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皇女との邂逅の章
閑話.五人でー後編ー※
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時はほんの少しだけ戻り、まだ愛莉とリーシャが絶頂する前。
愛莉とリーシャが肌を重ねているその横では、サフィーの足をゆっくりと開いたエストが、目をぎゅっと閉じていた。
(わ、わたし本当に………)
目を開ければ、サフィーの全てがエストの視界に映り込むことは必至。女性器など今までちゃんと見た事が無いエストにとっては、恥ずかしいどころの話では無い。
それは女性にとって、一番秘匿しなければならない部位。本来はおいそれと他人に見せるべき部位では無いし、不躾に見ても良い部位でも無い。
「エスト……あむ……ちゅっ……サフィーが待ってるよー」
「んっ……あっ……」
未来がサフィーの乳首を口に含みながら、やんわりとエストを促す。サフィー自身は期待と羞恥からか、固く目を閉じて未来の愛撫に身を委ねていた。
(今……エストにあたしの……見られてるのかしら………)
サフィーも目を閉じているので、エストがサフィーの足を開いた状態で目を閉じている事には気付いていない。なので、きっとじっくり見られているのだと、心臓が早鐘を打っている。
あのエストに、あの純情で純心なエストに自分の一番大事な場所を見られている。それが耐え難いほどの羞恥となってサフィーに押し寄せるが、逆にその恥ずかしさが興奮となって、サフィーの膣口を濡らしていた。
(サ、サフィーちゃんを待たせちゃ……駄目だよね………で、でも……うう……)
なかなか目を開ける踏ん切りがつかない。とは言え、このままと言う訳にもいかない。なのでエストは恐る恐る、ゆっくりと目を開いた。そこにはーーーーー
「ぁ…………」
初めてエストの視界に映り込む女性器。サフィーの、あのサフィーの性器。それは想像もしていなかった形、色、そして匂い。
(こ、これが……サフィーちゃんの………)
綺麗だと思った。肌と同じく白いふっくらとした大陰唇。柔らかな皮に守られながらも少しだけ顔を覗かせる小さな陰核。開いた大陰唇の奥に見える小陰唇と、綺麗な薄桃色の膣。
これが女性器。初めて見る女性器。小水が出て来る器官でもあるのに、不潔な印象は全く抱かなかった。そして、これと同じものが当然だが自分にも備わっているのだ。
(みんな……いつもここを………)
舐めている。ここに舌を這わせている。未来が、愛莉が、リーシャが、サフィーが、わたしのここも舐めたのだ、そう思うと恥ずかしさで消えてしまいそうだった。
自分のがこんなに綺麗なのかは分からない。だが、同じような女性器が自分にも備わっていて、そして皆に見られた、触れられた、舐められた。
「はぁはぁ………」
だが、その結果どれほどの快感がこの身に訪れるのかを、エストはもう知っている。ここを舐められるのがどんなに気持ち良いのかを、もう何度も経験して知っている。
だからこそ、サフィーも気持ち良くしてあげたい。みんなみたいに上手には出来ないだろうけど、それでも少しでも気持ち良くなって欲しい、そう思ったエストは、サフィーの性器に顔を近づける。
(不思議な匂い……でも全然嫌じゃない……)
サフィーの甘酸っぱい愛液の匂いがエストの鼻孔をくすぐる。それだけで何故か興奮してしまう。
(あ……穴から透明な液が垂れて………)
