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魔姫の章
82.神様からの贈り物
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ノエルは自分の部屋で一人そわそわしていた。
宿屋の廊下でアルトと別れたノエルは、そのまま街へと繰り出して一人で昼食をとった。食べている間も考えるのはアルトの事ばかり。故に、食べた物の味など覚えていない。
昼食後は一人で王都の街を散策した。夜に部屋で待っているとアルトに告げた以上、早くに帰ってアルトと鉢合わせでもしたら格好がつかない。そう思って時間を潰す為に街を散策したのだが、その間も考えるのはやはりアルトの事だけ。
アルトは、部屋に来てくれるだろうか?もしも来てくれたら、やはりアルトとする事になるのだが、ちゃんと出来るだろうか?
サリーに教えて貰い、ビリーを練習相手に男を喜ばせる咥え方は覚えたが、アルトを喜ばせる事が出来るだろうか?
そもそも、アルトはこんな幼児体型の女を抱いてくれるだろうか?こんな、下の毛も生えていない身体にアルトは興奮するだろうか?ビリーは興奮していたが…………
そして思考はセリナの事を考え出す。アルトの一番大事だった超絶美少女の賢者セリナ。
何故セリナは、勇者を選んだのだろうか。あのアルトを捨ててまで選ぶ程の男なのだろうか?
もちろん勇者は偉大で、至高の存在だ。まさに雲の上の存在で、一般人は一生話をする機会すら訪れないだろう。しかも噂だと、かなりの美男子らしい。
だが顔の良さならアルトも相当だ。勇者を見た事は無いが、アルトも負けていないと自信を持って言える。それぐらいアルトはカッコいいのだ。
セリナの事を考え始めたのに、結局思考はアルトに戻ってしまうノエル。そんな風にして街を散策(何を見たのか全く覚えていないが)していると、時刻は夕暮れ時。
アルトが部屋に来た時の為に、グレノールにもあった大衆浴場へ。そこでいつもより丁寧に身体を洗い、いつ抱かれてもいい様に身体中を綺麗にする。
大衆浴場の後は夕食へ。きっと宿に帰るとレックやサリーが待っていて、一緒に夕食を食べに行こうと誘われるのは必至。
レック達だけなら良いが、その輪の中にアルトも居たらとても気まずい。なので夕食は一人で取り、誰にも会わない様にこっそりと自分の部屋に戻った。
そして現在、ベッドに座って一人で落ち着き無くそわそわしている。
「うぅ………来てくれるかなぁ………」
アルトには夜に部屋で待っているとだけ告げた。だから来るとしてもいつ頃来るのかは分からない。その間、こうして来るか来ないか気にしながら待っていなくてはならないのだ。
「…………今さら焦っても仕方ないよね」
ちゃんと自分の気持ちは伝えた。内気な自分が、生まれて初めて自分の本当の気持ちを誰かにはっきりと伝えられた。
それもこれも、アルトのお陰だ。アルトという存在のお陰で、勇気を出して気持ちを伝えられた。
いつも周りに流されてばかりだったノエルの人生。好きなものは好きと、嫌いなものは嫌いとはっきり言えない性格であるが為に、随分と損をして来た気がする。
でも、これを機に自分を変えたい。今日、勇気を出して言いたい事を言えた様に、これからはもっと自分の意見などもはっきり言える様になりたい。
きっと、アルトが隣に居てくれたらそれが出来る。だからどうか神様ーーーーー
その時、ノエルの部屋のドアをノックする音が聞こえた。
「ひゃ!は、はい!」
思わず声が上擦るノエル。心臓が早鐘の様に鼓動し、一気に全身が熱くなる。
来てくれた!あのアルトが、まるで物語の中から現れた王子様の様なアルトが、こんな素朴な女の所へ来てくれた!
