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魔姫の章
89.叫び
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時刻は昼下がり。神妙な表情をしたレック、サリーと、虚ろな目をしたエリーゼ、同じ様に虚ろな目をしながらも、何処か怯えた表情でレックの後ろに隠れるノエル。その眼前にはーーーーー
「うう………………」
顔中をパンパンに腫らしたビリーが、床に膝を付いて座っていた。
「ふぅ…………やってくれたなビリー」
「ほんと………ガッカリしたわビリー君」
事の本末はビリーが無理やりノエルの処女を奪った事に起因する。
アルトが失意の内に自分の部屋を去ったエリーゼは、翌日レックとサリーに全てを打ち明けた。そして二人がアルトの部屋を訪れると、アルトは既に居なくなっていた。
机の上には置き手紙が残されており、それを読んだレックとサリーは急いで宿屋を出て駆け出した。
手紙には、パーティを抜ける旨と、違う街へ行くと書かれていた。行き先までは書かれていない。
宿屋を出てすぐに向かったのは乗り合い馬車の停留所。しかしそこにアルトの姿は無かった。
次に向かったのは冒険者ギルド。もしかして情報を得る為に来ているかもしれないと、一縷の望みを込めて足を運んだが、残念ながら今日は誰もアルトを見ていないらしかった。
街を出るにはある程度の備品が必要だと思い、雑貨屋などを回ったがアルトは居なかった。そしてその頃にはレックもサリーも結論づけていた。もうアルトは王都には居ないと。
宿に帰ると、エリーゼとノエルが待っていた。その後ろには、顔中を殴られて瀕死のビリーも居た。
顔を見合わせたレックとサリーは二人に事情を訊ねる。すると、ノエルが昨夜ビリーに無理やり処女を奪われ、そして部屋に来たアルトにレック、サリー、エリーゼ、ノエル、ビリーが密かに行っていた行為をアルトに暴露。その後もアルトに酷い言葉を浴びせ、アルトは次第に表情を失っていったのだと聞かされた。
先にその話をノエルに聞かされたエリーゼは、昨日のアルトの急変は全てそれが原因だったのだと知り、全身を震わせてビリーの部屋のドアを乱暴に開いた。
そして涙をボロボロと流しながら、まだベッドで寝ていたビリーの上に跨がり、ビリーの顔面に何度も拳を叩きつけた。
「あんたがッ!!あんたがアルトを!!あんたのせいでアルトがっ!!あんたがぁぁぁーーーーーッ!!!!」
何度も何度もビリーの顔面を殴った。ビリーが意識を失っても、自身の拳が壊れても、何度もビリーを殴った。ノエルに止められるまで何度も。
そして現在に至る。全ての話を聞かされたレックとサリーは、全員を連れてビリーの部屋の中へと場所を移動したのだ。
「嫌な予感が的中しちまったか…………」
レックは以前、ビリーに危うさを感じた事があった。誰か一人を愛するのでは無く、とにかく複数の女性と性交したいビリーの性質は、レックやサリーと同じものだ。しかしビリーの場合、レックの様に歯止めが効かずに暴走しそうな危うさがあった。まだ若いし経験が少ないので仕方が無いと思って注視はしていたが、まさかこんな事になるとは思ってもみなかった。色々と悪条件が重なり過ぎたのだと、レックは嘆息する。
ノエルの失恋、その後のアルトの失恋、アルトにその事を聞かされたノエルの、普段では有り得ない突然のアルトへの告白、それを聞いていたビリー。宿屋を出る事を余儀なくされたビリーの突発的なアルトへの嫉妬。普段からビリーと一線を越えない行為をしていた為に起こったノエルの油断。そしてビリーの人一倍強い欲望。
どれか一つでも欠けていれば、こんな事にはなっていなかったかもしれない。ノエルがビリーに処女を奪われる事も、アルトが真実を知る事も、アルトが王都から居なくなる事も、何一つ無かったかもしれない。
しかし事実としてノエルはビリーに処女を奪われ、恋人のセリナに続き幼馴染のビリーに裏切られたアルトは失意のまま姿を消した。全てがビリーのせいでは無いが、ビリーの罪は重い。
