416 / 428
北海道最終戦
第百四十六話 親衛隊の実力
しおりを挟む
「撃てぇーーっ!!!!」
北海道国の首相が叫んだ。
「アド、赤穂さん、オオエ!! 隊長と代表を頼む。俺は総さんを護る」
「ニャー!!」
「はい!!」
「分かりました!!」
その声と同じタイミングで銃撃が始まった。
「うわあああああああーーーーーーーー!!!!!! やめろーー!!! やめるんだーーっ!!!! 銃は使うなーー!!!!」
首相の横をかすめるように銃弾が何発か飛んで行った。
「ぎゃははは、銃の扱い方はド素人じゃねえか!! 丸く囲んだら同士討ちになるのは当たり前だろう。そんなこともわからんのかねえ。くひひっ」
黒いアンナメーダーマンの残虐大臣が笑っている。
銃弾程度ではアンナメーダーマンを倒す事は出来はしない。
アンナメーダーマン達には少しの動揺すら無かった。
「ぐああああぁぁぁーー、いてぇぇーーっ!!」
銃弾の多くは囲んでいる兵士達に当たっている。だが、防弾チョッキでも着ているのか兵士達にも即死の者はいなさそうだ。
むしろ、足とか手とかにかすった者達が大げさに痛がっている。
まあ、本当に痛いのかもなあ。血が沢山でている。
おそらく、弾がもったいなくて十分な練習が出来ていないのだろう。
まるっきりこっちに飛んでこない弾まであった。
「くそうっ!! 警棒を使えーーっ!!」
「うおおおおーーーーーーー!!!!」
親衛隊は、一斉に警棒をのばして全員が構えた。
それを振りかぶり襲いかかってくる。
「ふふふ、それなら、俺でも戦える!!」
総さんが、いち早く敵に飛び込んで、警棒を取り上げて数人をたたきのめした。
「ほらっ!!」
総さんが兵士の代表二人に、倒れている親衛隊の警棒を取りあげて渡した。
「ははは、ありがとうございます」
兵士達の代表の二人は楽しそうに笑って警棒を受け取ると、親衛隊に飛び込んで次々に倒していく。
最強の親衛隊なのかも知れないが、大勢の兵士の中で代表を務めるほどのこの二人はそれ以上に強いようだ。
三人が暴れまくるのを合図に、アンナメーダーマン達も親衛隊に襲いかかった。
「やれやれ、さすがに強いなあ。おや!? あんたは行かないのか??」
俺は、横に立っている憲兵隊の隊長の顔をのぞき込んだ。
「ちっ、出遅れた! 俺の出番は、もうなさそうだ」
残念そうな顔をした。この隊長も腕には自信があるようだなあ。
しかし、ほんとうにあっと言う間の出来事だった。
親衛隊は、すでに全員床に倒れてうなっている。
「なっ、なんなんだ!!!! なんなんだーーーー!!!! おまえたちはーーーー!!!!!!」
北海道国の首相の目が見開かれて飛び出しそうになっている。
鼻水まで出とるぞ、ギャグ漫画かよ!
「さて、次はお前だーーっ!!!!!! しねぇーーっ!!!!」
黒いアンナメーダーマンが、首相に殴りかかった。
「ひっ!! ひいいぃぃーーーーーー!!!!」
ダン!!!!!!
