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聖女の章
50.サージャの感情※
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「サージャさん。おかしな質問をしてもよろしいですか?」
フィリアは常に訊いてみたいと思っていた質問をサージャにしてみる事にした。
「何?質問の内容にもよるけど」
「サージャさんは勇者様に『勇者の加護』を付与された時…………処女でしたか?」
「なっ…………」
見る見る顔が赤く染まっていくサージャ。口はパクパクと開いたり閉じたりしていて、目は見開いている。
こんなサージャを見るのは初めてで、フィリアは少し可笑しい気持ちになった。
「な、何て質問をするの……!?」
「ごめんなさい。ですが、サージャさんが剣聖になる以前に恋人の様な方がいらしたのだとしたら、既に経験済みだったのかと。そして、そういう方が居るのに生涯勇者様に仕える気なのかと思いまして」
あくまでフィリアの想像だが、おそらくサージャにそんな相手は居ない。居ないのが分かっていてこんな質問をしているのだ。
「………答えなくちゃ駄目なの?」
「いいえ。答えたく無いのでしたら無理に答えなくてよろしいですわ」
ニッコリと微笑むフィリアを見て、表情が引き攣るサージャ。きっと、フィリアは自分がちゃんと答えると分かっているのだ。
やはり、フィリアには敵わない。いつもいつの間にかフィリアのペースにハマってしまっていると、サージャは心の中で嘆息した。
「処女………だったわ。初めての相手がアリオンよ」
予想通りの答えが返って来た。しかし、フィリアが知りたいのはそこから先のサージャの感情。アリオンに処女を奪われ、彼を憎まなかったのだろうか。
「その時の勇者様をどう思いまして?憎んだりしなかったのですか?」
「そういう感情は湧かなかったわ。剣聖になる前にもフィリアの言う様な恋人なんて居なかったし、それ以前に好きな男性も居なかった」
「それでも、初めてはいつか誰かを好きになった時の為に………そう思うのが女性ではありませんか?」
「そうね、そう思うわ。でも今まで好きな男性なんて居なかったから、そういう考えがあまりピンと来ないの。これから先も誰かを好きになるかどうかも分からないし」
なるほど、自分やセリナとは全く違うパターンだとフィリアは納得する。誰かを好きになった事が無いから、好きな人に処女を捧げたいという思いもまた欠如していた。
「正直、今さらアリオン以外の男性に抱かれたいとも思わないし、逆にアリオンにならいつ抱かれてもいいと思ってる」
「それは………勇者様に対しての恋慕なのでは?」
「さっきも言ったけど、本当にそういうのじゃないの。別にアリオンがわたし以外の誰を好きになっても構わないし、将来誰かと添い遂げる事があれば、素直に祝福してあげられる。でもそういう相手が居ないのなら、せめてわたしだけは彼の傍に居てあげようと思うだけ」
何とも難しい感情だとフィリアは思った。確かに恋慕ではなさそうだが、好意的ではあるようだ。
「分かりました。不躾な質問をしてしまい、申し訳ありませんでした」
「いいわ。貴女もセリナも……きっとアリオンを憎んでいるんでしょうね。でもわたしはアリオンを嫌いにはなれないし、もちろん貴女の事もセリナの事もとても大事」
それはサージャの本心だろう。彼女は決して嘘はつかない。
「サージャさん………」
「せめて、魔王討伐まではみんなで協力しましょう。その為には、貴女が鍵になるわフィリア」
「わたくしが………鍵?」
「わたしでは……セリナを助けてあげられないもの。セリナを助けてあげられるのは、セリナの痛みが分かる貴女だけ」
ーー鏡で自分の顔を見ながら、サージャとの会話を思い出すフィリア。
サージャは言った。セリナを救えるのは貴女だけだと。
「わたくしだけがセリナを………」
正直、何度も諦めそうになった。毎日絶望の表情を浮かべ、泣くぐらいしか反応が無いセリナを前にして、やはり許嫁でなくては無理なのかと、何度も諦めかけた。
それがようやく二日ほど前から、セリナの表情に少しだけ変化が出て来た。そして今夜、一時的に夜伽から開放されたセリナ。今頃は、サージャがアリオンに抱かれているだろう。
しかしどうすれば良いのだろうか。せっかくゆっくりと休める夜に会いに行っても良いものだろうか。
今日は大丈夫なのにと、煩わしく思われないだろうか。
「それならそれでも………」
何と思われてもいい。お節介でも、煩わしいでも、鬱陶しいでも。何と思われようが、セリナを救えるのは自分だけなのだ。
「今さら何を躊躇しているのフィリア?」
鏡に映った自分の顔に叱咤するフィリア。こうしている間にも、セリナは寂しい思いをしているかもしれないのだ。ならば、今する事は一つだけ。
「セリナ………今行きますわ」
そしてフィリアは部屋を出た。愛しいセリナに元気をあげる為に。
ーー同時刻、勇者アリオンの私室では
「あっ、はっ、んんっ…………あっ、そこっ………ううっ!」
サージャの蜜に塗れた花弁に、アリオンの男根が飲み込まれている。アリオンはサージャの太ももを持ち上げ、何度も激しく腰を振った。その度に蜜に濡れた膣と陰茎が、クチュクチュと水音を響かせる。
「ははは………随分と感じているねサージャ」
「だって………んんっ!……久しぶりだったから……ああっ!そ、そこいいッ!!」
「相変わらず細くて引き締まった綺麗な身体だね。くっ………やはり君とは相性がいい」
膣内で抽挿を繰り返す度に、キュウキュウと陰茎を締め付けて来るサージャの膣壁。
もう数え切れないほどアリオンの陰茎を飲み込んだサージャの膣は、しっかりアリオンの陰茎の形を覚えている。全方向から彼に快楽をもたらすべく、ヒダが蠢きながら陰茎を締め付けた。
「はうっ!ああ、あっ……いやっ………ンンッ!!」
「はぁはぁ………気持ち良いよサージャ……早速だが射精しても……いいかい?」
「い、いいわ………あっ、ンン、き、来て………あぁ!」
小ぶりだが形が良く、張りのあるサージャの乳房が激しく揺れる。
最大まで硬く膨張したアリオンの男根が膣壁を擦り、久しぶりの絶頂感がサージャに押し寄せて来る。
「うっ……あっ……あああっ!も、もう………はうぅぅーーッ!!」
「イクよサージャ!久しぶりに受け取ってくれ!」
「ああああっ!!わ、わたしも………イクッ………ああ駄目ぇぇぇーーーッ!!」
ビュッビュッと膣内で放出されるアリオンの精液。陰茎がブルブルと震え、膣壁を刺激する。その瞬間、サージャは弓なりに仰け反り、身体をビクビクと震わせた。
「あああぁぁぁーーーーッ!!あうっ………はぁ………んんっ……………うぅッ…………」
久しぶりの絶頂で頭の中が真っ白になるサージャ。しばらくそのまま放心していたが、絶頂の余韻を感じながらふとフィリアの顔が頭をよぎった。
(頑張ってフィリア………セリナを救えるのは………)
彼女達にしてみれば、魔王よりも目の前の勇者の方がよほど憎むべき相手なのかもしれない。それでも、神から称号を与えられた以上はこのメンバーで魔王討伐を成功させなくてはならないのだ。
その後、しばらくしてアリオンが二回目を求め始めた。サージャは黙ってアリオンを受け入れ、彼からもたらされる快感に身を投じる。
それはこの夜、アリオンが三度果てるまで続いたのだったーーーーー
フィリアは常に訊いてみたいと思っていた質問をサージャにしてみる事にした。
「何?質問の内容にもよるけど」
「サージャさんは勇者様に『勇者の加護』を付与された時…………処女でしたか?」
「なっ…………」
見る見る顔が赤く染まっていくサージャ。口はパクパクと開いたり閉じたりしていて、目は見開いている。
こんなサージャを見るのは初めてで、フィリアは少し可笑しい気持ちになった。
「な、何て質問をするの……!?」
「ごめんなさい。ですが、サージャさんが剣聖になる以前に恋人の様な方がいらしたのだとしたら、既に経験済みだったのかと。そして、そういう方が居るのに生涯勇者様に仕える気なのかと思いまして」
あくまでフィリアの想像だが、おそらくサージャにそんな相手は居ない。居ないのが分かっていてこんな質問をしているのだ。
「………答えなくちゃ駄目なの?」
「いいえ。答えたく無いのでしたら無理に答えなくてよろしいですわ」
ニッコリと微笑むフィリアを見て、表情が引き攣るサージャ。きっと、フィリアは自分がちゃんと答えると分かっているのだ。
やはり、フィリアには敵わない。いつもいつの間にかフィリアのペースにハマってしまっていると、サージャは心の中で嘆息した。
「処女………だったわ。初めての相手がアリオンよ」
予想通りの答えが返って来た。しかし、フィリアが知りたいのはそこから先のサージャの感情。アリオンに処女を奪われ、彼を憎まなかったのだろうか。
「その時の勇者様をどう思いまして?憎んだりしなかったのですか?」
「そういう感情は湧かなかったわ。剣聖になる前にもフィリアの言う様な恋人なんて居なかったし、それ以前に好きな男性も居なかった」
「それでも、初めてはいつか誰かを好きになった時の為に………そう思うのが女性ではありませんか?」
「そうね、そう思うわ。でも今まで好きな男性なんて居なかったから、そういう考えがあまりピンと来ないの。これから先も誰かを好きになるかどうかも分からないし」
なるほど、自分やセリナとは全く違うパターンだとフィリアは納得する。誰かを好きになった事が無いから、好きな人に処女を捧げたいという思いもまた欠如していた。
「正直、今さらアリオン以外の男性に抱かれたいとも思わないし、逆にアリオンにならいつ抱かれてもいいと思ってる」
「それは………勇者様に対しての恋慕なのでは?」
「さっきも言ったけど、本当にそういうのじゃないの。別にアリオンがわたし以外の誰を好きになっても構わないし、将来誰かと添い遂げる事があれば、素直に祝福してあげられる。でもそういう相手が居ないのなら、せめてわたしだけは彼の傍に居てあげようと思うだけ」
何とも難しい感情だとフィリアは思った。確かに恋慕ではなさそうだが、好意的ではあるようだ。
「分かりました。不躾な質問をしてしまい、申し訳ありませんでした」
「いいわ。貴女もセリナも……きっとアリオンを憎んでいるんでしょうね。でもわたしはアリオンを嫌いにはなれないし、もちろん貴女の事もセリナの事もとても大事」
それはサージャの本心だろう。彼女は決して嘘はつかない。
「サージャさん………」
「せめて、魔王討伐まではみんなで協力しましょう。その為には、貴女が鍵になるわフィリア」
「わたくしが………鍵?」
「わたしでは……セリナを助けてあげられないもの。セリナを助けてあげられるのは、セリナの痛みが分かる貴女だけ」
ーー鏡で自分の顔を見ながら、サージャとの会話を思い出すフィリア。
サージャは言った。セリナを救えるのは貴女だけだと。
「わたくしだけがセリナを………」
正直、何度も諦めそうになった。毎日絶望の表情を浮かべ、泣くぐらいしか反応が無いセリナを前にして、やはり許嫁でなくては無理なのかと、何度も諦めかけた。
それがようやく二日ほど前から、セリナの表情に少しだけ変化が出て来た。そして今夜、一時的に夜伽から開放されたセリナ。今頃は、サージャがアリオンに抱かれているだろう。
しかしどうすれば良いのだろうか。せっかくゆっくりと休める夜に会いに行っても良いものだろうか。
今日は大丈夫なのにと、煩わしく思われないだろうか。
「それならそれでも………」
何と思われてもいい。お節介でも、煩わしいでも、鬱陶しいでも。何と思われようが、セリナを救えるのは自分だけなのだ。
「今さら何を躊躇しているのフィリア?」
鏡に映った自分の顔に叱咤するフィリア。こうしている間にも、セリナは寂しい思いをしているかもしれないのだ。ならば、今する事は一つだけ。
「セリナ………今行きますわ」
そしてフィリアは部屋を出た。愛しいセリナに元気をあげる為に。
ーー同時刻、勇者アリオンの私室では
「あっ、はっ、んんっ…………あっ、そこっ………ううっ!」
サージャの蜜に塗れた花弁に、アリオンの男根が飲み込まれている。アリオンはサージャの太ももを持ち上げ、何度も激しく腰を振った。その度に蜜に濡れた膣と陰茎が、クチュクチュと水音を響かせる。
「ははは………随分と感じているねサージャ」
「だって………んんっ!……久しぶりだったから……ああっ!そ、そこいいッ!!」
「相変わらず細くて引き締まった綺麗な身体だね。くっ………やはり君とは相性がいい」
膣内で抽挿を繰り返す度に、キュウキュウと陰茎を締め付けて来るサージャの膣壁。
もう数え切れないほどアリオンの陰茎を飲み込んだサージャの膣は、しっかりアリオンの陰茎の形を覚えている。全方向から彼に快楽をもたらすべく、ヒダが蠢きながら陰茎を締め付けた。
「はうっ!ああ、あっ……いやっ………ンンッ!!」
「はぁはぁ………気持ち良いよサージャ……早速だが射精しても……いいかい?」
「い、いいわ………あっ、ンン、き、来て………あぁ!」
小ぶりだが形が良く、張りのあるサージャの乳房が激しく揺れる。
最大まで硬く膨張したアリオンの男根が膣壁を擦り、久しぶりの絶頂感がサージャに押し寄せて来る。
「うっ……あっ……あああっ!も、もう………はうぅぅーーッ!!」
「イクよサージャ!久しぶりに受け取ってくれ!」
「ああああっ!!わ、わたしも………イクッ………ああ駄目ぇぇぇーーーッ!!」
ビュッビュッと膣内で放出されるアリオンの精液。陰茎がブルブルと震え、膣壁を刺激する。その瞬間、サージャは弓なりに仰け反り、身体をビクビクと震わせた。
「あああぁぁぁーーーーッ!!あうっ………はぁ………んんっ……………うぅッ…………」
久しぶりの絶頂で頭の中が真っ白になるサージャ。しばらくそのまま放心していたが、絶頂の余韻を感じながらふとフィリアの顔が頭をよぎった。
(頑張ってフィリア………セリナを救えるのは………)
彼女達にしてみれば、魔王よりも目の前の勇者の方がよほど憎むべき相手なのかもしれない。それでも、神から称号を与えられた以上はこのメンバーで魔王討伐を成功させなくてはならないのだ。
その後、しばらくしてアリオンが二回目を求め始めた。サージャは黙ってアリオンを受け入れ、彼からもたらされる快感に身を投じる。
それはこの夜、アリオンが三度果てるまで続いたのだったーーーーー
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