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迷宮挑戦の章
94.骨の敵
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迷宮に入って三日目。この日ようやく、地下五層へと降り立ったクローバーの五人。この二日間、MPもSPもいたずらに消費しなかったおかげで、朝を迎える頃には全員最大まで回復していた。
「昨日のオチュー相手に、節約しながら進んだのが良かったのね」
リーシャの言葉に頷く四人の美少女。ただその代償ではないが、昨日の探索はあまり捗らなかった。初日には第三層まで探索を終わらせたのに、昨日は第四層の探索だけで一日が終わってしまったのだ。
ただ、それには別の理由も少なからず影響している。愛莉の予想では、この迷宮の構造が下の層に行くに連れて、階の面積が大きくなっているというのだ。
つまり第一層よりも第二層が、第二層よりも第三層の方が広くなっている。
「この仮説が正しい場合、これからもっと探索に時間が掛かる事になるよ」
その仮説が正しいかどうかは、今日の第五層を探索してみれば概ね分かるのだという。だが愛莉は、既に自分の仮説が正しいと確信していた。なので、事前にリーシャにお願いしていた事がある。
「じゃあよろしくねコンちゃん。階段を見つけたらすぐに教えてね」
『コンコン!』
リーシャの召喚獣【三眼狐】に指示を出すリーシャ。今まではモンスターが居た場合はいち早く教えてとの指示を出していたのだが、今日からはモンスターではなく階段を優先に探してと指示を出した。
「コン、大丈夫かしら?ずっと先まで行って迷子になったりモンスターに襲われたりしたら……」
「ふふ、大丈夫よサフィー。コンちゃんは自分でいつでも獣界に戻れるもの。モンスターに襲われそうになったらすぐに戻るわ」
獣界とは、召喚獣達が本来暮らしている世界らしい。基本的に誰かと契約した召喚獣はいつ呼び出されてもいいように、常に獣界で待機している。まだ誰とも契約していない召喚獣は、この世界の自分の縄張りで主となる召喚士を待ち続けているのだという。
そんな三眼狐に階段の探索を任せて、クローバーの五人は先へと進む。まだあちらこちらにかがり火の炎が見えるのは、この第五層にも定期的に冒険者達が狩りに来ている事を証明している。
「やっぱりCランク冒険者って大したもんだよね!こんな地下深くまでモンスター狩りに来るんだからさ!」
「そうね~。そう言えばエストは以前ギルドで、Cランク冒険者が骨みたいな素材を買い取りに持って来たって言っていたわよね?」
「あ、うん。あまり良くは見えなかったんだけど、確か………銀色みたいな色の骨だったと思う」
銀色の骨。おそらくモンスターの素材で間違い無いのだろうが、ではどんなモンスターの素材なのだろうか。
一層から三層までは虫系のモンスターしか現れなかった。虫、主に昆虫などには外骨格はあっても体内に骨は無い。なので一層から三層の間に手に入る素材ではないだろう。
ならば第四層のオチューはどうだろうか?残念ながらオチューにも骨は無い。オチューの触手は筋のみだし、身体の殆どは体肉と水分、そして胃や肺などの巨大な臓器が詰まっているだけだ。足は節足動物と同じ構造なので、骨と筋肉で動かしている訳ではない。
「つまり、この階が怪しいって事?」
愛莉の説明を聞いた未来が、愛莉に問いかける。
「うん。多分この階層に、身体に骨を持つモンスターが出るんじゃないかな」
骨を持つモンスターと聞くと、真っ先に思い浮かぶのは獣系のモンスターだ。ワイルドウルフにしてもビッグフットにしても、獣系のモンスターには骨があった。だが、こんな迷宮の地下深くに獣が居るイメージも湧かない。
「あっ、あの曲がり角の向こうに気配感じるよ!数は三つ!」
未来がパッシブスキルの『気配察知』で一早くモンスターの居場所を察知する。全員身構えながら未来の言う角を曲がった。そこにはーーーーー
「ひいっ!な、なによあれ……」
