10 / 68
対決:自称魔王VS設定魔王4
しおりを挟む
ギィィィィィ——キュィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!
〈地球の鎖鋸剣〉のチェーンソー部分が回転する。
紫色の光を放つと、ベルファーに切り掛かった。
「な、なんだ、その武器は!?」
「チェーンソーだよ。知らない?」
「チェーンソー? 知らん、そんな武器は知らんぞ」
知らないのなら、知らないに越したことは無い。
初見の武器による、殺意を抱いた攻撃。
流石に受ける訳にはいかず、ベルファーは全力で防御する。
「くっ、こ、この!」
「嘘だろ。手で受け止めるなんて、自殺行為過ぎるだろ」
ベルファーは〈地球の鎖鋸剣〉を受け止める。
しかも右手一本で抑え込むと、チェーンソーの回転が止まりそうになった。
「まさか、直に受け止めるなんて。痛くない?」
「無論だ。この程度の武器で、我は死なんぞ」
「そっか。だったらもっとだ!」
俺はベルファーの並々ならない気迫に気圧されそうになる。
けれど強い眼光で迎え撃つと、武器を容赦なく叩き付けた。
もはやベルファーには手加減なんてしない。
全体重を乗せると、止まりかけていた〈地球の鎖鋸剣〉のチェーンソーが再び息を吹き返す。
か細い音を立て、それでも力強く、チェーンソーの刃が回転すると、ベルファーの右手のひらを切り付け、赤じゃない紫色をした血を噴き出させる。
「えっ、ち、血!?」
「我を本気で殺す気になったのだな。だが、その程度で殺せると思うな!」
ベルファーはチェーンソーの部分を握り潰す。
人差し指と中指の間から、大量の血が噴き出る。
今にも千切れてしまいそうなベルファーの指関節が、俺の目に焼き付けられた。
「そこまでやるんだな。だったら、甘いよ」
ベルファーの最強魔法が発動するまで、もう時間が無い。
切羽詰まってしまい、斜には構えていられない。
「それっ!」
俺はベルファーの腹を蹴る。
流石に鍛えているのか、腹筋が硬い。
爪先で蹴り上げてもダメージは一切無く、怯む様子は無かったが、俺の狙いはそこには無い。
「なにが狙いだ? 我を愚弄しているのか!」
「そんなことないよ。俺の狙いは……返して貰うぞ」
ベルファーの手の中からチェーンソーが外れる。
〈地球の鎖鋸剣〉の自由を取り戻すと、俺はベルファーから、ほんの少しだけ距離を取った。
けれどほんの少しはたったの半歩分だけ。ベルファーにすぐさま近付くと、右手に振りかぶった剣を、高らかに知らしめた。
「何度やっても同じことだ。我にその武器は効かん」
「どうかな?」
俺は右腕を振り下ろした。
このまま剣を叩き付けても、ベルファーにはダメージは無い。
受け止められて同じだと悟るが、“そう思わせること”こそが、俺の狙いだった。
「その程度、何度でも受け止めてやるわ」
「いや、受け止められないよ」
俺は手のひらを広げ、剣を捨てた。
〈地球の鎖鋸剣〉が宙を舞い、クルリクルリと回転する。
あらゆる法則の上、慣性に添って自由になると、剣は剣として、武器は武器の内として自由を得る……が、それも一瞬の出来事に過ぎない。
「よっと」
俺は剣の柄を左手で握った。
逆手持ちして下から突き上げる。
ベルファーも予想していなかったらしく、俺の攻撃へ対応が合わない。
「なんだと。貴様、その角度から我に刃を立てるか!」
「うん、俺、こう見えて両利きだからねっ!」
ここで両利きなことが活きた。
現代で生きていても、両利きが行かされることなんてそう無い。
鋏を左手で使ったり、ペンを左手で持って書きながら右手に持った消しゴムで消す。
精々その程度でしか活躍しない。そんなアドバンテージは、戦いで役に立った。
そう、右利きだと思わせておいて、左でも同じ握力と体重を乗せる。すればどうなる? もちろん、敵は驚いて対処が間に合わなくなるのだ。
「終わりだ!」
「くっ、この我が、この我が……」
「魔王と言っても、〈地球の鎖鋸剣〉を一度でも喰らえば、“一分間は無防備”なんだよ!」
〈地球の鎖鋸剣〉最大の特徴。
それは、“あらゆる物体を断ち切る”こと。
一度で〈地球の鎖鋸剣〉を喰らってしまえば最後、最大一分間だけが、強制的に無防備なってしまう。
その隙を突きさえすれば、魔王であったとしても、豆腐スペックと同じになる……っていう設定だ、確か。
(チート武器なんだよな、〈地球の鎖鋸剣〉って。まあ、強いからいいんだけどさ)
御託を並べていると、〈地球の鎖鋸剣〉は問答無用でベルファーの体を切りつけていた。
大量の紫色の血がドパドパと溢れ出る。
例えたくは無いが、例えないと、精神的にヤバい。
だから俺は無理やり捻り出すと、そう、パンパンに詰まった缶詰から、中身の腐液が噴き出るみたいだった。
「まさか、この我が。この我が敗れるなど……」
「いや、俺もズルかったから」
「ふん、舐めた口を利くな。貴様は我に勝利した。見よ、我の魔法は既に」
「解除されてる?」
天井一面を覆い尽くし、世界中に広がっていた魔法陣は、とっくに消えてしまっていた。
それもその筈、ベルファーの体は傷付けられ、もはや虫の息だ。
俺が手を掛けてしまった。俺がやってしまった。そんなどうしようもない殺人犯のレッテルが渦巻くと、唇が青くなり震え出す。
「なんだ、貴様。我を殺したこと、後悔しているのか」
「当然だよ。俺はただの……」
「なに、案ずるでない。我は我を殺す程、本気で挑んできた者が今までいなかった。皆、返り討ちにしてきたからな。だからこそ、貴様が我を本気で殺したくなる程憎しみ、本気で我を討った。腹立たしいが、これは充分な称賛に値することだろう」
「俺を褒めるんだ。意外だな」
「勝者を讃えること。それは敗者にとって、誠に誉なことだろう?」
ベルファーは戦いを楽しんでいた。
最後までその意識は伝わったが、やはり魔王としての威厳はある。
もしかすると本当に自称魔王ではなく、本物の魔王だったのでは?
ただ、血の色が先天的に紫色だっただけの、ただの戦闘狂だったのでは?
俺の中で様々な思考が巡る中、ベルファーは目を瞑る。
「だが、安心するのは早いぞ。我を倒した貴様は、我よりも恐ろしき存在と言うことになる」
「えーっと、この格好的に?」
「その飄々とした、掴み所のない態度。精々、他の魔王に後れを取るでないぞ」
「……ん? ちょっと待って、ベルファー。他の魔王って……」
「……」
「ベルファーぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
なんだ今の、含みの効かせた言葉はなんだ。
完全にフラグだ。伏線と言うよりも、明らかにフラグだ。
面倒になるニオイがプンプンすると、俺はそれ以上何も言ってくれない、冷たくなったベルファーの肩を揺する。
「マズいぞ、一体どうすれば……」
俺は頭を抱えてしまった。
ここまでの急展開。ノンストップのジェットコースターに乗ったような気分。
今にも吐いて、全て夢だと笑いたくなる俺は、ケタケタと気色の悪い笑い声だけが出てしまった。
〈地球の鎖鋸剣〉のチェーンソー部分が回転する。
紫色の光を放つと、ベルファーに切り掛かった。
「な、なんだ、その武器は!?」
「チェーンソーだよ。知らない?」
「チェーンソー? 知らん、そんな武器は知らんぞ」
知らないのなら、知らないに越したことは無い。
初見の武器による、殺意を抱いた攻撃。
流石に受ける訳にはいかず、ベルファーは全力で防御する。
「くっ、こ、この!」
「嘘だろ。手で受け止めるなんて、自殺行為過ぎるだろ」
ベルファーは〈地球の鎖鋸剣〉を受け止める。
しかも右手一本で抑え込むと、チェーンソーの回転が止まりそうになった。
「まさか、直に受け止めるなんて。痛くない?」
「無論だ。この程度の武器で、我は死なんぞ」
「そっか。だったらもっとだ!」
俺はベルファーの並々ならない気迫に気圧されそうになる。
けれど強い眼光で迎え撃つと、武器を容赦なく叩き付けた。
もはやベルファーには手加減なんてしない。
全体重を乗せると、止まりかけていた〈地球の鎖鋸剣〉のチェーンソーが再び息を吹き返す。
か細い音を立て、それでも力強く、チェーンソーの刃が回転すると、ベルファーの右手のひらを切り付け、赤じゃない紫色をした血を噴き出させる。
「えっ、ち、血!?」
「我を本気で殺す気になったのだな。だが、その程度で殺せると思うな!」
ベルファーはチェーンソーの部分を握り潰す。
人差し指と中指の間から、大量の血が噴き出る。
今にも千切れてしまいそうなベルファーの指関節が、俺の目に焼き付けられた。
「そこまでやるんだな。だったら、甘いよ」
ベルファーの最強魔法が発動するまで、もう時間が無い。
切羽詰まってしまい、斜には構えていられない。
「それっ!」
俺はベルファーの腹を蹴る。
流石に鍛えているのか、腹筋が硬い。
爪先で蹴り上げてもダメージは一切無く、怯む様子は無かったが、俺の狙いはそこには無い。
「なにが狙いだ? 我を愚弄しているのか!」
「そんなことないよ。俺の狙いは……返して貰うぞ」
ベルファーの手の中からチェーンソーが外れる。
〈地球の鎖鋸剣〉の自由を取り戻すと、俺はベルファーから、ほんの少しだけ距離を取った。
けれどほんの少しはたったの半歩分だけ。ベルファーにすぐさま近付くと、右手に振りかぶった剣を、高らかに知らしめた。
「何度やっても同じことだ。我にその武器は効かん」
「どうかな?」
俺は右腕を振り下ろした。
このまま剣を叩き付けても、ベルファーにはダメージは無い。
受け止められて同じだと悟るが、“そう思わせること”こそが、俺の狙いだった。
「その程度、何度でも受け止めてやるわ」
「いや、受け止められないよ」
俺は手のひらを広げ、剣を捨てた。
〈地球の鎖鋸剣〉が宙を舞い、クルリクルリと回転する。
あらゆる法則の上、慣性に添って自由になると、剣は剣として、武器は武器の内として自由を得る……が、それも一瞬の出来事に過ぎない。
「よっと」
俺は剣の柄を左手で握った。
逆手持ちして下から突き上げる。
ベルファーも予想していなかったらしく、俺の攻撃へ対応が合わない。
「なんだと。貴様、その角度から我に刃を立てるか!」
「うん、俺、こう見えて両利きだからねっ!」
ここで両利きなことが活きた。
現代で生きていても、両利きが行かされることなんてそう無い。
鋏を左手で使ったり、ペンを左手で持って書きながら右手に持った消しゴムで消す。
精々その程度でしか活躍しない。そんなアドバンテージは、戦いで役に立った。
そう、右利きだと思わせておいて、左でも同じ握力と体重を乗せる。すればどうなる? もちろん、敵は驚いて対処が間に合わなくなるのだ。
「終わりだ!」
「くっ、この我が、この我が……」
「魔王と言っても、〈地球の鎖鋸剣〉を一度でも喰らえば、“一分間は無防備”なんだよ!」
〈地球の鎖鋸剣〉最大の特徴。
それは、“あらゆる物体を断ち切る”こと。
一度で〈地球の鎖鋸剣〉を喰らってしまえば最後、最大一分間だけが、強制的に無防備なってしまう。
その隙を突きさえすれば、魔王であったとしても、豆腐スペックと同じになる……っていう設定だ、確か。
(チート武器なんだよな、〈地球の鎖鋸剣〉って。まあ、強いからいいんだけどさ)
御託を並べていると、〈地球の鎖鋸剣〉は問答無用でベルファーの体を切りつけていた。
大量の紫色の血がドパドパと溢れ出る。
例えたくは無いが、例えないと、精神的にヤバい。
だから俺は無理やり捻り出すと、そう、パンパンに詰まった缶詰から、中身の腐液が噴き出るみたいだった。
「まさか、この我が。この我が敗れるなど……」
「いや、俺もズルかったから」
「ふん、舐めた口を利くな。貴様は我に勝利した。見よ、我の魔法は既に」
「解除されてる?」
天井一面を覆い尽くし、世界中に広がっていた魔法陣は、とっくに消えてしまっていた。
それもその筈、ベルファーの体は傷付けられ、もはや虫の息だ。
俺が手を掛けてしまった。俺がやってしまった。そんなどうしようもない殺人犯のレッテルが渦巻くと、唇が青くなり震え出す。
「なんだ、貴様。我を殺したこと、後悔しているのか」
「当然だよ。俺はただの……」
「なに、案ずるでない。我は我を殺す程、本気で挑んできた者が今までいなかった。皆、返り討ちにしてきたからな。だからこそ、貴様が我を本気で殺したくなる程憎しみ、本気で我を討った。腹立たしいが、これは充分な称賛に値することだろう」
「俺を褒めるんだ。意外だな」
「勝者を讃えること。それは敗者にとって、誠に誉なことだろう?」
ベルファーは戦いを楽しんでいた。
最後までその意識は伝わったが、やはり魔王としての威厳はある。
もしかすると本当に自称魔王ではなく、本物の魔王だったのでは?
ただ、血の色が先天的に紫色だっただけの、ただの戦闘狂だったのでは?
俺の中で様々な思考が巡る中、ベルファーは目を瞑る。
「だが、安心するのは早いぞ。我を倒した貴様は、我よりも恐ろしき存在と言うことになる」
「えーっと、この格好的に?」
「その飄々とした、掴み所のない態度。精々、他の魔王に後れを取るでないぞ」
「……ん? ちょっと待って、ベルファー。他の魔王って……」
「……」
「ベルファーぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
なんだ今の、含みの効かせた言葉はなんだ。
完全にフラグだ。伏線と言うよりも、明らかにフラグだ。
面倒になるニオイがプンプンすると、俺はそれ以上何も言ってくれない、冷たくなったベルファーの肩を揺する。
「マズいぞ、一体どうすれば……」
俺は頭を抱えてしまった。
ここまでの急展開。ノンストップのジェットコースターに乗ったような気分。
今にも吐いて、全て夢だと笑いたくなる俺は、ケタケタと気色の悪い笑い声だけが出てしまった。
1
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる