上 下
9 / 17

8.テスト返却後

しおりを挟む
学校からの帰り道、月はふてくされていた
「、、、むぅぅ」
「そんなにふてくされなくたっていいじゃないですか」
「だってー、負けるのは悔しいもん」
この前のテストが今日返却された。点数は
空は500点満点中495点
月は500点満点中490点だった
「一体どんだけ勉強したのさー」
「月さんもそうですよ」
「私はちょっと教科書読んだだけだもん」
「僕もそのくらいですよ」
「嘘だぁ」
「嘘も何も範囲すら告知なしだったじゃないですか」
「たしかに急だったね~」
「その状況でどう勉強しろっていうんですか」
「む~」
今回のテストは、『明日テストやるから覚悟しとけよー』しか言われていないのである
「そらくんは面白いね」
「テストのミスですか?」
「そうそう、各教科一問ずつ間違ってる」
「ですね。みんな99点ですよ」
「それに比べて私は100点が4つだもん!」
「でも90点が一つ、、、」
「うるさいなぁー」
「でも、ほら!各教科でいったらいったら月さんが5つ中4つも勝ってるんですよ?」
「それでも総合点は負けてるもん」
「ダメかぁ」
「そらくんはなんでそんなに勉強できるの?」
「それは月さんにも言えることでは?」
「それもそうだけど聞かせて?」
「うーん、、、、、、、、、、、、、、、どうしてでしょうね。あまり考えたことはありません」
「なんかできるって感じ?」
「そうですね。元々知ってる問題を解いてる?そんな感じです」
「そっかそっか」
「月さんはどうなんですか?」
「私?私は、、努力の結晶かな?」
「ふーん、、そうですか」
「何?その興味なさそうな返答は!」
「すみませんって」
「む~」
「ほらほら家に着きましたよ」
「そうだね、じゃあバイバイ」
「はい、さようなら」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

あばらやカフェの魔法使い

紫音
キャラ文芸
ある雨の日、幼馴染とケンカをした女子高生・絵馬(えま)は、ひとり泣いていたところを美しい青年に助けられる。暗い森の奥でボロボロのカフェを営んでいるという彼の正体は、実は魔法使いだった。彼の魔法と優しさに助けられ、少しずつ元気を取り戻していく絵馬。しかし、魔法の力を使うには代償が必要で……?ほんのり切ない現代ファンタジー。

遥か

カリフォルニアデスロールの野良兎
キャラ文芸
鶴木援(ツルギタスケ)は、疲労状態で仕事から帰宅する。何も無い日常にトラウマを抱えた過去、何も起きなかったであろう未来を抱えたまま、何故か誤って監獄街に迷い込む。 生きることを問いかける薄暗いロー・ファンタジー。 表紙 @kafui_k_h

ゆびきりげんまん

奈良井 竜
キャラ文芸
気付いたら、不思議な世界にいた実琴(みこと)。 どこかで見たような街並み。ビル街。 行き交う人々はいるのに、誰も実琴に気付かない。 さまよう彼女が見つけたのは、1人の少女・・・を誘拐しようとする4人組!! ハリセンを手に、実琴は立ち向かう。 実琴「なぁ~にを、やっとるかぁ~~~~~!!」 ?「ったぁー。何しやがっ・・・!?」 実琴 「何よ!! 誘拐魔!!」 ?「ゆ・・・誘拐魔だぁ~!? 一体、誰に向かって!!」 実琴 「アンタよ!! アンタ!! このド変態!!」 ?「よりにもよって、この俺に向かって、誘拐魔だの、ド変態だのと・・・」 実琴 「間違ってないでしょ?」 ?「違うわっ!! 俺はなー!! 天遣(てんし)だ!!」 過去に上演したオリジナル舞台台本を小説として書き直しました。 上演時間60分モノなので、そこまで長くならないかと思います。たぶん。 R3,12,29追記 全12話の予定です。全部上げ終わったら、大元の台本を上げようかな~とか考え中。 R4,01,31追記 舞台台本版を、1/31 1:10より、数時間おきに順次上げていきます。(最終13時)

