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魔姫の章
114.悲しみ
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復讐に全てを飲まれた筈のエルマーが見事に試練を突破し、憎悪の神ゾライオスは衝撃を受けていた。
(莫迦な……あれ程の憎悪に身を焼かれながら、再び正気に戻るとは…………)
そのきっかけを作ったのは、エルマーを一番近くで見続けて来たミミリ。エルマーにとっては家族であり親友であり仲間であり、そして密かに想いを寄せる相手。
もちろんミミリはそんなエルマーの想いなど微塵も気付いてはいないが、苦肉の策で思い切ってキスをしてみたら正気に戻ったのだから、ミミリにとっては万々歳である。
その結果………エルマーは更に深くミミリに想いを寄せる事になったのだが。
(家族の愛情故か。家族を殺され、家族を憎んだ者が家族の愛情によって救われるとは……何とも数奇な運命だろうか)
既にエルマーの心の中からは、憎悪の炎が完全に消えている。と同時に、ゾライオスが創り上げたエルマーの義理母の姿も霧散していた。
何はともあれ、エルマーはミミリの助けもあって『憎悪の神の試練』を合格したのだ。その事実が、ゾライオスに僅かな喜びをもたらす、
(神々が見守る中、勇者と魔王の戦いが始まり幾星霜………結果は常に勇者側の、ヴォルテニクスの勝利で幕を閉じた。しかし今回、初めてその結果を揺るがしかねない者達が現れた)
視線をエルマー達から、アルトとリティアに向けるゾライオス。
(サタンの打った魔剣『黒鳳凰』に選ばれし人族の青年よ、全ては汝次第。汝がこの試練を克服したその先には………我やフォーゼリアが切望した景色があるやもしれぬ)
そんなアルトは、勇者アリオンを前にして黒鳳凰の柄に手を掛けていた。
横目でエルマーとミミリが試練を突破していたのを見ていたリティアは、真剣な表情を浮かべながらも口端を緩める。
(エルマーとミミリなら絶対大丈夫だって信じてた。わたしも頑張らないと)
とは言え、どうやってアルトを正気に戻せばいいのか見当もつかない。エルマーとミミリは幼少の頃から一緒で、互いの事を深く知る仲だ。
しかし自分とアルトは昨日初めて会った関係。色欲の遺跡でアルトの過去の記憶を幾つも見せられたが、それは全て性的な場面のみ。
アルトがどういう幼少時代を過ごし、どんな場所で暮らしていたのか、周りにはどんな人たちが居たのか。
好きな食べ物は何なのか、どんな遊びが好きだったのか、友達は何人ぐらい居たのか。そんなアルトの過去を、リティアは何一つ知らない。唯一知っているのは、セリナという恋人が居て二人は愛し合っていたという事。
(どうしよう……一体どうすればアルトさんを………)
その大事なセリナを目の前の勇者に奪われ、アルトは復讐の炎に身を焼かれている。それは嫉妬なのか、単純にアリオンに対する憎しみなのかーーーーー
(どうすれば……アルトさんの悲しみを………)
そこでリティアはハッと何かに気づく。
(そうか………アルトさんの憎悪の源は嫉妬でも憎しみでもなくてーーーー)
深い悲しみ。あれほど愛していたのに、お互い愛していたのに、あっさりと勇者の元へと去ってしまったセリナに対する悲しみ。
たとえ身体を奪われようとも、常に心の奥底では繋がっていると思っていたアルトとセリナだが、そのセリナは勇者を求めていた。それはつまり、アルトを捨てて勇者を選んだその揺るぎない事実に対する深い悲しみだった。
