経験した後だと、威力も十分の一以下だった。
「じょ、冗談じゃないって。ふざけるなよ」
「ふざけて無いけど?」
「ユキムラ、私、魔力がもう残ってないから」
「はぁ!? もっと本気になれよ。もう少しで魔王が倒せるんだぞ!」
「無理言わないでよー」
「無理でもなんでもやるんだよ!」
勇者パーティーが急に乱れ始めた。
連携の“れ”の字も無くなると、バラバラになった勇者パーティーが可哀そうに見える。
むしろ、倒されに来ているんじゃないかってくらい動揺が激しく、唯一まともなミュシェルを置いて、尻込みしていた。
「皆さん落ち着いてください。まずは陣形を整えて」
「そんなこと言ってられるかよ。死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
ミュシェルの忠告を一切効かない。
完全にテンパっているらしく、ユキムラは勝手に飛び出す。
剣を振り上げ、俺のことを狙うが、もう遊んでやるのも億劫だ。
「γ星の雷撃」
俺はユキムラを蹴り飛ばした。
腹を靴裏で突き飛ばすと、ゴライアスの下まで吹き飛ばされる。
勇者パーティーは動けなくなってしまった。
そこに追い打ちとばかりに雷を降らせてみる。
ゴロゴロと雷が鳴り出すと、ユキムラ達を襲った。
「嫌ぁぁぁぁぁ! なんなの、この魔王」
「聞いてた話と全然違ぇじゃねか!」
「今の俺達じゃ、この魔王には勝てない。に、逃げよう」
「それが賢明だな。でその前に、何個か質問があって……あっ!」
ユキムラ達もバカじゃない。
圧倒的なレベル差を感じ取り、劣勢に立たされると、すぐにでも逃げようとする。
これがゲームなら、ボス戦で逃げられる訳が無い。
だけど俺は逃がしてあげる。別に殺す気も無ければ、鼻っから戦う気もない。
逃げるなら逃げるで勝手にどうぞ。そう思ったけど、何個か訊きたいことはあったので、俺は訊ねようとした。しかし、ユキムラ達はすぐさま逃げ出す。
「ミュシェル、俺達が逃げるまでの時間を稼いでくれない?」
「分かりました。主よ、我が祈りを捧げ、我らを守護する壁を築かん—聖壁!」
ミュシェルは魔法を唱えた。
眩い光が発生し、ミュシェル達を包み込むように壁ができる。
これがバリア。確かに並大抵の攻撃なら簡単に防いでしまいそうだけど、上が開いているのが余りにも残念だ。
「皆さん、私が時間を稼ぎます。その隙に早く!」
「悪いな、ミュシェル」
「悪いねー、ミュシェルちゃーん」
「後で抱いてやるからな」
「要りません。それよりも、早く!」
ミュシェルは全力で仲間を守ろうとしていた。
あまりにも健気。その優しさに触れ、ユキムラ達は逃がされる。
けれどそれは、あまりにも不憫な役回りだった。
「あっ、ちょっと待った!」
もちろん、俺も逃がしたりはしない。
ベルファーが答えてくれなかったことを、誰かに訊かないといけない。
そのためにも、酷いことだと知りながら、俺は勇者パーティーを狙った。
「γ星の雷撃」
ミュシェル達の頭上から、雷が何本も落ちた。
複数攻撃を決めると、逃げようとするユキムラ達は狙われる。
ミュシェルの張ったバリアの弱点を、的確に突いてみたのだが、簡単に突破できた。
「やっぱり、弱いな……」
俺はボソッと本音を呟く。
そうしている間、ユキムラ達は雷に襲われ、逃げ惑う。
なんとかして注意を惹かなければ、俺の目からは逃げられない。
そう悟ったからか、ユキムラは提案する。
「こうなったら、ミュシェル!」
「はい、なんですか、ユキムラさ……きゃっ!」
「えっ?」
ユキムラはヤバいことをした。
しんがりを務めてくれていたミュシェルを突き飛ばしたのだ。
「な、なにしてるんだ、ユキムラ!」
「そうだよー、突然なにして」
「このままじゃ俺達全員逃げきれない。だから……仕方ないんだ。逃げるぞ!」
ユキムラは一目散に逃げだした。
その後ろ姿をゴライアスとフュルレは迷いながら追う。
ミュシェルのことを一瞬見たにもかかわらず、魔法が解けそうになっているのを見ると、次は自分達が狙われると思い、足を躓いたミュシェルを置いて逃げ出したのだ。
「み、皆さん……」
「アイツら……土星の拘束輪」
俺は魔法を唱える。
目の前で足を躓き、自分を置いて行ったユキムラ達のことを見つめて立ち上がろうとするミュシェルの姿があったからだ。
「追わせない!」
「待ってください、皆さ……嫌っ! ああああああああああああああああ!」
俺の投げ付けた輪っかが、クルクル回転しながらミュシェルの腕を縛り付けた。
