世界で一番美少女な許嫁が勇者に寝取られた新米剣士の受難な日々

綾瀬 猫

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賢者の章

閑話.秘密基地にて2※

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 エリーゼの水色の下着を脱がせたビリーの目に飛び込んで来たのはーーーーー


 ふっくらとした恥丘の上に、綺麗に一直線に生える陰毛。うぶ毛と呼ぶよりはもう少ししっかりと生えているが、それはまだ柔らかくそして薄い。

 そこから性器ヴァギナへと視線を下げると、直ぐに目に入るのは膨張した陰核クリトリス。本来はもっと小さな筈のその蕾は、先ほどのビリーの愛撫で膨張し、周りの皮を押し退ける様にして顔を覗かせている。

 そしてエリーゼの膣内を守る陰唇は既に半分ほど開き、薄桃色の綺麗な膣内部からは、エリーゼの中で分泌された甘い蜜が、トロトロと溢れ出して、体外へと流れ出しそうになっていた。


「すげぇ………エリーゼのおまんこ……濡れてる………」
「ちょっ……!そういう事言わないで……!」


 知ってはいても、言う機会も聞く機会も無い単語を聞かされた十五歳の少女は、それだけで恥ずかしさが込み上げて来る。
 今のビリーの言葉を聞いただけで、更に膣内で蜜が分泌された。それがビリーの鼻腔をくすぐり、ビリーは更なる興奮状態へと至る。


「はぁはぁ……エリーゼ、いいよな?」


 自分の陰茎ペニスをエリーゼの入り口に充てがうビリー。


「ん………ゆっくり……ね……」


 本来なら、経験の無いエリーゼの性器はもっとじっくりと愛撫し、挿入後の抽挿の際に痛みを和らげる愛液をもっと分泌させるべきなのだが、既にビリーの理性が限界だった。

 初めて見る女性の性器。そこは想像していたよりも少し形は違ったが、それが何故か惹き付けられる。
 神聖なその場所には甘い蜜が滴り、理性を保とうとしても激しくかき乱される。

 ここに挿入れたい。早く挿入れたい。ビリーの頭の中はその思い一色に染まっていた。

 そしてーーーー、ビリーは腰を沈めて行く。


「ん………んん…………」


 少しずつ、エリーゼの膣内へと侵入するビリーの陰茎だが、エリーゼの膣壁がそれを押し出そうとする。


「くっ………きっつ…………」


 それでも少しずつ、奥へと進むビリー。二人にとって幸運だったのは、エリーゼが他の少女よりも感じやすく、濡れやすい体質だった事。

 ビリーがエリーゼに対して行った前戯と言えば、首筋から舌を這わせ、乳首を刺激し、下着の上から陰核を押し込んだだけ。
 たったそれだけでエリーゼは絶頂まで昇り詰め、結構な量の蜜を分泌させた。

 その蜜のお陰で、エリーゼはさほど痛がる事も無くビリーを受け入れられていた。
 そしてエリーゼにとって、女性にとって処女の証である膜にビリーの陰茎が辿り着いた。


「んん………少しだけ………痛い………」
「大丈夫か?我慢出来そうか?」


 ビリーの言葉に少し驚くエリーゼ。いつもお調子者のビリーの口から、そんなこちらを労るいたわ様な言葉が聞けるなんて思っていなかった。
 きっと理性の赴くままに、最後まで自分のペースで進むのだろうと思っていたのだ。


「うん………優しく……お願い…………」


 熱を帯びた、少し潤んだ瞳で懇願されたビリーは、エリーゼへの愛しさが急に込み上げて来る。

 ビリーとて、超絶的な美少女のセリナに恋心を抱かなかった訳では無い。
 しかしビリーにとって、セリナは高嶺の花過ぎた。自分の様な普通の顔をした男と、まるで物語の中から飛び出して来た様な美少女のセリナが、どうして釣り合うだろうか。
 
 それに、セリナにはアルトが居た。村の少女達は皆、アルトに想いを寄せていたが、あのセリナもその一人。
 アルトとセリナは、誰の目から見ても悔しいぐらいにお似合いだった。


 同じ様に自分の恋を諦めていたエリーゼとは、昔から良く気が合った。
 同じ歳でアルト、セリナを含めた四人でいつも一緒に居たし、エリーゼの勝気で物怖じしない性格はビリーも気に入っていた。
 しかし、それは決して恋心だった訳では無い。だから、まさかエリーゼとこんな関係になるなんて、思ってもみなかった。

 それはエリーゼも同じで、別にビリーに恋心を抱いていた訳では無い。
 ビリーに求められて正直戸惑ったが、嫌な気はしなかった。
 別に好きでは無いが、嫌いな訳でも無い。誰でも良かった訳でも無いし、ビリーじゃなきゃ駄目だった訳でも無い。

