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魔姫の章
80.悲痛
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部屋のドアを開けて廊下に出た瞬間、ノエルの心臓は止まりそうになった。
ちょうどアルトが、ノエルの部屋の前を通り過ぎる瞬間だったのだ。
「ぁ…………」
目が合うアルトとノエル。そしてお互い、固まったまま見つめ合う。
(ア、アルト君………?え、何で?)
アルトは昨日、勇者の乗る馬車で勇者邸へと連れて行かれた筈だ。それなのに、何故ここに居るのだろうか。
まさか、もう帰って来たのだろうか?せっかく恋人に再会出来たのに?今日一日は一緒に居るものだと誰もが思っていた。
しかし、ふと考え直すノエル。それはあくまでアルトとセリナ二人の都合だ。聞いた話では勇者一行は魔王討伐に向けて、毎日壁外で戦闘訓練を行っているらしい。その大事な訓練を、アルトとセリナの為だけに中止には出来ないのかもしれない。
そして朝早く訓練に出かけたのだとしたら、必然的にアルトも帰って来ざるを得ない。まさか勇者邸で一人、セリナの帰りを待つ訳にはいかないだろう。
そう考えると、アルトが今この場に居る事自体は不思議ではない。むしろ、ノエルの疑問は別にあった。
お互い見つめ合っている筈なのに、何故かアルトの視線を感じないのだ。その目は何処か虚ろで、ノエルの瞳を通して別の何かを見ている様な錯覚を、他ならぬノエル自身にもたらす。
ノエルの知る限り、こんな目をしたアルトなど見た事が無い。急に心配になったノエルは、何とか声を絞り出してアルトを呼ぶ。
「ア……アルト君………?」
ノエルに名前を呼ばれると、スッと目に光が戻った。そして今は、ちゃんと視線が合っている。
「ああ………おはようノエル」
「お、おはよう………もうお昼だけど……」
「………そうなんだ。ごめん、時間が良く分からなくて」
会話をしていても、全く元気の無いアルト。自分も元気が無いのは自覚しているが、アルトのはそれ以上だ。声に覇気も抑揚も無い。
大好きなアルトなのに、まるで別の人物と会話している気さえする。
「あの………何かあったの……?」
「…………うん、まあ………」
今の今まで無表情だったのだが、ノエルが訊いた瞬間痛々しい表情を浮かべるアルト。すぐにごめんなさいと謝ろうとしたが、咄嗟に言葉を飲み込む。
今は謝るよりも先に、アルトを助けてあげる方が先決だ。と言っても話を聞いてあげる事しか出来ないし、そもそも話してくれるかどうかも分からないが、言うだけ言ってみようと内気なノエルにしては珍しく前向きな考えに至った。
「わ、わたしで良ければ………話してみて?」
「……………」
「ほ、ほら、誰かに話すだけでも少し気が紛れたりする事も………」
「……………」
全く返事を返さないアルトに、珍しく頑張ったノエルの心が萎んでゆく。
「えっと………よ、余計なお世話だったよね!ごめーーー」
「ノエルから見てさ、俺ってどんな男に見える?」
「ーーーーえ?」
ごめんなさいと謝って話を終わらせようとした瞬間、アルトが妙な質問をして来た。
どんな男かって、そんなの何もかも凄い、本当に凄いしか出て来ない素敵な男性だ。それを伝えようとした時、再びアルトが先に口を開く。
「話………聞いて貰ってもいい?ノエルには全然面白くない話なんだけど」
「う、うん!何でも話してみて!」
思わず大きな声を出してしまうノエル。もちろんアルトが話をしてくれる事が嬉しかったからなのだが、そのアルトには、こんなにも元気を無くしてしまう辛い何かがあったのだ。それを話してくれるからと喜ぶのは、人として最低だ。ノエルは自分を心の中で叱責し、戒める。
(アルト君はこんなに辛そうなのに………喜ぶなんて最低だよわたし………ちゃんとアルト君の話を聞いてあげなくちゃ)
そして二人で、廊下に設置されている長椅子に腰掛ける。この宿屋はアルト達みたいな若い冒険者や、ビリーやエリーゼの様に田舎から仕事を求めて出て来た若者が、長期で契約している客が大半を占める。なのでいつでも交流出来る様にと、宿屋のオーナー夫妻が歓談用にと設置した物で、他の階にも同様に置かれている。利用者も割と多く、昨日もノエル達が夕食から戻って来た時に、同じ階に住む冒険者の男女が楽しそうに談笑していた。
しかし今は誰も居ない。ちょうど昼時というのもあるが、そもそもこんな昼間に宿に残っている者の方が少ない。
