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賢者の章

37.乱れる※

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 この非現実な状況で、既に思考が麻痺していた。

 宿屋の狭い部屋に五人。その五人全員が、既に一糸纏わぬ姿になって、部屋の中には卑猥な水音が響いていた。


「あっ………はぁっ…………」


 レックの胸に背中を預ける様に膝の上に乗せられたエリーゼは、後ろから伸びるレックの手で丁寧に愛撫されている。
 左手で胸を揉みしだかれ、時に桃色の蕾を刺激される。


「ううっ………ああっ!!」


 右手はエリーゼの性器ヴァギナに伸びており、レックのゴツゴツした指で陰核クリトリスを刺激する。


「んっ!あああっ!はぁっ、いや………あっ……はぁっ!」
「大洪水だな」


 後ろからエリーゼの首に舌を這わせながら、胸と性器を同時に愛撫される。こんな愛撫は初めてで、エリーゼはいつもより強い快感を感じていた。


「あっ!あああっ!イッ………イクッ!!」
「おっと、まだ早いぞ」


 陰核を刺激していた指を止め、そのまま小さな花弁を開く。そしてソコに指をゆっくりと埋めていくと、熱くヌメヌメとしたエリーゼの膣がレックの指を飲み込んでいった。


「あああぁぁーーーーッッ!!」


 そのまま奥へと飲み込まれるレックのゴツゴツした指。そして、ある程度の所まで入った時、レックは指の先でエリーゼの膣内を刺激する。ソコはザラザラとしていて、エリーゼにかつて無い快感をもたらした。


「あああっ!!だ、駄目駄目!!いいぃぃーーーッ!!」
「気持ちいいだろ?人によっちゃあ、クリトリスよりも気持ちいいって………って聞いてないな」


 クイクイッと、エリーゼの所謂『Gスポット』を刺激するレック。レックの胸に体重をかけながら弓なりに仰け反るエリーゼ。


「いやあぁぁぁーーーーッ!!イクイクイクッ!!イッちゃうぅぅーーーーッ!!」


 次の瞬間、エリーゼの膣内から大量の体液が飛び出す。それは弧を描き、サリーの部屋の床に大きなシミを作った。


「あらあら………凄いわねエリーゼちゃん………んんふぅ………あむっ………」


 盛大に潮を噴いたエリーゼの横では、ベッドに座って足を開くノエル。そのノエルの股に顔を埋め、ノエルの性器ヴァギナに舌を這わすサリー。


「んんっ!あっ、あああっ!!」
「ふふ……んふっ………ノエルちゃんも……ふぅっ………びしょびしょよ……」
「あっ、はっ……あああっサ、サリーさん駄目………あああっ!!」


 エリーゼの喘ぎ声と、盛大な潮吹きを見て興奮したのか、ノエルの膣内からは大量の蜜が溢れ出す。それをサリーが丁寧に舐め取っていた。
 ベッドに上半身を乗せ、ノエルの太ももに手を掛けながらノエルを愛撫するサリーだが、下半身は床に足を付き、尻を後ろに突き出していた。その先にはーーーー


「はぁはぁはぁはぁ………い、挿入れますよサリーさん………」


 ビリーが、サリーの形の良い尻に手を掛け、最大に膨張した自らの陰茎ペニスを充てがう。


「あんっ、そこはお尻よビリー君………オマンコはもう少し下……………ふふっ、後ろから挿入れるのは初めて?」
「は、はい!す、すいません!えっと………この辺か………?」


