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剣士の章
完結記念.姫はじめ後編※
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「宜しくねアルト君!!ミミリ初めてだから優しくしてね!」
「あ、うん……宜しく」
昨日処女のエルマーの初めての男になったアルトだが、今日はもう一人の処女であるミミリと行為の約束をしていた。ミミリはニコニコと嬉しそうな顔をしながら、アルトのベッドに座っている。その横にアルトも腰掛ける。
「エルマーちゃん、無事に最後まで出来たんだってね!すっごい恥ずかしそうに話してくれたよ!」
「え……何を話したの?」
「えーと、すっごい痛かったとか、最後はまあまあ気持ちいいと言えなくもなかったとか、何か回りくどい事言ってた」
流石にミミリ相手に面と向かって正直に気持ち良かったとは言えなかったのだろう。そんな所はエルマーらしいなとアルトは思ったが口には出さない。
「そっか。それで……今日はミミリの番なんだよね。本当に俺でいいの?」
「何言ってるのアルト君?アルト君以外の男の子なんて考えられないよ?」
全く淀み無くそんな事を言ってくるものだから、流石のアルトも頬を染めてしまう。こんなにストレートに気持ちを伝えて来る女の子を、アルトは他に知らない。あのセリナでさえ、告白して来た時は回りくどい言い方をして来たものだ。
「わ、分かった。優しくするから」
「うんうん!あ、最初に言っておくね」
「ん、何?」
「最後はミミリの中にアルト君の精液いっぱい頂戴ね!」
全く淀み無くそんな事を言ってくるものだから、流石のアルトもカーッと顔が赤く染まる。こんなにストレートに言い難い事をはっきり言って来る女の子を、アルトは知らない。ミミリには羞恥心というものが無いのだろうか?
「えっと……わ、分かった」
「うんうん!ノエルちゃんが居れば赤ちゃん出来ないもんね!」
子供は欲しく無いという事だろうか?それはそれで何やら寂しい気持ちになるアルト。妻になった五人にはいずれ、自分の子を産んで欲しいと思っている。とは言え、エルマーやノエルは身体が小さいので本当に子供を産めるのかという心配はあるのだが。
「ミミリは子供欲しくないの?」
「え?欲しいよ?でも今すぐ出来ちゃうとアルト君とあまりエッチ出来なくなるから、何年もアルト君とした後がいいなーって」
なるほど、それはアルト自身思う所ではある。と言うか、みんなまだ十五歳なのだ。流石に今すぐ作るのは早すぎる気がする。
「分かった。じゃあ始めるね」
「あ、脱がせっこしようよ。ミミリがアルト君脱がして、アルト君がミミリを脱がせるの」
「わ、分かった」
「わーい!じゃあアルト君が先にミミリを脱がしてね」
ミミリに言われてミミリの部屋着に手を掛けるアルト。柔らかい生地の、半袖の上着とショートパンツというのがミミリの部屋着。ショートパンツからはスラリと長いミミリの白くて綺麗な足が太ももまで露出していて、先ほどから視線がそちらに行ってしまう。しかしまずは上着を脱がせ、その下に着ていた肌着を脱がせる。すると、ミミリの形の良い綺麗な双丘が露わになった。ミミリは隠そうともせず、アルトを見ている。
「アルト君、ミミリのおっぱいどう?」
「綺麗だ……凄く形がいいし、大きさもちょうどいい」
「変じゃない?」
「全然。本当に綺麗だよ」
白くて張りがあり、大きさもアルトの手にちょうど収まるくらい。頂点の桜色の蕾も、小さかったリティアや更に小さかったエルマーよりもしっかりしていて、そこから広がる輪もちょうど良い大きさ。腰は括れているが、決して華奢という訳ではなく、全体的に細く引き締まっている。リティアとエルマーの裸を見て来たアルトだが、身体だけで言えばミミリが一番全体的にバランスが良く、故にスタイルもいい。まだ胸を見ただけなのに、既にアルトの股間は痛いほど膨張していた。
「ズボンも脱がせてねアルト君」
脱がせやすいようにベッドに横になるミミリ。その際に胸が上下にプルンと揺れる。それを見て触りたい衝動に駆られるが、ぐっと我慢してショートパンツを脱がせる。現れたのは、ミミリの爽やかなイメージには似つかわしくない黒い下着。しかしそれがギャップとなり、かなり扇情的に見えてアルトは内心で興奮する。
「ふふーん、どうミミリのパンツ?この日の為に大人っぽいの用意したんだよ」
「うん。良く似合ってると思う」
「えへへ。ねえアルト君、今日はチューしてくれる?」
過去に何度も断られているアルトとのキス。しかしもう断る理由が無いアルトは、ミミリに顔を近づける。そしてーーーー
「んっ……んん……」
ミミリの唇に自分の唇を押し当てる。するとミミリは口を開け、舌を出して来た。アルトも口を開け、ミミリの舌に自分の舌を絡ませる。
「んんっ、んっんっ、はむっ……」
ミミリの温かくヌルヌルとした舌の感触に、アルトの興奮が高まってゆく。そのままミミリの胸に手を伸ばすアルトだがーーーー