鬼と契りて 桃華は桜鬼に囚われる

しろ卯
キャラ文芸
幕府を倒した新政府のもとで鬼の討伐を任される家に生まれた桃矢は、お家断絶を避けるため男として育てられた。しかししばらくして弟が生まれ、桃矢は家から必要とされないばかりか、むしろ、邪魔な存在となってしまう。今更、女にも戻れず、父母に疎まれていることを知りながら必死に生きる桃矢の支えは、彼女の「使鬼」である咲良だけ。桃矢は咲良を少女だと思っているが、咲良は実は桃矢を密かに熱愛する男で――実父によって死地へ追いやられていく桃矢を、唯一護り助けるようになり!?

ガネーシャ君とイジメン隊

夢ノ命
キャラ文芸
悪ガキ、イタズラ好き、パパがイケメン。 この三拍子がそろったイジメン隊が、不思議なガネーシャ君の謎にせまる。

骸街SS

垂直二等分線
キャラ文芸
ーーまた明日も、日常(ふくしゅう)が始まる。ーー ○概要  "骸街SS(ムクロマチエスエス)"、略して"むくえす"は、歪められた近未来の日本を舞台として、終わらない少年青年達の悲劇と戦いと成長、それの原動力である苦悩と決断と復讐心、そしてその向こうにある虚構と現実、それら描かれた作者オリジナル世界観ダークファンタジーです。 ※小説としては処女作なので、もしも設定の矛盾や面白さの不足などを発見しても、どうか温かい目で見てください。設定の矛盾やアドバイスなどがあれば、コメント欄で教えていただけると嬉しいです。 ※なろう・ノベルバでも投稿しています! ○あらすじ  それは日本から三権分立が廃止された2005年から150年後の話。政府や日本国軍に対する復讐を「生きる意味」と考える少年・隅川孤白や、人身売買サイトに売られていた記憶喪失の少年・松江織、スラム街に1人彷徨っていたステルス少女・谷川独歌などの人生を中心としてストーリーが進んでいく、長編パラレルワールドダークファンタジー!

金沢ひがし茶屋街 雨天様のお茶屋敷

河野美姫
キャラ文芸
古都・金沢、加賀百万石の城下町のお茶屋街で巡り会う、不思議なご縁。 雨の神様がもてなす甘味処。 祖母を亡くしたばかりの大学生のひかりは、ひとりで金沢にある祖母の家を訪れ、祖母と何度も足を運んだひがし茶屋街で銀髪の青年と出会う。 彼は、このひがし茶屋街に棲む神様で、自身が守る屋敷にやって来た者たちの傷ついた心を癒やしているのだと言う。 心の拠り所を失くしたばかりのひかりは、意図せずにその屋敷で過ごすことになってしまいーー? 神様と双子の狐の神使、そしてひとりの女子大生が紡ぐ、ひと夏の優しい物語。 アルファポリス 2021/12/22~2022/1/21 ※こちらの作品はノベマ!様・エブリスタ様でも公開中(完結済)です。 (2019年に書いた作品をブラッシュアップしています)

jumbl 'ズ

井ノ上
キャラ文芸
青年、大吉は、平凡な日々を望む。 しかし妖や霊を視る力を持つ世話焼きの幼馴染、宮森春香が、そんな彼を放っておかない。 春香に振り回されることが、大吉の日常となっていた。 その日常が、緩やかにうねりはじめる。 美しい吸血鬼、大財閥の令嬢、漢気溢れる喧嘩師、闇医者とキョンシー、悲しき天狗の魂。 ひと癖もふた癖もある連中との出会い。 そして、降りかかる許し難い理不尽。 果たして、大吉が平穏を掴む日は来るのか。

処理中です...