これが愛液なのだと、初めて目にするエスト。この体液がこの甘酸っぱい匂いを放っている。皆がいつも、この愛液を口の中に運んでいるのを身を持って知っている。
(どんな味がするのかな………)
陰唇に指を置き、ゆっくりと左右に開く。すると今までよりも鮮明に、サフィーの全てが視界に入った。
(綺麗……奥の方まで桜色してて………)
ぽっかりと開いた膣口から、奥の方まで見え隠れする。
(凄い……開いたり閉じたり……こんな風に動くんだ………)
サフィーの呼吸に合わせるように、膣口も呼吸するみたいに開閉を繰り返す。今まで何の知識も無かったエストにとっては、見るもの感じるもの全てが新鮮だった。いつの間にか、女性器を見る事への恥ずかしさは無くなっていた。
(ここに……わたしの舌を………)
ゆっくりと唇を近づけるエスト。そしてぎこちなく舌を出すと、その舌先が秘裂にそっと触れる。
「んっ………」
ピクリと反応するサフィーの華奢な身体。舌先が触れた瞬間、アソコをエストに舐められたのだと悟る。
(エストが……あたしのアソコを……)
一方のエストは、ほんの少しサフィーの秘裂に触れただけだが、口の中には今まで感じた事の無い類いの味が広がり、匂いが鼻から抜けてゆく。
(不思議な味……美味しい訳じゃないけど………嫌でも無いかも……)
控えめにサフィーの愛液を舐めとるエスト。不思議と、いつまでも舐めていられる味だと感じた。
そんなエストを見つめながら、未来が口端を緩める。この分なら下はエストに任せておいても平気そうだと思い、再びサフィーの唇に自分の唇を重ねる。そのままサフィーの双丘に手を伸ばすと、朱色の蕾を指で摘んだ。
「んんっ……!んっ、んんっ」
コロコロと優しく指で摘み、時には少し強めに摘む。だがサフィーが痛いと感じる前には力を緩め、今度は弧を描くようにクリクリと刺激する。かと思えば再び強めに摘んだりと、強弱をつけながら愛撫する。
するとサフィー自身、自分でも信じられないくらいに乳首が硬くなり、硬くなると同時に快感も跳ね上がる。だが唇を未来に塞がれているので、思うように声が出せない。
「んんーーッ!!んんっ!んあっ……はぁはぁ……ちょっと待っ……んんっ!」
苦しい、息が上がる。声を出したいのに出せないし、目一杯空気を吸い込みたいのに吸い込めない。
リーシャなら、こんなに乱暴にはしない。リーシャなら優しく舌を絡ませてくれる。リーシャならもっと優しく乳首を刺激する。リーシャとは全然違う。
(苦しい……こんなの……こんなの………)
苦しい筈なのに、何故か快感が身体中を駆け巡る。苦しい筈なのに、何故か興奮してしまう。
(はぁはぁ……ちょっと離してよミク……苦しいのよ………でも何これ……乳首気持ちいい……)
こんな激しい愛撫はされた事が無い。アソコはエストがちろちろと膣口を舐めているだけで、それほど快感は無い。どちらかと言うとくすぐったいだけだ。なのに、全身を包み込むこの強い快感は、ほとんど乳首だけで感じている快感。未来に舌と乳首を少し乱暴に愛撫されて得ている快感。
「んんっ!んっ、んっ、んはぁ!」
気持ちいい。乳首だけなのに絶頂してしまいそうなほどに気持ちいい。だからこそ、アソコを舐めているエストの愛撫がもどかしい。
(もっと……本気で舐めてよエスト………もう少しでイキそうなんだから……)
思わず腰が動く。もっと気持ち良くなりたくて、自分で腰を動かしてエストに近づける。すると、舌先だけで舐めていたエストの唇に、サフィーの膣口が完全に密着する。
(うわ……サフィーちゃんのが………)