首相が悲鳴と共にしゃがむと、スケさんが間に割り込んで黒いアンナメーダーマンの拳の軌道を変えた。
スケさんが割り込まなければ本当に殺してしまう勢いだった。
軌道を変えられた黒いアンナメーダーマンの拳は、首相の体ではなく横にある扉を殴った。
扉は高速で回転しながら吹飛んで、食堂の中にいる大臣達の前を猛烈な勢いで飛んで行った。
「ひっひいぃぃぃーーっ!!!!」
ノーパンしゃぶしゃぶを食べようとしていた大臣達が、悲鳴を上げ、その中の数人がそのままバタンと後ろに倒れた。
そう言えば、残虐大臣は裏切り者として部下を処刑されているんだったなあ。
危うく家族まで殺されるところだったんだよな。
そうか、腹を立てていたのか。
「こらこら、残虐……、まだ殺しちゃあだめだ!! 死刑は判決が出てからだ!! ふふふっ」
残虐大臣と言いそうになって、そこだけはごまかした。
「くっ!! わかった……」
黒いアンナメーダーマンの残虐大臣は、扉を殴り飛ばした姿勢のまま、顔だけを北海道国の首相にむけた。
向けられた首相の体がビクンと波打った。
「いいいいっ、いった……い、いったい、お前達は何者なんだぁーー????」
「わたくし達は、越後の商人十田家の者です。そして私は、十田家の使用人八兵衛です。黒いのや青いのや赤いのは、アンナメーダーマンという正義のヒーローです。黒い忍者のような服を着ている者は忍者です。そして猫耳の黒いメイド幼女は、アド三十歳です」
「二十九歳ニャーーーー!!!!」
「なっ!!!! この可愛い幼女が三十歳!?」
首相が驚いている。
「おいっ!! 二十九歳っていっているニャーーーー!!!!」
「さて、北海道国の首相さん。あんたはやっちゃあいけないことをしてしまった。何をしたのか分かっているのか?」
「な、なに? まさかあれか? あれのことを言っているのか?」
首相はノーパンしゃぶしゃぶを指さした。
「そうだ!! 俺達が薄い粥で我慢しているのに、自分たちばかりノーパンしゃぶしゃぶを食いやがってぇーーーー!!!!」
兵士の代表の二人の目が血走っている。
勝手に割り込まないでくれるかなあ。
「違う!!!!」
俺は首を振った。
確かに許せないことではあるが、自国内のことだ。
俺には、もっと許せないことがある
「ま、まさか。あれのことか? いや? あれのことか……?」
首相は指を折りだした。
思い当たることが、沢山有るらしい。
「政治家って奴はそんなに悪事を働くものなのか?」
「ふんっ!! くだらん。一体何が言いたいのだ。言ってみろ!」
どうやら、会話をしているうちに落ち着きを取り戻したようだ。
ふてぶてしい顔になり、余裕が出て来た。
「共和国の民間人を殺させただろう? 戦争にだってまもらなければならない不変のルールがある。民間人を狙って殺す事だけは絶対にやっちゃあならねえんだ。あんたは、それを指示してやったんだ」
「ふん、使用人の豚ふぜいが何を言いやがる。全く身に覚えがねーなーー!! それとも証拠でもあるのか?」
人を見下し始めた。
これだからなあ……。
「なにーーっ!!!!」
俺を馬鹿にしたとたんに、スケさんとカクさんが殴りかかろうとした。
俺はそれを手で制して、黒いアンナメーダーマンの残虐大臣の横に立った。
北海道国の首相が叫んだ。
「アド、赤穂さん、オオエ!! 隊長と代表を頼む。俺は総さんを護る」
「ニャー!!」
「はい!!」
「分かりました!!」
その声と同じタイミングで銃撃が始まった。
「うわあああああああーーーーーーーー!!!!!! やめろーー!!! やめるんだーーっ!!!! 銃は使うなーー!!!!」
首相の横をかすめるように銃弾が何発か飛んで行った。
「ぎゃははは、銃の扱い方はド素人じゃねえか!! 丸く囲んだら同士討ちになるのは当たり前だろう。そんなこともわからんのかねえ。くひひっ」
黒いアンナメーダーマンの残虐大臣が笑っている。
銃弾程度ではアンナメーダーマンを倒す事は出来はしない。
アンナメーダーマン達には少しの動揺すら無かった。
「ぐああああぁぁぁーー、いてぇぇーーっ!!」
銃弾の多くは囲んでいる兵士達に当たっている。だが、防弾チョッキでも着ているのか兵士達にも即死の者はいなさそうだ。
むしろ、足とか手とかにかすった者達が大げさに痛がっている。
まあ、本当に痛いのかもなあ。血が沢山でている。
おそらく、弾がもったいなくて十分な練習が出来ていないのだろう。
まるっきりこっちに飛んでこない弾まであった。
「くそうっ!! 警棒を使えーーっ!!」
「うおおおおーーーーーーー!!!!」
親衛隊は、一斉に警棒をのばして全員が構えた。
それを振りかぶり襲いかかってくる。
「ふふふ、それなら、俺でも戦える!!」
総さんが、いち早く敵に飛び込んで、警棒を取り上げて数人をたたきのめした。
「ほらっ!!」
総さんが兵士の代表二人に、倒れている親衛隊の警棒を取りあげて渡した。
「ははは、ありがとうございます」
兵士達の代表の二人は楽しそうに笑って警棒を受け取ると、親衛隊に飛び込んで次々に倒していく。
最強の親衛隊なのかも知れないが、大勢の兵士の中で代表を務めるほどのこの二人はそれ以上に強いようだ。
三人が暴れまくるのを合図に、アンナメーダーマン達も親衛隊に襲いかかった。
「やれやれ、さすがに強いなあ。おや!? あんたは行かないのか??」
俺は、横に立っている憲兵隊の隊長の顔をのぞき込んだ。
「ちっ、出遅れた! 俺の出番は、もうなさそうだ」
残念そうな顔をした。この隊長も腕には自信があるようだなあ。
しかし、ほんとうにあっと言う間の出来事だった。
親衛隊は、すでに全員床に倒れてうなっている。
「なっ、なんなんだ!!!! なんなんだーーーー!!!! おまえたちはーーーー!!!!!!」
北海道国の首相の目が見開かれて飛び出しそうになっている。
鼻水まで出とるぞ、ギャグ漫画かよ!