(きっと、アルトさん自身復讐なんて望んでない……アルトさんが望んでいるのは……)
心を満たしてくれる誰か。アルトは愛情に飢えているではないだろうか、誰かに愛して貰い、誰かを愛したいのではないだろうかと、リティアはそう思った。
アルトが勇者に復讐心を抱いているのは、悲しみに押しつぶされたから。セリナを失った悲しみを紛らわす為にアリオンに復讐したいと、無理やり心の中に復讐心を作り上げた。何故か確信を持ってそう思える。
(だってアルトさんは………優しい人だもん。フォーゼリア様の試練で……わたしを救ってくれたもん)
アルトの目は、優しさと寂しさが同居している様な目だ。それは何となく自分に似ていて、初対面なのに何故か傍に居て安心出来た。
リティア自身、幼くして母を失い、そのせいで優しかった兄は人が変わってしまい、父は魔王なんかに選ばれてしまった。
仲の良かったエルマーとミミリの元を離れ、魔王城などという自分には不釣り合いな巨大な城の中で、何年も孤独と戦いながら歳を重ねた。
兄と会えば父の文句ばかり、その父は魔王なのだがら、昔の様に甘える事すら出来なくなってしまった。
母を失い、兄は父を憎み、父はいつも何処か疲れた表情。友達も居ないし、知り合いも居ない魔王城での暮らしは、確実にリティアの心を孤独という呪縛で蝕んでいった。
「リティアちゃんとアルト君……大丈夫かなぁ」
リティアとアルトを見ながら、ミミリがポツリと呟く。それに対してエルマーが返事を返した。
「きっとリティア次第です。あの憎悪は……自分一人だけで何とかなるものじゃありませんから」
自らも憎悪に身を焼かれたエルマーだからこそ分かる。あの憎悪から抜け出すには、自分にとってかけがえの無い者が手を引いてくれなければ到底無理だ。
「リティアちゃん………」
「大丈夫……きっとリティアなら」
誰よりも優しく、誰よりも孤独を知っているリティアなら、きっと誰だって救える。そんな力がリティアには備わっていると、エルマーは祈る様にリティアを見つめた。
そんなリティアが孤独の呪縛から抜け出せたのは、エルマーとミミリが自分の元に現れたから。
魔法学園を主席と二位の成績で卒業し、女性しか就けない魔姫の従者という地位を勝ち取ったエルマーとミミリ。きっと、血の滲む様な努力をしたのだろう。何百人も居る同年代の中から、一位と二位の成績で卒業するなど並大抵の努力では無かった筈だ。
しかしそれも全てはリティアに会いたいが為。再びリティアの元で、三人で笑い合う為に頑張ったのだ。
そんな二人が再びリティアの元に現れた事で、リティアの心は救われた。毎日暗闇の中の様な生活だったリティアに、暖かな陽射しが降り注いだ。あの時の気持ちをきっと自分は一生忘れないだろうと、リティアは常にそう思っている。
(今度はわたしが……誰かを孤独から救う番だよね)
アルトへと歩み寄るリティア。アルトは既に剣を抜き、アリオンに対峙している。
「許さない……よくもセリナを………お前だけは………」
うわ言の様に呟くアルト。その瞳の奥に映る光景は、勇者邸でのあの時の光景。
勇者アリオンとセリナが絶頂を迎え、自分もまたその光景を見ながら射精したあの時ーーーーー、アリオンはアルトを見て笑ったのだ。
見間違いではない。確かにアルトに視線を合わせ、冷たく嗤ったのだ。
(どうだい?君の大事な者を奪われた気分は?淫らに屈服させられた許嫁を見た気分は?)