「そんな……あれは生き物………なの?」
「ど、どうなのかな………でも動いてるよ……?」
「うへぇ!愛莉、アレって………」
「………骸骨」
『ソードスケルトン(死霊系モンスターLv26)』
『ランススケルトン(死霊系モンスターLv28)』
「ソーサラースケルトン(死霊系モンスターLv27)」
それはまさに、骸骨の戦士。まるで理科室にある骨格標本が武器を持って動いているような錯覚に陥る未来と愛莉だが、空洞の筈の双眸は不気味に赤く光っている。
この世ならざる者が、武器を構えてクローバーの五人を見据える。誰もが初めて出会う死の世界の住人に、誰もが恐怖を感じて立ち尽くす。
「ど……どうするのよ……あんなの………」
「お、落ち着いて……モンスターなんだから、今まで通りに………」
「わ、わたしが仕掛けます………うっくっ……は、破弓!」
恐怖で震える手で狙いが定まらないながらも、エストが何とか破弓を射る。それは肉体の無いソードスケルトンの肋骨部分に突き刺さったが、スケルトンは特に苦しそうな素振りも見せず、そのまま剣を構えてこちらに向かって来た。
「え……効いてない……?」
「エスト下がって!今度はあたしが行く!」
エストの【身壊術】は、生物を身体の内側から破壊する回復魔法を応用したエスト独自の術。だがその効果があるのはあくまで生物だけである。目の前のスケルトン達は生物ではなく、既に死んでいる言わば死の生命体。エストの身壊術は効果が無かった。
ならばと、エストに鼓舞された未来が恐怖と戦いながら、【短距離転移】でスケルトンの真後ろに転移する。そしてそのまま横薙ぎに剣を振るうと、ソードスケルトンの首があっさりと落ちた。手応えを感じた未来は、再び短距離転移で元の場所に戻る。
「っしゃあ!」
「や、やったわねミク!」
思わず喜ぶサフィー。そうだ、いくらこの世の者ではなくても、相手がモンスターである限り倒せない事は無いのだ。それを目の当たりにしたサフィーが、勢いに乗って魔法を打ち出そうとする。だがその眼前ではーーーーー
「え……嘘でしょ………」
「く、首を斬られたのに………」
「う、動いて………る………」
未来の一閃で首を斬られたソードスケルトンが、何事もなかったかのように動き続けている。戦慄するその光景を皆が呆然と眺めていると、後ろに居るソーサラースケルトンが、自身の持つ杖に魔力を込め始めた。
その魔力にいち早く気付いたのは、魔道士のサフィーと回復術士のエスト。
「魔法が来ます!皆さん気をつけて!」
「あたしに任せなさい!光壁!」
すぐにエストが声を張り上げ、サフィーが光壁を展開する。ソーサラースケルトンの撃ち放った魔法は光壁に遮られ、衝撃と共に魔法が霧散する。しかしサフィーの展開した光壁も破壊され、その隙を突くように槍を持ったランススケルトンが素早く突進して来た。
「未来ッ!!」
「うわっ!」
一直線に未来目掛けて突進するランススケルトン。だが未来は間一髪の所を【短距離転移】で免れ、先ほどと同じように後ろから一閃する。今度は首ではなく、胴体を真っ二つに両断した。
「グガガガガガッッ!!」
胴体を斬られ、上半身が床に落下するランススケルトン。その弾みに、ランススケルトンの身体から光る玉のような物が地面に転がった。
「え……何これ……」
それはコロコロと転がり、サフィーの靴に当たって止まった。その光る玉に上半身だけで地面を這いながら近付くランススケルトン。
「わぁ!く、来るな!来るなぁ~~ッ!!」
まるで大事な物を取り戻そうとするようなランススケルトンの行動。それを見た愛莉が、素早く未来に指示を出す。
「未来ッ!!その玉斬って!!」
普通ならここで、何故かと質問したり躊躇したりするものだが、未来にとって愛莉の言葉は無条件で信用するものである。なので、何の疑いも無く未来は愛莉に言われた通り光る玉を斬った。
「ていっ!」
「ゴガガガガガーーーっ!!」
未来が光る玉を斬った直後、地面を這っていたランススケルトンの身体がボロボロと崩れ始めた。そしてそのまま上半身と下半身が砂のように崩れ落ち、遂にはこの場から消滅した。
