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賢者の章
閑話.秘密基地にて3
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村全体で宴会が開かれている今宵、人知れず生まれて初めての情事を終えたビリーとエリーゼは、それからしばらく藁を敷き詰めたベッドで脱力する様に転がっていた。
「はは………しちゃったな俺達」
「うん…………」
「俺で………本当に良かったのか?」
「………今さらそれ聞くの?」
「あ、いや…………エリーゼ気持ち良くなれたみたいだから良かったよ!」
「………………………馬鹿」
クスッと笑うエリーゼ。今日の今日まで何とも思っていなかった筈のビリーなのに、何故か今は凄く愛おしい。
出来れば…………この先も一緒に………そう思っていると、ビリーから思ってもいなかった言葉が飛び出した。
「なぁエリーゼ。俺と一緒に、村を出ないか?」
「…………………え?」
それはあまりにも唐突過ぎて、エリーゼは言葉を失った。
「ほら、俺の授かった称号”鍛冶師”だろ?それだと、この村で一生食ってくのは………無理だと思わないか?」
ウルスス村の人口は子供も合わせて約百人程。確かにその人口相手に鍛冶屋を開いた所で、ほとんど稼ぎなど無い。
「まあ………ちょっとキツいかな………?」
「だからさ、村を出て大きな街に行こうと思うんだ。それで………良かったらエリーゼも一緒に来ないかなって」
何故だろう。こうしてビリーに誘われるのが凄く嬉しい。身体を重ねる前までは、何とも思っていなかった相手なのに。
「んん…………まあ、わたしの称号も”会計士”だしね………確かにこの村で働くのは少し………ってか結構厳しいけど」
「だろ!?だからさ、俺と一緒に鍛冶屋をやらないか!?会計士のエリーゼが居てくれれば怖いもの無しだぜ!!」
キラキラと瞳を輝かせるビリー。そんなビリーが可愛くて、そして何故か頼もしく見えて、エリーゼは頬を少し染めた。
「あはは、相変わらず調子いいんだから」
「それが俺だからな!!」
そして二人して大声で笑い合う。もう、エリーゼの答えは決まっていた。
「それにほら、アルトの奴も絶対ウルスス村を出てくぜ。あいつ、ずっと冒険者になるのが夢だったし」
「え…………アルト………?」
アルトも村を出る。そして”賢者”の称号を授かったセリナも、当然村を出て行くだろう。
今まで何故か考えもしなかったが、あの二人、これからどうなるのだろう。
誰の目から見てもお似合いの二人。本人達は言わないが、おそらく恋人同士の二人。
将来は当たり前のように結婚するのだと、誰もが疑っていなかったが、セリナの授かった称号で少し事情が変わってきた。
「そうそう!多分遅かれ早かれあいつも村を出ると思うんだ。だから俺達もーーーー」
そう言えば、アルトのセリナももう………したのだろうか?今日の自分達みたいにあの二人も。
あのセリナが………あのあり得ないぐらいの美少女も、先ほどの自分と同じ様に………嬌声を上げたのだろうか?アルトの…………性器で激しく突かれてーーーー
ジワッと、エリーゼの膣内で愛液が分泌される。身体は熱くなり、胸は切なさに押しつぶされそうになる。
どうして?もう……アルトの事は諦めた筈なのに。
ビリーに抱かれて、彼の優しさに触れて、彼の温もりを知って、ビリーを想い始めていたのに。それなのにまだ自分はーーーーー
「おい、聞いてるかエリーゼ?」
ビリーに声を掛けられて、ハッと我にかえるエリーゼ。
「あ、うん。えっと………何だっけ……?」
はぁっと脱力するビリー。エリーゼは無理やり笑顔を浮かべて「ごめんごめん」と陽気にビリーの肩を叩く。
「だからさ、アルトが村を出る時に、あいつに着いて行かないかって」
「…………え?」
アルトに………着いて行く?アルトと一緒に村を出る………?