 でも結局、エリーゼはビリーを受け入れた。特に断る理由も無かったし、この先この村で、かつてアルトに抱いた程の恋心を誰かに抱く自分を想像出来なかった。
 
 もしかしたら、これをきっかけにビリーの事を好きになるかもしれない。その時はーーーーー、ビリーにも自分を好きになって貰いたいなと、そう考えていた時……………不意にビリーの陰茎がエリーゼの処女膜を破った。


「あ、ああああ……っ!!」


 ビリーの首に手を回すエリーゼ。ベッドに手を付いて自分の体重を支えていたビリーも、エリーゼの背中に腕を回してエリーゼを抱き締める。そして耳元で呟いた。


「だ、大丈夫かエリーゼ?………痛かったか?」
「ううん、思っていたより平気だった。あはは……ビリーが上手いのかな……?」


 そんな風に言われ、嬉しくなるビリー。ますますエリーゼへの愛しさが強くなる。
 

「動いていいか?あ、やっぱりもう少し休んだ方がいいか……?」


 その言葉に思わずクスッと笑うエリーゼ。きっと、今すぐに動きたいのだろう。でもそれを我慢して、気遣ってくれているのだ。それが何だかビリーらしくなくて可笑しく、そして可愛かった。


「もう平気だよ。動いてビリー」
「そ、そうか?じゃあ…………」


 ゆっくりと腰を動かし始めるビリー。挿入れる時はビリーの性器を押し出そうとしていたエリーゼの膣壁は、今はビリーの性器を包み込む様にギュッの吸い付いてくる。
 それがあまりにも気持ち良すぎて、ビリーは一瞬で射精しそうになるのを必死で堪えた。


「うわっ……すげぇこれ………気持ち良すぎ」


 射精を堪えつつ挿入した陰茎の抽挿を続けるビリー。エリーゼも今まで感じた事の無い快楽に、声を抑えられない。


「あっ……んっ……ああ!…………いい……気持ち………あんっ………気持ちいいっ………」


 ヂュプヂュプと、湿り気のある音が小屋の中に響き渡る。
 自分の性器から出ている事に羞恥心を覚えるエリーゼだが、常に襲って来る快楽の方が大き過ぎて、結局羞恥心は意識の外に追い出される。
 

 エリーゼを抱き締めながら陰茎ペニスの抽挿を繰り返していたビリーだが、一度体制を起こす。そして再び腰を動かし始め、同時に自由になった両手でエリーゼの桃色の乳首を摘んだ。
 

「ああっ!ちょっと待っ………それ…駄目ーーーッ!!あんっ……ああああーーーっ!!」


 その瞬間、絶えずエリーゼに押し寄せていた快楽の波が、更なる高波となって押し寄せた。
 頭は痺れ、目はチカチカとし、意識が飛びそうになる程の快楽がエリーゼの身を焦がす。


「あっ、あっ……んん!!あんっ!いやっ………あああーーーッッ!!」
「エ、エリーゼ………俺もう……出そうだ!」


 既にビリーも限界だった。このまま本能の赴くまま、エリーゼの温かい体内に全てを放出したいが、僅かに残った理性がそれは駄目だと自分を止める。


「そ………外に………外に出してぇ………ッ!あっ、あっ、んんーーーーッ!!」


 フィニッシュを迎える為に、ビリーは激しく腰を打ち付ける。パンパンと音がなる度にエリーゼの膣壁を刺激するビリーの陰茎。
 透明だったエリーゼの愛液は、いつしか白濁した愛液への変わり、ビリーの陰茎にまとわり付きながら体外へと送り出される。


「だ、出すぞエリーゼ!ああああああああ!!」
「わ、わたしももう………駄目ぇぇぇーーーッ!!あっ、あああああーーーッ!!いやぁぁぁぁーーーーーッ!!」


 射精するギリギリの所でエリーゼの膣内から陰茎ペニスを抜くビリー。その瞬間、もの凄い量のビリーの白い体液が、ビュッビュッとエリーゼの身体に降り注いだ。


「あ………ああああ…………ッ!!」


 そしてエリーゼも、身体を激しく痙攣させる。痙攣の勢いで腰は何度も上下し、身体が弓なりに仰け反る。
 そして、膣内から透明な液体がビュルビュルと放出された。


「エ、エリーゼ!?」
「駄目!見ないでッ!!」


 オーガズムに達したエリーゼは、快楽のあまり体液を放出してしまった。それは本人にしてみればこれ以上無い恥ずかしい光景なのだが、逆に言うとそれ程の快楽をビリーがエリーゼに与えたという事実。

 何はともあれこの日ビリーとエリーゼは、人知れず初体験を済ませた。
 最も、途中までアルトとセリナに覗かれていた事など、二人は知る由もなかった。





  
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