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最終章
255.完成したら
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愛莉の魔車制作も二日目が終わった。
「すっご……もう完成したの!?」
「うん……自分でもビックリ」
この日起こった嬉しい誤算は、一台完成するのに三日と予想していた完成が、何と二日で完成した事である。
当初、五台の魔車なので三日計算で十五日、出発までの日数を考慮すると、もしかすると四台しか作れないかもと危惧していたのだが、二日で一台作れるのならば十日で五台を作り終える事が出来る。
現在死霊王の討伐に向けて、修行へと出ているツヴァイフェッターやプリュフォールなど、五組のパーティの努力や研鑽が無駄にならずに済む。
「とりあえず試運転してみなくちゃ。未来、付き合ってくれる?」
「もちっ!」
時刻は夕暮れ時。今日この皇宮へとやって来たのは、愛莉と未来の二人だけである。リーシャ、サフィー、エストは昨日契約を終えた上級魔法や、大精霊について実際にどんな感じで使えるのかを練習したり、検証したりしている。リズはもちろんエストにベッタリだ。
完成した魔車を魔法鞄に収納し、近くのメイドに声を掛けて帰ろうとしたその時、不意に後ろから声を掛けられた。
「やあミクさんアイリさん、お仕事お疲れ様」
声を掛けて来たのはリズの兄であり、この国の皇太子ファレナスだった。
「あ、リズっちのお兄さん」
「えーと……ファレナスさんでしたよね?」
「うん。覚えていてくれて光栄だよ」
ファレナスとは、リズの成人の儀の日に初めてこの皇宮へ来た時に、少しの間だけ同室で顔を突き合わせただけである。こうして直接会話をするのも今回が初めてだ。
「ご結婚が決まったとの事で……おめでとうございます」
「うん?父上に聞いたのかな?ありがとう」
「メルちゃんめっちゃ美人だもんね!良かったね!」
「はは……父上がいきなり皇帝の座を私に譲ると言って来た時は心底驚いたけど、こうしてメルテと早く結婚出来るのは素直に嬉しいよ」
そう言って屈託の無い笑顔を浮かべるファレナスを見て、この人は温厚で優しくていい人そうだなと未来も愛莉も同じ印象を受けた。
メルティーナとは途中から一緒に帝都までやって来た間柄で、一緒に風呂にも入った仲である。すっかり仲良くなったので、結婚相手がいい人だというのは友人として素直に嬉しい。
「それにしても、君達には頭が上がらないよ。この帝都の危機を救ってくれて、妹のリズと、義理の妹になるエストもお世話になってる。父上も、君達に出会ってからすっかり明るくなって、今は信じられないほど活力に満ち溢れているんだ」
「いやー、それほどでもー」
未来は素直に喜んでいるが、それはどうなのだろうと愛莉は思う。帝都の危機を救えたのは自分達だけではなく皆の力があったお陰だし、世話になっているのはこちらも同じだ。
父アルベルトが活力に満ち溢れているのは、愛娘のリズが急成長し、目覚ましい活躍をしている一方で、その活躍に触発されたからでは?などと考えてしまう。
(謙遜も度を過ぎれば嫌味とも言うよね)
「みんなのお陰です」
なので当たり障りの無い返事に留めておく。せっかく好意的な事を言ってくれているのに、わざわざ突き返す事はない。
「引き止めてしまったね。私もアリアに呼ばれている所なので、これで失礼するね」
アリアとはリズとファレナスの妹、アリアットの事だ。昨日、未来、愛莉、エスト、リズの四人でこの場を訪れた際、真っ先に飛んで来て大好きなリズと、最近お気に入りのエストに満足するまで甘えていた。
そのままファレナスは手を振りながらこの場を去って行った。ファレナスの背中を見つめながら、未来がポツリと呟く。
「いい人だね。しかもイケメンだし」
「うん。もしかして未来、惚れちゃった?」
「あっははは!まっさかー、あたしは愛莉にしか惚れないよー」
クスッと笑う愛莉。こうした何気ない一言がとても嬉しい。
「行こっか。今日はセセラとアメリが遊びに来るって言ってたし」
「あ、そう言えば。うーん、今日はエッチする時間あるかなー?」
「あまり無いかもね。でもほら、このペースで魔車作れば何日か余裕が出来るから」
昨夜聞いたリーシャとサフィーの話。凄い話だったが、何回も何十回も行為をし、絶頂したというのは素直に羨ましかった。自分達だって、時間を気にせずに何度だってしてみたい。