肘を絞め付け、痛がる素振りを見せると、生命力を吸われて動けなくなる。
足も躓いた表紙に痛めていたのか、そのまま転がると、イモムシのようになってしまった。
「くっ、なんとか、なんとかしなければ……」
「無駄な抵抗は止めてくれ。俺はお前を行かせないだけだ」
ミュシェルは体をモゾモゾさせて足搔いている。
けれど肘を絞め付けられ、体に食い込むと、もう身動きが取れない。
ミュシェルに近付き、俺は威圧的な目……はしないようにして見下ろす。
けれど逆効果だったのか、ミュシェルは死を悟る。
押し黙らされてしまうと、完全に捕虜にされた気でいるミュシェル相手に、俺は魔王のような振る舞いをしてしまった。
「お前に話がある、訊かせてもらうぞ」
「は、はい……くっ、私のせいで、皆さんが」
苦汁を舐め、今にも舌を噛み切りそうな勢いだった。
目の奥に殺意……は宿っていないみたいだけど、印象は最悪。
損な役回りをしてしまった俺は頭を掻くと、溜息を付いてしまった。
フュルレは腰に手を当てると、鼻を高くして自画自賛した。
それもその筈、バーニング・デストロイはフュルレにとって、奥の手中の奥の手。
体内の全魔力を消費して放つ渾身の一発を前に、流石の魔王も沈んだ。
「流石だな、フュルレ。けど、ここは勇者である俺が手柄を上げるべきだっただろ?」
「なに言ってるの。やれって言ったのは、ユキムラでしょ?」
「それはそうだけど、ここは俺の……」
「ユキムラさん、フュルレさん、油断しないでください」
ユキムラとフュルレが軽い言い合いをしていた。
そこに割って入ったのは、魔王を倒したと一切浮かれない、ミュシェルだ。
炎の繭の中、囚われているであろう魔王を警戒した。
「相変わらずミュシェルは警戒心が強すぎるわよー」
「そうだぜ、ミュシェル。魔王はもう死んだんだよ」
「だといいのですが……そもそも、あの人は本当に魔王だったのでしょうか?」
「「「はっ?」」」
ミュシェルは自分だけが抱いた疑問を口にする。
するとユキムラ達は呆れてしまう。
それもその筈、ミュシェルの言い分が気に食わなかった。
「ミュシェル、なにバカなこと言ってるんだ」
「バカなことでしょうか?」
「バカよ、ミュシェルは。そんなこと、気にしなくてもいいでしょー?」
「気にするべきです。何故なら、あの人は本気で私達を相手にする気がありませんでした。それになにより、魔王としての凶悪性が無かったように……ひやっ!」
ミュシェルは変な声を上げた。
首筋に触れた分厚い手。ゴライアスが腕を回していた。
「止めてください、ゴライアスさん。セクハラですよ」
「おいおい、ミュシェルは相変わらず硬いな」
「舐め回すような手で触らないでくださいと言っているんです」
ミュシェルは手にしていた杖で威嚇した。
ゴライアスはミュシェルから離れるも、杖を突き付けられてしまう。
「悪かったって。悪気はねぇからよ」
「ゴライアスはいつも手癖が悪いので注意してください。それに今は、戦闘中で……」
「あー、流石にセクハラは良くないな」
炎の繭の中から声がした。
もちろん、話の全容を全て聞いていた俺が、頃合いを見て炎から抜け出したのだ。
「な、嘘だろ?」
「嘘じゃないって。それより、よくもやってくれたな。ここからは俺の反撃だ!」
炎の繭と解き放ち、俺は勇者パーティーの前に、再び姿を現した。
その姿は、言っちゃなんだが、無傷だった。
本当は、少しくらい喰らってあげた方が良かったのだろうが、ベルファーの炎を経験した後だと、威力も十分の一以下だった。
「じょ、冗談じゃないって。ふざけるなよ」
「ふざけて無いけど?」
「ユキムラ、私、魔力がもう残ってないから」
「はぁ!? もっと本気になれよ。もう少しで魔王が倒せるんだぞ!」
「無理言わないでよー」
「無理でもなんでもやるんだよ!」
勇者パーティーが急に乱れ始めた。
連携の“れ”の字も無くなると、バラバラになった勇者パーティーが可哀そうに見える。
むしろ、倒されに来ているんじゃないかってくらい動揺が激しく、唯一まともなミュシェルを置いて、尻込みしていた。
「皆さん落ち着いてください。まずは陣形を整えて」
「そんなこと言ってられるかよ。死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
ミュシェルの忠告を一切効かない。
完全にテンパっているらしく、ユキムラは勝手に飛び出す。
剣を振り上げ、俺のことを狙うが、もう遊んでやるのも億劫だ。
「γ星の雷撃」
俺はユキムラを蹴り飛ばした。
