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1章 妖怪警察見習いに……?!
8話 女の子同士のガールズトーク?!
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ハナちゃんが芦木場くんが近くからいなくなった事を念入りに確認してから、
いよいよ完全に女子だけになる。
『芦木場のやつ、ちゃんといなくなったわね。
気配が遠くに行ったわ!さて、何から話そうかしら……』
ハナちゃんは悩むそぶりをしながら、話始める。
初任務で見習いになったばかりなのに、さっそく一人で妖怪といるよ!
ネネもいるから正確には一人じゃないけど。
昨日の今日で妖怪といっしょいるとか、すごく緊張するよ。
ハナちゃん、少し話した印象は普通のどこにでもいそうな、
ただの女の子なんだよね。昨日会った狂骨とは全然違う。
こわいってかんじは全然ない。
『――千晴ちゃん!千晴ちゃん!聞いてる?』
「はっ!ちょっと考え事してた。聞いてなかった、ごめんねハナちゃん」
ハナちゃんに話しかけられて、我に返る……。
『もー!ひどいわ!』
全然、話聞いてなかった……!
ちゃんと聞いてあげないとだよね。
ひいてはこれも任務の現状確認だもんね!
一人でもしっかりしなくちゃ……!
芦木場くんも別行動でしっかり仕事しているだろうし。
ハナちゃんにも失礼だしね!
『それよりも千晴ちゃんは好きな子とかいないの?
学校にイケメンのひとりやふたりいるでしょう!』
「イケメンか~……芦木場……くん……?」
イケメンと言われて、
わたしはふと芦木場くんの顔がよぎって
ボソッと口に出してしまった。
『芦木場?』
恥ずかしいから絶対、口にだして言えないけど、
整った顔で、見た目もかっこいいし、性格も優しいから、
いい人だと思ってはいるんだよね。
実際、クラスだけじゃなくて学校内の女子から人気だし。
人気が出るのわかる。名前をあげるつもりはなかったけど、
つい言ってしまっていた。
『あなた、一番に芦木場のことが出てくるってことは、
芦木場のことが好きなのね!』
「そうなの?千晴!」
「え!そんなんじゃないよ!たまたま思い浮かんだだけだよ!」
わたしはすごい勢いでふたりの意見を反対した。
だって、かっこいいとは思っているけど、
アニメとかマンガが好きでキャラクターが大好きだから、
実在の人を恋愛対象として見たことないもん!
なんか自分で言ってて恥ずかしいけど!事実だよ!
『まあまあ、そんなに否定しないのよ!わたしはね――!』
この後、ハナちゃんは自分の恋愛体験や好きなタイプ、
最近の好きな相手の話をわたしたちがいろいろ聞く前に全部話してくれている。
芦木場くんの話からそれてくれてよかった。
それにしてもハナちゃん、いきいきしてるな。
久しぶりに人と話せてうれしそう。
――30分後。
「――そろそろ時間だぞ~!安芸、帰るぞ~」
「わっ!芦木場くん!びっくりした……」
ハナちゃんの話が盛り上がって、すっかり時間を忘れて話していた。
『もうそんなに時間がたっていたのね。あっという間ね』
「そうだね。普通に楽しんじゃった。ハナちゃんのお話し聞けて楽しかったよ。
今日はありがとう。またお話ししたいな」
『また、いつでも来てね。また、お話ししましょう。
もうあたしたちは友達なんだから!妖怪警察の仕事、頑張ってね千晴ちゃん!』
そう言って、笑顔でハナちゃんと別れた。
ハナちゃんに友達認定してもらえた。
ネネに続いて、二人目?の妖怪の友達ができたよ!
学校を出て、帰り時につく。
芦木場くんが家まで送ってくれることになった。
「初めての任務なのに、一人してごめんな。
でも、楽しめたみたいでよかったよ。」
「普通に楽しんじゃったよ!ちゃんと最近のこととかも聞いたから、
現状報告しないと!そういえば――」
わたしは話している途中だが、ふと先ほど、
ハナちゃんと話してたことを思い出してしまって言葉がとぎれてしまう。
『それは恋よ!千晴ちゃん!あなた、芦木場のことが好きなのよ!』
あぁ~!!思い出さないように芦木場くんと話していたのに!
いっしょにいると、なんか急にすごくドキドキしてきた……!
「ん?どうしたの?急にだまって?」
「えっ!なんでもないよ!報告だよね――」
あんなこと言われたら、意識しちゃうに決まってるじゃん!