冒険者達はギルドへ行ったり依頼を受けたりしているだろうし、冒険者では無い者達にしても、普通に仕事をしている様な時刻だ。実際、このフロアに残っているのはアルトとノエルの二人だけだった。
それが分かっているので、アルトも部屋では無くこの長椅子に腰掛けた。ノエルの部屋に男が押しかけるのも良くないし、ようやく部屋から出て来たのに、また自分の部屋に戻るのも憚られた。
知らない誰かに聞かせたい話では無いが、今なら誰も居ない。なのでこの長椅子はちょうど良かったのだ。
「俺にはさ…………恋人が居たんだ」
「……………うん」
アルト本人から聞かされる恋人の話。実際にアルトの口から『恋人』という単語が出ると、思った以上に辛かった。
でも、ちゃんと聞いてあげなくてはならない。例えばそれが、恋人と喧嘩をしたとか第三者が聞けばただの痴話喧嘩みたいな話だとしても、それでアルトが元気になるのであれば、きちんと最後まで聞いてあげたい。
「その恋人は今年、賢者の称号を授かって………俺の前から居なくなったんだ」
「…………うん」
知っている。エリーゼに聞いて全て知っている。アルトが王都を目指していた理由も、その恋人に会うためだったという事も全て知っているのだ。
「昨日さ、勇者の馬車が大通りを通った時………いても立ってもいられなくなって、気付いたときには走り出してたんだ」
「…………うん」
それはそうだろうとノエルは思う。手を伸ばせば届くような場所に、最愛の恋人が居るのだ。きっとアルトの立場なら同じ行動を起こす者は大勢居る。
「それでようやく恋人に………セリナに会えて………本当に嬉しかったんだ」
「…………うん」
嬉しかったのくだりで、アルトの声が凄く優しくなるのをノエルは感じた。そしてそれは確実にノエルの心を抉る。
それでも、それでも最後まで聞かなければ。それがどんなに自分にとって辛い話でも、それでアルトが元気になるのならーーーー
「俺さ………セリナと………した事無いんだ」
「……………え?」
突然話が変わってノエルは一瞬呆ける。した事が無いとは、一体何の事を言っているのだろうか。
「その………性行為。まだ誰とも………セリナともしてないんだ俺」
「…………嘘」
そんな馬鹿なと思う。だって二人は恋人同士で、しかも誰の目から見てもこれ以上に無いほどお似合い。そんな二人が未だに身体を重ねていないなど、驚愕の事実だった。
「直前までは行ったんだ。でもタイミングが悪くて………それで結局出来ず仕舞いで、セリナは勇者一行と一緒に村を出て行った」
「そう…………なんだ」
「うん。だからさ、次に会えたら今度こそって思ってて………気持ち悪いよね俺」
ふるふると首を横に振るノエル。気持ち悪くなど無い。そんなの当たり前の感情だし、そんなのが気持ち悪いのなら、自分は一体どうなるのか。
幼い頃から自分の気持ちの良い所を弄り、今なんか実の兄にアソコを愛撫されて絶頂し、好きでも無いビリーにも愛撫されて絶頂し、あまつさえ彼の男根を咥えたりもしている。
そのくせ、処女は好きな人ーーーー、アルトに捧げたいと願っているのだ。傍から見れば、こんなに気持ち悪い女など他に居ないだろう。
「でもさ………昨日見ちゃったんだ………」
「………見ちゃった?」
何を見たのだろうか。気になるノエルだが、じっとアルトの言葉を待った。そんなアルトは言い難そうにしていて、その表情は苦しげで深く沈んでいるのが分かる。正直、見ていられなかった。
「あの………言いたくないなら言わなくても…………」
「セリナと………勇者がしている所を」
「………………え?」
「セリナが………勇者に抱かれてたんだ」
「………………そんな…………え?」
頭が混乱するノエル。それは一体どういう事なのだろうか。
だって、セリナにはアルトという世界で一番素敵な恋人が居るではないか。確かに勇者は偉大な存在だが、それにしたってアルトという恋人が居ながら他の男に抱かれるなど、到底信じられない。あるとすれば勇者に無理やりーーーーー
「無理やりなら、俺も何とかしたと思う。でもセリナは………凄く気持ち良さそうにしてて…………ゆ、勇者のモノを自分から………ねだって…………」
アルトの声が震えていた。表情は見ていられない程に痛々しく、普通の声量で喋っているのに、まるで耳を塞ぎたくなる様な悲痛な叫び声に聞こえる。
「セリナは…………勇者を選んだんだ」
その言葉はノエルの中に入り込み、ノエルの心に響き渡った。
ちょうどアルトが、ノエルの部屋の前を通り過ぎる瞬間だったのだ。
「ぁ…………」
目が合うアルトとノエル。そしてお互い、固まったまま見つめ合う。
(ア、アルト君………?え、何で?)