腹を靴裏で突き飛ばすと、ゴライアスの下まで吹き飛ばされる。
勇者パーティーは動けなくなってしまった。
そこに追い打ちとばかりに雷を降らせてみる。
ゴロゴロと雷が鳴り出すと、ユキムラ達を襲った。
「嫌ぁぁぁぁぁ! なんなの、この魔王」
「聞いてた話と全然違ぇじゃねか!」
「今の俺達じゃ、この魔王には勝てない。に、逃げよう」
「それが賢明だな。でその前に、何個か質問があって……あっ!」
ユキムラ達もバカじゃない。
圧倒的なレベル差を感じ取り、劣勢に立たされると、すぐにでも逃げようとする。
これがゲームなら、ボス戦で逃げられる訳が無い。
だけど俺は逃がしてあげる。別に殺す気も無ければ、鼻っから戦う気もない。
逃げるなら逃げるで勝手にどうぞ。そう思ったけど、何個か訊きたいことはあったので、俺は訊ねようとした。しかし、ユキムラ達はすぐさま逃げ出す。
「ミュシェル、俺達が逃げるまでの時間を稼いでくれない?」
「分かりました。主よ、我が祈りを捧げ、我らを守護する壁を築かん—聖壁!」
ミュシェルは魔法を唱えた。
眩い光が発生し、ミュシェル達を包み込むように壁ができる。
これがバリア。確かに並大抵の攻撃なら簡単に防いでしまいそうだけど、上が開いているのが余りにも残念だ。
「皆さん、私が時間を稼ぎます。その隙に早く!」
「悪いな、ミュシェル」
「悪いねー、ミュシェルちゃーん」
「後で抱いてやるからな」
「要りません。それよりも、早く!」
ミュシェルは全力で仲間を守ろうとしていた。
あまりにも健気。その優しさに触れ、ユキムラ達は逃がされる。
けれどそれは、あまりにも不憫な役回りだった。
「あっ、ちょっと待った!」
もちろん、俺も逃がしたりはしない。
ベルファーが答えてくれなかったことを、誰かに訊かないといけない。
そのためにも、酷いことだと知りながら、俺は勇者パーティーを狙った。
「γ星の雷撃」
ミュシェル達の頭上から、雷が何本も落ちた。
複数攻撃を決めると、逃げようとするユキムラ達は狙われる。
ミュシェルの張ったバリアの弱点を、的確に突いてみたのだが、簡単に突破できた。
「やっぱり、弱いな……」
俺はボソッと本音を呟く。
そうしている間、ユキムラ達は雷に襲われ、逃げ惑う。
なんとかして注意を惹かなければ、俺の目からは逃げられない。
そう悟ったからか、ユキムラは提案する。
「こうなったら、ミュシェル!」
「はい、なんですか、ユキムラさ……きゃっ!」
「えっ?」
ユキムラはヤバいことをした。
しんがりを務めてくれていたミュシェルを突き飛ばしたのだ。
「な、なにしてるんだ、ユキムラ!」
「そうだよー、突然なにして」
「このままじゃ俺達全員逃げきれない。だから……仕方ないんだ。逃げるぞ!」
ユキムラは一目散に逃げだした。
その後ろ姿をゴライアスとフュルレは迷いながら追う。
ミュシェルのことを一瞬見たにもかかわらず、魔法が解けそうになっているのを見ると、次は自分達が狙われると思い、足を躓いたミュシェルを置いて逃げ出したのだ。
「み、皆さん……」
「アイツら……土星の拘束輪」
俺は魔法を唱える。
目の前で足を躓き、自分を置いて行ったユキムラ達のことを見つめて立ち上がろうとするミュシェルの姿があったからだ。
「追わせない!」
「待ってください、皆さ……嫌っ! ああああああああああああああああ!」
俺の投げ付けた輪っかが、クルクル回転しながらミュシェルの腕を縛り付けた。
肘を絞め付け、痛がる素振りを見せると、生命力を吸われて動けなくなる。
足も躓いた表紙に痛めていたのか、そのまま転がると、イモムシのようになってしまった。
「くっ、なんとか、なんとかしなければ……」
「無駄な抵抗は止めてくれ。俺はお前を行かせないだけだ」
ミュシェルは体をモゾモゾさせて足搔いている。
けれど肘を絞め付けられ、体に食い込むと、もう身動きが取れない。
ミュシェルに近付き、俺は威圧的な目……はしないようにして見下ろす。
けれど逆効果だったのか、ミュシェルは死を悟る。
押し黙らされてしまうと、完全に捕虜にされた気でいるミュシェル相手に、俺は魔王のような振る舞いをしてしまった。
「お前に話がある、訊かせてもらうぞ」
「は、はい……くっ、私のせいで、皆さんが」
苦汁を舐め、今にも舌を噛み切りそうな勢いだった。
目の奥に殺意……は宿っていないみたいだけど、印象は最悪。
損な役回りをしてしまった俺は頭を掻くと、溜息を付いてしまった。
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