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魔王の章
S2.わたしだって※
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アルトの部屋のベッドの上では、小柄な少女のエルマーがギュッとシーツを握りしめていた。
「はっ……あっ……」
エルマーの細い太ももを持ち上げて、いつものように秘裂に舌を這わせるアルト。この二ヶ月の間に恥ずかしがり屋のエルマーも、アルトとの行為にかなり慣れて来ていた。
だがこの日は、少しいつもと違う。いや、いつもとは相当違っていた。それはーーーー
「あむ……チュッ……んん……」
「あ……ぐ……ミ……ミミリ……あまり……そこ吸わない……で……んんっ」
アルトとエルマーの行為の時間に、何故かミミリまで参戦していた。服を全て脱ぎ捨てて、今はエルマーの胸の蕾をチュッチュと吸っている。
「んんっ、チュッ……エルマーちゃん気持ちいいの?」
「そ……そんな事言わせない……で……うっ、ああっ」
当然だが、アルトの愛撫も継続している。胸と性器を同時に愛撫され、既にエルマーは限界が近い。そんな時にアルトの舌が陰核を刺激し、エルマーはあっという間に昇り詰めてしまった。
「ああっ!だ、だめぇぇーーッ!!ああぁぁーーーッ!!」
大きく跳ね上がるエルマーの小さな身体。それを見たアルトとミミリが、愛撫を中断する。ミミリは少し驚いたような表情を浮かべて、荒い呼吸を繰り返しているエルマーを見ながら声を上げた。
「うわぁ、エルマーちゃんがエッチでこんなに大きい声出すなんて!さっすがアルト君だねっ!」
「いや、何が流石なのか分からないけど……って言うより、そろそろ説明してくれる?何で今日はミミリも一緒なの?」
てっきりエルマーだけが部屋を訪れるものだと思っていたアルトの前に、ミミリも一緒に現れたのはつい先ほどの話だ。
そのままミミリのペースに乗せられて、いつの間にミミリと二人でエルマーへの愛撫を開始していた。その間、何故ミミリが一緒なのかの説明は一切無し。エルマーも達して復活するのに少し時間も掛かるので、そろそろ理由を教えて欲しいとミミリに訊ねたのだ。
「んー、リティアちゃんの時と同じだよ?エルマーちゃんもお口でするの教えて欲しいって言うからさ!」
「………は?」
「はぁはぁ……ちょっと……ミミリ……そんなにはっきり言わないで……」
ミミリの話を聞いて目を白黒させるアルト。この二ヶ月でエルマーもかなり慣れて来たのだが、それでも未だにアルトのモノを直視しようとはしない程、相変わらずの恥ずかしがり屋具合なのだ。そのエルマーが口で?そんな事が果たして可能なのだろうかと、嬉しいやら心配やらで気持ちが覚束ない。
「ほらほらエルマーちゃん!早く起きないとミミリがアルト君の精液搾り取っちゃうよ?」
何という言い回しだろうか。エルマーとは真逆で、相変わらずミミリには羞恥心の欠片も無いらしい。ノエルやエリーゼですら、こんな発言はしないと言うのに。
「うう……ちょっと待って……わたしまだ頭がボーッとしてて……」
そう言いながらも、身体を気怠そうに起こすエルマー。そのまま這うようにしてアルトとミミリに近づくと、ミミリの隣で正座をする。目の前にはアルトのそそり勃った陰茎が存在を主張しているが、やはりエルマーは目を背けて見ようとはしない。
「はいはーい!じゃあ早速やってみようね!まずはね、こうやっておちんちんを優しく握ってあげるの。はい、やってみて」
ミミリは隣のエルマーに教えながら、躊躇無くアルトの陰茎を握る。そしてすぐに手を離すと、今度はエルマーに同じ事をしてみてと促した。エルマーは顔を真っ赤に染めながら、チラチラとアルトの陰茎を見ている。
「………アルト、見ないでください……」
「わ、分かった……」
エルマーにそう懇願され、アルトはエルマーを見ないようにする。そんなアルトをチラチラと見ながら、エルマーは恐る恐るアルトの陰茎に手を近付ける。