好きとか恋とかそんなんじゃないはずなのに~!
明日からどうしたらいいの――!!!
いよいよ完全に女子だけになる。
『芦木場のやつ、ちゃんといなくなったわね。
気配が遠くに行ったわ!さて、何から話そうかしら……』
ハナちゃんは悩むそぶりをしながら、話始める。
初任務で見習いになったばかりなのに、さっそく一人で妖怪といるよ!
ネネもいるから正確には一人じゃないけど。
昨日の今日で妖怪といっしょいるとか、すごく緊張するよ。
ハナちゃん、少し話した印象は普通のどこにでもいそうな、
ただの女の子なんだよね。昨日会った狂骨とは全然違う。
こわいってかんじは全然ない。
『――千晴ちゃん!千晴ちゃん!聞いてる?』
「はっ!ちょっと考え事してた。聞いてなかった、ごめんねハナちゃん」
ハナちゃんに話しかけられて、我に返る……。
『もー!ひどいわ!』
全然、話聞いてなかった……!
ちゃんと聞いてあげないとだよね。
ひいてはこれも任務の現状確認だもんね!
一人でもしっかりしなくちゃ……!
芦木場くんも別行動でしっかり仕事しているだろうし。
ハナちゃんにも失礼だしね!
『それよりも千晴ちゃんは好きな子とかいないの?
学校にイケメンのひとりやふたりいるでしょう!』
「イケメンか~……芦木場……くん……?」
イケメンと言われて、
わたしはふと芦木場くんの顔がよぎって
ボソッと口に出してしまった。
『芦木場?』
恥ずかしいから絶対、口にだして言えないけど、
整った顔で、見た目もかっこいいし、性格も優しいから、
いい人だと思ってはいるんだよね。
実際、クラスだけじゃなくて学校内の女子から人気だし。
人気が出るのわかる。名前をあげるつもりはなかったけど、
つい言ってしまっていた。
『あなた、一番に芦木場のことが出てくるってことは、
芦木場のことが好きなのね!』
「そうなの?千晴!」
「え!そんなんじゃないよ!たまたま思い浮かんだだけだよ!」
わたしはすごい勢いでふたりの意見を反対した。
だって、かっこいいとは思っているけど、
アニメとかマンガが好きでキャラクターが大好きだから、
実在の人を恋愛対象として見たことないもん!
なんか自分で言ってて恥ずかしいけど!事実だよ!
『まあまあ、そんなに否定しないのよ!わたしはね――!』
この後、ハナちゃんは自分の恋愛体験や好きなタイプ、
最近の好きな相手の話をわたしたちがいろいろ聞く前に全部話してくれている。
芦木場くんの話からそれてくれてよかった。
それにしてもハナちゃん、いきいきしてるな。
久しぶりに人と話せてうれしそう。
――30分後。
「――そろそろ時間だぞ~!安芸、帰るぞ~」
「わっ!芦木場くん!びっくりした……」
ハナちゃんの話が盛り上がって、すっかり時間を忘れて話していた。
『もうそんなに時間がたっていたのね。あっという間ね』
「そうだね。普通に楽しんじゃった。ハナちゃんのお話し聞けて楽しかったよ。
今日はありがとう。またお話ししたいな」
『また、いつでも来てね。また、お話ししましょう。
もうあたしたちは友達なんだから!妖怪警察の仕事、頑張ってね千晴ちゃん!』
そう言って、笑顔でハナちゃんと別れた。
ハナちゃんに友達認定してもらえた。
ネネに続いて、二人目?の妖怪の友達ができたよ!
学校を出て、帰り時につく。
芦木場くんが家まで送ってくれることになった。
「初めての任務なのに、一人してごめんな。
でも、楽しめたみたいでよかったよ。」
「普通に楽しんじゃったよ!ちゃんと最近のこととかも聞いたから、
現状報告しないと!そういえば――」
わたしは話している途中だが、ふと先ほど、
ハナちゃんと話してたことを思い出してしまって言葉がとぎれてしまう。
『それは恋よ!千晴ちゃん!あなた、芦木場のことが好きなのよ!』
あぁ~!!思い出さないように芦木場くんと話していたのに!
いっしょにいると、なんか急にすごくドキドキしてきた……!
「ん?どうしたの?急にだまって?」
「えっ!なんでもないよ!報告だよね――」
あんなこと言われたら、意識しちゃうに決まってるじゃん!
好きとか恋とかそんなんじゃないはずなのに~!
明日からどうしたらいいの――!!!
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