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迷宮挑戦の章
95.弱点
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崩れ落ちてゆくランススケルトンを呆然と見下ろす未来と愛莉。
「倒した………よね?」
「うん。レベルも上がったし、間違いないよ」
倒した。首を斬っても死なずに動き続けていたこのアンデッドモンスターを、床に落ちた光る玉を斬る事で倒せたのだ。
だが安心するのはまだ早い。まだソードスケルトンとソーサラースケルトンが残っている。しかも、ソードスケルトンは未来に首を斬られた筈なのに、いつの間にか首が元通りにくっついていた。
「リーシャ、サフィー、エスト、スケルトンの弱点は体内にある光る玉だよ!それを壊せば倒せるから!」
珍しく愛莉が大きな声を出して、リーシャ達三人にスケルトンの弱点を告げる。すると三人は顔を見合わせる事もせずに、すぐに戦闘へと移行した。
「聞いたわねエスト!あたしが魔法であいつの身体をぶった切るから、弓でトドメさして!」
「うんッ!」
「リーシャはーーーー」
リーシャにも指示を出そうとしたサフィーだが、それよりも早く既に風鼬を召喚していた。
「お願いキュウちゃん!」
『おっと、アンデッド系のモンスターだね。あいつらは『核』を破壊しないと倒せないんだ』
核。それは非生物モンスターの、言わば心臓部である。
生物では無いアンデッドやゴーレムと言ったモンスターには、弱点である『核』が存在する。その核を破壊しない限り、非生物のモンスターにいくらダメージを与えても倒す事は出来ない。
先ほどサフィーの足元に転がった光る玉。誰もがその正体が分からない中、愛莉の目にはハッキリと名称が浮かび上がっていた。
『ランススケルトンの核』
じっくりと見た訳ではないので詳細までは鑑定出来ていないが、ファンタジー小説やゲームなどで度々登場する『核』と呼ばれる物体。愛莉の経験則から言って、その殆どがゴーレムなどの心臓部を意味したり、またはアイテムとして扉に嵌めたりなどという意味合いが多い。
斬っても死なないモンスターの体内から零れ落ちた、不気味に光る玉。その事実と鑑定眼に映し出された『ランススケルトンの核』という文字を見て、愛莉はすぐにそれが何なのかを悟った。
「つまり……その『核』を破壊すると倒せるって事かしら?」
『そうだよ。アンデッド系やゴーレム系、あとは自然系のモンスターなんかは必ず核が存在するよ』
キュウキュウキュウキュウ
「ふわぁ……リーシャちゃんとキュウちゃん………可愛い……」
「なに悶てるのよエスト!って、確かに可愛いけど!!」
傍から見ると、リーシャがイタチとじゃれ合っているようにしか見えない。リーシャ以外の皆には、風鼬の言葉は全て「キュウキュウ」という可愛らしい鳴き声にしか聞こえないのだから。
「行くわよ!風刃!」
リーシャ達の声を聞こえないフリして、サフィーが風の初級魔法【風刃】を放つ。こちらに向かって突進していたソードスケルトンに命中し、骨だけの身体は胸の辺りからバラバラと崩れた。その中から先ほどサフィーの足元に転がった、不気味な光を発する玉が地面に落ちる。
「今よエスト!」
「魔光射!」
いつもの【身壊術】を付与したスキル【破弓】ではなく、単純に魔力のみを付与したエストの弓術スキル【魔光射】は、普通に矢を射るよりも威力が何倍にも跳ね上がる。
魔力でコーティングされた鏃は強度、耐久度が格段にあがり、矢が刺さった時に対象に魔力を流し込むのでダメージも上乗せされる。
魔力持ちの弓術士なら大抵会得しているスキルだが、使用者の魔力の高さにによって威力が変わるので、他人より魔力の高いエストが使用するとかなりのダメージを与えられる。
「ガッ!ガガガギギガガーーーッ!!」
エストの弓で核を穿かれたソードスケルトンは、サフィーとエストの見てる前で身体が崩れ始めた。そしてそのまま、塵が霧散するかのように身体が音も無く消滅した。後には、大量の灰だけが物静かに残る。
ーーサフィーのレベルが上がりました。
ーーエストのレベルが上がりました。
「や、やったわ!」
「た……倒せた……」
見事にソードスケルトンを撃退したサフィーとエスト。レベルアップの無機質な声が脳裏に響く。そしてーーーーー
ーーリーシャのレベルが上がりました。
「ふう……ありがとうキュウちゃん」
『お安い御用だよリーシャ』
リーシャもまた、召喚獣の風鼬の力によってソーサラースケルトンを無事に撃破していた。
「みんなやったね!」
そんな三人に、いち早くスケルトンを倒した未来と愛莉が駆け寄る。当然だが、全員無傷だった。
「まったく……一時はどうなる事かと思ったわよ……」
「あはは……でもアイリちゃんのお陰で何とかなって良かった……」
「そうそう!何であの玉が弱点って分かったの?」
「鑑定眼に『ランススケルトンの核』って出てたから。核って言えば心臓とかの事だし」
何気なく説明する愛莉だが、皆はポカンと口を開けて呆けている。
当たり前のように核を心臓だと説明する愛莉だが、普通は『核』イコール『心臓』という発想には至らない。それなら事前に知っていたのかという考えも浮かんでくるが、それなら最初から皆に核の事を告げていた筈だし、さっきまでの愛莉を見るにとても知っていたとは思えない。
「ん?どうしたのみんな?」
「いや……どうしたってあんた……」
「う、うん。アイリちゃんが何の疑問もなく説明するから……」
「そうよね~、どうしてさっきのスケルトンの弱点が『核』だってアイリが知っているのかと思って」
「え…………」
しまったと思ったがもう遅い。まさか自分の世界のファンタジー小説やゲームの話をする訳にもいかないし、知ってたなら何で最初から教えてくれなかったのと言われても仕方ない状況だ。
「それはみんなアレだよ!」
何て言って誤魔化そうかと愛莉が思案していると、突然未来が大きな声を張り上げた。皆の注目が未来に集まる。
「アレって何よ?」
「ふふーん、アレって言うのは、もちろん愛莉だから!」
意気揚々とそんな事を口にする未来。その時、愛莉の中でもっともらしい説明が思い浮かんだ。
「アイリだからって……何を言い出すのかと思えばーーーー」
「そ、そうなの!わたしって鑑定眼持ってるじゃない?実はさっきの『核』をじっくり見てたら説明文が浮かんで来て!」
もちろんそれは嘘である。実際、そんな説明文など浮かび上がって来ていない。だが、それはあながち間違いという訳でもない。
以前サフィーのパッシブスキルである【魔力上昇】をじっくり見ていると説明文が浮かび上がって来た事がある。つまり鑑定眼には、一瞬で浮かぶ項目と、じっくり見る事で浮かぶ項目があるのではと愛莉は考察している。
もちろん、レベル不足の場合はいくらじっくり見ても鑑定そのものが出来ないのだが、相応のレベルに達していればこの鑑定眼というスキルは、どんな物でも鑑定出来るのではと愛莉は思っている。
「ふーん、そうなのね」
「あ、それなら納得かも」
「ふふ、やっぱりアイリの鑑定眼は便利よね~」
何とか誤魔化しきれて、ホッと胸を撫で下ろす愛莉。良かったと思いながら何となく視線を下に向けると、リーシャが倒したソーサラースケルトンの灰の中が、一瞬だけキラリと光った。
「あ、そう言えば魔石ってあるのかな?」
愛莉の突然の一言に、顔を見合わせるリーシャとサフィー。そうだ、モンスターなのだから魔石がある筈だ。しかも既に解体する必要が無いので、灰の中を探すだけで良い楽な回収である。
「そうだったわ。せっかくだから回収して行きましょ」
サフィーはそう言って、自分とエストが倒したソードスケルトンの灰の中を探す。すると、赤く光る尖った形の魔石があった。
それを見た未来と愛莉も自分達が倒したランススケルトンの灰の中を、リーシャも自分の倒したソーサラースケルトンの灰の中をそれぞれ探す。
「おっ、こっちのは黄色い魔石だね!やっぱり尖ってるし」
「うん。今までの魔石って結構丸い形状だったから、尖ってるのは初めて見るね」
そんな会話をする未来と愛莉だが、そんな二人の耳にリーシャの声が届いた。
「あら……?何かしらコレ」
同じく声を聞いたサフィーとエストが、リーシャの傍に近寄る。すると、灰の中に魔石とは違う光る物体を見つけた。
「何よそれ……光る………骨?」
それは銀色に光る、ソーサラースケルトンの骨だった。
「倒した………よね?」
「うん。レベルも上がったし、間違いないよ」
倒した。首を斬っても死なずに動き続けていたこのアンデッドモンスターを、床に落ちた光る玉を斬る事で倒せたのだ。
だが安心するのはまだ早い。まだソードスケルトンとソーサラースケルトンが残っている。しかも、ソードスケルトンは未来に首を斬られた筈なのに、いつの間にか首が元通りにくっついていた。
「リーシャ、サフィー、エスト、スケルトンの弱点は体内にある光る玉だよ!それを壊せば倒せるから!」
珍しく愛莉が大きな声を出して、リーシャ達三人にスケルトンの弱点を告げる。すると三人は顔を見合わせる事もせずに、すぐに戦闘へと移行した。
「聞いたわねエスト!あたしが魔法であいつの身体をぶった切るから、弓でトドメさして!」
「うんッ!」
「リーシャはーーーー」
リーシャにも指示を出そうとしたサフィーだが、それよりも早く既に風鼬を召喚していた。
「お願いキュウちゃん!」
『おっと、アンデッド系のモンスターだね。あいつらは『核』を破壊しないと倒せないんだ』
核。それは非生物モンスターの、言わば心臓部である。
生物では無いアンデッドやゴーレムと言ったモンスターには、弱点である『核』が存在する。その核を破壊しない限り、非生物のモンスターにいくらダメージを与えても倒す事は出来ない。
先ほどサフィーの足元に転がった光る玉。誰もがその正体が分からない中、愛莉の目にはハッキリと名称が浮かび上がっていた。
『ランススケルトンの核』
じっくりと見た訳ではないので詳細までは鑑定出来ていないが、ファンタジー小説やゲームなどで度々登場する『核』と呼ばれる物体。愛莉の経験則から言って、その殆どがゴーレムなどの心臓部を意味したり、またはアイテムとして扉に嵌めたりなどという意味合いが多い。
斬っても死なないモンスターの体内から零れ落ちた、不気味に光る玉。その事実と鑑定眼に映し出された『ランススケルトンの核』という文字を見て、愛莉はすぐにそれが何なのかを悟った。
「つまり……その『核』を破壊すると倒せるって事かしら?」
『そうだよ。アンデッド系やゴーレム系、あとは自然系のモンスターなんかは必ず核が存在するよ』
キュウキュウキュウキュウ
「ふわぁ……リーシャちゃんとキュウちゃん………可愛い……」
「なに悶てるのよエスト!って、確かに可愛いけど!!」
傍から見ると、リーシャがイタチとじゃれ合っているようにしか見えない。リーシャ以外の皆には、風鼬の言葉は全て「キュウキュウ」という可愛らしい鳴き声にしか聞こえないのだから。
「行くわよ!風刃!」
リーシャ達の声を聞こえないフリして、サフィーが風の初級魔法【風刃】を放つ。こちらに向かって突進していたソードスケルトンに命中し、骨だけの身体は胸の辺りからバラバラと崩れた。その中から先ほどサフィーの足元に転がった、不気味な光を発する玉が地面に落ちる。
「今よエスト!」
「魔光射!」
いつもの【身壊術】を付与したスキル【破弓】ではなく、単純に魔力のみを付与したエストの弓術スキル【魔光射】は、普通に矢を射るよりも威力が何倍にも跳ね上がる。
魔力でコーティングされた鏃は強度、耐久度が格段にあがり、矢が刺さった時に対象に魔力を流し込むのでダメージも上乗せされる。
魔力持ちの弓術士なら大抵会得しているスキルだが、使用者の魔力の高さにによって威力が変わるので、他人より魔力の高いエストが使用するとかなりのダメージを与えられる。
「ガッ!ガガガギギガガーーーッ!!」
エストの弓で核を穿かれたソードスケルトンは、サフィーとエストの見てる前で身体が崩れ始めた。そしてそのまま、塵が霧散するかのように身体が音も無く消滅した。後には、大量の灰だけが物静かに残る。
ーーサフィーのレベルが上がりました。
ーーエストのレベルが上がりました。
「や、やったわ!」
「た……倒せた……」
見事にソードスケルトンを撃退したサフィーとエスト。レベルアップの無機質な声が脳裏に響く。そしてーーーーー
ーーリーシャのレベルが上がりました。
「ふう……ありがとうキュウちゃん」
『お安い御用だよリーシャ』
リーシャもまた、召喚獣の風鼬の力によってソーサラースケルトンを無事に撃破していた。
「みんなやったね!」
そんな三人に、いち早くスケルトンを倒した未来と愛莉が駆け寄る。当然だが、全員無傷だった。
「まったく……一時はどうなる事かと思ったわよ……」
「あはは……でもアイリちゃんのお陰で何とかなって良かった……」
「そうそう!何であの玉が弱点って分かったの?」
「鑑定眼に『ランススケルトンの核』って出てたから。核って言えば心臓とかの事だし」
何気なく説明する愛莉だが、皆はポカンと口を開けて呆けている。
当たり前のように核を心臓だと説明する愛莉だが、普通は『核』イコール『心臓』という発想には至らない。それなら事前に知っていたのかという考えも浮かんでくるが、それなら最初から皆に核の事を告げていた筈だし、さっきまでの愛莉を見るにとても知っていたとは思えない。
「ん?どうしたのみんな?」
「いや……どうしたってあんた……」
「う、うん。アイリちゃんが何の疑問もなく説明するから……」
「そうよね~、どうしてさっきのスケルトンの弱点が『核』だってアイリが知っているのかと思って」
「え…………」
しまったと思ったがもう遅い。まさか自分の世界のファンタジー小説やゲームの話をする訳にもいかないし、知ってたなら何で最初から教えてくれなかったのと言われても仕方ない状況だ。
「それはみんなアレだよ!」
何て言って誤魔化そうかと愛莉が思案していると、突然未来が大きな声を張り上げた。皆の注目が未来に集まる。
「アレって何よ?」
「ふふーん、アレって言うのは、もちろん愛莉だから!」
意気揚々とそんな事を口にする未来。その時、愛莉の中でもっともらしい説明が思い浮かんだ。
「アイリだからって……何を言い出すのかと思えばーーーー」
「そ、そうなの!わたしって鑑定眼持ってるじゃない?実はさっきの『核』をじっくり見てたら説明文が浮かんで来て!」
もちろんそれは嘘である。実際、そんな説明文など浮かび上がって来ていない。だが、それはあながち間違いという訳でもない。
以前サフィーのパッシブスキルである【魔力上昇】をじっくり見ていると説明文が浮かび上がって来た事がある。つまり鑑定眼には、一瞬で浮かぶ項目と、じっくり見る事で浮かぶ項目があるのではと愛莉は考察している。
もちろん、レベル不足の場合はいくらじっくり見ても鑑定そのものが出来ないのだが、相応のレベルに達していればこの鑑定眼というスキルは、どんな物でも鑑定出来るのではと愛莉は思っている。
「ふーん、そうなのね」
「あ、それなら納得かも」
「ふふ、やっぱりアイリの鑑定眼は便利よね~」
何とか誤魔化しきれて、ホッと胸を撫で下ろす愛莉。良かったと思いながら何となく視線を下に向けると、リーシャが倒したソーサラースケルトンの灰の中が、一瞬だけキラリと光った。
「あ、そう言えば魔石ってあるのかな?」
愛莉の突然の一言に、顔を見合わせるリーシャとサフィー。そうだ、モンスターなのだから魔石がある筈だ。しかも既に解体する必要が無いので、灰の中を探すだけで良い楽な回収である。
「そうだったわ。せっかくだから回収して行きましょ」
サフィーはそう言って、自分とエストが倒したソードスケルトンの灰の中を探す。すると、赤く光る尖った形の魔石があった。
それを見た未来と愛莉も自分達が倒したランススケルトンの灰の中を、リーシャも自分の倒したソーサラースケルトンの灰の中をそれぞれ探す。
「おっ、こっちのは黄色い魔石だね!やっぱり尖ってるし」
「うん。今までの魔石って結構丸い形状だったから、尖ってるのは初めて見るね」
そんな会話をする未来と愛莉だが、そんな二人の耳にリーシャの声が届いた。
「あら……?何かしらコレ」
同じく声を聞いたサフィーとエストが、リーシャの傍に近寄る。すると、灰の中に魔石とは違う光る物体を見つけた。
「何よそれ……光る………骨?」
それは銀色に光る、ソーサラースケルトンの骨だった。
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