「んんっ!だめだよアルト君。まだアルト君脱いでないんだから」
「あ……ごめん……じゃあ今からーーー」
「うん。ミミリが脱がせてあげるね」
自分で脱ごうとしたのだが、ミミリがむくりと起き上がってアルトの部屋着に手を掛ける。そう言えばそういう約束だった事を思い出すアルト。興奮のせいで、すっかり忘れていた。
アルトの上半身を全て脱がし終えたミミリは、アルトのズボンに手を掛ける。だが、何かが引っ掛かっていて上手く脱がせない。
「およ?何か引っ掛かってる」
「えっと……」
それは昂ぶったアルトの男性器。見ると股間が膨らんでいる。
「あはは……アルト君のおっきくなってるんだ」
「ご、ごめん」
「ううん、ミミリで興奮してくれたって事でしょ?すっごい嬉しいよ!」
正直、かなり興奮している。こんなにスタイルの良い女の子は初めてだし、ミミリが積極的に舌を絡めて来るのも物凄く興奮した。
何とかアルトのズボンを脱がしたミミリの目の前に現れたのは、ズボンの時よりも更に前が大きく膨らんだパンツ。
「ううドキドキする!これも脱がせていい!?」
「う、うん……」
相手に下着を脱がされるのは初めての経験だ。自分にパンツを脱がされたセリナやエルマー、ブラジャーを脱がされたリティアはこんな気持ちだったのかと初めて悟る。正直、物凄く恥ずかしい。
またもや硬く膨張したモノに引っ掛かりながらも、遂にアルトの下着を脱がし終えたミミリの前に、大きくそそり勃ったアルトの陰茎が現れた。ソレを見て、流石のミミリも頬を染める。
「うわぁ……これがアルト君のおちんちんかぁ………」
女の子の口からおちんちんなどと、初めて耳にするアルトは思わず顔が引き攣る。しかしそんなアルトを他所に、ミミリは初めて見る陰茎に興味津々といった感じだ。
「アルト君、触ってもいい……?」
「え……い、いいけど……」
女の子に触られるなど、昨日間違えて触ってしまったエルマーと、以前勃起していない状態のをエリーゼに触られただけしか経験がない。目の前でミミリに凝視されているのに、ソレは更に興奮してピクピクと生き物のように動く。
「え?え?動かせるの!?」
「えっと……まあ生理現象みたいな感じで……」
「へえ……凄いなぁ。えいっ!」
ミミリが指先で亀頭を突く。一度腹部の方へと押されるが、またすぐに元の位置に戻る。
「わっ!戻るんだね!じゃあ今度は………」
恐る恐る竿の部分を握るミミリ。そしてゆっくりと、上下にしごき始めた。途端にアルトに快感が押し寄せる。
「うっ……ミ、ミミリ……」
「ん……?気持ちいいのアルト君……?」
「うん……凄く……」
「あはは……ミミリ、今すっごいドキドキしてるの」
ミミリの柔らかい手に包まれ、何度も上下にしごかれるアルトの陰茎。だんだんと射精感が押し寄せて来る。
「待ってミミリ……射精ちゃうから……一回やめて……」
「はぁはぁ……あ、うん」
ミミリも興奮していたらしく、アルトの声が一瞬耳に入らなかったが、すぐに気付いて手を離す。お互い、かなり興奮が高まっていた。
「ご、ごめんね……夢中になっちゃって」
「いや……ミミリの中で射精するって約束したからね」
「えへへ……今度はミミリを気持ち良くしてくれる?」
そう言って自分から再びベッドに横たわるミミリ。そんなミミリの首すじ舌を這わせるアルト。
「んっ……ちょっとくすぐったいかも……でも気持ちいいよ」
首すじから肩を経由し、先ほどから触りたくて仕方が無かった綺麗な胸に舌を這わせる。そのまま頂点まで登り、桜色の蕾を舌で転がすように舐める。
「あっ、あっ、気持ちいい……」
もう片方の蕾は指で優しく摘み、キュッキュと刺激する。ミミリの身体に快感が広がってゆく。
「うっ…あっ、あっ、い、いいよアルト君……エッチな声出ちゃう……」
たっぷりと綺麗な胸と乳首を楽しんだ後は、引き締まった腹部へ。臍の周りに舌を這わせると、ミミリはくすぐったそうに身体を捩った。
「あは……そこはくすぐったいよ~」
目の前には大人っぽい黒い下着。アルトは下着に手を掛ける。
「脱がすよミミリ」
「うん。恥ずかしいけど、アルト君になら見られてもいいよ」
腰を浮かせるミミリ。その隙にスルスルッと脱がすアルト。足首まで下ろし、足から下着を抜き取ると、ミミリの細くて綺麗な太ももに手を掛け、足をゆっくりと開く。
「うう……変じゃない?」
「まさか……凄く綺麗だよミミリ」
現れたのはミミリの性器。ふっくらとした白い大陰唇、その上から顔を覗かせる陰核、そして恥丘の上には縦すじに沿うように少しだけ毛が生えている。
陰唇はまだ閉じていて、中が見えない。興奮はしているようだが、どうやらミミリは今までの女の子達よりも濡れ難い体質らしい。
そんなミミリを濡らす為に、アルトはミミリへの愛撫を再開する。秘部は最後にしようと、太ももに舌を這わせ、徐々に下へと進む。
「あんっ……ん……んん………」
太ももから膝、膝の裏、ふくらはぎに舌を這わせ、その舌は足首、そして足の指へ。
「うひぇ!?そ、そんなとこ汚いよアルト君!」
「汚くないよ。ミミリに汚い所なんて一つも無い」
足の指を口に含み、チュパチュパと音を立てて吸うアルト。ミミリの下肢に力が入る。
「あうっ!な、なんか変な気分……」
しばらく足指への愛撫を続け、今度は反対の足の指へ。全て終わる頃にはミミリの顔がかなり蕩けていた。
「はぁはぁ……くすぐったいけど気持ち良くて……凄かったよアルト君……」
少しだけ息が荒くなるミミリだが、アルトが再び太ももへと舌を這わせる。そのまま足の付け根へと舌を這わせ、秘部へ戻ると先ほどまで閉じていた陰唇が僅かに開いていた。綺麗な桜色の膣内は、僅かに分泌されたミミリの蜜でほんのりと湿っている。
股に顔を埋め、僅かに開いた秘裂に舌を這わせると、ミミリの口から甘い吐息が漏れ出す。
「んッ……あっ……はっ、はっ、ああっ……」
いつも元気なミミリからは想像も出来ないような甘い吐息に、アルトの興奮は更に高まる。ガチガチに硬くなった陰茎からは透明な液が漏れ出し、桃色の亀頭を濡らしてゆく。今すぐにでも挿れたい衝動に駆られるが、ミミリのソコはまだ準備が出来ていない。尚もアルトは秘裂に舌を這わせ、少しずつ溢れ出て来たミミリの蜜を舐め取る。
「あんっ……アルト君……はっ、はあっ」
口の中にミミリの甘い味が広がる。セリナともリティアともエルマーとも違う味。これがミミリの味なのかと思うだけで、アルトの陰茎は痛いくらい膨張し、ビクビクと前後に揺れる。
秘裂から舌を上へとスライドさせると、硬い突起の感触が舌先に伝わる。その秘豆を舌で往復すると、ミミリの身体が大きく仰け反った。
「ああっ!そこ……だめぇ……いっ、ああ……ッ!」
ビクンビクンと痙攣するミミリの身体。途端に膣口から蜜が溢れ出し、アルトの唇を濡らした。
「はぁはぁ……ア……アルト君……もう……」
潤んだ瞳でアルトを見つめるミミリ。いつもとは違う艶めかしいミミリの表情を見て、アルトはゴクリと唾を飲み込む。もう、互いの準備は整っていた。
「挿れるよミミリ」
しっとりと濡れそぼった膣口に陰茎を充てがうアルト。小陰唇がまるで吸い付くようにアルトの陰茎に密着する。
「来てアルト君……ミミリの初めてを貰って」
ゆっくりと、膣口に亀頭を挿れてゆくアルト。昨夜のとても狭かった膣口とは違い、それほど抵抗無く埋もれてゆくが、そこはやはり処女である為に押し戻そうとする力が亀頭の侵入を阻む。
「あぐっ……うっ………」
「痛いミミリ?」
「ちょ、ちょっとだけ……でも思ってた程じゃない……かも……」
ミミリはそう言うが、明らかに痛そうな顔をしている。アルトは焦らずにゆっくりと陰茎を押し進めてゆく。そして半分ほど入った時、ミミリの膣口から血が滴り落ちた。そのままシーツに血の跡が広がってゆく。
「ミミリ大丈夫?結構血が………」
「う、うん。もうさっきより痛くないよ。一回凄い痛いのあったけど我慢出来たから」
それはきっと処女膜を破った時の痛みだろう。リティアもエルマーも出血量はそれほどでも無かったのだが、ミミリは結構な量だ。見ていて痛々しいが、痛みに関しては三人の中でミミリが一番痛がっていないように見える。痛みに個人差があるのか、ミミリが我慢強いのかは分からないが、今まで一番スムーズに奥まで達する事が出来た。
「全部入ったよミミリ」
「うん……アルト君のおちんちんがミミリのお腹の奥まで来てるのが分かるよ。えへへ、アルト君が初めての男の子で嬉しいなぁ!」
額に薄っすらと汗を浮かべながら、笑顔を浮かべるミミリ。そんな健気なミミリに対して、アルトは愛おしさを覚える。
「ねえアルト君、もう一回チューして?」
ミミリが両手を広げる。アルトはミミリに覆いかぶさるようにして抱きしめると、再び唇を重ねた。舌を絡め合う濃厚なキスを。
「んん……んっ、んッ」
「ん……はぁはぁ……じゅぷ……んくっ」
ヌルリとした温かい舌を絡め、唾液を送り合う二人。互いの唾液の味が口内に広がり、二人は頭が痺れる程の興奮を覚える。
「はぁはぁ……アルト君、そろそろ動いて大丈夫だよ……もっとミミリを気持ち良くして?」
「分かった……最初はゆっくり動かすから」
ゆっくりと抽挿を開始するアルト。ヌルヌルとしたミミリの膣壁がアルトの陰茎をギュッと締め付ける。
「うっ……凄い締め付け………」
「んッ、んッ、あんっ……」
狭くて締め付けられていると言うより、膣内が収縮して締め付けられている感触。普段から身体を良く動かしているミミリは、全身に筋肉が付き引き締まっている。それ故の締め付けは言う所の『締りが良い』という状態。間違いなくミミリの性器は名器と呼ばれるそれだった。
「ミミリ……ちょっと締めすぎ……」
「あっ、あっ、だって……んくっ……気持ち良くて……あんっ!」
一気に射精感を覚え、堪らず抽挿を一度止めるアルト。このままではすぐに放出してしまう。
「んん……アルト君……?」
「ごめん……射精ちゃいそうだったから……」
「いいよ、いっぱい射精して」
「……出来れば最初はミミリと一緒に達したい。ミミリ、まだまだ絶頂まで達しないでしょ?」
「ううん、頭ボーッてなってるよ。初めてなのに凄く気持ち良くて……変になっちゃいそう」
ミミリはそう言うが、きっとこのまま続けると先に果てるのは自分の方だ。せっかくミミリの初めてなのだから一緒に達したいし、先に自分だけ果てるのは何とも情けない気がした。
「あ、じゃあ今度はミミリが上になるよ。アルト君、ベッドに寝てみて」
「え……?あ、うん」
言われた通り、陰茎が抜けないようにミミリの身体を持ち上げながら、今度は自分が横になる。自分の股にミミリが跨っている体勢になり、陰茎が完全にミミリのアソコに飲み込まれているのが見える。すると、ミミリがアルトの胸に両手を付き、ゆっくりと腰を上下させた。
「あっ……あっ、これ……さっきよりも奥まで……あんっ」
「うっ……気持ちいいよミミリ」
自分で腰を振る時とは違って下肢に余計な力が入らない分、確かに急激な射精感は襲って来ない。しかしミミリの柔らかな双丘が、ミミリの腰の動きに合わせて上下しているのが見えて、興奮は先ほどよりも大きくなる。
「あんっ!アルト君のまた大きく……うっ、あッ、はあっ、ああっ」
我慢出来なくなり、ミミリの双丘に手を伸ばすアルト。まるでマシュマロのように柔らかいそれは、ちょうどアルトの手のひらに収まる大きさで揉み心地がとてもよい。視線を下に落とせば、結合部がはっきりと見える。ミミリの秘部に、自分の陰茎が出たり入ったりしているのが見えて、アルトの興奮は頂点に達する。
「あっ、あっ、気持ちいいアルト君!ああっ、はっ、はっ、いいっ!」
「俺もだよミミリ……気持ち良すぎてヤバい」
ミミリの腰に手を伸ばし、自ら腰を突き上げるように動かすアルト。その瞬間、ミミリの身体が大きく仰け反った。
「ああぁぁーーーッ!!だ、だめアルト君……!気持ち良すぎて変になっちゃ……ああっ!」
「もう射精そうだよミミリ。中に射精すよ!」
「いっぱい頂戴……ッ!ああっ、ミ、ミミリも……もう……だ、だめぇぇぇーーーッ!!ああぁぁーーーーッ!!!!」
ミミリの最奥で、大量に放出するアルト。子宮を刺激されたミミリの膣壁はアルトの陰茎を締め付け、最後の一滴まで搾り取ろうとする。そんな快感の中、アルトは全て出し尽くそうと陰茎に力を込め、ミミリは快感の波に飲まれながら、初めて達する大きな絶頂の中を漂っていた。
「あふっ……はう……はっ…はぁはぁ……ああっ……」
ビクビクッと何度も痙攣するミミリの身体。我慢出来ずにアルトと繋がったまま放尿してしまい、アルトの陰茎を伝って流れ出る。温かい液体が流れ出る感触を感じながら、アルトはミミリの手を引いた。そのままミミリを抱きしめ、二人は意識を手放したーーーーー
「うーっ、すっごい気持ち良かったぁ……」
エルマーの時と同様、行為が終わって仲良く布団に横になるアルトとミミリ。
「俺も……ちょっと理性が失くなるくらい気持ち良かった……」
最後の方は、気が付くとミミリの腰に手を掛けて自分から腰を突き上げていた。理性を失くしてしまう程の快感など、アルト自身初めての経験だ。
「えへへ、それってミミリとのエッチが良かったって事だよね?嬉しいなぁ」
俗に言う『身体の相性が良い』と言うやつだ。こんなに気持ち良かったのは、実は初めてだった。それはきっと、普段のミミリとのギャップに興奮したり、普段した事の無い体位に興奮したり、濃厚なキスで興奮したり、ずっと興奮しっぱなしだったからだろう。興奮に勝る媚薬は無い。
「そう言えばエルマーが、一番好きなのはミミリだって言ってたよ。ミミリもそうなの?」
「んー、ミミリはみんな大好きだよ?エルマーちゃんもリティアちゃんも、エリーゼちゃんもノエルちゃんも………もちろんアルト君も!」
「そっか。一番とかは無いんだね」
「うーん……でもエルマーちゃんはやっぱり特別かな。小さい頃からずっと一緒だし、途中からは家族になったし。でもでも、今はもうみんな家族でしょ?だからみんなを同じくらい特別にしたいって思うの!」
何ともミミリらしいなと思うアルト。そうだ、自分も今はやはりリティアが特別な存在だが、もうミミリもエルマーもエリーゼもノエルも同じ家族なのだ。誰か一人を特別に想うのではなく、全員を特別にしなければならない。
勘違いから始まった五人の妻との新婚生活だが、それだって最終的にその道を選んだのは自分だ。ならば、全員同じだけ幸せにしなくてはならない。
「そうだね、そう思うよ。それにしても、ミミリはまだまだ元気だね」
「もちろんだよ~!ミミリはいつだって元気だよ!」
「えっと……じゃあさ、良かったらもう一回しない?もっとミミリとしたいんだ」
アルトが恥ずかしそうにそう告げると、ミミリは満面の笑みを浮かべた。
「一回でも十回でもいいよ!アルト君の精液が出なくなるまでしよっ!」
「そ、それは流石に………」
そして再び身体を重ねる二人。部屋の中には、ミミリの気持ち良さそうな嬌声が響き渡ったのだったーーーーー
※作中にエルマーとミミリの官能シーンが無かったので特別編をお送りしました。現在ノエルの話を執筆中です。
「あ、うん……宜しく」
昨日処女のエルマーの初めての男になったアルトだが、今日はもう一人の処女であるミミリと行為の約束をしていた。ミミリはニコニコと嬉しそうな顔をしながら、アルトのベッドに座っている。その横にアルトも腰掛ける。
「エルマーちゃん、無事に最後まで出来たんだってね!すっごい恥ずかしそうに話してくれたよ!」
「え……何を話したの?」
「えーと、すっごい痛かったとか、最後はまあまあ気持ちいいと言えなくもなかったとか、何か回りくどい事言ってた」
流石にミミリ相手に面と向かって正直に気持ち良かったとは言えなかったのだろう。そんな所はエルマーらしいなとアルトは思ったが口には出さない。
「そっか。それで……今日はミミリの番なんだよね。本当に俺でいいの?」
「何言ってるのアルト君?アルト君以外の男の子なんて考えられないよ?」
全く淀み無くそんな事を言ってくるものだから、流石のアルトも頬を染めてしまう。こんなにストレートに気持ちを伝えて来る女の子を、アルトは他に知らない。あのセリナでさえ、告白して来た時は回りくどい言い方をして来たものだ。
「わ、分かった。優しくするから」
「うんうん!あ、最初に言っておくね」
「ん、何?」
「最後はミミリの中にアルト君の精液いっぱい頂戴ね!」
全く淀み無くそんな事を言ってくるものだから、流石のアルトもカーッと顔が赤く染まる。こんなにストレートに言い難い事をはっきり言って来る女の子を、アルトは知らない。ミミリには羞恥心というものが無いのだろうか?
「えっと……わ、分かった」
「うんうん!ノエルちゃんが居れば赤ちゃん出来ないもんね!」
子供は欲しく無いという事だろうか?それはそれで何やら寂しい気持ちになるアルト。妻になった五人にはいずれ、自分の子を産んで欲しいと思っている。とは言え、エルマーやノエルは身体が小さいので本当に子供を産めるのかという心配はあるのだが。
「ミミリは子供欲しくないの?」
「え?欲しいよ?でも今すぐ出来ちゃうとアルト君とあまりエッチ出来なくなるから、何年もアルト君とした後がいいなーって」
なるほど、それはアルト自身思う所ではある。と言うか、みんなまだ十五歳なのだ。流石に今すぐ作るのは早すぎる気がする。
「分かった。じゃあ始めるね」
「あ、脱がせっこしようよ。ミミリがアルト君脱がして、アルト君がミミリを脱がせるの」
「わ、分かった」
「わーい!じゃあアルト君が先にミミリを脱がしてね」
ミミリに言われてミミリの部屋着に手を掛けるアルト。柔らかい生地の、半袖の上着とショートパンツというのがミミリの部屋着。ショートパンツからはスラリと長いミミリの白くて綺麗な足が太ももまで露出していて、先ほどから視線がそちらに行ってしまう。しかしまずは上着を脱がせ、その下に着ていた肌着を脱がせる。すると、ミミリの形の良い綺麗な双丘が露わになった。ミミリは隠そうともせず、アルトを見ている。
「アルト君、ミミリのおっぱいどう?」
「綺麗だ……凄く形がいいし、大きさもちょうどいい」
「変じゃない?」
「全然。本当に綺麗だよ」
白くて張りがあり、大きさもアルトの手にちょうど収まるくらい。頂点の桜色の蕾も、小さかったリティアや更に小さかったエルマーよりもしっかりしていて、そこから広がる輪もちょうど良い大きさ。腰は括れているが、決して華奢という訳ではなく、全体的に細く引き締まっている。リティアとエルマーの裸を見て来たアルトだが、身体だけで言えばミミリが一番全体的にバランスが良く、故にスタイルもいい。まだ胸を見ただけなのに、既にアルトの股間は痛いほど膨張していた。
「ズボンも脱がせてねアルト君」
脱がせやすいようにベッドに横になるミミリ。その際に胸が上下にプルンと揺れる。それを見て触りたい衝動に駆られるが、ぐっと我慢してショートパンツを脱がせる。現れたのは、ミミリの爽やかなイメージには似つかわしくない黒い下着。しかしそれがギャップとなり、かなり扇情的に見えてアルトは内心で興奮する。
「ふふーん、どうミミリのパンツ?この日の為に大人っぽいの用意したんだよ」
「うん。良く似合ってると思う」
「えへへ。ねえアルト君、今日はチューしてくれる?」
過去に何度も断られているアルトとのキス。しかしもう断る理由が無いアルトは、ミミリに顔を近づける。そしてーーーー
「んっ……んん……」
ミミリの唇に自分の唇を押し当てる。するとミミリは口を開け、舌を出して来た。アルトも口を開け、ミミリの舌に自分の舌を絡ませる。
「んんっ、んっんっ、はむっ……」
ミミリの温かくヌルヌルとした舌の感触に、アルトの興奮が高まってゆく。そのままミミリの胸に手を伸ばすアルトだがーーーー
「んんっ!だめだよアルト君。まだアルト君脱いでないんだから」
「あ……ごめん……じゃあ今からーーー」
「うん。ミミリが脱がせてあげるね」
自分で脱ごうとしたのだが、ミミリがむくりと起き上がってアルトの部屋着に手を掛ける。そう言えばそういう約束だった事を思い出すアルト。興奮のせいで、すっかり忘れていた。
アルトの上半身を全て脱がし終えたミミリは、アルトのズボンに手を掛ける。だが、何かが引っ掛かっていて上手く脱がせない。
「およ?何か引っ掛かってる」
「えっと……」
それは昂ぶったアルトの男性器。見ると股間が膨らんでいる。
「あはは……アルト君のおっきくなってるんだ」
「ご、ごめん」
「ううん、ミミリで興奮してくれたって事でしょ?すっごい嬉しいよ!」
正直、かなり興奮している。こんなにスタイルの良い女の子は初めてだし、ミミリが積極的に舌を絡めて来るのも物凄く興奮した。
何とかアルトのズボンを脱がしたミミリの目の前に現れたのは、ズボンの時よりも更に前が大きく膨らんだパンツ。
「ううドキドキする!これも脱がせていい!?」
「う、うん……」
相手に下着を脱がされるのは初めての経験だ。自分にパンツを脱がされたセリナやエルマー、ブラジャーを脱がされたリティアはこんな気持ちだったのかと初めて悟る。正直、物凄く恥ずかしい。
またもや硬く膨張したモノに引っ掛かりながらも、遂にアルトの下着を脱がし終えたミミリの前に、大きくそそり勃ったアルトの陰茎が現れた。ソレを見て、流石のミミリも頬を染める。
「うわぁ……これがアルト君のおちんちんかぁ………」
女の子の口からおちんちんなどと、初めて耳にするアルトは思わず顔が引き攣る。しかしそんなアルトを他所に、ミミリは初めて見る陰茎に興味津々といった感じだ。
「アルト君、触ってもいい……?」
「え……い、いいけど……」
女の子に触られるなど、昨日間違えて触ってしまったエルマーと、以前勃起していない状態のをエリーゼに触られただけしか経験がない。目の前でミミリに凝視されているのに、ソレは更に興奮してピクピクと生き物のように動く。
「え?え?動かせるの!?」
「えっと……まあ生理現象みたいな感じで……」
「へえ……凄いなぁ。えいっ!」
ミミリが指先で亀頭を突く。一度腹部の方へと押されるが、またすぐに元の位置に戻る。
「わっ!戻るんだね!じゃあ今度は………」
恐る恐る竿の部分を握るミミリ。そしてゆっくりと、上下にしごき始めた。途端にアルトに快感が押し寄せる。
「うっ……ミ、ミミリ……」
「ん……?気持ちいいのアルト君……?」
「うん……凄く……」
「あはは……ミミリ、今すっごいドキドキしてるの」
ミミリの柔らかい手に包まれ、何度も上下にしごかれるアルトの陰茎。だんだんと射精感が押し寄せて来る。
「待ってミミリ……射精ちゃうから……一回やめて……」
「はぁはぁ……あ、うん」
ミミリも興奮していたらしく、アルトの声が一瞬耳に入らなかったが、すぐに気付いて手を離す。お互い、かなり興奮が高まっていた。
「ご、ごめんね……夢中になっちゃって」
「いや……ミミリの中で射精するって約束したからね」
「えへへ……今度はミミリを気持ち良くしてくれる?」
そう言って自分から再びベッドに横たわるミミリ。そんなミミリの首すじ舌を這わせるアルト。
「んっ……ちょっとくすぐったいかも……でも気持ちいいよ」
首すじから肩を経由し、先ほどから触りたくて仕方が無かった綺麗な胸に舌を這わせる。そのまま頂点まで登り、桜色の蕾を舌で転がすように舐める。
「あっ、あっ、気持ちいい……」
もう片方の蕾は指で優しく摘み、キュッキュと刺激する。ミミリの身体に快感が広がってゆく。
「うっ…あっ、あっ、い、いいよアルト君……エッチな声出ちゃう……」
たっぷりと綺麗な胸と乳首を楽しんだ後は、引き締まった腹部へ。臍の周りに舌を這わせると、ミミリはくすぐったそうに身体を捩った。
「あは……そこはくすぐったいよ~」
目の前には大人っぽい黒い下着。アルトは下着に手を掛ける。
「脱がすよミミリ」
「うん。恥ずかしいけど、アルト君になら見られてもいいよ」
腰を浮かせるミミリ。その隙にスルスルッと脱がすアルト。足首まで下ろし、足から下着を抜き取ると、ミミリの細くて綺麗な太ももに手を掛け、足をゆっくりと開く。
「うう……変じゃない?」
「まさか……凄く綺麗だよミミリ」
現れたのはミミリの性器。ふっくらとした白い大陰唇、その上から顔を覗かせる陰核、そして恥丘の上には縦すじに沿うように少しだけ毛が生えている。
陰唇はまだ閉じていて、中が見えない。興奮はしているようだが、どうやらミミリは今までの女の子達よりも濡れ難い体質らしい。
そんなミミリを濡らす為に、アルトはミミリへの愛撫を再開する。秘部は最後にしようと、太ももに舌を這わせ、徐々に下へと進む。
「あんっ……ん……んん………」
太ももから膝、膝の裏、ふくらはぎに舌を這わせ、その舌は足首、そして足の指へ。
「うひぇ!?そ、そんなとこ汚いよアルト君!」
「汚くないよ。ミミリに汚い所なんて一つも無い」
足の指を口に含み、チュパチュパと音を立てて吸うアルト。ミミリの下肢に力が入る。
「あうっ!な、なんか変な気分……」
しばらく足指への愛撫を続け、今度は反対の足の指へ。全て終わる頃にはミミリの顔がかなり蕩けていた。
「はぁはぁ……くすぐったいけど気持ち良くて……凄かったよアルト君……」
少しだけ息が荒くなるミミリだが、アルトが再び太ももへと舌を這わせる。そのまま足の付け根へと舌を這わせ、秘部へ戻ると先ほどまで閉じていた陰唇が僅かに開いていた。綺麗な桜色の膣内は、僅かに分泌されたミミリの蜜でほんのりと湿っている。
股に顔を埋め、僅かに開いた秘裂に舌を這わせると、ミミリの口から甘い吐息が漏れ出す。
「んッ……あっ……はっ、はっ、ああっ……」
いつも元気なミミリからは想像も出来ないような甘い吐息に、アルトの興奮は更に高まる。ガチガチに硬くなった陰茎からは透明な液が漏れ出し、桃色の亀頭を濡らしてゆく。今すぐにでも挿れたい衝動に駆られるが、ミミリのソコはまだ準備が出来ていない。尚もアルトは秘裂に舌を這わせ、少しずつ溢れ出て来たミミリの蜜を舐め取る。
「あんっ……アルト君……はっ、はあっ」
口の中にミミリの甘い味が広がる。セリナともリティアともエルマーとも違う味。これがミミリの味なのかと思うだけで、アルトの陰茎は痛いくらい膨張し、ビクビクと前後に揺れる。
秘裂から舌を上へとスライドさせると、硬い突起の感触が舌先に伝わる。その秘豆を舌で往復すると、ミミリの身体が大きく仰け反った。
「ああっ!そこ……だめぇ……いっ、ああ……ッ!」
ビクンビクンと痙攣するミミリの身体。途端に膣口から蜜が溢れ出し、アルトの唇を濡らした。
「はぁはぁ……ア……アルト君……もう……」
潤んだ瞳でアルトを見つめるミミリ。いつもとは違う艶めかしいミミリの表情を見て、アルトはゴクリと唾を飲み込む。もう、互いの準備は整っていた。
「挿れるよミミリ」
しっとりと濡れそぼった膣口に陰茎を充てがうアルト。小陰唇がまるで吸い付くようにアルトの陰茎に密着する。
「来てアルト君……ミミリの初めてを貰って」
ゆっくりと、膣口に亀頭を挿れてゆくアルト。昨夜のとても狭かった膣口とは違い、それほど抵抗無く埋もれてゆくが、そこはやはり処女である為に押し戻そうとする力が亀頭の侵入を阻む。
「あぐっ……うっ………」
「痛いミミリ?」
「ちょ、ちょっとだけ……でも思ってた程じゃない……かも……」
ミミリはそう言うが、明らかに痛そうな顔をしている。アルトは焦らずにゆっくりと陰茎を押し進めてゆく。そして半分ほど入った時、ミミリの膣口から血が滴り落ちた。そのままシーツに血の跡が広がってゆく。
「ミミリ大丈夫?結構血が………」
「う、うん。もうさっきより痛くないよ。一回凄い痛いのあったけど我慢出来たから」
それはきっと処女膜を破った時の痛みだろう。リティアもエルマーも出血量はそれほどでも無かったのだが、ミミリは結構な量だ。見ていて痛々しいが、痛みに関しては三人の中でミミリが一番痛がっていないように見える。痛みに個人差があるのか、ミミリが我慢強いのかは分からないが、今まで一番スムーズに奥まで達する事が出来た。
「全部入ったよミミリ」
「うん……アルト君のおちんちんがミミリのお腹の奥まで来てるのが分かるよ。えへへ、アルト君が初めての男の子で嬉しいなぁ!」
額に薄っすらと汗を浮かべながら、笑顔を浮かべるミミリ。そんな健気なミミリに対して、アルトは愛おしさを覚える。
「ねえアルト君、もう一回チューして?」
ミミリが両手を広げる。アルトはミミリに覆いかぶさるようにして抱きしめると、再び唇を重ねた。舌を絡め合う濃厚なキスを。
「んん……んっ、んッ」
「ん……はぁはぁ……じゅぷ……んくっ」
ヌルリとした温かい舌を絡め、唾液を送り合う二人。互いの唾液の味が口内に広がり、二人は頭が痺れる程の興奮を覚える。
「はぁはぁ……アルト君、そろそろ動いて大丈夫だよ……もっとミミリを気持ち良くして?」
「分かった……最初はゆっくり動かすから」
ゆっくりと抽挿を開始するアルト。ヌルヌルとしたミミリの膣壁がアルトの陰茎をギュッと締め付ける。
「うっ……凄い締め付け………」
「んッ、んッ、あんっ……」
狭くて締め付けられていると言うより、膣内が収縮して締め付けられている感触。普段から身体を良く動かしているミミリは、全身に筋肉が付き引き締まっている。それ故の締め付けは言う所の『締りが良い』という状態。間違いなくミミリの性器は名器と呼ばれるそれだった。
「ミミリ……ちょっと締めすぎ……」
「あっ、あっ、だって……んくっ……気持ち良くて……あんっ!」
一気に射精感を覚え、堪らず抽挿を一度止めるアルト。このままではすぐに放出してしまう。
「んん……アルト君……?」
「ごめん……射精ちゃいそうだったから……」
「いいよ、いっぱい射精して」
「……出来れば最初はミミリと一緒に達したい。ミミリ、まだまだ絶頂まで達しないでしょ?」
「ううん、頭ボーッてなってるよ。初めてなのに凄く気持ち良くて……変になっちゃいそう」