アルトは昨日、勇者の乗る馬車で勇者邸へと連れて行かれた筈だ。それなのに、何故ここに居るのだろうか。
まさか、もう帰って来たのだろうか?せっかく恋人に再会出来たのに?今日一日は一緒に居るものだと誰もが思っていた。
しかし、ふと考え直すノエル。それはあくまでアルトとセリナ二人の都合だ。聞いた話では勇者一行は魔王討伐に向けて、毎日壁外で戦闘訓練を行っているらしい。その大事な訓練を、アルトとセリナの為だけに中止には出来ないのかもしれない。
そして朝早く訓練に出かけたのだとしたら、必然的にアルトも帰って来ざるを得ない。まさか勇者邸で一人、セリナの帰りを待つ訳にはいかないだろう。
そう考えると、アルトが今この場に居る事自体は不思議ではない。むしろ、ノエルの疑問は別にあった。
お互い見つめ合っている筈なのに、何故かアルトの視線を感じないのだ。その目は何処か虚ろで、ノエルの瞳を通して別の何かを見ている様な錯覚を、他ならぬノエル自身にもたらす。
ノエルの知る限り、こんな目をしたアルトなど見た事が無い。急に心配になったノエルは、何とか声を絞り出してアルトを呼ぶ。
「ア……アルト君………?」
ノエルに名前を呼ばれると、スッと目に光が戻った。そして今は、ちゃんと視線が合っている。
「ああ………おはようノエル」
「お、おはよう………もうお昼だけど……」
「………そうなんだ。ごめん、時間が良く分からなくて」
会話をしていても、全く元気の無いアルト。自分も元気が無いのは自覚しているが、アルトのはそれ以上だ。声に覇気も抑揚も無い。
大好きなアルトなのに、まるで別の人物と会話している気さえする。
「あの………何かあったの……?」
「…………うん、まあ………」
今の今まで無表情だったのだが、ノエルが訊いた瞬間痛々しい表情を浮かべるアルト。すぐにごめんなさいと謝ろうとしたが、咄嗟に言葉を飲み込む。
今は謝るよりも先に、アルトを助けてあげる方が先決だ。と言っても話を聞いてあげる事しか出来ないし、そもそも話してくれるかどうかも分からないが、言うだけ言ってみようと内気なノエルにしては珍しく前向きな考えに至った。
「わ、わたしで良ければ………話してみて?」
「……………」
「ほ、ほら、誰かに話すだけでも少し気が紛れたりする事も………」
「……………」
全く返事を返さないアルトに、珍しく頑張ったノエルの心が萎んでゆく。
「えっと………よ、余計なお世話だったよね!ごめーーー」
「ノエルから見てさ、俺ってどんな男に見える?」
「ーーーーえ?」
ごめんなさいと謝って話を終わらせようとした瞬間、アルトが妙な質問をして来た。
どんな男かって、そんなの何もかも凄い、本当に凄いしか出て来ない素敵な男性だ。それを伝えようとした時、再びアルトが先に口を開く。
「話………聞いて貰ってもいい?ノエルには全然面白くない話なんだけど」
「う、うん!何でも話してみて!」
思わず大きな声を出してしまうノエル。もちろんアルトが話をしてくれる事が嬉しかったからなのだが、そのアルトには、こんなにも元気を無くしてしまう辛い何かがあったのだ。それを話してくれるからと喜ぶのは、人として最低だ。ノエルは自分を心の中で叱責し、戒める。
(アルト君はこんなに辛そうなのに………喜ぶなんて最低だよわたし………ちゃんとアルト君の話を聞いてあげなくちゃ)
そして二人で、廊下に設置されている長椅子に腰掛ける。この宿屋はアルト達みたいな若い冒険者や、ビリーやエリーゼの様に田舎から仕事を求めて出て来た若者が、長期で契約している客が大半を占める。なのでいつでも交流出来る様にと、宿屋のオーナー夫妻が歓談用にと設置した物で、他の階にも同様に置かれている。利用者も割と多く、昨日もノエル達が夕食から戻って来た時に、同じ階に住む冒険者の男女が楽しそうに談笑していた。
しかし今は誰も居ない。ちょうど昼時というのもあるが、そもそもこんな昼間に宿に残っている者の方が少ない。
冒険者達はギルドへ行ったり依頼を受けたりしているだろうし、冒険者では無い者達にしても、普通に仕事をしている様な時刻だ。実際、このフロアに残っているのはアルトとノエルの二人だけだった。
