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サイドK⑤
暗闇の先に③
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充枝はぼくの妹である。そして知らなかったこととはいえ、結婚生活を3年も営んできた妻でもあった。更には今、充枝のお腹にはぼくの赤ちゃんがいる。これだけでも普通には大問題だが、充枝は新宿Bホテルにおける殺人事件(町田の事件)や、その後に起こった橋本という男の殺人事件との関連、事情聴取の訪問を受けた警察官二人の事故死、公園でぼくが刺された事件、更に時を遡れば行方不明になったおじさんやぼくの事件など、全く普通ではない数の死傷事件に関わって生きてきた。
勿論、全てにおいて充枝に責任があるわけではあるまい。しかし、ここまで数が多いと逆に充枝に関係がないとは思えない。ぼくは、その答えを少なからず知っているであろう中田に、是非ぼくと充枝の前で話をして欲しいと依頼した。
「概ね想像はついているつもりだが、真実かどうかは分からないぞ。そして、充枝さんがその事実に耐えられるかどうかも、俺には分からない」
中田はそう言ったが、
「それでもいい。こんなに沢山の事件が全て謎のままでは、ぼくたちはこの先をどう進んでいけばいいのか見当もつかないんだよ」
ぼくは覚悟を持って頼み込んだ。「わかった」中田はうなずいた。
「少し時間をくれないか。俺なりにもう一度整理してみる。明日のこの時間にまた充枝さんと一緒にここに来るよ」
時計を確かめて中田は言った。充枝はベッドサイドでぼくの手を握って小さく俯いている。ぼくは充枝の髪の毛を撫ぜた。ぼくの気持ちは七歳のあの頃に戻っている。充枝に触れるとただそれだけで欲情していたついこの前までの自分が、酷く恐ろしく思えた。
翌日。
中田は黒のスーツ姿にサングラスを掛けてやって来た。元より彫りの深いイケメンであり、体格もしっかりしたいい男である。そんな恰好をすると俳優然としていた。
「どうしたんだ、その恰好は」
ぼくが尋ねると、少し照れたような顔をしながら、
「いや、今日はほら種明かしみたいな話をするだろう。だから恰好も探偵風にして来ようと思ってさ。何事もまずはカタチからというのが、俺のポリシーなんだ」
充枝が可笑しそうに笑っている。天使だ。もう三十路に足を掛けている女のことをそんな風に感じるのもどうかと思うが、ぼくは心からそう感じていた。彼女の中に邪悪な罪など存在しない。ぼくはそう確信した。
中田は病室のモニターにパットを接続した。
「俺の話だけだと信憑性がない部分は、証人と言うかその話をしてくれた方に直接喋ってもらったんだ。最初にこれを観てくれ」
モニターに懐かしい田舎の風景を背景に、おばあちゃんの姿が映し出された。
「ばっちゃん」
充枝が少し驚いたような声を上げる。映像に映っていた人物は、ぼくと充枝の祖母だった。中田の声が「充枝さんのお姉さんについて教えてください」と尋ねている。祖母は困ったような顔をしながらこう答えた。
『充枝には姉はいねえ。だけどこまか頃からどうした訳かお姉ちゃん、お姉ちゃんといもしない影を追い回しておっての。そんなものはおらんと言ってもとにかく聞かない。もうあちこち蹴散らして大暴れをした挙句に自分の体を傷つけるもんだから、我らも仕方なく合わせておったわけじゃ。それが高校の時のあんたが言ってた事件の時まで続いたんよ。学校にいってたなんちゃも嘘。警察に届けたゆうのも嘘じゃ。そう言わねば充枝が承知しないでな。学校にも警察にも頼み込んでそういうことにしてもらったわけじゃ。お姉はあんたの仇を討って行方が知れんようになったと言ったら、それで諦めたらしいが、そしたらホントは誰が充枝のかたきば討ったんやら』
充枝は祖母の話を聞きながら、また一人別の世界に嵌ってしまったように無表情になっていた。
「神戸は芥川の『二つの手紙』を知っているか。解釈には色々あるのだろうがいわゆるドッペルゲンガーを扱っている話だ。俺の推理だが、充枝さんはもう一人の自分、即ちドッペルゲンガーをずっと姉として見て生きてきたんじゃないかと思うんだ」
「自分自身を姉として」中田の話についていけていないぼくは言葉を反芻しながら思いを巡らす。
「その理由は多分、充枝さんが生まれながらに持った男を惑わす力にあったのではないかと思う。それは神戸おまえも十分分かっている思うが、そのこと以上に俺がおばあさんに一番聞きたかったことは、充枝さんの両親のことだった」
「両親ということは、ぼくにとっても両親ということだな」
「まあ、普通にはそうだが、その話はおばあさんの話を聞いてくれ」
再びビデオが流された。
「とても伺いづらい話なんですが、行方不明になったお兄さんのことは実際のところどのくらい捜されたのでしょうか」
中田が尋ねる。どのくらいって?
