ロマの王

いみじき

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「そうねえ、無謀かもしれない。だけどもう、ヴィーヴィーが泣く姿は見たくないのよ」

 クラライアはテスラ・チェスをしていた。即位する者の恒例行事、あるいは通過儀礼といったところか。超AIが相手では敗北が決まっているようなものだが、超AI相手にどこまで足掻けるか、がテストなのだろう。クラライアは気楽に楽しんでいた。

 超AIエヴデルタ。最初期の超AIで宇宙に残ることを決意した惟一の存在であり、皇帝権限により相談役を受け付けている。だからといって皇帝の命令を聞く立場にはなく、あくまで対等の関係にあった。

 じきに死後大皇である父の葬儀が行われる。各星系の王、皇子、その伴侶が皇星に集う。こんな機会はまたとない。

 ヴィーヴィーと離婚することだけが不満だが、彼女と縁が切れる訳ではない。次世代の皇子を産むために各星系の王子と婚姻しなければならないが、ヴィーヴィーを手元に置けるならば、やぶさかではなかった。それもまだ先の話で、今の兄弟たちには現役でいて貰わねばならない。

 クラライアはチェスの駒を指で挟み、一手進める。

「チェックメイトよ、あたしのね」



***



 皇星に来るのは三度目になる。

 一般人は皇星にある中央ステーションにしか行かないもんなんだけどな。交通の要だから。なぜかあっちには行ったことがない。

 皇族用のステーションを降りたら、なぜか笑顔のアジャラ皇子が出迎えてくれた。

「ロマの後継になったんだってな、クロネ! 結婚しよう!」

 なんでそんなに俺に拘るんですか……

「俺の前でクロネを口説くとは良い度胸である」

「蛍、よせよ」

「なんだ! 家族になったとは聞いたが、伴侶とは聞いてないぞ。だから俺が求婚しても問題ないはずだ!!」

「よーし、お前ら面白いから戦れ。決闘は皇族の華だ」

「で、で、で、デオルカン皇子……焚き付けないでください。じきに葬儀でしょう!?」

 皇族は人類の理想モデルとして誕生するので、何の分野であっても一般人に負けてはならないという暗黙の了解がある。仮に決闘で殺害されたとしても罪に問われないのだとか。

 しかし、当然ながら俺が心配してるのはアジャラ皇子じゃない。

 アジャラ皇子は強いんだ。デオルカン皇子とあれだけ対等にやりあえる時点でもう凄い。少なくともクレオディスはアジャラ皇子の足元にも及ばない。咲也さんがどうかは知らないけど……

 蛍にもしものことがあったら……!

 と思った瞬間、蛍がアジャラ皇子の手を引いて足を踏み、顎に掌底を食らわせた。アジャラ皇子、一発KO。うっそだろ!?

「潜在能力は俺より遥かに上だが、まだまだ若いのに負けるほど衰えておらんよ」

 皇族をあっさり倒した元囚人兵は少し乱れた着衣を整える程度。ほ……ほたるかっけぇええ!

「蛍すごい! オトにも教えて」

「えっ、葛王子はあのくらい出来ると思ってた……」

「オトは体術はあんまりだなー。ひととおりは出来るけど、シノノメたちにはフォロワーの戦い方を主に教わった」

 そうだよな。怪物と言っても16歳。何でもかんでも習得してる訳がない。

 と、シヴァロマ皇子と志摩王子がやってきた。

「よう、久しぶり」

「直接会うのはほんと久しぶり」

「オトはたまに志摩に遊びに行ってたー」

「シヴァロマ皇子もお久しぶりです」

「ああ」

 シヴァロマ皇子、葬儀の前だけど幸せそう。いや、別に皇帝陛下に一物あったわけじゃなくて、志摩王子と一緒にいるから。

 二人共忙しくて滅多に会えない夫婦だったんだよな。トレードマークの煮詰めたような眉間の皺がない。

 シヴァロマ皇子、前から皇族やめたいとまで言ってたらしくて、不信任は本人的には渡りに船だったみたい。

 こっちはシヴァロマ皇子が皇軍警察やめちゃってけっこう困ってるんだけどな。

 さて、本来なら一人ひとりに宮殿ひとつ与えられるんだが、あちらの配慮で同じ宮殿に集うことになった。

 陛下の葬儀前だけど久々に三人で薄い本広げて大はしゃぎ。俺が圏外に行っちゃったからさ、実本は入手できなくて……!

「鷹蛍の新刊! 買っといてくれたんだ、ありがとう志摩王子」

「クロネはまだ鷹蛍読むのかー」

 葛王子が不思議そうにしてる。葛王子は同担拒否だからな。鷹蛍は鷹蛍でいいんだよ。ファンタジーなんだよ。実際の蛍は俺のモンペで、鷹鶴は咲也さんラブだけど、これはこれで美味しいんだよ。

 ロマ若と、最近増えたデオ葛と、蛍黒の好きな作家さんの本も読んで幸せ満杯。

 ちなみにその間、蛍はずっと俺の椅子だった。

 というか後ろから抱えられてた。俺が嬉しそうにしてるのを「かわゆいかわゆい」と髪に頬ずりして喜んでる。

「クロは図太くなったな」

 志摩王子に感心されてしまった。これくらい慣れないと蛍とはやってけねえから。

 ただ、志摩王子にフォト撮られて仮想次元に流された。蛍に抱えられながら俺が鷹蛍本読んで鼻すすってるというシュール極まる図……保存数が億超えしてたんだがどういうことなんだよ。蛍が写ってるからか? プライベートフォト珍しいもんな、蛍。

「夢を壊すようで悪いが、これほど格好いい鷹鶴は終ぞ見たことがない」

 でしょうね!

 薄い本の鷹鶴は俺たちの知らない人です。

 葬儀の段取りは複雑すぎて分からんけど、皇族だけの葬儀を数日経た後に俺たちが参列することになる。何週間も葬儀が続いて、ひとつき宇宙が喪に服す。

 黒のロマ軍服にマントを巻いて、蛍の後ろをついてくだけ。巨大なカテドラル風の荘厳な建物に入り、幾つもの彫像が入り乱れる中央の下、緻密な細工の施された棺が安置されている。

 大楽隊が奏でる沈痛な音楽をバックに、進行役が奏上する亡き陛下への謝辞の奏上、陛下の功績などを読み上げる。不謹慎ながら、こういうステージのようで感動した。

 現代は宗教活動が禁止されてるんだ。宗教自体は認められてるけど、宣教や大勢を集めての儀式は許されてない。なんでかっていうと、宗教を理由に徒党を組んで戦争する奴が絶えないから。

 宗教自体はいいもんだが、宗教を扱う人間ってのは始末に負えない。

 おかげで一般人がこういう儀式を目にする機会は殆どないんだ。自重しろよ先人。

 送別式が終わり、陛下の棺は明日まで皇居に置かれ、明朝に皇室霊廟に送られるらしい。

 葬儀後は会食となる。故人の話を中心に、和やかな雰囲気だった。葬儀の時にあまり悼んでる人がいなかったので不思議だったが……

「涙は葬儀の前に流しておくもの。陛下へのご挨拶に涙があってはならない」

 蛍がそう言ってた。皇王族の葬儀は和やかであるべきなんだって。まあ、それでも辛くて泣いちゃう人はいるけど、それを嗜めるのは逆にマナー違反。その人の気持を汲んであげるのが徳人の在り方だってさ。

「見合いの席で陛下の御前に行ったことがあるんだ。花魁衣装で」

「……………なんで?」

 志摩王子の思考回路は未だによくわからん。それって皇子たちが伴侶選びに行った見合いぱーちーだろ? なんで花魁道中やっちゃおうと思ったの?