(これがアルトの……はっきり見たのは初めてだけど……結構綺麗な色なんだ……)
最初は指先で軽く、そして徐々に手のひら全体で竿の部分を優しく握る。握った所でミミリの方を見た。
「に、握りましたよ……次はどうするんですか?」
「うんうん!次はね、おちんちんに顔を近付けてベロを出してね。そんで、この辺をペロペロって舐めるの」
「う……嘘でしょ……?」
ミミリがアルトの亀頭を指でつんつんと突きながら、エルマーに次の指示を出す。いきなりハードルがかなり上がったエルマーは、思わず愕然としてしまう。
「嘘じゃないよ?エルマーちゃん以外はみんなしてる事だよ?」
「リ、リティアもですか!?」
「もっちろん!ね、アルト君!」
「あ……うん。リティアもしてくれーーー」
「アルトはこっち見ないで下さい!」
エルマーに怒られて慌てて顔を逸らすアルト。何故だ、何故自分のイチモツの事なのに怒られなければならないのだ………とは思わないアルト。むしろエルマーを応援したい気持ちでいっぱいだった。
「はいエルマーちゃん、やってみて」
「い、いきなりそんな……」
「じゃあミミリがお手本見せるね!」
ミミリはエルマーにそう告げると、腰を折ってアルトの陰茎に顔を近付ける。そして綺麗な舌を出して、ペロペロと亀頭を舐め始めた。それを見たエルマーが、恥ずかしさのあまりキュッと目を閉じる。
「エルマーちゃん、見てなくちゃ駄目だよ」
「うう……だって……」
「もっかいするから今度は見ててね」
そして再び亀頭に舌を這わせるミミリ。エルマーは自分の顔を手で覆いつつも、指の隙間から恥ずかしそうに見ていた。
(ほ、本当に舌で……うう……まさかこんなに恥ずかしい事だったなんて……)
エルマーを含めたアルトの妻五人は、仲がかなり良い。誰かが誰かに嫉妬する事も無く、当然だか序列なども無く、皆が純粋にアルトを愛している。
そんな五人の妻達だが、どうも自分以外の四人は日に日に大胆になっていってるらしいと、皆の会話から何となく察したエルマー。どうやら最近、ミミリやリティアも普通に行為をするだけではなく、自分達がアルトに愛撫されるように、自分達もアルトに愛撫をして気持ち良くしてあげているのだと、先日一緒に風呂に入った際に二人の会話から判明したのだ。
(でも……考えてみればアルトだってわたし達への愛撫は舌を使って気持ち良くしてくれている訳だし……)
ならば自分達も舌を使うのは当然と言えば当然かもしれないと、指の隙間からミミリの愛撫を見ていて思い至る。
「はいエルマーちゃん、やってみてね」
アルトの愛撫を中断し、再度エルマーに促すミミリ。エルマーは覚悟を決め、再びアルトの陰茎を握りながら顔を近付ける。亀頭はミミリの唾液でテカテカと濡れており、それがかなり卑猥な印象をエルマーに与え、鼓動が激しく胸を叩いた。
(みんなやってる事……わ、わたしだって……)
覚悟を決めて、舌をチロリと出すエルマー。そのまま戸惑いがちに亀頭に舌を這わせる。
「う………」
エルマーの拙い舌の動きがかえって気持ち良いのか、アルトがくぐもった声を上げる。そんなアルトにエルマーが声を掛けた。
「アルト?もしかして……気持ちいいんですか……?」
「う、うん……エルマーの舌が温かくて……」
「そ、そうなんですか……」
その言葉で少し吹っ切れたのか、エルマーは更に亀頭を舐め回す。しばらくそうしていると、今度は頭上からミミリの声が耳に届いた。
「そうそう、今度はそのままおちんちんをお口の中に飲み込んで、顔を上下に動かしてみて」
何故だろう、とても許容出来ない程に恥ずかしい指示を出されているのに、それが当たり前な気がして言われた通りに陰茎を口の中に飲み込む。そしてミミリの指示通り顔を上下に動かすと、アルトの呼吸が更に荒くなった。
「はぁはぁ……気持ちいいよエルマー………」
「んっ……んっ、ん………」