そう言われている気がした。そんな声が、アルトの耳に入って来た気がしたのだ。そしてアルトは、悲しみのどん底へと落ちて行った。あの時浮かんだ感情はリティアの思っている通り、紛れもなく悲しみだったのだ。そして、その悲しみを忘れたくて、いつしか勇者への恨み、怒りへと感情を変化させた。変化させたが、やはりその根本はセリナを失った悲しみ。セリナに捨てられた悲しみ。セリナがアリオンを選んだ悲しみ。
悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ。
「これで終わりだ………今からお前を……殺す」
剣を構えるアルト。狙うはアリオンの首ただ一つ。この距離ならば一瞬で跳ねれるーーーー、そう思ったアルトは何の躊躇もなくその剣を振るった。
バシュ!と何かが斬れる音がした。アルトの手にも手応えが伝わる。ゾライオスの創り上げた幻を斬ったのに手応えがあったのだ。
ドスッと鈍い音がして、胴体から離れた首が床に転がる。その首はーーーーー
ーーリティアの首だった。
(莫迦な……あれ程の憎悪に身を焼かれながら、再び正気に戻るとは…………)
そのきっかけを作ったのは、エルマーを一番近くで見続けて来たミミリ。エルマーにとっては家族であり親友であり仲間であり、そして密かに想いを寄せる相手。
もちろんミミリはそんなエルマーの想いなど微塵も気付いてはいないが、苦肉の策で思い切ってキスをしてみたら正気に戻ったのだから、ミミリにとっては万々歳である。
その結果………エルマーは更に深くミミリに想いを寄せる事になったのだが。
(家族の愛情故か。家族を殺され、家族を憎んだ者が家族の愛情によって救われるとは……何とも数奇な運命だろうか)
既にエルマーの心の中からは、憎悪の炎が完全に消えている。と同時に、ゾライオスが創り上げたエルマーの義理母の姿も霧散していた。
何はともあれ、エルマーはミミリの助けもあって『憎悪の神の試練』を合格したのだ。その事実が、ゾライオスに僅かな喜びをもたらす、
(神々が見守る中、勇者と魔王の戦いが始まり幾星霜………結果は常に勇者側の、ヴォルテニクスの勝利で幕を閉じた。しかし今回、初めてその結果を揺るがしかねない者達が現れた)
視線をエルマー達から、アルトとリティアに向けるゾライオス。
(サタンの打った魔剣『黒鳳凰』に選ばれし人族の青年よ、全ては汝次第。汝がこの試練を克服したその先には………我やフォーゼリアが切望した景色があるやもしれぬ)
そんなアルトは、勇者アリオンを前にして黒鳳凰の柄に手を掛けていた。
横目でエルマーとミミリが試練を突破していたのを見ていたリティアは、真剣な表情を浮かべながらも口端を緩める。
(エルマーとミミリなら絶対大丈夫だって信じてた。わたしも頑張らないと)
とは言え、どうやってアルトを正気に戻せばいいのか見当もつかない。エルマーとミミリは幼少の頃から一緒で、互いの事を深く知る仲だ。
しかし自分とアルトは昨日初めて会った関係。色欲の遺跡でアルトの過去の記憶を幾つも見せられたが、それは全て性的な場面のみ。
アルトがどういう幼少時代を過ごし、どんな場所で暮らしていたのか、周りにはどんな人たちが居たのか。
好きな食べ物は何なのか、どんな遊びが好きだったのか、友達は何人ぐらい居たのか。そんなアルトの過去を、リティアは何一つ知らない。唯一知っているのは、セリナという恋人が居て二人は愛し合っていたという事。
(どうしよう……一体どうすればアルトさんを………)
その大事なセリナを目の前の勇者に奪われ、アルトは復讐の炎に身を焼かれている。それは嫉妬なのか、単純にアリオンに対する憎しみなのかーーーーー
(どうすれば……アルトさんの悲しみを………)
そこでリティアはハッと何かに気づく。
(そうか………アルトさんの憎悪の源は嫉妬でも憎しみでもなくてーーーー)
深い悲しみ。あれほど愛していたのに、お互い愛していたのに、あっさりと勇者の元へと去ってしまったセリナに対する悲しみ。
たとえ身体を奪われようとも、常に心の奥底では繋がっていると思っていたアルトとセリナだが、そのセリナは勇者を求めていた。それはつまり、アルトを捨てて勇者を選んだその揺るぎない事実に対する深い悲しみだった。
(きっと、アルトさん自身復讐なんて望んでない……アルトさんが望んでいるのは……)
心を満たしてくれる誰か。アルトは愛情に飢えているではないだろうか、誰かに愛して貰い、誰かを愛したいのではないだろうかと、リティアはそう思った。