「ねえビリー君、ノエルちゃんもあたしも言ったわよね?ノエルちゃんは本当に好きになった人に処女を捧げたいと思っているから、ノエルちゃんと本番をするのは我慢してねって。だからあたしが気持ち良くさせてあげてたじゃない」
「…………すんません」
頬を赤黒く腫らしたビリーが俯きながら謝罪の言葉を口にする。エリーゼの壊れた拳はノエルが治癒魔法で治してくれたが、ビリーの傷は治していない。別に意地悪く治さない訳ではなく、ノエルがビリーに怯えて近づけないからである。
「謝ってもノエルちゃんの処女は元に戻らないのよ?我慢出来ないほどノエルちゃんとしたかったの?あたしじゃ満足出来なかった訳?」
「いえ…………そういう訳じゃなくて………」
「じゃあどういう訳なのよ?」
口調こそ努めて穏やかに話しているサリーだが、実はかなりご立腹である。ビリーのした事は完全に強姦だ。それは女性にとってはもっとも忌むべき行為。とても許せる事では無いのだ。
「俺………悔しくて………アルトにはセリナが居るのに………世界一美少女な彼女が居るのに………エリーゼにも想われて、ノエルちゃんに告白されて………何であいつばっかりって」
「そんなの仕方無いじゃない。アルト君のせいじゃ無いわ」
「分かってます。こんなの、俺のただのヤキモチだ。やっかみだって。でも………セリナみたいな美少女とエッチしてるあいつが、ノエルちゃんの処女も貰うんだって思ったら…………」
ビリーの言葉を聞き、呆れ果てるサリー。そんな理由でノエルの処女を衝動的に奪ったというのか。何て小さな男だろうと怒りが込み上げてくる。
「あのね!そんな自分勝手な理由でーーー」
「………てないよ」
サリーが声を張り上げたのと同時に、エリーゼがポツリと何かを呟いた。
「え?なーにエリーゼちゃん?」
「………してないよ。アルトはセリナと………してないの」
「…………は?」
呆然とするビリー。そんな筈あるものか。とっくの昔に恋人になったあの二人が、未だに何もしてないなど有り得る筈が無い。あんな美少女の恋人に手を出さない男など居る筈が無いだろうと、ビリーはエリーゼに目で訴える。しかしエリーゼはビリーと目を合わせる事なく続きを話し始めた。
「直前までいったけど出来なかったって。だから再会したら今度こそって思ってたって」
「そ、そんな訳…………んじゃ、一昨日再会した時にーーーー」
「………勇者様に………抱かれてたって………」
「……………は?だ、抱かれてたって………誰が………?」
「…………セリナが………ぐすっ………勇者様に抱かれてるの………ひっく………ア…アルトが………み、見だっで………うぅ………」
ボロボロと涙を零し、嗚咽混じりに何とか言葉を絞り出すエリーゼ。そしてその話を聞き、ビリーだけでは無くレックもサリーも驚愕の表情を浮かべていた。アルトとセリナが恋人同士ではなくなった事は聞いていたが、まさかそんな事があったというのは初耳だった。
「嘘………じゃあアルト君………勇者様に彼女を寝取られたって事…………?な、何て事を………」
「クソッ…………最悪だな」
苛立ちを隠せないレック。ただ寝取られただけでは無く、よりにも寄ってアルトはその現場を目撃した。いや、おそらくわざと目撃させたのだろうとレックは思った。普通に考えて、自分の屋敷でたまたまそんな現場を目撃されるなど有り得ない。故意に見せたりしなければ、普通は何処で何をしているかなど気付かれたりしない。
「ぐすっ………だがらアルトは………アルトはまだ誰ともした事無いんだよぉ………そんなアルトにあんたは…………う、うわぁぁぁぁーーーーん!」
泣き出すエリーゼ。レックの後ではノエルも顔を両手で覆って泣いていた。サリーですら、瞳に涙を溜めている。
そしてビリーはーーーーー
「お、俺………何て事を…………アルトに何て事を……………」
今頃自ら犯した過ちに気付くビリー。身を焼くほどの後悔が押し寄せて来るが、時は既に遅い。アルトはもう、ビリー達の元を去ってしまったのだから。
「う………うわぁぁぁぁーーーーーッ!!わあぁぁぁぁぁーーーーーーッ!!」