ぬるぬるとした性器が、エストの唇を覆う。エストの鼻にはサフィーの小さな陰核が触れ、小陰唇はエストとキスをしている。
もぞもぞと舌を動かすエスト。ちょうど膣口が舌先に触れ、舌を伸ばすとエストの熱い舌が膣内の浅い所へと侵入する。
「んんっ!んんっ、んあっはぁ!はぁはぁ……んんっ……!」
口を大きく開けるサフィーだが、未来が唇を離してくれない。絶えず未来の舌がサフィーの舌に絡みつく。
無意識に腰を動かすと、サフィーの小さな肉芽がエストの鼻先にコリコリと当たる。未来に口内と乳首を犯され、エストに膣の浅い所を犯され、さらには自分で腰を動かして肉芽を刺激する。
既に何度も小刻みに絶頂しているサフィーだが、この日最大の絶頂が高波となって押し寄せる。
「んんああーーーッ!!ンンッ!んんッ!ふぁぁぁぁーーーッ!!」
大きく弓なりに仰け反るサフィーの華奢な身体。腰も大きく浮き上がり、ビクビクと何度も震える。そしてそのまま意識を半分手放すと、そのままベッドの上ではぁはぁと荒い呼吸を繰り返す。
「あはは……めっちゃ激しくイッたねサフィー」
サフィーの唇と乳首を解放する未来。普段誰に対しても勝気な少女が、自分の愛撫で絶頂するのだから、何だか嬉しくなる。そしてふと視線をエストに送ると、エストは切なそうな表情を浮かべていた。
今の今までサフィーの性器を愛撫していたエスト。サフィーの愛液の味や匂いで頭がクラクラとして、興奮が治まらない。
自分がされるのではなく、誰かに愛撫する事でもこんなに興奮して、こんなにも身体中が火照る。そして………自分も気持ち良くなりたいという欲求が脳内を駆け巡る。
それが分かっている未来は、エストの方へとモゾモゾと近づく。そしてエストを優しく抱きしめると、どちらとも無く唇を重ねた。
「ん……んんっ……」
「はっ……あっ……んん……」
舌と舌とを絡ませながら、未来がエストの手を取り、その手を未来自身の性器へと誘導する。エストの指先が未来のソコに触れると、すでにびっしょりと濡れていた。
(あ……すごい………)
自分自身、かなり愛液が分泌しているのを先ほどから感じていた。だが自分だけではなく未来もこんなに溢れさせていた。未来も同じように興奮していたのだと知り、何だかホッとするエスト。
そんなエストの指を、陰核へと誘導する未来。するとエストの指先に、硬い突起のようなものが触れる。その瞬間、未来の身体がピクリと反応するのが分かった。
「んんっ……はぁ……あっ……」
「ふっ……はっ……ぴちゃ……はぁはぁ……」
尚も互いの舌を絡め合う二人。エストにしてみれば、こうして誰かと一対一で抱き合い、舌を絡めるのは初めてだった。
いつもは自分は寝かされて、一人が身体中に舌を這わせたり触れたりしていて、そしてもう一人が濃厚なキスをして来る、つまり二体一でのエッチしか経験した事がない。
なのに今は、未来と一対一でこうして肌を重ねている。一瞬、二人だけだなんて愛莉はどう思うのだろうと心配になったが、その次の瞬間には未来の指がエストの硬くなった肉芽に伸びて来る。
「んんっ!は……ぁ……あぁ……ッ!」
その瞬間、エストの思考が停止する。一瞬で快感が身体中に駆け巡り、他の事が考えられなくなる。
しばらく互いの陰核を刺激していた未来とエストだが、突然未来がエストから離れる。離れた唇と唇には、どちらのものなのか糸が引いていた。