恥ずかしい。男性器を口に咥えるなどと、物凄い恥ずかしい行為をしている。なのに、何故だか物凄く興奮している。
身体の芯が熱くなり、アソコが疼く。早くこれを挿れて欲しいと、いつも以上に強く思う。いつからこんなに淫らになってしまったのだろうか。
「うっ……そろそろいいよエルマー」
強い射精感を覚え、慌ててエルマーを止めるアルト。するとエルマーは自分でベッドに横たわり、切なそうに瞳を潤ませながらアルトを見つめる。
早く挿れてと、懇願するような表情で見つめられたアルトは、いつも以上に興奮して亀頭をエルマーの膣口に充てがった。エルマーのこんな表情を見るのは初めてで、思わず胸の鼓動が早くなる。
しっとりと濡れそぼったソコに亀頭をぴったりとくっつけ、少し腰を落とすとまるで自分から迎えるように、エルマーの小さな性器はアルトの陰茎を飲み込む。
いつもよりも興奮している二人に、いつも以上の快感が押し寄せる。エルマーは初めて感じる強い快感に、思わず大きな声を上げた。
「あああっ!ああっ、ああっ!」
「くっ……すごいヌルヌルしてる………」
「うわわ、エルマーちゃんのアソコにアルトくんのおちんちんが入ってる!」
「だ、だめ!見ないでミミリ!」
ミミリに見られている事で、逆に強く興奮してしまう二人。エルマーもいつも以上に膣内を蜜で満たしている。それがあまりにも気持ち良くて、アルトの腰の動きは最初から早くなる。
そしてエルマーがその小さな身体で感じるのは快感のみ。それ以外の感覚は一切無くなり、ただただ快感だけが全身を包み込む。
「ああっ、き、気持ちい……んああっ!」
「はぁはぁ……俺も……気持ちいいよエルマー」
アルトの腰の動きに合わせてギシギシと音を立てるベッド。そんなベッドの上で、エルマーはアルトに激しく突かれながら小さな双丘をミミリに刺激されている。
左の蕾を舌で刺激され、右の蕾を指でクネクネと弄られて、エルマーは全身に鳥肌が立つほどの快感が駆け巡る。そしてあっという間に昇り詰めてゆく。
「だめだめ!わ、わたしもう……ああっ、あああぁぁぁーーーーッ!!」
一度大きく跳ね上がり、その後は小刻みに震えるエルマーの小さな身体。アルトが果てる前にエルマーが先に達してしまったので、アルトは抽挿をやめるのだが、アルトももう少しで達しそうだった。なので、本当はこのまま腰を動かし続けたいのだがーーーーー
「エルマー……大丈夫?」
「はぁはぁはぁ……ご、ごめんなさい……今は……んん……ちょ、ちょっと無理……んっ……」
まだまだ絶頂の余韻が引かないのか、小刻みに痙攣を繰り返している。このまま続けるとエルマーの負担になってしまうと理解しているアルトだが、正直自分も早く達したい。
「アルト君、良かったらミミリで絶頂て?」
アルトの気持ちを察したのか、ミミリがその場で横になり、膝を立てる。足の隙間から覗くミミリの秘所は、愛撫もしていないのに陰唇は半分以上開いており、奥から溢れ出た蜜でテカテカと濡れていた。
他の妻達よりも濡れ難いミミリがここまで濡れているのは、それだけアルトとエルマーの行為に興奮したからだ。
幼い頃より家族同然のように暮らして来たエルマーが、アルトの陰茎を口に咥え、アルトに陰茎を挿入されて、淫らに喘いでいる姿はミミリに激しい興奮をもたらした。
いつの間にかお互い大人になり、こんな行為をする事になったのだと思うと、寂しくもあり嬉しくもあった。そしてそんな感情が全て興奮として押し寄せて来たのだ。
「いいの?」
「うん。ミミリも気持ち良くして欲しいな」
ミミリに懇願され、アルトはエルマーの膣内から陰茎をゆっくり引き抜く。
「あうっ……」
エルマーの膣内に挿入する前と、一切形も硬さも変えていないアルトの肉棒は、絶頂を求めてミミリの膣内に入り込む。たっぷりと濡れて滑りの良いミミリの膣が、アルトの陰茎を優しく出迎えた。
「んんっ、アルト君おっきい……エルマーちゃんとするのが気持ち良かったんだね」