「そっか!そしたら朝から晩までずっと出来るかな!?」
「それはわたし達の体力次第じゃない?」
「大丈夫大丈夫!あたし達レベル110だし!」
「そういうのとは違うと思うけど」
元の世界に居た時も、逢瀬を重ねる場所はラブホテルで、せいぜい休憩二時間程度だ。こちらの世界に来てからは、何だかんだ言って毎日何かしら用事があって、丸一日のんびり過ごした事など無い気がする。
「じゃあ愛莉の魔車完成のご褒美は、未来ちゃんと一日中エッチ出来る権利!」
「それって、未来は何もしないでわたしと一日エッチ出来る権利を得るって事じゃん」
そう言ってクスクスと笑い合う二人。確かに愛莉の言う通りだが、当然愛莉は嫌ではない。むしろ、魔車制作に更なるやる気が溢れて来る。
「楽しみだよねー。何十回もイッちゃうってどんな感じなんだろー」
「うーん……腰が抜けそうだよね。あと汗とか凄そう」
「確かに!途中で汗臭くなったらごめんね?」
「それはお互い様だから」
再びクスクスと笑い合う二人。もはや思いは、魔車完成後の事で頭がいっぱいだ。
ーーそして八日後。
「完成……ッ!」
「うぉぉーーーッ!!愛莉お疲れ様ーーーッ!!」
「お疲れ様アイリ、この短期間で凄いわ!」
「そうね、でも何だか申し訳無いわよね……」
「うん……結局わたし達は何もお手伝い出来なかったから……」
「アイリにだけ負担を掛けてしまって……」
皆が祝福してくれたり謝罪してきたりするが、これが自分の役割なのだから気にならない。と言うか、最初から割り切っていたので問題無い。
「平気だよ。みんなはその分、新しい魔法とか戦闘訓練とかしてくれてたんだし、最終的にはその方が重要だよ」
最終目標は言うまでもなく、死霊王を討ち滅ぼす事。なので皆には少しでも強くなってくれなくては困るし、強くなってくれれば勝てる確率も上がるので、魔車作りの手伝いなどしてくれるより余程嬉しいし助かる。
そしてこの日、修行に出ていた討伐組が続々と帝都に戻って来た。ツヴァイフェッター、プリュフォール、エタンセル、グロワール、クラージュの五組に、魔車が完成した事を告げる。
そしてその翌日から、魔車の運転をするための練習が帝都郊外で始まった。
ーーツヴァイフェッター車内:指導者愛莉
「そう、そのレバーを倒すと速度が上がります」
「うっ……こんなに速いのね……」
運転しているのはミルファ。流石のミルファも、初めて運転する魔車のスピードに動揺を隠せない。更に、後ろの席ではーーーー
「すげーすげー!乗り心地いいし速ぇし、何だコレは!!?」
「むう……何と言う乗り物だ……」
「凄いわぁ……こんなに速いのに全然揺れないのね」
「これは……信じられない乗り物だね」
と、大絶賛である。作った本人である愛莉は誇らしい気持ちになるが、いつも通り顔には出さない。
「おいミルファ!次は俺に運転させてくれ!」
「待てゼレット。ミルファよ、次は我に替わってくれ」
「あ?ラギアてめぇ、ろくに馬にも乗れねぇくせに何言ってやがんだコラ」
「貴様こそ、これは脳筋に扱える代物では無い」
「んだとぉ!?ならてめぇはーーー」
「貴様がーーー」
「少し黙ってて!」
「「……ごめんなさい」」
珍しく感情を顕わにしたミルファに怒られ、しょんぼりと謝るゼレットとラギア。
ーープリュフォール車内:指導者リズ
「そのハンドルに魔力を少しだけ流し込みます」
「は、はい殿下!あ、動き出しました……!」
運転手はレイナ。まさか皇女殿下直々に指導してくれとは思ってもいなく、緊張でガチガチである。
「あ、リズで大丈夫です」
「は、はいリズ様!」
「えっと……もう少し砕けた感じでも大丈夫なので」
「わ……分かりましたリズさん!」
本当は呼び捨てでも気にしないのだが、まあこれでいいかと妥協する。
「次はこのレバーを中央に倒してみてください」
「はいリズさん!ひゃあ!?速度が急に上がってーーーー」
「大丈夫。しっかりと前を見てハンドルを握っていて」
通常の馬車を全力疾走させた時よりも速い速度に、思わずたじろぐレイナ。だが、これはまだ中速。最終的には高速でも動じる事無く運転出来るようにならなければならない。
「何と言う……これは本当に実在する乗り物なのか?」
「まさかこれ程とは……しかしこの乗り心地の良さは驚嘆に値する」
「ははは、相変わらずとんでもねぇなアイリは」
「レイナ……頑張れ!」