突然キスと愛撫を中断されたエストは、何とも言えない気持ちになる。もしかしてもうミクちゃんだけ絶頂したのだろうか、でもわたしはまだ…………そんな事を思っていると、未来がエストの片足を大きく開きながら、その足を少し持ち上げる。そして自分の足を交差させると、腰をグイグイと前へと進めた。未来の性器が、エストの性器へと近づく。
その瞬間エストは悟る。これは何度か見た事がある、互いの女性器を擦り合わせる行為だと。そして理解した瞬間、羞恥、緊張、興奮が同時にエストに押し寄せ、心臓は壊れてしまうのではないかと思うほどの早鐘を打つ。
わたしのアソコにミクちゃんのアソコが………そう思うだけで、緊張と興奮で身体がゾクゾクと震えた。
「エスト……いい?」
「はぁはぁ………う……うん……」
エストの了承を得て、未来が更に腰を押し進める。そしてやがて、二人の性器な密着し、熱い膣口の熱とぬるぬるとした愛液の触感が伝わる。
「うう……ああっ!!」
ビクビクと小さく痙攣するエストの身体。未来のが自分のと密着した瞬間、なんと絶頂してしまったのだ。だが、未来はエストが絶頂した事に気付いていない。
「エストのおまんこ温かい……ゆっくり動くね」
「はぁはぁ……え……ま、待っーーー」
待ってと言い終える前に、未来が腰を前後に動かし始める。ぴったりと密着した陰唇同士が、硬くなった互いの肉芽が水音を発しながら擦れ合う。
「ああっ!あっ、いや……ぁ……んあっ!!」
「はぁはぁ……あっ、あっ……あんっ!」
まだ絶頂たばかりだ。それなのに、敏感になったエストの身体に再び快感が押し寄せてくる。敏感になっているせいで、いつもよりも刺激が強い。
「待ってぇぇ……あうっ!んん……ああっ!」
「はぁはぁ……エスト……気持ちいい……?」
「き……気持ち……いい……気持ちいいよぉ………ひうっ!いやぁ……だめ……ぇ……」
強い刺激の為か、再び絶頂するエスト。今度は未来も気付いたのか、一度腰の動きを止める。
「はぁはぁはぁはぁ!」
「エスト……イッちゃったの……?」
「はぁはぁはぁ………」
「ごめん、あたしももう少しだから……もっかい動くね」
「はぁはぁはぁ……え………?んんっ……ああッ!待って今は………あああっ!」
絶頂てる。もう何度も絶頂てる。それなのに未来からは、絶えず快感を与えられる。
(ああ……頭がおかしくなっちゃう……何これ………怖いよぉ………)
絶頂に次ぐ絶頂で、もはや快感以外の感覚が何も無い。敏感になり過ぎた身体に、更なる快感が襲って来て逆に辛い。ビクビクと震える自分の身体が痛くて、呼吸は苦しくて、意識が遠のいて、このままでは死んでしまうと本能が警鐘を鳴らし始める。
だがそんな辛い快感も、喉元を過ぎれば再び気持ち良さだけが身体を包み、辛かった筈の身体は再び宙に浮いているような甘美な快感に支配される。
「ああ……ああ………だめ……もうだめ………おかしくなっちゃ………ああっ!」
「はぁはぁ……あたしも……もうイキそう………一緒にイこうエスト………!」
「うう!ううぐっ……!やだやだ……!怖い……怖いよミクちゃーーーああっ!!いやぁーーーッ!!」
いつの間にか自分で腰を動かしているエスト。未来の性器に自身の性器を擦り付け、高みへと昇り詰めてゆく。
「んんああっ!はぁはぁ……エスト……んんっ……イク時は……あっ……イクって言うと……気持ちいいよ……んんっ!」
「はぁはぁ………あっ、あああっ!」
自分でももう限界だと悟るエスト。そして未来が言った言葉の意味を朧気な頭で意識する。
「あああっ!イクよエスト!イクイクイクッ!イッちゃう!あああーーーッ!!」
「んんっ!わ、わたしも………イッ………イクッ………!あああぁぁぁーーーッ!!!