確かに気持ち良かった。だが、ミミリの膣内だって気持ちいいし、他の妻達とするのだって気持ちいい。
一日の回数だけで言えばエリーゼとの五回が最高だが、だからと言って他の四人がエリーゼに劣っている訳ではない。
皆それぞれ違った快感を与えてくれるし、そこに優劣など一切無いのが本音だ。ミミリの特徴は、他の妻達よりも締まりの良い膣。挿れた瞬間、その締まりの良い膣壁がアルトの陰茎を締め付けてくる。
「うっ……相変わらずミミリのは……凄い締め付け……」
アルトの陰茎をキュッと締め付けて来るミミリの蜜で溢れた膣内。既にエルマーとの行為でかなり射精感が昇って来ているアルトだが、何とか我慢して抽挿を繰り返す。
「あっ、あっ、あんっ……はっ、ああっ……」
我慢はするのだが、一回抽挿する毎に射精感は強くなってゆく。早くミミリの膣内に放出したいと、もはや自制が利かない。
「はっ、あっ……はッ……んん……ッ!」
「はぁはぁ……ごめんミミリ……ちょっと我慢出来そうにない……」
ただでさえ締め付けてくるミミリの膣内で、既に限界が近かったアルトの陰茎。ミミリを絶頂させる前に自分が先に果ててしまうのは、とうやら回避出来そうに無いと悟る。
「ん……いいよアルト君……あっ……い、いっぱい……んんっ……射精して……あんっ……いいから……ね……」
絶頂に向けて激しく腰を振るアルト。その度にミミリの柔らかな双丘が上下に揺れる。その双丘を手で揉みしだきながら、アルトは最後の坂を駆け上がった。
「ああっ!ああ、あんっ!き、気持ちいいアルト君!ああっ!」
「くっ……イクよミミリ!うっ……ああっ!」
そして全てを放出するアルト。ミミリの子宮がアルトの精液で満たされ、ミミリは身体を震わせた。
「ああっ!アルト君のあったかい精液出てる!んんっああっ!」
たっぷりとミミリに放出したアルトだが、この後少しして復活し、ちゃんとミミリも絶頂させたのだった。
※おかしい……ちゃんと物語を進めようと思ってたのに、何故エッチシーンだけで終わってしまったのか(笑)
作者にとっては初めての3P描写でしたが、こんな感じで良かったのかな?皆様興奮しましたか?次回からはちゃんと物語進めますので今回はご容赦くださいませ。
「はっ……あっ……」
エルマーの細い太ももを持ち上げて、いつものように秘裂に舌を這わせるアルト。この二ヶ月の間に恥ずかしがり屋のエルマーも、アルトとの行為にかなり慣れて来ていた。
だがこの日は、少しいつもと違う。いや、いつもとは相当違っていた。それはーーーー
「あむ……チュッ……んん……」
「あ……ぐ……ミ……ミミリ……あまり……そこ吸わない……で……んんっ」
アルトとエルマーの行為の時間に、何故かミミリまで参戦していた。服を全て脱ぎ捨てて、今はエルマーの胸の蕾をチュッチュと吸っている。
「んんっ、チュッ……エルマーちゃん気持ちいいの?」
「そ……そんな事言わせない……で……うっ、ああっ」
当然だが、アルトの愛撫も継続している。胸と性器を同時に愛撫され、既にエルマーは限界が近い。そんな時にアルトの舌が陰核を刺激し、エルマーはあっという間に昇り詰めてしまった。
「ああっ!だ、だめぇぇーーッ!!ああぁぁーーーッ!!」
大きく跳ね上がるエルマーの小さな身体。それを見たアルトとミミリが、愛撫を中断する。ミミリは少し驚いたような表情を浮かべて、荒い呼吸を繰り返しているエルマーを見ながら声を上げた。
「うわぁ、エルマーちゃんがエッチでこんなに大きい声出すなんて!さっすがアルト君だねっ!」
「いや、何が流石なのか分からないけど……って言うより、そろそろ説明してくれる?何で今日はミミリも一緒なの?」
てっきりエルマーだけが部屋を訪れるものだと思っていたアルトの前に、ミミリも一緒に現れたのはつい先ほどの話だ。
そのままミミリのペースに乗せられて、いつの間にミミリと二人でエルマーへの愛撫を開始していた。その間、何故ミミリが一緒なのかの説明は一切無し。エルマーも達して復活するのに少し時間も掛かるので、そろそろ理由を教えて欲しいとミミリに訊ねたのだ。