とても信じられない気持ちでいっぱいのノエル。良かった、勇気を出して気持ちを伝えて良かった。きっとこれは、神様からの贈り物だ。勇気を出して頑張った自分へのご褒美だ。
鼻の奥がツンとする。あまりの嬉しさに涙が込み上げて来たのだとノエル自身にも分かった。そしてそのタイミングで部屋のドアが開く。
現れたのは、ノエルの王子様ーーーーー
「……………え」
ではなかった。ドアを開けて入って来たのは、見慣れた青い髪の青年。
「ようノエルちゃん」
「……………ビリーさん」
ビリーだった。いつもの調子で気さくにノエルに話し掛けながら、ノエル座るベッドに当たり前の様に座る。
(何で………何でビリーさんが…………)
まさかいつものアレだろうか。しかしアレをビリーと二人きりで行った事は無い。必ずサリーなりエリーゼなりが居て、ビリーが膨張したアレを挿入するのは彼女達だ。
と言うか、今はそれどころでは無い。もうすぐアルトが来るかもしれないのだ。だから早く部屋から出て行って欲しい。
「あの………何か用事でも………」
「ああ、エリーゼもサリーさんも居なくてさ!だからたまには二人でしようと思ってさ」
「え………でも………」
冗談じゃない。そんな所をアルトに見られでもしたら何もかも終わりだ。
それに、ビリーと二人きりと言うのも正直言うと嫌だ。彼は以前、わたしの中に挿入れたいと言って来た事がある。あの時はサリーさんも居て止めてくれたが、二人きりだとどうなるか分からない。だからちゃんと断って早く帰って貰わなくゃ!
そう考えるも、はっきりとは拒絶出来ないノエル。しかし何とか別の理由でビリーの申し出を断る。
「ごめんなさい………今ちょっと……人を待ってて………」
嘘では無い。アルトを待っているのだ。ビリーもこれから客が来ると分かれば諦めてくれるだろう。そう思った矢先に、ビリーの口から信じられない言葉が飛び出した。
「アルトなら来ないぜ」
「…………………え」
来ない?来ない?
「さっき廊下で会ってさ、ノエルちゃんに誘われてるんだけど行けないから、代わりに言って来てくれって頼まれてさ」
「う………そ…………」
来ない?来ない?アルトは来ない?それはつまりーーーーー
「アルトと何するつもりだったん?あいつはセリナ一筋だから無理だって」
そんな筈は無い。だってそのセリナはアルトを捨てて、勇者と一緒になったのだ。アルトはセリナに捨てられたのだ。
それともやはり諦めきれないのだろうか。自分やエリーゼがアルトを諦めきれなかった様に、アルトもセリナを諦めきれなかったのだろうか。
「まあまあ、アルトの事なんか忘れてさ、いつもみたいに気持ちいい事しようぜ!」
目の前が真っ暗になった。もしかしたら来てくれるんじゃないかと期待していた。
身体も綺麗にして、全てをアルトに捧げるつもりだった。
ーービリーがノエルの服を脱がし始める。
ずっと想像していた王子様。そんな王子様が、本当に目の前に現れた。いや、想像していた王子様よりもアルトはカッコ良かった。
一目惚れした。そして日を追うごとに、アルトと接する度に好きの具合はどんどん大きくなっていった。
ーーノエルはビリーに服を脱がされ、下着だけの姿になる。
だから、一緒のパーティを組むことになった時は本当に嬉しかった。これでいつもアルトの傍に居られる。いつもアルトと一緒に行動を共にする事が出来る。そう思うと心が弾んだ。魂が喜びに打ち震えた。
ーービリーがノエルをベッドに横たえる。
そして今日、そんなアルトに告白した。アルトに恋人が居ると聞かされ、一度は失恋したつもりだったが、アルトもまた失恋していた。だから失恋は帳消しになり、アルトに自分の気持ちを伝えた。だがーーーーー
「一緒に気持ち良くなろうぜノエルちゃん!」
ビリーがノエルの首筋に舌を這わせる。ノエルの瞳から、涙が零れ落ちたーーーー
宿屋の廊下でアルトと別れたノエルは、そのまま街へと繰り出して一人で昼食をとった。食べている間も考えるのはアルトの事ばかり。故に、食べた物の味など覚えていない。
昼食後は一人で王都の街を散策した。夜に部屋で待っているとアルトに告げた以上、早くに帰ってアルトと鉢合わせでもしたら格好がつかない。そう思って時間を潰す為に街を散策したのだが、その間も考えるのはやはりアルトの事だけ。
アルトは、部屋に来てくれるだろうか?もしも来てくれたら、やはりアルトとする事になるのだが、ちゃんと出来るだろうか?