ミミリはそう言うが、きっとこのまま続けると先に果てるのは自分の方だ。せっかくミミリの初めてなのだから一緒に達したいし、先に自分だけ果てるのは何とも情けない気がした。
「あ、じゃあ今度はミミリが上になるよ。アルト君、ベッドに寝てみて」
「え……?あ、うん」
言われた通り、陰茎が抜けないようにミミリの身体を持ち上げながら、今度は自分が横になる。自分の股にミミリが跨っている体勢になり、陰茎が完全にミミリのアソコに飲み込まれているのが見える。すると、ミミリがアルトの胸に両手を付き、ゆっくりと腰を上下させた。
「あっ……あっ、これ……さっきよりも奥まで……あんっ」
「うっ……気持ちいいよミミリ」
自分で腰を振る時とは違って下肢に余計な力が入らない分、確かに急激な射精感は襲って来ない。しかしミミリの柔らかな双丘が、ミミリの腰の動きに合わせて上下しているのが見えて、興奮は先ほどよりも大きくなる。
「あんっ!アルト君のまた大きく……うっ、あッ、はあっ、ああっ」
我慢出来なくなり、ミミリの双丘に手を伸ばすアルト。まるでマシュマロのように柔らかいそれは、ちょうどアルトの手のひらに収まる大きさで揉み心地がとてもよい。視線を下に落とせば、結合部がはっきりと見える。ミミリの秘部に、自分の陰茎が出たり入ったりしているのが見えて、アルトの興奮は頂点に達する。
「あっ、あっ、気持ちいいアルト君!ああっ、はっ、はっ、いいっ!」
「俺もだよミミリ……気持ち良すぎてヤバい」
ミミリの腰に手を伸ばし、自ら腰を突き上げるように動かすアルト。その瞬間、ミミリの身体が大きく仰け反った。
「ああぁぁーーーッ!!だ、だめアルト君……!気持ち良すぎて変になっちゃ……ああっ!」
「もう射精そうだよミミリ。中に射精すよ!」
「いっぱい頂戴……ッ!ああっ、ミ、ミミリも……もう……だ、だめぇぇぇーーーッ!!ああぁぁーーーーッ!!!!」
ミミリの最奥で、大量に放出するアルト。子宮を刺激されたミミリの膣壁はアルトの陰茎を締め付け、最後の一滴まで搾り取ろうとする。そんな快感の中、アルトは全て出し尽くそうと陰茎に力を込め、ミミリは快感の波に飲まれながら、初めて達する大きな絶頂の中を漂っていた。
「あふっ……はう……はっ…はぁはぁ……ああっ……」
ビクビクッと何度も痙攣するミミリの身体。我慢出来ずにアルトと繋がったまま放尿してしまい、アルトの陰茎を伝って流れ出る。温かい液体が流れ出る感触を感じながら、アルトはミミリの手を引いた。そのままミミリを抱きしめ、二人は意識を手放したーーーーー
「うーっ、すっごい気持ち良かったぁ……」
エルマーの時と同様、行為が終わって仲良く布団に横になるアルトとミミリ。
「俺も……ちょっと理性が失くなるくらい気持ち良かった……」
最後の方は、気が付くとミミリの腰に手を掛けて自分から腰を突き上げていた。理性を失くしてしまう程の快感など、アルト自身初めての経験だ。
「えへへ、それってミミリとのエッチが良かったって事だよね?嬉しいなぁ」
俗に言う『身体の相性が良い』と言うやつだ。こんなに気持ち良かったのは、実は初めてだった。それはきっと、普段のミミリとのギャップに興奮したり、普段した事の無い体位に興奮したり、濃厚なキスで興奮したり、ずっと興奮しっぱなしだったからだろう。興奮に勝る媚薬は無い。
「そう言えばエルマーが、一番好きなのはミミリだって言ってたよ。ミミリもそうなの?」
「んー、ミミリはみんな大好きだよ?エルマーちゃんもリティアちゃんも、エリーゼちゃんもノエルちゃんも………もちろんアルト君も!」
「そっか。一番とかは無いんだね」
「うーん……でもエルマーちゃんはやっぱり特別かな。小さい頃からずっと一緒だし、途中からは家族になったし。でもでも、今はもうみんな家族でしょ?だからみんなを同じくらい特別にしたいって思うの!」
何ともミミリらしいなと思うアルト。そうだ、自分も今はやはりリティアが特別な存在だが、もうミミリもエルマーもエリーゼもノエルも同じ家族なのだ。誰か一人を特別に想うのではなく、全員を特別にしなければならない。
勘違いから始まった五人の妻との新婚生活だが、それだって最終的にその道を選んだのは自分だ。ならば、全員同じだけ幸せにしなくてはならない。
「そうだね、そう思うよ。それにしても、ミミリはまだまだ元気だね」
「もちろんだよ~!ミミリはいつだって元気だよ!」
「えっと……じゃあさ、良かったらもう一回しない?もっとミミリとしたいんだ」
アルトが恥ずかしそうにそう告げると、ミミリは満面の笑みを浮かべた。
「一回でも十回でもいいよ!アルト君の精液が出なくなるまでしよっ!」
「そ、それは流石に………」
そして再び身体を重ねる二人。部屋の中には、ミミリの気持ち良さそうな嬌声が響き渡ったのだったーーーーー
※作中にエルマーとミミリの官能シーンが無かったので特別編をお送りしました。現在ノエルの話を執筆中です。
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