」
そして跳ね上がる美少女たちの柔肌。ビュッビュッと体液を放出させながら、ビクンッビクンッと何度も跳ねる。
「ふあぁぁぁーーーッ!!」
「んあぁぁーーーっ!!」
二人きりで、二人だけで肌を重ね、二人で辿り着いた快感の頂。あまりの快感からか、エストは涙を流しながら意識を手放した。
ーーその後、意識が覚醒した者達が相手を変えて再び行為に至る。未来とリーシャ、愛莉とサフィー、そして最後は四人でエストと。
五人の美少女達の淫らな行為は夜がかなり更けるまで続き、宿屋の三階には彼女達の嬌声が微かに響いたのだったーーーーー
愛莉とリーシャが肌を重ねているその横では、サフィーの足をゆっくりと開いたエストが、目をぎゅっと閉じていた。
(わ、わたし本当に………)
目を開ければ、サフィーの全てがエストの視界に映り込むことは必至。女性器など今までちゃんと見た事が無いエストにとっては、恥ずかしいどころの話では無い。
それは女性にとって、一番秘匿しなければならない部位。本来はおいそれと他人に見せるべき部位では無いし、不躾に見ても良い部位でも無い。
「エスト……あむ……ちゅっ……サフィーが待ってるよー」
「んっ……あっ……」
未来がサフィーの乳首を口に含みながら、やんわりとエストを促す。サフィー自身は期待と羞恥からか、固く目を閉じて未来の愛撫に身を委ねていた。
(今……エストにあたしの……見られてるのかしら………)
サフィーも目を閉じているので、エストがサフィーの足を開いた状態で目を閉じている事には気付いていない。なので、きっとじっくり見られているのだと、心臓が早鐘を打っている。
あのエストに、あの純情で純心なエストに自分の一番大事な場所を見られている。それが耐え難いほどの羞恥となってサフィーに押し寄せるが、逆にその恥ずかしさが興奮となって、サフィーの膣口を濡らしていた。
(サ、サフィーちゃんを待たせちゃ……駄目だよね………で、でも……うう……)
なかなか目を開ける踏ん切りがつかない。とは言え、このままと言う訳にもいかない。なのでエストは恐る恐る、ゆっくりと目を開いた。そこにはーーーーー
「ぁ…………」
初めてエストの視界に映り込む女性器。サフィーの、あのサフィーの性器。それは想像もしていなかった形、色、そして匂い。
(こ、これが……サフィーちゃんの………)
綺麗だと思った。肌と同じく白いふっくらとした大陰唇。柔らかな皮に守られながらも少しだけ顔を覗かせる小さな陰核。開いた大陰唇の奥に見える小陰唇と、綺麗な薄桃色の膣。
これが女性器。初めて見る女性器。小水が出て来る器官でもあるのに、不潔な印象は全く抱かなかった。そして、これと同じものが当然だが自分にも備わっているのだ。
(みんな……いつもここを………)
舐めている。ここに舌を這わせている。未来が、愛莉が、リーシャが、サフィーが、わたしのここも舐めたのだ、そう思うと恥ずかしさで消えてしまいそうだった。
自分のがこんなに綺麗なのかは分からない。だが、同じような女性器が自分にも備わっていて、そして皆に見られた、触れられた、舐められた。
「はぁはぁ………」
だが、その結果どれほどの快感がこの身に訪れるのかを、エストはもう知っている。ここを舐められるのがどんなに気持ち良いのかを、もう何度も経験して知っている。
だからこそ、サフィーも気持ち良くしてあげたい。みんなみたいに上手には出来ないだろうけど、それでも少しでも気持ち良くなって欲しい、そう思ったエストは、サフィーの性器に顔を近づける。
(不思議な匂い……でも全然嫌じゃない……)
サフィーの甘酸っぱい愛液の匂いがエストの鼻孔をくすぐる。それだけで何故か興奮してしまう。
(あ……穴から透明な液が垂れて………)
これが愛液なのだと、初めて目にするエスト。この体液がこの甘酸っぱい匂いを放っている。皆がいつも、この愛液を口の中に運んでいるのを身を持って知っている。
(どんな味がするのかな………)