アルトと…………一緒に…………。
「どうだ?悪くない案だろ?」
「う、うん………で、でもほら、アルトが何て言うか…………」
「あっはっは!大丈夫だって!俺とあいつは親友だからさ!」
それの何が大丈夫なのだろうかと思ったエリーゼだが、あえて口には出さない。
「それにあいつも、一人で村を出るなんて寂しい筈だしさ!絶対オーケーしてくれるって!」
「え…………一人………?」
どういう事だろうとエリーゼは目を白黒させる。
てっきり、アルトはセリナと同じタイミングで村を出るものだと思っていた。
「さっき宴会で村長と司祭様が話してるのチラッ聞いたんだけど、なんでも一週間ぐらいでエリーゼを迎えに来るらしいんだ」
「迎えにって………誰が?」
「勇者様」
大きく目を見開くエリーゼ。まさか勇者が直々にこんな田舎の村に来るなど、想像すらしていなかった。
なので、きっとアルトがセリナを勇者の住む王都まで送っていくのだと、そう思っていたのだ。
「で、でも、勇者様にくっついてアルトも一緒に行くのかも………」
「いやいやあり得ないって!セリナは賢者だから勇者様と一緒に行くのは当然だけど、アルトはただの田舎の村人だぜ?一緒に行ける訳ないから」
確かに、そう言われるとそうかもと思うエリーゼ。
セリナはこれから魔王を倒し、世界を救う為に旅立つ未来の英雄。
一方のアルトは、田舎出身の新米剣士。肩書だけ見ると、まるで釣り合わない二人。しかし、だからと言ってアルトとセリナはーーーー
「多分アルトの奴、しばらく村で修行してから出発すると思うんだ。だから俺達はその日までに準備を整えて、その日が来たら三人で村を出ようぜ!」
聞けば聞くほど、ビリーの言う通りに事が運ぶのではと思うエリーゼは、心がざわめき出す。
(アルト………わたし………一緒に行ってもいいの?)
つい先ほどまで、ようやくアルトの事が忘れられそうだと思っていた。
ビリーに抱かれて、彼に惹かれ始めていた。それなのに自分はまだ、心の奥底ではーーーーー
「ねぇビリー」
「ん?」
「………もう一回………しよっか」
「……………へ!?」
このままでは、またアルトに気持ちが戻ってしまう。
また、アルトの事を諦められなくなる。
そうなる前に、この気持ちを上書きしたい。
ビリーに抱かれて、また気持ち良くなって、アルトの事を頭から追い出したい。そうしないとーーーーーセリナに悪いから。
「ね………もう一回………」
エリーゼのすべすべとした手が、ビリーの陰茎を優しく握る。それだけで、ムクムクとエリーゼの手の中で大きくなっていった。
「い、いいんだな?」
「うん。さっきよりも………わたしを気持ち良させて」
そして二人は再び身体を重ね合った。
初恋の男の子アルト。彼を忘れる為にビリーを利用している様で、エリーゼは少し申し訳無い気持ちになったが、その分ビリーの事をもっと好きになる努力をしよう。
そう決心しながら、エリーゼは再びビリーを受け入れたのだった。
「はは………しちゃったな俺達」
「うん…………」
「俺で………本当に良かったのか?」
「………今さらそれ聞くの?」
「あ、いや…………エリーゼ気持ち良くなれたみたいだから良かったよ!」
「………………………馬鹿」
クスッと笑うエリーゼ。今日の今日まで何とも思っていなかった筈のビリーなのに、何故か今は凄く愛おしい。
出来れば…………この先も一緒に………そう思っていると、ビリーから思ってもいなかった言葉が飛び出した。
「なぁエリーゼ。俺と一緒に、村を出ないか?」
「…………………え?」
それはあまりにも唐突過ぎて、エリーゼは言葉を失った。
「ほら、俺の授かった称号”鍛冶師”だろ?それだと、この村で一生食ってくのは………無理だと思わないか?」
ウルスス村の人口は子供も合わせて約百人程。確かにその人口相手に鍛冶屋を開いた所で、ほとんど稼ぎなど無い。
「まあ………ちょっとキツいかな………?」
「だからさ、村を出て大きな街に行こうと思うんだ。それで………良かったらエリーゼも一緒に来ないかなって」
何故だろう。こうしてビリーに誘われるのが凄く嬉しい。身体を重ねる前までは、何とも思っていなかった相手なのに。
「んん…………まあ、わたしの称号も”会計士”だしね………確かにこの村で働くのは少し………ってか結構厳しいけど」
「だろ!?だからさ、俺と一緒に鍛冶屋をやらないか!?会計士のエリーゼが居てくれれば怖いもの無しだぜ!!」
キラキラと瞳を輝かせるビリー。そんなビリーが可愛くて、そして何故か頼もしく見えて、エリーゼは頬を少し染めた。
「あはは、相変わらず調子いいんだから」
「それが俺だからな!!」
そして二人して大声で笑い合う。もう、エリーゼの答えは決まっていた。