 陰茎を下にズラすと、サリーの花弁にビリーの亀頭がピタッと吸い付く。そのまま、ビリーは腰を押し込んで行った。


「あああんっ!!ビリー君のが………あっ、入って………んんっ!!」
「うわっ………す、すげー気持ちいい………」


 ズブズブとサリーの膣内に飲み込まれて行くビリーの陰茎。ヌメヌメとしていて、熱い膣壁がビリーの陰茎を包み込んで来る。


「はあぁぁん!ビリー君の………凄く硬くて………あっ……んんっ………熱い………あああっ」


 堪らずに抽挿を始めるビリー。腰を動かす度に、サリーの膣内で陰茎が締め付けられる。


「くっ………サ、サリーさん……締め過ぎ………」
「んんっ……だって気持ち良くって………はぁっ………お、奥に届いてる………んふぁ…」


 そんなビリーとサリーの様子を、荒い呼吸を繰り返しながらエリーゼが見る。


「はぁはぁ………」
「そろそろ欲しくなったかエリーゼ?」


 レックがエリーゼの太ももに手を掛け、そのままエリーゼの身体を持ち上げる。やはり、冒険者だけあって力は強く、華奢なエリーゼ一人持ち上げるくらい訳ないらしい。

 レックはそのまま、自分の陰茎にエリーゼの性器を押し付ける。そのままゆっくりと、エリーゼの身体を沈めて行った。


「あああっ!!は、入って………んんっ!!」
「まだ半分だ。一気に行くぞ」


 そのままエリーゼの身体をストンと落とす。その瞬間エリーゼの一番奥へレックの陰茎が到達し、エリーゼはビクビクッと身体を震わせた。


「あっ、いやあぁぁーーーッ!!あああっ!んあぁぁーーーッ!!」
「何だ、挿入れただけでイッたのか?本当に感度のいい身体だな」


 ビリーよりも大きいレックの陰茎ペニス、それを挿入れられただけで絶頂へと達してしまった。


「あああっ………はぁはぁ………ううぅ………」


 あまりの快楽に涙が溢れて来るエリーゼ。初めてビリーと身体を重ねてから、まだたったのひと月。その間に、随分と変わってしまった自分の身体。

 いや、きっと変わった訳では無い。今までした事が無かったから知らなかっただけで、本当はこんなにも感じやすく濡れやすく、そしてイキやすい身体。
 性交による快楽が大好きで、もっともっとと、更なる快感を求めるこの身体。


「最高だなエリーゼ。男にとっちゃ最高だぜ」
「はぁはぁはぁ…………」


 それなら、アルトも求めてくれるだろうか?一度でもいいからアルトと出来れば、また求めてくれるだろうか?


「そろそろ動くぞ。多分、俺もそんなに長く持たん」


 エリーゼの細い腰に手を掛け、自身の腰を動かすレック。レックの大きくて硬い陰茎が、エリーゼの膣内で暴れ回る。


「ああっ!ああっ、んあぁぁーーー、はっ……あっ………いやああっ………んんっ!!」


 レックが腰を動かす度に揺れるエリーゼの程良い大きさの綺麗な双丘。レックはエリーゼの腰から手を離し、エリーゼの胸を手で包む。そして揉みしだきながら、更に早く腰を動かした。


「いやいやっ!!ああっ!はぁっ!ふあぁぁーーーッ!!」
「あーヤベッ………締め過ぎだエリーゼ………もう持たねぇ………」


 射精感が込み上げ、レックはフィニッシュへと向かう様に下から腰を打ち付ける。その度にエリーゼの一番深い所にレックの陰茎が届き、子宮をグイグイッと押し付ける。


「だめだめだめッ!!イクイクッ!!あああぁぁーーーーーーッ!!」
「俺も……イクぞ!中に射精すぞエリーゼ!!」
「あああっ駄目………んあぁぁーーー!!そ、外に………あああッイクッ!そ、外に出し………て……、あああぁぁぁーーーーーッ!!」


 エリーゼの言葉を聞かずに中に放出するレック。膣内でレックの陰茎がビクビクと震え、エリーゼに更なる快感を与える。そして同時に、初めて感じる中で射精されている感覚に子宮が震え、エリーゼの頭は真っ白になる。そのままビクンビクンッと、レックと繋がったままエリーゼの華奢な身体が大きく跳ねた。


「はあぁぁぁーーーーッ!!ううっ!!んあぁぁーーーッ!!あっ、あっ、あああっ」


 何度も跳ねるエリーゼの身体。絶頂の後にまた来る絶頂。その快楽に耐えかねたのか、エリーゼはそのまま気を失った。


「あっ………んんっ……レックったら………はっ………や、やりすぎ………あああっいいッ!!」


 後ろからビリーに突かれながら、横目でレックとエリーゼの行為を見ていたサリー。先ほどまでノエルの性器を愛撫していたのだが、既にノエルは絶頂を迎えてぐったりとしている。
 エリーゼの声がノエルをいつもよりも興奮させ、愛液を溢れさせながら呆気なく絶頂に達した。


「サリーさん……俺………もう………ううっ」
「い、いいわよ………あああっ……イッてビリー君………んんっ!!」


 サリーと繋がる前に既に二度放出していたビリー。お陰でいつもよりも長く持ったが、絡みつく様なサリーの膣内ではそれも限界だった。


「あああイクッ!イキますよサリーさん!」
「んんっ!な、中に……中に出してビリー君………あああっ!!」
「え!?いいんですか!?あああっ射精る!!うわあぁぁぁーーーーッ!!」


 三度目の射精をサリーの中でするビリー。もちろん初めての膣内での射精だが、そのあまりの気持ち良さに、陰茎だけではなく身体全体がブルッと震える。


「はぁぁぁーーッ!!ヤベッ、めっちゃ気持ちいい!!」
「あああっ出てる………ンンッ!!ビリー君の熱いのが………はああっ」


 既に射精を終えたのに、まだ腰を動かしすビリー。この気持ち良さの余韻を、ギリギリまで体験していたい。そんな思いから何度も腰を振る。
 そして、ようやく満足したのか、ゆっくりと腰を引いて陰茎を抜く。

 
「はぁはぁはぁはぁ………」
「ああっ……はぁはぁ…………ふふっ、良かったわよビリー君………凄く熱い………」


 ビリーもエリーゼも、いつもとは全く違う大人の性交を経験し、更に快楽の虜になるのだったーーーーー




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