サリーに教えて貰い、ビリーを練習相手に男を喜ばせる咥え方は覚えたが、アルトを喜ばせる事が出来るだろうか?
そもそも、アルトはこんな幼児体型の女を抱いてくれるだろうか?こんな、下の毛も生えていない身体にアルトは興奮するだろうか?ビリーは興奮していたが…………
そして思考はセリナの事を考え出す。アルトの一番大事だった超絶美少女の賢者セリナ。
何故セリナは、勇者を選んだのだろうか。あのアルトを捨ててまで選ぶ程の男なのだろうか?
もちろん勇者は偉大で、至高の存在だ。まさに雲の上の存在で、一般人は一生話をする機会すら訪れないだろう。しかも噂だと、かなりの美男子らしい。
だが顔の良さならアルトも相当だ。勇者を見た事は無いが、アルトも負けていないと自信を持って言える。それぐらいアルトはカッコいいのだ。
セリナの事を考え始めたのに、結局思考はアルトに戻ってしまうノエル。そんな風にして街を散策(何を見たのか全く覚えていないが)していると、時刻は夕暮れ時。
アルトが部屋に来た時の為に、グレノールにもあった大衆浴場へ。そこでいつもより丁寧に身体を洗い、いつ抱かれてもいい様に身体中を綺麗にする。
大衆浴場の後は夕食へ。きっと宿に帰るとレックやサリーが待っていて、一緒に夕食を食べに行こうと誘われるのは必至。
レック達だけなら良いが、その輪の中にアルトも居たらとても気まずい。なので夕食は一人で取り、誰にも会わない様にこっそりと自分の部屋に戻った。
そして現在、ベッドに座って一人で落ち着き無くそわそわしている。
「うぅ………来てくれるかなぁ………」
アルトには夜に部屋で待っているとだけ告げた。だから来るとしてもいつ頃来るのかは分からない。その間、こうして来るか来ないか気にしながら待っていなくてはならないのだ。
「…………今さら焦っても仕方ないよね」
ちゃんと自分の気持ちは伝えた。内気な自分が、生まれて初めて自分の本当の気持ちを誰かにはっきりと伝えられた。
それもこれも、アルトのお陰だ。アルトという存在のお陰で、勇気を出して気持ちを伝えられた。
いつも周りに流されてばかりだったノエルの人生。好きなものは好きと、嫌いなものは嫌いとはっきり言えない性格であるが為に、随分と損をして来た気がする。
でも、これを機に自分を変えたい。今日、勇気を出して言いたい事を言えた様に、これからはもっと自分の意見などもはっきり言える様になりたい。
きっと、アルトが隣に居てくれたらそれが出来る。だからどうか神様ーーーーー
その時、ノエルの部屋のドアをノックする音が聞こえた。
「ひゃ!は、はい!」
思わず声が上擦るノエル。心臓が早鐘の様に鼓動し、一気に全身が熱くなる。
来てくれた!あのアルトが、まるで物語の中から現れた王子様の様なアルトが、こんな素朴な女の所へ来てくれた!