「それにほら、アルトの奴も絶対ウルスス村を出てくぜ。あいつ、ずっと冒険者になるのが夢だったし」
「え…………アルト………?」
アルトも村を出る。そして”賢者”の称号を授かったセリナも、当然村を出て行くだろう。
今まで何故か考えもしなかったが、あの二人、これからどうなるのだろう。
誰の目から見てもお似合いの二人。本人達は言わないが、おそらく恋人同士の二人。
将来は当たり前のように結婚するのだと、誰もが疑っていなかったが、セリナの授かった称号で少し事情が変わってきた。
「そうそう!多分遅かれ早かれあいつも村を出ると思うんだ。だから俺達もーーーー」
そう言えば、アルトのセリナももう………したのだろうか?今日の自分達みたいにあの二人も。
あのセリナが………あのあり得ないぐらいの美少女も、先ほどの自分と同じ様に………嬌声を上げたのだろうか?アルトの…………性器で激しく突かれてーーーー
ジワッと、エリーゼの膣内で愛液が分泌される。身体は熱くなり、胸は切なさに押しつぶされそうになる。
どうして?もう……アルトの事は諦めた筈なのに。
ビリーに抱かれて、彼の優しさに触れて、彼の温もりを知って、ビリーを想い始めていたのに。それなのにまだ自分はーーーーー
「おい、聞いてるかエリーゼ?」
ビリーに声を掛けられて、ハッと我にかえるエリーゼ。
「あ、うん。えっと………何だっけ……?」
はぁっと脱力するビリー。エリーゼは無理やり笑顔を浮かべて「ごめんごめん」と陽気にビリーの肩を叩く。
「だからさ、アルトが村を出る時に、あいつに着いて行かないかって」
「…………え?」
アルトに………着いて行く?アルトと一緒に村を出る………?
アルトと…………一緒に…………。
「どうだ?悪くない案だろ?」
「う、うん………で、でもほら、アルトが何て言うか…………」
「あっはっは!大丈夫だって!俺とあいつは親友だからさ!」
それの何が大丈夫なのだろうかと思ったエリーゼだが、あえて口には出さない。
「それにあいつも、一人で村を出るなんて寂しい筈だしさ!絶対オーケーしてくれるって!」
「え…………一人………?」
どういう事だろうとエリーゼは目を白黒させる。
てっきり、アルトはセリナと同じタイミングで村を出るものだと思っていた。
「さっき宴会で村長と司祭様が話してるのチラッ聞いたんだけど、なんでも一週間ぐらいでエリーゼを迎えに来るらしいんだ」
「迎えにって………誰が?」
「勇者様」
大きく目を見開くエリーゼ。まさか勇者が直々にこんな田舎の村に来るなど、想像すらしていなかった。
なので、きっとアルトがセリナを勇者の住む王都まで送っていくのだと、そう思っていたのだ。
「で、でも、勇者様にくっついてアルトも一緒に行くのかも………」
「いやいやあり得ないって!セリナは賢者だから勇者様と一緒に行くのは当然だけど、アルトはただの田舎の村人だぜ?一緒に行ける訳ないから」
確かに、そう言われるとそうかもと思うエリーゼ。
セリナはこれから魔王を倒し、世界を救う為に旅立つ未来の英雄。
一方のアルトは、田舎出身の新米剣士。肩書だけ見ると、まるで釣り合わない二人。しかし、だからと言ってアルトとセリナはーーーー
「多分アルトの奴、しばらく村で修行してから出発すると思うんだ。だから俺達はその日までに準備を整えて、その日が来たら三人で村を出ようぜ!」
聞けば聞くほど、ビリーの言う通りに事が運ぶのではと思うエリーゼは、心がざわめき出す。
(アルト………わたし………一緒に行ってもいいの?)
つい先ほどまで、ようやくアルトの事が忘れられそうだと思っていた。
ビリーに抱かれて、彼に惹かれ始めていた。それなのに自分はまだ、心の奥底ではーーーーー
「ねぇビリー」
「ん?」
「………もう一回………しよっか」
「……………へ!?」
このままでは、またアルトに気持ちが戻ってしまう。
また、アルトの事を諦められなくなる。
そうなる前に、この気持ちを上書きしたい。
ビリーに抱かれて、また気持ち良くなって、アルトの事を頭から追い出したい。そうしないとーーーーーセリナに悪いから。
「ね………もう一回………」
エリーゼのすべすべとした手が、ビリーの陰茎を優しく握る。それだけで、ムクムクとエリーゼの手の中で大きくなっていった。
「い、いいんだな?」
「うん。さっきよりも………わたしを気持ち良させて」
そして二人は再び身体を重ね合った。
初恋の男の子アルト。彼を忘れる為にビリーを利用している様で、エリーゼは少し申し訳無い気持ちになったが、その分ビリーの事をもっと好きになる努力をしよう。
そう決心しながら、エリーゼは再びビリーを受け入れたのだった。
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