「んー、リティアちゃんの時と同じだよ?エルマーちゃんもお口でするの教えて欲しいって言うからさ!」
「………は?」
「はぁはぁ……ちょっと……ミミリ……そんなにはっきり言わないで……」
ミミリの話を聞いて目を白黒させるアルト。この二ヶ月でエルマーもかなり慣れて来たのだが、それでも未だにアルトのモノを直視しようとはしない程、相変わらずの恥ずかしがり屋具合なのだ。そのエルマーが口で?そんな事が果たして可能なのだろうかと、嬉しいやら心配やらで気持ちが覚束ない。
「ほらほらエルマーちゃん!早く起きないとミミリがアルト君の精液搾り取っちゃうよ?」
何という言い回しだろうか。エルマーとは真逆で、相変わらずミミリには羞恥心の欠片も無いらしい。ノエルやエリーゼですら、こんな発言はしないと言うのに。
「うう……ちょっと待って……わたしまだ頭がボーッとしてて……」
そう言いながらも、身体を気怠そうに起こすエルマー。そのまま這うようにしてアルトとミミリに近づくと、ミミリの隣で正座をする。目の前にはアルトのそそり勃った陰茎が存在を主張しているが、やはりエルマーは目を背けて見ようとはしない。
「はいはーい!じゃあ早速やってみようね!まずはね、こうやっておちんちんを優しく握ってあげるの。はい、やってみて」
ミミリは隣のエルマーに教えながら、躊躇無くアルトの陰茎を握る。そしてすぐに手を離すと、今度はエルマーに同じ事をしてみてと促した。エルマーは顔を真っ赤に染めながら、チラチラとアルトの陰茎を見ている。
「………アルト、見ないでください……」
「わ、分かった……」
エルマーにそう懇願され、アルトはエルマーを見ないようにする。そんなアルトをチラチラと見ながら、エルマーは恐る恐るアルトの陰茎に手を近付ける。
(これがアルトの……はっきり見たのは初めてだけど……結構綺麗な色なんだ……)
最初は指先で軽く、そして徐々に手のひら全体で竿の部分を優しく握る。握った所でミミリの方を見た。
「に、握りましたよ……次はどうするんですか?」
「うんうん!次はね、おちんちんに顔を近付けてベロを出してね。そんで、この辺をペロペロって舐めるの」
「う……嘘でしょ……?」
ミミリがアルトの亀頭を指でつんつんと突きながら、エルマーに次の指示を出す。いきなりハードルがかなり上がったエルマーは、思わず愕然としてしまう。
「嘘じゃないよ?エルマーちゃん以外はみんなしてる事だよ?」
「リ、リティアもですか!?」
「もっちろん!ね、アルト君!」
「あ……うん。リティアもしてくれーーー」
「アルトはこっち見ないで下さい!」
エルマーに怒られて慌てて顔を逸らすアルト。何故だ、何故自分のイチモツの事なのに怒られなければならないのだ………とは思わないアルト。むしろエルマーを応援したい気持ちでいっぱいだった。
「はいエルマーちゃん、やってみて」
「い、いきなりそんな……」
「じゃあミミリがお手本見せるね!」
ミミリはエルマーにそう告げると、腰を折ってアルトの陰茎に顔を近付ける。そして綺麗な舌を出して、ペロペロと亀頭を舐め始めた。それを見たエルマーが、恥ずかしさのあまりキュッと目を閉じる。
「エルマーちゃん、見てなくちゃ駄目だよ」
「うう……だって……」
「もっかいするから今度は見ててね」
そして再び亀頭に舌を這わせるミミリ。エルマーは自分の顔を手で覆いつつも、指の隙間から恥ずかしそうに見ていた。
(ほ、本当に舌で……うう……まさかこんなに恥ずかしい事だったなんて……)
エルマーを含めたアルトの妻五人は、仲がかなり良い。誰かが誰かに嫉妬する事も無く、当然だか序列なども無く、皆が純粋にアルトを愛している。