アルトが勇者に復讐心を抱いているのは、悲しみに押しつぶされたから。セリナを失った悲しみを紛らわす為にアリオンに復讐したいと、無理やり心の中に復讐心を作り上げた。何故か確信を持ってそう思える。
(だってアルトさんは………優しい人だもん。フォーゼリア様の試練で……わたしを救ってくれたもん)
アルトの目は、優しさと寂しさが同居している様な目だ。それは何となく自分に似ていて、初対面なのに何故か傍に居て安心出来た。
リティア自身、幼くして母を失い、そのせいで優しかった兄は人が変わってしまい、父は魔王なんかに選ばれてしまった。
仲の良かったエルマーとミミリの元を離れ、魔王城などという自分には不釣り合いな巨大な城の中で、何年も孤独と戦いながら歳を重ねた。
兄と会えば父の文句ばかり、その父は魔王なのだがら、昔の様に甘える事すら出来なくなってしまった。
母を失い、兄は父を憎み、父はいつも何処か疲れた表情。友達も居ないし、知り合いも居ない魔王城での暮らしは、確実にリティアの心を孤独という呪縛で蝕んでいった。
「リティアちゃんとアルト君……大丈夫かなぁ」
リティアとアルトを見ながら、ミミリがポツリと呟く。それに対してエルマーが返事を返した。
「きっとリティア次第です。あの憎悪は……自分一人だけで何とかなるものじゃありませんから」
自らも憎悪に身を焼かれたエルマーだからこそ分かる。あの憎悪から抜け出すには、自分にとってかけがえの無い者が手を引いてくれなければ到底無理だ。
「リティアちゃん………」
「大丈夫……きっとリティアなら」
誰よりも優しく、誰よりも孤独を知っているリティアなら、きっと誰だって救える。そんな力がリティアには備わっていると、エルマーは祈る様にリティアを見つめた。
そんなリティアが孤独の呪縛から抜け出せたのは、エルマーとミミリが自分の元に現れたから。
魔法学園を主席と二位の成績で卒業し、女性しか就けない魔姫の従者という地位を勝ち取ったエルマーとミミリ。きっと、血の滲む様な努力をしたのだろう。何百人も居る同年代の中から、一位と二位の成績で卒業するなど並大抵の努力では無かった筈だ。
しかしそれも全てはリティアに会いたいが為。再びリティアの元で、三人で笑い合う為に頑張ったのだ。
そんな二人が再びリティアの元に現れた事で、リティアの心は救われた。毎日暗闇の中の様な生活だったリティアに、暖かな陽射しが降り注いだ。あの時の気持ちをきっと自分は一生忘れないだろうと、リティアは常にそう思っている。
(今度はわたしが……誰かを孤独から救う番だよね)
アルトへと歩み寄るリティア。アルトは既に剣を抜き、アリオンに対峙している。
「許さない……よくもセリナを………お前だけは………」
うわ言の様に呟くアルト。その瞳の奥に映る光景は、勇者邸でのあの時の光景。
勇者アリオンとセリナが絶頂を迎え、自分もまたその光景を見ながら射精したあの時ーーーーー、アリオンはアルトを見て笑ったのだ。
見間違いではない。確かにアルトに視線を合わせ、冷たく嗤ったのだ。
(どうだい?君の大事な者を奪われた気分は?淫らに屈服させられた許嫁を見た気分は?)
そう言われている気がした。そんな声が、アルトの耳に入って来た気がしたのだ。そしてアルトは、悲しみのどん底へと落ちて行った。あの時浮かんだ感情はリティアの思っている通り、紛れもなく悲しみだったのだ。そして、その悲しみを忘れたくて、いつしか勇者への恨み、怒りへと感情を変化させた。変化させたが、やはりその根本はセリナを失った悲しみ。セリナに捨てられた悲しみ。セリナがアリオンを選んだ悲しみ。
悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ悲しみ。
「これで終わりだ………今からお前を……殺す」
剣を構えるアルト。狙うはアリオンの首ただ一つ。この距離ならば一瞬で跳ねれるーーーー、そう思ったアルトは何の躊躇もなくその剣を振るった。
バシュ!と何かが斬れる音がした。アルトの手にも手応えが伝わる。ゾライオスの創り上げた幻を斬ったのに手応えがあったのだ。
ドスッと鈍い音がして、胴体から離れた首が床に転がる。その首はーーーーー
ーーリティアの首だった。
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