それが分かっているので、アルトも部屋では無くこの長椅子に腰掛けた。ノエルの部屋に男が押しかけるのも良くないし、ようやく部屋から出て来たのに、また自分の部屋に戻るのも憚られた。
知らない誰かに聞かせたい話では無いが、今なら誰も居ない。なのでこの長椅子はちょうど良かったのだ。
「俺にはさ…………恋人が居たんだ」
「……………うん」
アルト本人から聞かされる恋人の話。実際にアルトの口から『恋人』という単語が出ると、思った以上に辛かった。
でも、ちゃんと聞いてあげなくてはならない。例えばそれが、恋人と喧嘩をしたとか第三者が聞けばただの痴話喧嘩みたいな話だとしても、それでアルトが元気になるのであれば、きちんと最後まで聞いてあげたい。
「その恋人は今年、賢者の称号を授かって………俺の前から居なくなったんだ」
「…………うん」
知っている。エリーゼに聞いて全て知っている。アルトが王都を目指していた理由も、その恋人に会うためだったという事も全て知っているのだ。
「昨日さ、勇者の馬車が大通りを通った時………いても立ってもいられなくなって、気付いたときには走り出してたんだ」
「…………うん」
それはそうだろうとノエルは思う。手を伸ばせば届くような場所に、最愛の恋人が居るのだ。きっとアルトの立場なら同じ行動を起こす者は大勢居る。
「それでようやく恋人に………セリナに会えて………本当に嬉しかったんだ」
「…………うん」
嬉しかったのくだりで、アルトの声が凄く優しくなるのをノエルは感じた。そしてそれは確実にノエルの心を抉る。
それでも、それでも最後まで聞かなければ。それがどんなに自分にとって辛い話でも、それでアルトが元気になるのならーーーー
「俺さ………セリナと………した事無いんだ」
「……………え?」
突然話が変わってノエルは一瞬呆ける。した事が無いとは、一体何の事を言っているのだろうか。
「その………性行為。まだ誰とも………セリナともしてないんだ俺」
「…………嘘」
そんな馬鹿なと思う。だって二人は恋人同士で、しかも誰の目から見てもこれ以上に無いほどお似合い。そんな二人が未だに身体を重ねていないなど、驚愕の事実だった。
「直前までは行ったんだ。でもタイミングが悪くて………それで結局出来ず仕舞いで、セリナは勇者一行と一緒に村を出て行った」
「そう…………なんだ」
「うん。だからさ、次に会えたら今度こそって思ってて………気持ち悪いよね俺」
ふるふると首を横に振るノエル。気持ち悪くなど無い。そんなの当たり前の感情だし、そんなのが気持ち悪いのなら、自分は一体どうなるのか。
幼い頃から自分の気持ちの良い所を弄り、今なんか実の兄にアソコを愛撫されて絶頂し、好きでも無いビリーにも愛撫されて絶頂し、あまつさえ彼の男根を咥えたりもしている。
そのくせ、処女は好きな人ーーーー、アルトに捧げたいと願っているのだ。傍から見れば、こんなに気持ち悪い女など他に居ないだろう。
「でもさ………昨日見ちゃったんだ………」
「………見ちゃった?」
何を見たのだろうか。気になるノエルだが、じっとアルトの言葉を待った。そんなアルトは言い難そうにしていて、その表情は苦しげで深く沈んでいるのが分かる。正直、見ていられなかった。
「あの………言いたくないなら言わなくても…………」
「セリナと………勇者がしている所を」
「………………え?」
「セリナが………勇者に抱かれてたんだ」
「………………そんな…………え?」
頭が混乱するノエル。それは一体どういう事なのだろうか。
だって、セリナにはアルトという世界で一番素敵な恋人が居るではないか。確かに勇者は偉大な存在だが、それにしたってアルトという恋人が居ながら他の男に抱かれるなど、到底信じられない。あるとすれば勇者に無理やりーーーーー
「無理やりなら、俺も何とかしたと思う。でもセリナは………凄く気持ち良さそうにしてて…………ゆ、勇者のモノを自分から………ねだって…………」
アルトの声が震えていた。表情は見ていられない程に痛々しく、普通の声量で喋っているのに、まるで耳を塞ぎたくなる様な悲痛な叫び声に聞こえる。
「セリナは…………勇者を選んだんだ」
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