『あんたはもう分かってるんだね。いいさ、もう昔のことさ。今となっちゃもうさがしようもないさね』
祖母は首を振りながら話始めた。
『充枝の兄、名前は敬といったな、二人には元より血の繋がりはないんさ』
ぼくは顔から血の気が引くのが分かった。繋がったと思った糸がまた切れた。何を信じればいいのか分からない。
『敬は婿の連れ子で、充枝も出戻りのうちの娘の子よ。バツイチ通しそれぞれ切ない運命の申し子のような二人が一緒になって、今度こそ幸せを求めておったものを、新婚旅行を兼ねて初めて二人で出掛けた婿の田舎で大火事にあって呆気なく亡くのうてしまった。二人揃ってさ。残された二人の子をうちで預かったのは、充枝と敬があまりに仲が良くてさ、引き離すのが酷だったからさ』
その仲の良い二人もあの川の事故で離れ離れになったということか。
『うちの娘夫婦の事故をはじまりに、ほんの少しの内にうちの親族の身の上に不幸なことがもう雪崩のように起こった。じさまが亡くなり、甥っ子が行方知れずになり、敬が川に流された。これ以上不幸を背負い込みたくない。その根源をうちは敬にあると思い込んでいたんさ』
「だから本気では捜索しなかった、むしろ見つからない方がいいと思っていた」
ビデオの中田の声が祖母を詰める。見ているこちらが苦しくなった。しかもこれはぼくの話だ。
『あの濁流に飲まれたんじゃ、死んでたってそう簡単に上がりゃしない。生きるためには未練を残さない方がいい時だってあるんよ。もう、全てを終わりにしたかったうちらの気持ち、まあ、あんたには分からんさ』
中田がビデオを止めた。ふう、という重いため息が誰からともなく漏れた。
「でも、それじゃ終わらなかった」
その時、目を瞑ってフラフラと船を漕いでいたように見えた充枝が目を開いた。血走った目。吊り上がる眉。あの柔和で愛らしい充枝の顔とは思えない形相で真っ直ぐに中田を睨んでいた。
「冗談じゃねえぞ、こら。ばばあに何しゃべくらせてんだよ。お姉はいねえだと。俺はここにいる、いつでも充枝の側にいる。充枝を傷つける奴は、絶対に許さねえ」
充枝は窓辺にあったガラスの花瓶を掴むと、飾られていた花を中田に投げつけた。同時にものすごいスピードで中田に向かって足を踏み出すと、手にした花瓶を頭目掛けて振り下ろした。
ガシャーン
花瓶が粉々になって部屋中にその破片を降らせる。この水色の雨がやがて濁流になって川を氾濫させるのだ。
「中田!」
ぼくの叫びが届く前に、中田は素早く体を入れ替え、充枝を後ろ手にして捉えていた。
「君は充枝の姉なんかじゃない。どうしても姉だというのなら名を名乗れ」
中田の言葉に、充枝の体から何かが抜けていくのが見えた。それは淡い煙のようであり、水蒸気のようであり、辺りに舞うガラスの細かな破片に映る影のようでもあった。ぼくにはそれがとても寂しげな気配に見えた。
きっとそれは充枝の中で、影になり時に命懸けで、ずっと充枝のことを守って来たものなのだろう。
「みっちゃん」
ぼくはそれに声を掛けた。
「今まで、ずっとありがとう」
これからはぼくが、ぼくが必ず充枝を守るから。きっと守ってみせるから。
ぼくはベッドを降り、ふらつく足で立ち上がり両手を広げた。中田が充枝の体の向きをぼくのほうに向けて、さあ、というように背中を押す。ぼくに向かって一歩、また一歩と歩を進めた充枝がぼくの目を正面から見た。
子供のように汚れなく澄んだ瞳。その瞳を見た男の全てを恋に貶めてきた魔性の瞳。これからはぼくだけのものに。もう誰にも渡さない。
抱きしめた充枝の柔らかな体。ふと背中に巻きついた充枝の手に何か尖ったものを感じた。
「三度目はないわ」
ぼくは三度目の奈落の底へ落ちた。
(サイドK⑤完結、エピローグへ)
勿論、全てにおいて充枝に責任があるわけではあるまい。しかし、ここまで数が多いと逆に充枝に関係がないとは思えない。ぼくは、その答えを少なからず知っているであろう中田に、是非ぼくと充枝の前で話をして欲しいと依頼した。
「概ね想像はついているつもりだが、真実かどうかは分からないぞ。そして、充枝さんがその事実に耐えられるかどうかも、俺には分からない」
中田はそう言ったが、
「それでもいい。こんなに沢山の事件が全て謎のままでは、ぼくたちはこの先をどう進んでいけばいいのか見当もつかないんだよ」
ぼくは覚悟を持って頼み込んだ。「わかった」中田はうなずいた。
「少し時間をくれないか。俺なりにもう一度整理してみる。明日のこの時間にまた充枝さんと一緒にここに来るよ」
時計を確かめて中田は言った。充枝はベッドサイドでぼくの手を握って小さく俯いている。ぼくは充枝の髪の毛を撫ぜた。ぼくの気持ちは七歳のあの頃に戻っている。充枝に触れるとただそれだけで欲情していたついこの前までの自分が、酷く恐ろしく思えた。
翌日。
中田は黒のスーツ姿にサングラスを掛けてやって来た。元より彫りの深いイケメンであり、体格もしっかりしたいい男である。そんな恰好をすると俳優然としていた。
「どうしたんだ、その恰好は」
ぼくが尋ねると、少し照れたような顔をしながら、
「いや、今日はほら種明かしみたいな話をするだろう。だから恰好も探偵風にして来ようと思ってさ。何事もまずはカタチからというのが、俺のポリシーなんだ」
充枝が可笑しそうに笑っている。天使だ。もう三十路に足を掛けている女のことをそんな風に感じるのもどうかと思うが、ぼくは心からそう感じていた。彼女の中に邪悪な罪など存在しない。ぼくはそう確信した。
中田は病室のモニターにパットを接続した。
「俺の話だけだと信憑性がない部分は、証人と言うかその話をしてくれた方に直接喋ってもらったんだ。最初にこれを観てくれ」
モニターに懐かしい田舎の風景を背景に、おばあちゃんの姿が映し出された。
「ばっちゃん」
充枝が少し驚いたような声を上げる。映像に映っていた人物は、ぼくと充枝の祖母だった。中田の声が「充枝さんのお姉さんについて教えてください」と尋ねている。祖母は困ったような顔をしながらこう答えた。
『充枝には姉はいねえ。だけどこまか頃からどうした訳かお姉ちゃん、お姉ちゃんといもしない影を追い回しておっての。そんなものはおらんと言ってもとにかく聞かない。もうあちこち蹴散らして大暴れをした挙句に自分の体を傷つけるもんだから、我らも仕方なく合わせておったわけじゃ。それが高校の時のあんたが言ってた事件の時まで続いたんよ。学校にいってたなんちゃも嘘。警察に届けたゆうのも嘘じゃ。そう言わねば充枝が承知しないでな。学校にも警察にも頼み込んでそういうことにしてもらったわけじゃ。お姉はあんたの仇を討って行方が知れんようになったと言ったら、それで諦めたらしいが、そしたらホントは誰が充枝のかたきば討ったんやら』
充枝は祖母の話を聞きながら、また一人別の世界に嵌ってしまったように無表情になっていた。
「神戸は芥川の『二つの手紙』を知っているか。解釈には色々あるのだろうがいわゆるドッペルゲンガーを扱っている話だ。俺の推理だが、充枝さんはもう一人の自分、即ちドッペルゲンガーをずっと姉として見て生きてきたんじゃないかと思うんだ」
「自分自身を姉として」中田の話についていけていないぼくは言葉を反芻しながら思いを巡らす。
「その理由は多分、充枝さんが生まれながらに持った男を惑わす力にあったのではないかと思う。それは神戸おまえも十分分かっている思うが、そのこと以上に俺がおばあさんに一番聞きたかったことは、充枝さんの両親のことだった」
「両親ということは、ぼくにとっても両親ということだな」
「まあ、普通にはそうだが、その話はおばあさんの話を聞いてくれ」
再びビデオが流された。
「とても伺いづらい話なんですが、行方不明になったお兄さんのことは実際のところどのくらい捜されたのでしょうか」
中田が尋ねる。どのくらいって?
『あんたはもう分かってるんだね。いいさ、もう昔のことさ。今となっちゃもうさがしようもないさね』
祖母は首を振りながら話始めた。
『充枝の兄、名前は敬といったな、二人には元より血の繋がりはないんさ』
ぼくは顔から血の気が引くのが分かった。繋がったと思った糸がまた切れた。何を信じればいいのか分からない。
『敬は婿の連れ子で、充枝も出戻りのうちの娘の子よ。バツイチ通しそれぞれ切ない運命の申し子のような二人が一緒になって、今度こそ幸せを求めておったものを、新婚旅行を兼ねて初めて二人で出掛けた婿の田舎で大火事にあって呆気なく亡くのうてしまった。二人揃ってさ。残された二人の子をうちで預かったのは、充枝と敬があまりに仲が良くてさ、引き離すのが酷だったからさ』
その仲の良い二人もあの川の事故で離れ離れになったということか。
『うちの娘夫婦の事故をはじまりに、ほんの少しの内にうちの親族の身の上に不幸なことがもう雪崩のように起こった。じさまが亡くなり、甥っ子が行方知れずになり、敬が川に流された。これ以上不幸を背負い込みたくない。その根源をうちは敬にあると思い込んでいたんさ』
「だから本気では捜索しなかった、むしろ見つからない方がいいと思っていた」
ビデオの中田の声が祖母を詰める。見ているこちらが苦しくなった。しかもこれはぼくの話だ。
『あの濁流に飲まれたんじゃ、死んでたってそう簡単に上がりゃしない。生きるためには未練を残さない方がいい時だってあるんよ。もう、全てを終わりにしたかったうちらの気持ち、まあ、あんたには分からんさ』
中田がビデオを止めた。ふう、という重いため息が誰からともなく漏れた。
「でも、それじゃ終わらなかった」
その時、目を瞑ってフラフラと船を漕いでいたように見えた充枝が目を開いた。血走った目。吊り上がる眉。あの柔和で愛らしい充枝の顔とは思えない形相で真っ直ぐに中田を睨んでいた。
「冗談じゃねえぞ、こら。ばばあに何しゃべくらせてんだよ。お姉はいねえだと。俺はここにいる、いつでも充枝の側にいる。充枝を傷つける奴は、絶対に許さねえ」
充枝は窓辺にあったガラスの花瓶を掴むと、飾られていた花を中田に投げつけた。同時にものすごいスピードで中田に向かって足を踏み出すと、手にした花瓶を頭目掛けて振り下ろした。
ガシャーン
花瓶が粉々になって部屋中にその破片を降らせる。この水色の雨がやがて濁流になって川を氾濫させるのだ。
「中田!」
ぼくの叫びが届く前に、中田は素早く体を入れ替え、充枝を後ろ手にして捉えていた。
「君は充枝の姉なんかじゃない。どうしても姉だというのなら名を名乗れ」
中田の言葉に、充枝の体から何かが抜けていくのが見えた。それは淡い煙のようであり、水蒸気のようであり、辺りに舞うガラスの細かな破片に映る影のようでもあった。ぼくにはそれがとても寂しげな気配に見えた。
きっとそれは充枝の中で、影になり時に命懸けで、ずっと充枝のことを守って来たものなのだろう。
「みっちゃん」
ぼくはそれに声を掛けた。
「今まで、ずっとありがとう」
これからはぼくが、ぼくが必ず充枝を守るから。きっと守ってみせるから。
ぼくはベッドを降り、ふらつく足で立ち上がり両手を広げた。中田が充枝の体の向きをぼくのほうに向けて、さあ、というように背中を押す。ぼくに向かって一歩、また一歩と歩を進めた充枝がぼくの目を正面から見た。
子供のように汚れなく澄んだ瞳。その瞳を見た男の全てを恋に貶めてきた魔性の瞳。これからはぼくだけのものに。もう誰にも渡さない。
抱きしめた充枝の柔らかな体。ふと背中に巻きついた充枝の手に何か尖ったものを感じた。
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