陰唇に指を置き、ゆっくりと左右に開く。すると今までよりも鮮明に、サフィーの全てが視界に入った。
(綺麗……奥の方まで桜色してて………)
ぽっかりと開いた膣口から、奥の方まで見え隠れする。
(凄い……開いたり閉じたり……こんな風に動くんだ………)
サフィーの呼吸に合わせるように、膣口も呼吸するみたいに開閉を繰り返す。今まで何の知識も無かったエストにとっては、見るもの感じるもの全てが新鮮だった。いつの間にか、女性器を見る事への恥ずかしさは無くなっていた。
(ここに……わたしの舌を………)
ゆっくりと唇を近づけるエスト。そしてぎこちなく舌を出すと、その舌先が秘裂にそっと触れる。
「んっ………」
ピクリと反応するサフィーの華奢な身体。舌先が触れた瞬間、アソコをエストに舐められたのだと悟る。
(エストが……あたしのアソコを……)
一方のエストは、ほんの少しサフィーの秘裂に触れただけだが、口の中には今まで感じた事の無い類いの味が広がり、匂いが鼻から抜けてゆく。
(不思議な味……美味しい訳じゃないけど………嫌でも無いかも……)
控えめにサフィーの愛液を舐めとるエスト。不思議と、いつまでも舐めていられる味だと感じた。
そんなエストを見つめながら、未来が口端を緩める。この分なら下はエストに任せておいても平気そうだと思い、再びサフィーの唇に自分の唇を重ねる。そのままサフィーの双丘に手を伸ばすと、朱色の蕾を指で摘んだ。
「んんっ……!んっ、んんっ」
コロコロと優しく指で摘み、時には少し強めに摘む。だがサフィーが痛いと感じる前には力を緩め、今度は弧を描くようにクリクリと刺激する。かと思えば再び強めに摘んだりと、強弱をつけながら愛撫する。
するとサフィー自身、自分でも信じられないくらいに乳首が硬くなり、硬くなると同時に快感も跳ね上がる。だが唇を未来に塞がれているので、思うように声が出せない。
「んんーーッ!!んんっ!んあっ……はぁはぁ……ちょっと待っ……んんっ!」
苦しい、息が上がる。声を出したいのに出せないし、目一杯空気を吸い込みたいのに吸い込めない。
リーシャなら、こんなに乱暴にはしない。リーシャなら優しく舌を絡ませてくれる。リーシャならもっと優しく乳首を刺激する。リーシャとは全然違う。
(苦しい……こんなの……こんなの………)
苦しい筈なのに、何故か快感が身体中を駆け巡る。苦しい筈なのに、何故か興奮してしまう。
(はぁはぁ……ちょっと離してよミク……苦しいのよ………でも何これ……乳首気持ちいい……)
こんな激しい愛撫はされた事が無い。アソコはエストがちろちろと膣口を舐めているだけで、それほど快感は無い。どちらかと言うとくすぐったいだけだ。なのに、全身を包み込むこの強い快感は、ほとんど乳首だけで感じている快感。未来に舌と乳首を少し乱暴に愛撫されて得ている快感。
「んんっ!んっ、んっ、んはぁ!」
気持ちいい。乳首だけなのに絶頂してしまいそうなほどに気持ちいい。だからこそ、アソコを舐めているエストの愛撫がもどかしい。
(もっと……本気で舐めてよエスト………もう少しでイキそうなんだから……)
思わず腰が動く。もっと気持ち良くなりたくて、自分で腰を動かしてエストに近づける。すると、舌先だけで舐めていたエストの唇に、サフィーの膣口が完全に密着する。
(うわ……サフィーちゃんのが………)
ぬるぬるとした性器が、エストの唇を覆う。エストの鼻にはサフィーの小さな陰核が触れ、小陰唇はエストとキスをしている。
もぞもぞと舌を動かすエスト。ちょうど膣口が舌先に触れ、舌を伸ばすとエストの熱い舌が膣内の浅い所へと侵入する。
「んんっ!んんっ、んあっはぁ!はぁはぁ……んんっ……!」
口を大きく開けるサフィーだが、未来が唇を離してくれない。絶えず未来の舌がサフィーの舌に絡みつく。
無意識に腰を動かすと、サフィーの小さな肉芽がエストの鼻先にコリコリと当たる。未来に口内と乳首を犯され、エストに膣の浅い所を犯され、さらには自分で腰を動かして肉芽を刺激する。