そんな五人の妻達だが、どうも自分以外の四人は日に日に大胆になっていってるらしいと、皆の会話から何となく察したエルマー。どうやら最近、ミミリやリティアも普通に行為をするだけではなく、自分達がアルトに愛撫されるように、自分達もアルトに愛撫をして気持ち良くしてあげているのだと、先日一緒に風呂に入った際に二人の会話から判明したのだ。
(でも……考えてみればアルトだってわたし達への愛撫は舌を使って気持ち良くしてくれている訳だし……)
ならば自分達も舌を使うのは当然と言えば当然かもしれないと、指の隙間からミミリの愛撫を見ていて思い至る。
「はいエルマーちゃん、やってみてね」
アルトの愛撫を中断し、再度エルマーに促すミミリ。エルマーは覚悟を決め、再びアルトの陰茎を握りながら顔を近付ける。亀頭はミミリの唾液でテカテカと濡れており、それがかなり卑猥な印象をエルマーに与え、鼓動が激しく胸を叩いた。
(みんなやってる事……わ、わたしだって……)
覚悟を決めて、舌をチロリと出すエルマー。そのまま戸惑いがちに亀頭に舌を這わせる。
「う………」
エルマーの拙い舌の動きがかえって気持ち良いのか、アルトがくぐもった声を上げる。そんなアルトにエルマーが声を掛けた。
「アルト?もしかして……気持ちいいんですか……?」
「う、うん……エルマーの舌が温かくて……」
「そ、そうなんですか……」
その言葉で少し吹っ切れたのか、エルマーは更に亀頭を舐め回す。しばらくそうしていると、今度は頭上からミミリの声が耳に届いた。
「そうそう、今度はそのままおちんちんをお口の中に飲み込んで、顔を上下に動かしてみて」
何故だろう、とても許容出来ない程に恥ずかしい指示を出されているのに、それが当たり前な気がして言われた通りに陰茎を口の中に飲み込む。そしてミミリの指示通り顔を上下に動かすと、アルトの呼吸が更に荒くなった。
「はぁはぁ……気持ちいいよエルマー………」
「んっ……んっ、ん………」
恥ずかしい。男性器を口に咥えるなどと、物凄い恥ずかしい行為をしている。なのに、何故だか物凄く興奮している。
身体の芯が熱くなり、アソコが疼く。早くこれを挿れて欲しいと、いつも以上に強く思う。いつからこんなに淫らになってしまったのだろうか。
「うっ……そろそろいいよエルマー」
強い射精感を覚え、慌ててエルマーを止めるアルト。するとエルマーは自分でベッドに横たわり、切なそうに瞳を潤ませながらアルトを見つめる。
早く挿れてと、懇願するような表情で見つめられたアルトは、いつも以上に興奮して亀頭をエルマーの膣口に充てがった。エルマーのこんな表情を見るのは初めてで、思わず胸の鼓動が早くなる。
しっとりと濡れそぼったソコに亀頭をぴったりとくっつけ、少し腰を落とすとまるで自分から迎えるように、エルマーの小さな性器はアルトの陰茎を飲み込む。
いつもよりも興奮している二人に、いつも以上の快感が押し寄せる。エルマーは初めて感じる強い快感に、思わず大きな声を上げた。
「あああっ!ああっ、ああっ!」
「くっ……すごいヌルヌルしてる………」
「うわわ、エルマーちゃんのアソコにアルトくんのおちんちんが入ってる!」
「だ、だめ!見ないでミミリ!」
ミミリに見られている事で、逆に強く興奮してしまう二人。エルマーもいつも以上に膣内を蜜で満たしている。それがあまりにも気持ち良くて、アルトの腰の動きは最初から早くなる。
そしてエルマーがその小さな身体で感じるのは快感のみ。それ以外の感覚は一切無くなり、ただただ快感だけが全身を包み込む。
「ああっ、き、気持ちい……んああっ!」
「はぁはぁ……俺も……気持ちいいよエルマー」
アルトの腰の動きに合わせてギシギシと音を立てるベッド。そんなベッドの上で、エルマーはアルトに激しく突かれながら小さな双丘をミミリに刺激されている。
左の蕾を舌で刺激され、右の蕾を指でクネクネと弄られて、エルマーは全身に鳥肌が立つほどの快感が駆け巡る。そしてあっという間に昇り詰めてゆく。
「だめだめ!わ、わたしもう……ああっ、あああぁぁぁーーーーッ!!」