ーー日下未来のレベルが上がりました。
ーー望月愛莉のレベルが上がりました。
未来と愛莉の頭の中に、レベルアップの声が響いたのだった。
「昨日のオチュー相手に、節約しながら進んだのが良かったのね」
リーシャの言葉に頷く四人の美少女。ただその代償ではないが、昨日の探索はあまり捗らなかった。初日には第三層まで探索を終わらせたのに、昨日は第四層の探索だけで一日が終わってしまったのだ。
ただ、それには別の理由も少なからず影響している。愛莉の予想では、この迷宮の構造が下の層に行くに連れて、階の面積が大きくなっているというのだ。
つまり第一層よりも第二層が、第二層よりも第三層の方が広くなっている。
「この仮説が正しい場合、これからもっと探索に時間が掛かる事になるよ」
その仮説が正しいかどうかは、今日の第五層を探索してみれば概ね分かるのだという。だが愛莉は、既に自分の仮説が正しいと確信していた。なので、事前にリーシャにお願いしていた事がある。
「じゃあよろしくねコンちゃん。階段を見つけたらすぐに教えてね」
『コンコン!』
リーシャの召喚獣【三眼狐】に指示を出すリーシャ。今まではモンスターが居た場合はいち早く教えてとの指示を出していたのだが、今日からはモンスターではなく階段を優先に探してと指示を出した。
「コン、大丈夫かしら?ずっと先まで行って迷子になったりモンスターに襲われたりしたら……」
「ふふ、大丈夫よサフィー。コンちゃんは自分でいつでも獣界に戻れるもの。モンスターに襲われそうになったらすぐに戻るわ」
獣界とは、召喚獣達が本来暮らしている世界らしい。基本的に誰かと契約した召喚獣はいつ呼び出されてもいいように、常に獣界で待機している。まだ誰とも契約していない召喚獣は、この世界の自分の縄張りで主となる召喚士を待ち続けているのだという。
そんな三眼狐に階段の探索を任せて、クローバーの五人は先へと進む。まだあちらこちらにかがり火の炎が見えるのは、この第五層にも定期的に冒険者達が狩りに来ている事を証明している。
「やっぱりCランク冒険者って大したもんだよね!こんな地下深くまでモンスター狩りに来るんだからさ!」
「そうね~。そう言えばエストは以前ギルドで、Cランク冒険者が骨みたいな素材を買い取りに持って来たって言っていたわよね?」
「あ、うん。あまり良くは見えなかったんだけど、確か………銀色みたいな色の骨だったと思う」
銀色の骨。おそらくモンスターの素材で間違い無いのだろうが、ではどんなモンスターの素材なのだろうか。
一層から三層までは虫系のモンスターしか現れなかった。虫、主に昆虫などには外骨格はあっても体内に骨は無い。なので一層から三層の間に手に入る素材ではないだろう。
ならば第四層のオチューはどうだろうか?残念ながらオチューにも骨は無い。オチューの触手は筋のみだし、身体の殆どは体肉と水分、そして胃や肺などの巨大な臓器が詰まっているだけだ。足は節足動物と同じ構造なので、骨と筋肉で動かしている訳ではない。
「つまり、この階が怪しいって事?」
愛莉の説明を聞いた未来が、愛莉に問いかける。
「うん。多分この階層に、身体に骨を持つモンスターが出るんじゃないかな」
骨を持つモンスターと聞くと、真っ先に思い浮かぶのは獣系のモンスターだ。ワイルドウルフにしてもビッグフットにしても、獣系のモンスターには骨があった。だが、こんな迷宮の地下深くに獣が居るイメージも湧かない。
「あっ、あの曲がり角の向こうに気配感じるよ!数は三つ!」
未来がパッシブスキルの『気配察知』で一早くモンスターの居場所を察知する。全員身構えながら未来の言う角を曲がった。そこにはーーーーー
「ひいっ!な、なによあれ……」
「そんな……あれは生き物………なの?」
「ど、どうなのかな………でも動いてるよ……?」
「うへぇ!愛莉、アレって………」
「………骸骨」
『ソードスケルトン(死霊系モンスターLv26)』
『ランススケルトン(死霊系モンスターLv28)』
「ソーサラースケルトン(死霊系モンスターLv27)」