既に何度も小刻みに絶頂しているサフィーだが、この日最大の絶頂が高波となって押し寄せる。
「んんああーーーッ!!ンンッ!んんッ!ふぁぁぁぁーーーッ!!」
大きく弓なりに仰け反るサフィーの華奢な身体。腰も大きく浮き上がり、ビクビクと何度も震える。そしてそのまま意識を半分手放すと、そのままベッドの上ではぁはぁと荒い呼吸を繰り返す。
「あはは……めっちゃ激しくイッたねサフィー」
サフィーの唇と乳首を解放する未来。普段誰に対しても勝気な少女が、自分の愛撫で絶頂するのだから、何だか嬉しくなる。そしてふと視線をエストに送ると、エストは切なそうな表情を浮かべていた。
今の今までサフィーの性器を愛撫していたエスト。サフィーの愛液の味や匂いで頭がクラクラとして、興奮が治まらない。
自分がされるのではなく、誰かに愛撫する事でもこんなに興奮して、こんなにも身体中が火照る。そして………自分も気持ち良くなりたいという欲求が脳内を駆け巡る。
それが分かっている未来は、エストの方へとモゾモゾと近づく。そしてエストを優しく抱きしめると、どちらとも無く唇を重ねた。
「ん……んんっ……」
「はっ……あっ……んん……」
舌と舌とを絡ませながら、未来がエストの手を取り、その手を未来自身の性器へと誘導する。エストの指先が未来のソコに触れると、すでにびっしょりと濡れていた。
(あ……すごい………)
自分自身、かなり愛液が分泌しているのを先ほどから感じていた。だが自分だけではなく未来もこんなに溢れさせていた。未来も同じように興奮していたのだと知り、何だかホッとするエスト。
そんなエストの指を、陰核へと誘導する未来。するとエストの指先に、硬い突起のようなものが触れる。その瞬間、未来の身体がピクリと反応するのが分かった。
「んんっ……はぁ……あっ……」
「ふっ……はっ……ぴちゃ……はぁはぁ……」
尚も互いの舌を絡め合う二人。エストにしてみれば、こうして誰かと一対一で抱き合い、舌を絡めるのは初めてだった。
いつもは自分は寝かされて、一人が身体中に舌を這わせたり触れたりしていて、そしてもう一人が濃厚なキスをして来る、つまり二体一でのエッチしか経験した事がない。
なのに今は、未来と一対一でこうして肌を重ねている。一瞬、二人だけだなんて愛莉はどう思うのだろうと心配になったが、その次の瞬間には未来の指がエストの硬くなった肉芽に伸びて来る。
「んんっ!は……ぁ……あぁ……ッ!」
その瞬間、エストの思考が停止する。一瞬で快感が身体中に駆け巡り、他の事が考えられなくなる。
しばらく互いの陰核を刺激していた未来とエストだが、突然未来がエストから離れる。離れた唇と唇には、どちらのものなのか糸が引いていた。
突然キスと愛撫を中断されたエストは、何とも言えない気持ちになる。もしかしてもうミクちゃんだけ絶頂したのだろうか、でもわたしはまだ…………そんな事を思っていると、未来がエストの片足を大きく開きながら、その足を少し持ち上げる。そして自分の足を交差させると、腰をグイグイと前へと進めた。未来の性器が、エストの性器へと近づく。
その瞬間エストは悟る。これは何度か見た事がある、互いの女性器を擦り合わせる行為だと。そして理解した瞬間、羞恥、緊張、興奮が同時にエストに押し寄せ、心臓は壊れてしまうのではないかと思うほどの早鐘を打つ。
わたしのアソコにミクちゃんのアソコが………そう思うだけで、緊張と興奮で身体がゾクゾクと震えた。
「エスト……いい?」
「はぁはぁ………う……うん……」
エストの了承を得て、未来が更に腰を押し進める。そしてやがて、二人の性器な密着し、熱い膣口の熱とぬるぬるとした愛液の触感が伝わる。
「うう……ああっ!!」
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待ってと言い終える前に、未来が腰を前後に動かし始める。ぴったりと密着した陰唇同士が、硬くなった互いの肉芽が水音を発しながら擦れ合う。