「オトはよかったなー、婿さまが当時独身表明してくれてて」

「うん!」

 塩のシフォンケーキはぐはぐ食べて葛王子うれしそう。ほっぺのくずを婿さまに取って貰ってる。婿さま、本当にパパが板についてきたなあ。

 夫婦のはずなんだがな……

 と、少し離れたところでシャンパンを煽っていたブリタニア王がふうっとため息をついた。少し浮かない顔だったので見ていたら、此方に気づいて苦笑をくれた。

「すまない。どうしても星系のことが気になってね……皇子殿下も此処にいらして、今ごろ海賊が活性化していると思うと」

「案ずるな。俺の鍛えた皇宙軍だ。猿でも扱えるようにはしておいた」

「あははぁ、猿って僕のことですかぁ」

 アスルイス皇子がへよへよ笑ってるが、いいのか? 確かこんな形でなければ皇帝になるはずの人だったんだよな、この人。

 此処に最重要人物が集ってるっていうのは確かに不安だけど……実際に海賊を倒すのは軍人さんたちだしなあ。

「それと、先ずないとは思うがね、国民のマイクロチップ制御の必要な大災害が起こった場合、王が出先では許可を出せない仕組なんだ。

 厳しい条件だが、それだけマイクロチップ制御は危険ということ。

 しかし、皇帝陛下が弑され、これだけの重要人物が揃っているとやはり不安が拭えない。小心者と笑っておくれ」

 アジャラ皇子とアスルイス皇子の手前、ブリタニア王は口にしなかったけど、皇帝陛下の弑逆と同時に優秀なニヴル双子皇子が退場し、皇軍総帥だったクラライア皇女が即位する。残ったのは軍歴の乏しいアジャラ皇子とアスルイス皇子だけ。不安になるなっていうほうが無理なんだろう。

 ロマはいつだって自転車操業だから関係ないけどな!

 でも、ここにいる面子が皆殺しとかになったら……なんて思ったけど、そんな事が起きるはずもなく。いくらブリンカーでもこの面子に突撃してくる真似はしなかった。皇族+蛍+葛皇子に最高ウィッカーの志摩王子。おまけで俺。

 隕石でも打ち込まない限りどうしようもないが、当然ながらそれは幾重ものシステムで監視されてる。ここ皇星だからね。

 それでも、分かっちゃいるけど怖い。っていうブリタニア王の気持ちも分かる。

 ブリンカーであれば、一人くらいは道連れにできるかもしれないし。

「不謹慎な話かもしれないけど、志摩王子ならどうやってこの場を落とす? ブリンク能力を持ってると仮定して」

「俺の場合、ここに来る理由がない。遠くから呪う」

 ですよね。俺もそうだわ。来る必要ねーわ。

 そして、志摩王子が呪ったところでAIエヴデルタに守られる。うーん、隙がない。むしろ、皇星から出たところを狙ったほうがいいくらい。

「でも、そんな厳重警備の中で陛下は死んじゃったんだよね?」

 葛王子の無邪気な質問で場が静まり返った。

 そう、なんだよな。例の、あのヨルムンガンドに現れた若い男……金髪のボブカットだった。目元は俺をヤマト宮から救出したブリンカーと同じアレイレンズで。

 妙だ……あいつは簡単なマイクロチップ制御で封じられた。AIエヴデルタが侵入者から皇帝を守れないはずがない。もしかしてやられた「フリ」を見せたのか、俺に? 何のために。

 あっ、そうだ! 思い出した勢いでアスルイス皇子を振り返る。

「す、すみません。突然ですがトーキーの交換を願えますか」

「おや、もちろん。君には興味が尽きませんから、喜んで」

 蛍が目を眇めてるけど、それどこじゃない。後で説明するから今は放っておいてくれ。

 無事に交換が終了し、ほっと息をつく。

『後でまたご連絡しますが、ブリンク能力について話したいことがあります。実はこの前、過去に跳躍しまして』

『ふむ』

『アスルイス皇子がお詳しいと聞き……』

『堅苦しい儀礼は抜きでいいよ! 不敬罪も考慮しなくていい、それより端的に意思疎通が図れたほうがいいからね』

 フランクというより合理主義っぽいな、この皇子は。

『ありがとうございます。

 それで、どのくらい研究は進んでいるのでしょうか。何処から説明したものか分からなくて……それと、共同研究してるんでハイドを呼ぶことがあるかもしれません』

『んー、研究のためなら歓迎したいけど、ハイドウィッカーに機密を漏らせないのが現状かな? 彼は要注意人物だからね。

 そうだ、この後ラボのほうに来るかい? そのほうが話が早い』

『蛍は一緒でも?』

『よくないな、どうせラボ内にもロマの目が潜り込んでいるだろうけど、いち研究員に把握しきれるほどラボは狭くない。君を入れるんだから彼を入れるのも一緒ではあるけど、それが通らないのが皇室ラボなのさ』

 そればっかりは仕方ないよな。でも、どうしよう……

『蛍。ブリンク能力の件でラボに行くことになったんだけど、蛍は一緒に入れないって。行って大丈夫?』

『駄目だ』

 例の押出の強い笑顔で一刀両断された。

『でも過去跳躍の件を報告しないと』

『駄目だ』

『蛍! 宇宙の治安に関わることだぞ』

『そうだな。それでも俺はお前が大切である。お前にとって俺を守ることがそうであるように。お前に誓った言葉、ひとつの嘘もないぞ』

 それを言われると、弱い……今までは蛍を守るためと蛍の意志を無視してきたが、ファミリアとして結ばれた今、それは出来ない。

 何より、俺の指に嵌った星の子のリングの存在が締め付けてくるような……そんな気がして。

『すみません。蛍の許可がとれず』

『それなら仕方ないね。その情報も君たちの機密にしたほうがいい。組織は機密によって成立するものだよ』

 そういうもんか? まあ、そうか。隠し玉をいかに握るかってのは重要だよな。

 寧ろ平気でハイドに情報漏らしてる俺のほうがおかしいのかもしれない。ロマにもウィッカーラボ欲しいなー。それどこじゃないけどさ。

 食事の後はみんなでお風呂に入った。俺と志摩王子と葛王子。デオルカン皇子曰く、

「王子トリオ」

 らしいけど、俺はヤマト王子ではない……認知されればそうなんだろうけど、ロマだし。継承権あるからロマの王子ではあるのか? クヴァドくんもロマの王子なのか。そっか。

 で、王子トリオと双子皇子と蛍。

「鍛え込んだいい肉体だな」

「恐縮である」

 巨体の双子皇子に比べれば蛍なんて細っちいくらいだけど、デオルカン皇子が感心していた。身体が大きければいいってもんじゃないらしい。

「うあ、俺が一番貧弱だ。恥ずかしいな」

 とは志摩王子。筋肉はあるし細身だけど、大食漢のせいか筋肉に薄く肉がついてて、なんか太ももとお尻のあたりがえっち。

「だからあれほど暴食を控えろと何度も」

「へへへー、幸せ太りってやつですね、婿どの」

「そのような言葉でいつもいつもごまかされると思うなよ!」

 誤魔化されてるんですね、シヴァロマ皇子。この夫婦、揃うとこんな感じなのか。そういや初見かも。

「ショックなのがさ、クロがけっこうイイ身体してることだな」

「そう?」

「俺と比べたらな! 俺のほうが背が高いのにな、ちぇ」

 高いって言っても数センチでしょうに。俺、178。志摩王子181。因みに蛍は190で、双子皇子は220。皇族はみんなでかいから、皇族基準では双子皇子も平均。

 前も言ったけど葛王子は155。ちっちゃい。かわいい。デオルカン皇子の膝の上でぷくぷく泡吹いてる。

 ただし、上半身は細いが太ももがはちきれんばかりにパッツパツ。鍛え抜かれた戦士の足だ。現代では特にウェイトコントロールしないで戦い続けるとこうなるんだな。腕力いらねーから。必要なのは機動力だけ。

 お風呂から上がり、王子トリオは同室で深夜まで薄い本パーティー。双子皇子と蛍は同室。宮は双子皇子の私軍が守ってくれてるし、安心の布陣だな。

 カクテル呑みのみ、薄い本を読みながら騒いで、いつの間にか三人とも寝入っていた。

「―――クロネ。クロネ、起きろ」

 蛍?

 浅い眠りから目覚めて身を起こす。葛王子も「なぁに?」と蛍を見ていた。

「すまんな、少しクロネを借りるぞ」

「はぁい」

 葛王子は再びぽふんとベッドに横になった。三人が寝ても飽き足らない、フロアマットのようなベッドだからな。

「どうしたんだよ、蛍……こんな時間に一人で。危ないだろ」

「アスルイス皇子から連絡があった。共にラボへ向かうぞ」

「ええ……でも昼は駄目だって言ってなかったっけ」

「あちらも情報が欲しいのだろう。協議した結果、俺の同行を許可するとのことだ。ただし、内密にな」

 そか。それでこんな時間に……でも、ヘンだな。そうしたら俺にも連絡が来そうなものなのに、どうして蛍だけに?

 それに、一体どこへ向かってるんだ? 周囲には警備兵がいるけど、こっちは入り口じゃ……

 ところで。

 マイクロチップ経由で現実に映像を見せるテクスチャって技術は、洋服の端なんかに使用されることは多いが、服そのものやメイクなどには使われない。

 マイクロチップが「異物」として見るので、僅かなノイズが交じるからだ。

 宮殿を歩く蛍の後ろ姿が、どうしてかノイズ混じり……

「アグナータ、さん?」

 マイクロチップが識別した個人データを検知し、首をかしげる。

 振り向いた蛍の姿をしたアグナータさんと目が合う。

 瞬間、脳裏に浮かぶ汚トド男。暗闇。醜い身体。あーお、あーお、という奇声。

「………っ」

 意識がブラックアウトした。
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