叫び出すビリー。長年心の奥底で燻っていたアルトへの嫉妬と、本人に確認もせずに勝手に思い込んでいた勘違い。その結果ビリーは、大事な幼馴染を失ったのだった。
「うう………………」
顔中をパンパンに腫らしたビリーが、床に膝を付いて座っていた。
「ふぅ…………やってくれたなビリー」
「ほんと………ガッカリしたわビリー君」
事の本末はビリーが無理やりノエルの処女を奪った事に起因する。
アルトが失意の内に自分の部屋を去ったエリーゼは、翌日レックとサリーに全てを打ち明けた。そして二人がアルトの部屋を訪れると、アルトは既に居なくなっていた。
机の上には置き手紙が残されており、それを読んだレックとサリーは急いで宿屋を出て駆け出した。
手紙には、パーティを抜ける旨と、違う街へ行くと書かれていた。行き先までは書かれていない。
宿屋を出てすぐに向かったのは乗り合い馬車の停留所。しかしそこにアルトの姿は無かった。
次に向かったのは冒険者ギルド。もしかして情報を得る為に来ているかもしれないと、一縷の望みを込めて足を運んだが、残念ながら今日は誰もアルトを見ていないらしかった。
街を出るにはある程度の備品が必要だと思い、雑貨屋などを回ったがアルトは居なかった。そしてその頃にはレックもサリーも結論づけていた。もうアルトは王都には居ないと。
宿に帰ると、エリーゼとノエルが待っていた。その後ろには、顔中を殴られて瀕死のビリーも居た。
顔を見合わせたレックとサリーは二人に事情を訊ねる。すると、ノエルが昨夜ビリーに無理やり処女を奪われ、そして部屋に来たアルトにレック、サリー、エリーゼ、ノエル、ビリーが密かに行っていた行為をアルトに暴露。その後もアルトに酷い言葉を浴びせ、アルトは次第に表情を失っていったのだと聞かされた。
先にその話をノエルに聞かされたエリーゼは、昨日のアルトの急変は全てそれが原因だったのだと知り、全身を震わせてビリーの部屋のドアを乱暴に開いた。
そして涙をボロボロと流しながら、まだベッドで寝ていたビリーの上に跨がり、ビリーの顔面に何度も拳を叩きつけた。
「あんたがッ!!あんたがアルトを!!あんたのせいでアルトがっ!!あんたがぁぁぁーーーーーッ!!!!」
何度も何度もビリーの顔面を殴った。ビリーが意識を失っても、自身の拳が壊れても、何度もビリーを殴った。ノエルに止められるまで何度も。
そして現在に至る。全ての話を聞かされたレックとサリーは、全員を連れてビリーの部屋の中へと場所を移動したのだ。
「嫌な予感が的中しちまったか…………」
レックは以前、ビリーに危うさを感じた事があった。誰か一人を愛するのでは無く、とにかく複数の女性と性交したいビリーの性質は、レックやサリーと同じものだ。しかしビリーの場合、レックの様に歯止めが効かずに暴走しそうな危うさがあった。まだ若いし経験が少ないので仕方が無いと思って注視はしていたが、まさかこんな事になるとは思ってもみなかった。色々と悪条件が重なり過ぎたのだと、レックは嘆息する。
ノエルの失恋、その後のアルトの失恋、アルトにその事を聞かされたノエルの、普段では有り得ない突然のアルトへの告白、それを聞いていたビリー。宿屋を出る事を余儀なくされたビリーの突発的なアルトへの嫉妬。普段からビリーと一線を越えない行為をしていた為に起こったノエルの油断。そしてビリーの人一倍強い欲望。
どれか一つでも欠けていれば、こんな事にはなっていなかったかもしれない。ノエルがビリーに処女を奪われる事も、アルトが真実を知る事も、アルトが王都から居なくなる事も、何一つ無かったかもしれない。
しかし事実としてノエルはビリーに処女を奪われ、恋人のセリナに続き幼馴染のビリーに裏切られたアルトは失意のまま姿を消した。全てがビリーのせいでは無いが、ビリーの罪は重い。
「ねえビリー君、ノエルちゃんもあたしも言ったわよね?ノエルちゃんは本当に好きになった人に処女を捧げたいと思っているから、ノエルちゃんと本番をするのは我慢してねって。だからあたしが気持ち良くさせてあげてたじゃない」
「…………すんません」