それはまさに、骸骨の戦士。まるで理科室にある骨格標本が武器を持って動いているような錯覚に陥る未来と愛莉だが、空洞の筈の双眸は不気味に赤く光っている。
この世ならざる者が、武器を構えてクローバーの五人を見据える。誰もが初めて出会う死の世界の住人に、誰もが恐怖を感じて立ち尽くす。
「ど……どうするのよ……あんなの………」
「お、落ち着いて……モンスターなんだから、今まで通りに………」
「わ、わたしが仕掛けます………うっくっ……は、破弓!」
恐怖で震える手で狙いが定まらないながらも、エストが何とか破弓を射る。それは肉体の無いソードスケルトンの肋骨部分に突き刺さったが、スケルトンは特に苦しそうな素振りも見せず、そのまま剣を構えてこちらに向かって来た。
「え……効いてない……?」
「エスト下がって!今度はあたしが行く!」
エストの【身壊術】は、生物を身体の内側から破壊する回復魔法を応用したエスト独自の術。だがその効果があるのはあくまで生物だけである。目の前のスケルトン達は生物ではなく、既に死んでいる言わば死の生命体。エストの身壊術は効果が無かった。
ならばと、エストに鼓舞された未来が恐怖と戦いながら、【短距離転移】でスケルトンの真後ろに転移する。そしてそのまま横薙ぎに剣を振るうと、ソードスケルトンの首があっさりと落ちた。手応えを感じた未来は、再び短距離転移で元の場所に戻る。
「っしゃあ!」
「や、やったわねミク!」
思わず喜ぶサフィー。そうだ、いくらこの世の者ではなくても、相手がモンスターである限り倒せない事は無いのだ。それを目の当たりにしたサフィーが、勢いに乗って魔法を打ち出そうとする。だがその眼前ではーーーーー
「え……嘘でしょ………」
「く、首を斬られたのに………」
「う、動いて………る………」
未来の一閃で首を斬られたソードスケルトンが、何事もなかったかのように動き続けている。戦慄するその光景を皆が呆然と眺めていると、後ろに居るソーサラースケルトンが、自身の持つ杖に魔力を込め始めた。
その魔力にいち早く気付いたのは、魔道士のサフィーと回復術士のエスト。
「魔法が来ます!皆さん気をつけて!」
「あたしに任せなさい!光壁!」
すぐにエストが声を張り上げ、サフィーが光壁を展開する。ソーサラースケルトンの撃ち放った魔法は光壁に遮られ、衝撃と共に魔法が霧散する。しかしサフィーの展開した光壁も破壊され、その隙を突くように槍を持ったランススケルトンが素早く突進して来た。
「未来ッ!!」
「うわっ!」
一直線に未来目掛けて突進するランススケルトン。だが未来は間一髪の所を【短距離転移】で免れ、先ほどと同じように後ろから一閃する。今度は首ではなく、胴体を真っ二つに両断した。
「グガガガガガッッ!!」
胴体を斬られ、上半身が床に落下するランススケルトン。その弾みに、ランススケルトンの身体から光る玉のような物が地面に転がった。
「え……何これ……」
それはコロコロと転がり、サフィーの靴に当たって止まった。その光る玉に上半身だけで地面を這いながら近付くランススケルトン。
「わぁ!く、来るな!来るなぁ~~ッ!!」
まるで大事な物を取り戻そうとするようなランススケルトンの行動。それを見た愛莉が、素早く未来に指示を出す。
「未来ッ!!その玉斬って!!」
普通ならここで、何故かと質問したり躊躇したりするものだが、未来にとって愛莉の言葉は無条件で信用するものである。なので、何の疑いも無く未来は愛莉に言われた通り光る玉を斬った。
「ていっ!」
「ゴガガガガガーーーっ!!」
未来が光る玉を斬った直後、地面を這っていたランススケルトンの身体がボロボロと崩れ始めた。そしてそのまま上半身と下半身が砂のように崩れ落ち、遂にはこの場から消滅した。
ーー日下未来のレベルが上がりました。
ーー望月愛莉のレベルが上がりました。
未来と愛莉の頭の中に、レベルアップの声が響いたのだった。
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