とても信じられない気持ちでいっぱいのノエル。良かった、勇気を出して気持ちを伝えて良かった。きっとこれは、神様からの贈り物だ。勇気を出して頑張った自分へのご褒美だ。
鼻の奥がツンとする。あまりの嬉しさに涙が込み上げて来たのだとノエル自身にも分かった。そしてそのタイミングで部屋のドアが開く。
現れたのは、ノエルの王子様ーーーーー
「……………え」
ではなかった。ドアを開けて入って来たのは、見慣れた青い髪の青年。
「ようノエルちゃん」
「……………ビリーさん」
ビリーだった。いつもの調子で気さくにノエルに話し掛けながら、ノエル座るベッドに当たり前の様に座る。
(何で………何でビリーさんが…………)
まさかいつものアレだろうか。しかしアレをビリーと二人きりで行った事は無い。必ずサリーなりエリーゼなりが居て、ビリーが膨張したアレを挿入するのは彼女達だ。
と言うか、今はそれどころでは無い。もうすぐアルトが来るかもしれないのだ。だから早く部屋から出て行って欲しい。
「あの………何か用事でも………」
「ああ、エリーゼもサリーさんも居なくてさ!だからたまには二人でしようと思ってさ」
「え………でも………」
冗談じゃない。そんな所をアルトに見られでもしたら何もかも終わりだ。
それに、ビリーと二人きりと言うのも正直言うと嫌だ。彼は以前、わたしの中に挿入れたいと言って来た事がある。あの時はサリーさんも居て止めてくれたが、二人きりだとどうなるか分からない。だからちゃんと断って早く帰って貰わなくゃ!
そう考えるも、はっきりとは拒絶出来ないノエル。しかし何とか別の理由でビリーの申し出を断る。
「ごめんなさい………今ちょっと……人を待ってて………」
嘘では無い。アルトを待っているのだ。ビリーもこれから客が来ると分かれば諦めてくれるだろう。そう思った矢先に、ビリーの口から信じられない言葉が飛び出した。
「アルトなら来ないぜ」
「…………………え」
来ない?来ない?
「さっき廊下で会ってさ、ノエルちゃんに誘われてるんだけど行けないから、代わりに言って来てくれって頼まれてさ」
「う………そ…………」
来ない?来ない?アルトは来ない?それはつまりーーーーー
「アルトと何するつもりだったん?あいつはセリナ一筋だから無理だって」
そんな筈は無い。だってそのセリナはアルトを捨てて、勇者と一緒になったのだ。アルトはセリナに捨てられたのだ。
それともやはり諦めきれないのだろうか。自分やエリーゼがアルトを諦めきれなかった様に、アルトもセリナを諦めきれなかったのだろうか。
「まあまあ、アルトの事なんか忘れてさ、いつもみたいに気持ちいい事しようぜ!」
目の前が真っ暗になった。もしかしたら来てくれるんじゃないかと期待していた。
身体も綺麗にして、全てをアルトに捧げるつもりだった。
ーービリーがノエルの服を脱がし始める。
ずっと想像していた王子様。そんな王子様が、本当に目の前に現れた。いや、想像していた王子様よりもアルトはカッコ良かった。
一目惚れした。そして日を追うごとに、アルトと接する度に好きの具合はどんどん大きくなっていった。
ーーノエルはビリーに服を脱がされ、下着だけの姿になる。
だから、一緒のパーティを組むことになった時は本当に嬉しかった。これでいつもアルトの傍に居られる。いつもアルトと一緒に行動を共にする事が出来る。そう思うと心が弾んだ。魂が喜びに打ち震えた。
ーービリーがノエルをベッドに横たえる。
そして今日、そんなアルトに告白した。アルトに恋人が居ると聞かされ、一度は失恋したつもりだったが、アルトもまた失恋していた。だから失恋は帳消しになり、アルトに自分の気持ちを伝えた。だがーーーーー
「一緒に気持ち良くなろうぜノエルちゃん!」
ビリーがノエルの首筋に舌を這わせる。ノエルの瞳から、涙が零れ落ちたーーーー
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