頬を赤黒く腫らしたビリーが俯きながら謝罪の言葉を口にする。エリーゼの壊れた拳はノエルが治癒魔法で治してくれたが、ビリーの傷は治していない。別に意地悪く治さない訳ではなく、ノエルがビリーに怯えて近づけないからである。
「謝ってもノエルちゃんの処女は元に戻らないのよ?我慢出来ないほどノエルちゃんとしたかったの?あたしじゃ満足出来なかった訳?」
「いえ…………そういう訳じゃなくて………」
「じゃあどういう訳なのよ?」
口調こそ努めて穏やかに話しているサリーだが、実はかなりご立腹である。ビリーのした事は完全に強姦だ。それは女性にとってはもっとも忌むべき行為。とても許せる事では無いのだ。
「俺………悔しくて………アルトにはセリナが居るのに………世界一美少女な彼女が居るのに………エリーゼにも想われて、ノエルちゃんに告白されて………何であいつばっかりって」
「そんなの仕方無いじゃない。アルト君のせいじゃ無いわ」
「分かってます。こんなの、俺のただのヤキモチだ。やっかみだって。でも………セリナみたいな美少女とエッチしてるあいつが、ノエルちゃんの処女も貰うんだって思ったら…………」
ビリーの言葉を聞き、呆れ果てるサリー。そんな理由でノエルの処女を衝動的に奪ったというのか。何て小さな男だろうと怒りが込み上げてくる。
「あのね!そんな自分勝手な理由でーーー」
「………てないよ」
サリーが声を張り上げたのと同時に、エリーゼがポツリと何かを呟いた。
「え?なーにエリーゼちゃん?」
「………してないよ。アルトはセリナと………してないの」
「…………は?」
呆然とするビリー。そんな筈あるものか。とっくの昔に恋人になったあの二人が、未だに何もしてないなど有り得る筈が無い。あんな美少女の恋人に手を出さない男など居る筈が無いだろうと、ビリーはエリーゼに目で訴える。しかしエリーゼはビリーと目を合わせる事なく続きを話し始めた。
「直前までいったけど出来なかったって。だから再会したら今度こそって思ってたって」
「そ、そんな訳…………んじゃ、一昨日再会した時にーーーー」
「………勇者様に………抱かれてたって………」
「……………は?だ、抱かれてたって………誰が………?」
「…………セリナが………ぐすっ………勇者様に抱かれてるの………ひっく………ア…アルトが………み、見だっで………うぅ………」
ボロボロと涙を零し、嗚咽混じりに何とか言葉を絞り出すエリーゼ。そしてその話を聞き、ビリーだけでは無くレックもサリーも驚愕の表情を浮かべていた。アルトとセリナが恋人同士ではなくなった事は聞いていたが、まさかそんな事があったというのは初耳だった。
「嘘………じゃあアルト君………勇者様に彼女を寝取られたって事…………?な、何て事を………」
「クソッ…………最悪だな」
苛立ちを隠せないレック。ただ寝取られただけでは無く、よりにも寄ってアルトはその現場を目撃した。いや、おそらくわざと目撃させたのだろうとレックは思った。普通に考えて、自分の屋敷でたまたまそんな現場を目撃されるなど有り得ない。故意に見せたりしなければ、普通は何処で何をしているかなど気付かれたりしない。
「ぐすっ………だがらアルトは………アルトはまだ誰ともした事無いんだよぉ………そんなアルトにあんたは…………う、うわぁぁぁぁーーーーん!」
泣き出すエリーゼ。レックの後ではノエルも顔を両手で覆って泣いていた。サリーですら、瞳に涙を溜めている。
そしてビリーはーーーーー
「お、俺………何て事を…………アルトに何て事を……………」
今頃自ら犯した過ちに気付くビリー。身を焼くほどの後悔が押し寄せて来るが、時は既に遅い。アルトはもう、ビリー達の元を去ってしまったのだから。
「う………うわぁぁぁぁーーーーーッ!!わあぁぁぁぁぁーーーーーーッ!!」
叫び出すビリー。長年心の奥底で燻っていたアルトへの嫉妬と、本人に確認もせずに勝手に思い込んでいた勘違い。その結果ビリーは、大事な幼馴染を失ったのだった。
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