一度大きく跳ね上がり、その後は小刻みに震えるエルマーの小さな身体。アルトが果てる前にエルマーが先に達してしまったので、アルトは抽挿をやめるのだが、アルトももう少しで達しそうだった。なので、本当はこのまま腰を動かし続けたいのだがーーーーー
「エルマー……大丈夫?」
「はぁはぁはぁ……ご、ごめんなさい……今は……んん……ちょ、ちょっと無理……んっ……」
まだまだ絶頂の余韻が引かないのか、小刻みに痙攣を繰り返している。このまま続けるとエルマーの負担になってしまうと理解しているアルトだが、正直自分も早く達したい。
「アルト君、良かったらミミリで絶頂て?」
アルトの気持ちを察したのか、ミミリがその場で横になり、膝を立てる。足の隙間から覗くミミリの秘所は、愛撫もしていないのに陰唇は半分以上開いており、奥から溢れ出た蜜でテカテカと濡れていた。
他の妻達よりも濡れ難いミミリがここまで濡れているのは、それだけアルトとエルマーの行為に興奮したからだ。
幼い頃より家族同然のように暮らして来たエルマーが、アルトの陰茎を口に咥え、アルトに陰茎を挿入されて、淫らに喘いでいる姿はミミリに激しい興奮をもたらした。
いつの間にかお互い大人になり、こんな行為をする事になったのだと思うと、寂しくもあり嬉しくもあった。そしてそんな感情が全て興奮として押し寄せて来たのだ。
「いいの?」
「うん。ミミリも気持ち良くして欲しいな」
ミミリに懇願され、アルトはエルマーの膣内から陰茎をゆっくり引き抜く。
「あうっ……」
エルマーの膣内に挿入する前と、一切形も硬さも変えていないアルトの肉棒は、絶頂を求めてミミリの膣内に入り込む。たっぷりと濡れて滑りの良いミミリの膣が、アルトの陰茎を優しく出迎えた。
「んんっ、アルト君おっきい……エルマーちゃんとするのが気持ち良かったんだね」
確かに気持ち良かった。だが、ミミリの膣内だって気持ちいいし、他の妻達とするのだって気持ちいい。
一日の回数だけで言えばエリーゼとの五回が最高だが、だからと言って他の四人がエリーゼに劣っている訳ではない。
皆それぞれ違った快感を与えてくれるし、そこに優劣など一切無いのが本音だ。ミミリの特徴は、他の妻達よりも締まりの良い膣。挿れた瞬間、その締まりの良い膣壁がアルトの陰茎を締め付けてくる。
「うっ……相変わらずミミリのは……凄い締め付け……」
アルトの陰茎をキュッと締め付けて来るミミリの蜜で溢れた膣内。既にエルマーとの行為でかなり射精感が昇って来ているアルトだが、何とか我慢して抽挿を繰り返す。
「あっ、あっ、あんっ……はっ、ああっ……」
我慢はするのだが、一回抽挿する毎に射精感は強くなってゆく。早くミミリの膣内に放出したいと、もはや自制が利かない。
「はっ、あっ……はッ……んん……ッ!」
「はぁはぁ……ごめんミミリ……ちょっと我慢出来そうにない……」
ただでさえ締め付けてくるミミリの膣内で、既に限界が近かったアルトの陰茎。ミミリを絶頂させる前に自分が先に果ててしまうのは、とうやら回避出来そうに無いと悟る。
「ん……いいよアルト君……あっ……い、いっぱい……んんっ……射精して……あんっ……いいから……ね……」
絶頂に向けて激しく腰を振るアルト。その度にミミリの柔らかな双丘が上下に揺れる。その双丘を手で揉みしだきながら、アルトは最後の坂を駆け上がった。
「ああっ!ああ、あんっ!き、気持ちいいアルト君!ああっ!」
「くっ……イクよミミリ!うっ……ああっ!」
そして全てを放出するアルト。ミミリの子宮がアルトの精液で満たされ、ミミリは身体を震わせた。
「ああっ!アルト君のあったかい精液出てる!んんっああっ!」
たっぷりとミミリに放出したアルトだが、この後少しして復活し、ちゃんとミミリも絶頂させたのだった。
※おかしい……ちゃんと物語を進めようと思ってたのに、何故エッチシーンだけで終わってしまったのか(笑)
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