と、このように各々のパーティが、日が暮れるまで運転の練習をするのだったーーーーー
「すっご……もう完成したの!?」
「うん……自分でもビックリ」
この日起こった嬉しい誤算は、一台完成するのに三日と予想していた完成が、何と二日で完成した事である。
当初、五台の魔車なので三日計算で十五日、出発までの日数を考慮すると、もしかすると四台しか作れないかもと危惧していたのだが、二日で一台作れるのならば十日で五台を作り終える事が出来る。
現在死霊王の討伐に向けて、修行へと出ているツヴァイフェッターやプリュフォールなど、五組のパーティの努力や研鑽が無駄にならずに済む。
「とりあえず試運転してみなくちゃ。未来、付き合ってくれる?」
「もちっ!」
時刻は夕暮れ時。今日この皇宮へとやって来たのは、愛莉と未来の二人だけである。リーシャ、サフィー、エストは昨日契約を終えた上級魔法や、大精霊について実際にどんな感じで使えるのかを練習したり、検証したりしている。リズはもちろんエストにベッタリだ。
完成した魔車を魔法鞄に収納し、近くのメイドに声を掛けて帰ろうとしたその時、不意に後ろから声を掛けられた。
「やあミクさんアイリさん、お仕事お疲れ様」
声を掛けて来たのはリズの兄であり、この国の皇太子ファレナスだった。
「あ、リズっちのお兄さん」
「えーと……ファレナスさんでしたよね?」
「うん。覚えていてくれて光栄だよ」
ファレナスとは、リズの成人の儀の日に初めてこの皇宮へ来た時に、少しの間だけ同室で顔を突き合わせただけである。こうして直接会話をするのも今回が初めてだ。
「ご結婚が決まったとの事で……おめでとうございます」
「うん?父上に聞いたのかな?ありがとう」
「メルちゃんめっちゃ美人だもんね!良かったね!」
「はは……父上がいきなり皇帝の座を私に譲ると言って来た時は心底驚いたけど、こうしてメルテと早く結婚出来るのは素直に嬉しいよ」
そう言って屈託の無い笑顔を浮かべるファレナスを見て、この人は温厚で優しくていい人そうだなと未来も愛莉も同じ印象を受けた。
メルティーナとは途中から一緒に帝都までやって来た間柄で、一緒に風呂にも入った仲である。すっかり仲良くなったので、結婚相手がいい人だというのは友人として素直に嬉しい。
「それにしても、君達には頭が上がらないよ。この帝都の危機を救ってくれて、妹のリズと、義理の妹になるエストもお世話になってる。父上も、君達に出会ってからすっかり明るくなって、今は信じられないほど活力に満ち溢れているんだ」
「いやー、それほどでもー」
未来は素直に喜んでいるが、それはどうなのだろうと愛莉は思う。帝都の危機を救えたのは自分達だけではなく皆の力があったお陰だし、世話になっているのはこちらも同じだ。
父アルベルトが活力に満ち溢れているのは、愛娘のリズが急成長し、目覚ましい活躍をしている一方で、その活躍に触発されたからでは?などと考えてしまう。
(謙遜も度を過ぎれば嫌味とも言うよね)
「みんなのお陰です」
なので当たり障りの無い返事に留めておく。せっかく好意的な事を言ってくれているのに、わざわざ突き返す事はない。
「引き止めてしまったね。私もアリアに呼ばれている所なので、これで失礼するね」
アリアとはリズとファレナスの妹、アリアットの事だ。昨日、未来、愛莉、エスト、リズの四人でこの場を訪れた際、真っ先に飛んで来て大好きなリズと、最近お気に入りのエストに満足するまで甘えていた。
そのままファレナスは手を振りながらこの場を去って行った。ファレナスの背中を見つめながら、未来がポツリと呟く。
「いい人だね。しかもイケメンだし」
「うん。もしかして未来、惚れちゃった?」
「あっははは!まっさかー、あたしは愛莉にしか惚れないよー」
クスッと笑う愛莉。こうした何気ない一言がとても嬉しい。
「行こっか。今日はセセラとアメリが遊びに来るって言ってたし」
「あ、そう言えば。うーん、今日はエッチする時間あるかなー?」
「あまり無いかもね。でもほら、このペースで魔車作れば何日か余裕が出来るから」
昨夜聞いたリーシャとサフィーの話。凄い話だったが、何回も何十回も行為をし、絶頂したというのは素直に羨ましかった。自分達だって、時間を気にせずに何度だってしてみたい。
「そっか!そしたら朝から晩までずっと出来るかな!?」
「それはわたし達の体力次第じゃない?」
「大丈夫大丈夫!あたし達レベル110だし!」
「そういうのとは違うと思うけど」
元の世界に居た時も、逢瀬を重ねる場所はラブホテルで、せいぜい休憩二時間程度だ。こちらの世界に来てからは、何だかんだ言って毎日何かしら用事があって、丸一日のんびり過ごした事など無い気がする。
「じゃあ愛莉の魔車完成のご褒美は、未来ちゃんと一日中エッチ出来る権利!」
「それって、未来は何もしないでわたしと一日エッチ出来る権利を得るって事じゃん」
そう言ってクスクスと笑い合う二人。確かに愛莉の言う通りだが、当然愛莉は嫌ではない。むしろ、魔車制作に更なるやる気が溢れて来る。
「楽しみだよねー。何十回もイッちゃうってどんな感じなんだろー」
「うーん……腰が抜けそうだよね。あと汗とか凄そう」
「確かに!途中で汗臭くなったらごめんね?」
「それはお互い様だから」
再びクスクスと笑い合う二人。もはや思いは、魔車完成後の事で頭がいっぱいだ。
ーーそして八日後。
「完成……ッ!」
「うぉぉーーーッ!!愛莉お疲れ様ーーーッ!!」
「お疲れ様アイリ、この短期間で凄いわ!」
「そうね、でも何だか申し訳無いわよね……」
「うん……結局わたし達は何もお手伝い出来なかったから……」
「アイリにだけ負担を掛けてしまって……」
皆が祝福してくれたり謝罪してきたりするが、これが自分の役割なのだから気にならない。と言うか、最初から割り切っていたので問題無い。
「平気だよ。みんなはその分、新しい魔法とか戦闘訓練とかしてくれてたんだし、最終的にはその方が重要だよ」
最終目標は言うまでもなく、死霊王を討ち滅ぼす事。なので皆には少しでも強くなってくれなくては困るし、強くなってくれれば勝てる確率も上がるので、魔車作りの手伝いなどしてくれるより余程嬉しいし助かる。
そしてこの日、修行に出ていた討伐組が続々と帝都に戻って来た。ツヴァイフェッター、プリュフォール、エタンセル、グロワール、クラージュの五組に、魔車が完成した事を告げる。
そしてその翌日から、魔車の運転をするための練習が帝都郊外で始まった。
ーーツヴァイフェッター車内:指導者愛莉
「そう、そのレバーを倒すと速度が上がります」
「うっ……こんなに速いのね……」
運転しているのはミルファ。流石のミルファも、初めて運転する魔車のスピードに動揺を隠せない。更に、後ろの席ではーーーー
「すげーすげー!乗り心地いいし速ぇし、何だコレは!!?」
「むう……何と言う乗り物だ……」
「凄いわぁ……こんなに速いのに全然揺れないのね」
「これは……信じられない乗り物だね」
と、大絶賛である。作った本人である愛莉は誇らしい気持ちになるが、いつも通り顔には出さない。
「おいミルファ!次は俺に運転させてくれ!」
「待てゼレット。ミルファよ、次は我に替わってくれ」
「あ?ラギアてめぇ、ろくに馬にも乗れねぇくせに何言ってやがんだコラ」
「貴様こそ、これは脳筋に扱える代物では無い」
「んだとぉ!?ならてめぇはーーー」
「貴様がーーー」
「少し黙ってて!」
「「……ごめんなさい」」
珍しく感情を顕わにしたミルファに怒られ、しょんぼりと謝るゼレットとラギア。
ーープリュフォール車内:指導者リズ
「そのハンドルに魔力を少しだけ流し込みます」
「は、はい殿下!あ、動き出しました……!」
運転手はレイナ。まさか皇女殿下直々に指導してくれとは思ってもいなく、緊張でガチガチである。
「あ、リズで大丈夫です」
「は、はいリズ様!」
「えっと……もう少し砕けた感じでも大丈夫なので」
「わ……分かりましたリズさん!」
本当は呼び捨てでも気にしないのだが、まあこれでいいかと妥協する。
「次はこのレバーを中央に倒してみてください」
「はいリズさん!ひゃあ!?速度が急に上がってーーーー」
「大丈夫。しっかりと前を見てハンドルを握っていて」
通常の馬車を全力疾走させた時よりも速い速度に、思わずたじろぐレイナ。だが、これはまだ中速。最終的には高速でも動じる事無く運転出来るようにならなければならない。
「何と言う……これは本当に実在する乗り物なのか?」
「まさかこれ程とは……しかしこの乗り心地の良さは驚嘆に値する」
「ははは、相変わらずとんでもねぇなアイリは」
「レイナ……頑張れ!」
と、このように各々のパーティが、日が暮れるまで運転の練習をするのだったーーーーー
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