「ああっ!あっ、いや……ぁ……んあっ!!」
「はぁはぁ……あっ、あっ……あんっ!」
まだ絶頂たばかりだ。それなのに、敏感になったエストの身体に再び快感が押し寄せてくる。敏感になっているせいで、いつもよりも刺激が強い。
「待ってぇぇ……あうっ!んん……ああっ!」
「はぁはぁ……エスト……気持ちいい……?」
「き……気持ち……いい……気持ちいいよぉ………ひうっ!いやぁ……だめ……ぇ……」
強い刺激の為か、再び絶頂するエスト。今度は未来も気付いたのか、一度腰の動きを止める。
「はぁはぁはぁはぁ!」
「エスト……イッちゃったの……?」
「はぁはぁはぁ………」
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「はぁはぁはぁ……え………?んんっ……ああッ!待って今は………あああっ!」
絶頂てる。もう何度も絶頂てる。それなのに未来からは、絶えず快感を与えられる。
(ああ……頭がおかしくなっちゃう……何これ………怖いよぉ………)
絶頂に次ぐ絶頂で、もはや快感以外の感覚が何も無い。敏感になり過ぎた身体に、更なる快感が襲って来て逆に辛い。ビクビクと震える自分の身体が痛くて、呼吸は苦しくて、意識が遠のいて、このままでは死んでしまうと本能が警鐘を鳴らし始める。
だがそんな辛い快感も、喉元を過ぎれば再び気持ち良さだけが身体を包み、辛かった筈の身体は再び宙に浮いているような甘美な快感に支配される。
「ああ……ああ………だめ……もうだめ………おかしくなっちゃ………ああっ!」
「はぁはぁ……あたしも……もうイキそう………一緒にイこうエスト………!」
「うう!ううぐっ……!やだやだ……!怖い……怖いよミクちゃーーーああっ!!いやぁーーーッ!!」
いつの間にか自分で腰を動かしているエスト。未来の性器に自身の性器を擦り付け、高みへと昇り詰めてゆく。
「んんああっ!はぁはぁ……エスト……んんっ……イク時は……あっ……イクって言うと……気持ちいいよ……んんっ!」
「はぁはぁ………あっ、あああっ!」
自分でももう限界だと悟るエスト。そして未来が言った言葉の意味を朧気な頭で意識する。
「あああっ!イクよエスト!イクイクイクッ!イッちゃう!あああーーーッ!!」
「んんっ!わ、わたしも………イッ………イクッ………!あああぁぁぁーーーッ!!!
」
そして跳ね上がる美少女たちの柔肌。ビュッビュッと体液を放出させながら、ビクンッビクンッと何度も跳ねる。
「ふあぁぁぁーーーッ!!」
「んあぁぁーーーっ!!」
二人きりで、二人だけで肌を重ね、二人で辿り着いた快感の頂。あまりの快感からか、エストは涙を流しながら意識を手放した。
ーーその後、意識が覚醒した者達が相手を変えて再び行為に至る。未来とリーシャ、愛莉とサフィー、そして最後は四人でエストと。
五人の美少女達の淫らな行為は夜がかなり更けるまで続き、宿屋の三階には彼女達の嬌声が微かに響いたのだったーーーーー
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いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
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スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
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ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
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