「さて、次はお前だーーっ!!!!!! しねぇーーっ!!!!」
黒いアンナメーダーマンが、首相に殴りかかった。
「ひっ!! ひいいぃぃーーーーーー!!!!」
ダン!!!!!!
首相が悲鳴と共にしゃがむと、スケさんが間に割り込んで黒いアンナメーダーマンの拳の軌道を変えた。
スケさんが割り込まなければ本当に殺してしまう勢いだった。
軌道を変えられた黒いアンナメーダーマンの拳は、首相の体ではなく横にある扉を殴った。
扉は高速で回転しながら吹飛んで、食堂の中にいる大臣達の前を猛烈な勢いで飛んで行った。
「ひっひいぃぃぃーーっ!!!!」
ノーパンしゃぶしゃぶを食べようとしていた大臣達が、悲鳴を上げ、その中の数人がそのままバタンと後ろに倒れた。
そう言えば、残虐大臣は裏切り者として部下を処刑されているんだったなあ。
危うく家族まで殺されるところだったんだよな。
そうか、腹を立てていたのか。
「こらこら、残虐……、まだ殺しちゃあだめだ!! 死刑は判決が出てからだ!! ふふふっ」
残虐大臣と言いそうになって、そこだけはごまかした。
「くっ!! わかった……」
黒いアンナメーダーマンの残虐大臣は、扉を殴り飛ばした姿勢のまま、顔だけを北海道国の首相にむけた。
向けられた首相の体がビクンと波打った。
「いいいいっ、いった……い、いったい、お前達は何者なんだぁーー????」
「わたくし達は、越後の商人十田家の者です。そして私は、十田家の使用人八兵衛です。黒いのや青いのや赤いのは、アンナメーダーマンという正義のヒーローです。黒い忍者のような服を着ている者は忍者です。そして猫耳の黒いメイド幼女は、アド三十歳です」
「二十九歳ニャーーーー!!!!」
「なっ!!!! この可愛い幼女が三十歳!?」
首相が驚いている。
「おいっ!! 二十九歳っていっているニャーーーー!!!!」
「さて、北海道国の首相さん。あんたはやっちゃあいけないことをしてしまった。何をしたのか分かっているのか?」
「な、なに? まさかあれか? あれのことを言っているのか?」
首相はノーパンしゃぶしゃぶを指さした。
「そうだ!! 俺達が薄い粥で我慢しているのに、自分たちばかりノーパンしゃぶしゃぶを食いやがってぇーーーー!!!!」
兵士の代表の二人の目が血走っている。
勝手に割り込まないでくれるかなあ。
「違う!!!!」
俺は首を振った。
確かに許せないことではあるが、自国内のことだ。
俺には、もっと許せないことがある
「ま、まさか。あれのことか? いや? あれのことか……?」
首相は指を折りだした。
思い当たることが、沢山有るらしい。
「政治家って奴はそんなに悪事を働くものなのか?」
「ふんっ!! くだらん。一体何が言いたいのだ。言ってみろ!」
どうやら、会話をしているうちに落ち着きを取り戻したようだ。
ふてぶてしい顔になり、余裕が出て来た。
「共和国の民間人を殺させただろう? 戦争にだってまもらなければならない不変のルールがある。民間人を狙って殺す事だけは絶対にやっちゃあならねえんだ。あんたは、それを指示してやったんだ」
「ふん、使用人の豚ふぜいが何を言いやがる。全く身に覚えがねーなーー!! それとも証拠でもあるのか?」
人を見下し始めた。
これだからなあ……。
「なにーーっ!!!!」
俺を馬鹿にしたとたんに、スケさんとカクさんが殴りかかろうとした。
俺はそれを手で制して、黒いアンナメーダーマンの残虐大臣の横に立った。
0
お気に入りに追加
137
あなたにおすすめの小説
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる