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学園生活編
第三百五話 あずさ学園編最終話
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床下には、ほこりがたまっていたみたいです。
沢山のほこりが舞い上がりあたりが見えなくなりました。
「わあああーーー!!」
「きゃあぁぁぁーーーーーーーー!!!!」
男子生徒と、甲高い女子生徒の悲鳴が同時に上がります。
見ている生徒は天夕改に叩きつぶされたと思ったのでしょう。
「ひゃあーーははははははは」
熱田長太郎の高笑いです。
叩きつぶした感覚でもあったのでしょうか。
でも、当然私はつぶされていません。
「?!」
煙のようなほこりが静まると、うっすら私の姿が見えてきます。
そして、気付いた生徒が出て来たようです。
私は両手で天夕改の拳をつかんでいます。
「でえええーーー!!!!」
私は、つかんだ拳をひねりながら前に投げつけました。
「がっ!!」
天夕改の中から声が聞こえました。
私がひねりながら投げたので、天夕改には強い回転の力がかかっています。
中にいる熱田長太郎のからだに加わる重力加速度は、大きなものになっているはずです。
うまく失神してくれたらいいのですが。
床に天夕改が、ぶつかった衝撃はすさまじく、鼓膜が破れそうな爆音がします。そして、天夕改の回りの床は、波紋のように丸くひび割れています。
体育館全体がその衝撃で、震度七の地震のようにゆれました。
「うわわわわっ」
生徒達がその振動に体が揺られて、真っ直ぐ立っていられなくなりました。
「うおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!!」
床にめり込む天夕改の姿を見て、生徒達から歓声が上がります。
「ぐおっ!」
天夕改の中で声が聞こえます。
まだ、熱田長太郎は意識がありそうです。
私は再び、倒れている天夕改の手を持つと、グイッと横回転を加えました。
ブオンと大きな風を切る音が聞こえます。
ふふふ、中の熱田長太郎の体には何Gかかっているのでしょうか。
私は回転の速度を上げます。
バッキーーン
何かの折れる音がしました。
そして、天夕改の体が横に飛んで行きます。
よかった、生徒の方じゃなくて。
天夕改は展示してある、機動陸鎧の模型にぶつかり、模型を巻き込みながら体育館の壁にぶつかりました。
体育館の壁は見事に大破! 天夕改と機動陸鎧の模型が外に飛び出しました。
模型も天夕改も無残に壊れています。なんなら、私の手には天夕改の千切れた腕が残っています。
古賀先生が、天夕改に駆け寄りハッチを開けました。
中から、完全にのびてしまった熱田長太郎を助け出しました。
慌てなくても爆発はしませんよ。ロボに見えますがロボじゃありませんからね。
「…………」
あたりが静寂に包まれます。
あまりの惨劇に、全員の目が点になり、呆然としています。
そんな中、一人の女生徒だけが私の方へ駆け寄って来ます。
いえ、もう一人駆け寄って来ます。
一人は美少女美代ちゃん、もう一人は美少女ライちゃん。
美代ちゃんはセーラー服ですが、ライちゃんがおかしい。
アンナメーダーマンライファの変身を解き、水着姿で駆け寄って来ます。
「アスカ様!!」
二人が様を付けて呼んでいます。
そして、きつく抱きつきます。
「ケガは無いか?」
抱きつく二人の頭をポンポンしながら言いました。
「は、はい」
二人の瞳がうるうる光り、「はい」の返事がなんだか憂いを帯びています。
か、かわいい。
二人とも普段は勝ち気で元気な女の子です。
でも、今はしおらしい乙女です。女の子ってこんなに可愛いのですね。
知りませんでした。
あーー、でも、二人とも胸をぎゅうぎゅう押しつけてきて、肋骨があたって痛いです。
――??!!
なんだか、この光景を見た事がある気がします。
きっ、きっと、デジャブですね。気のせいです。
「二人とも、無事で良かった」
私は、それだけ言いました。
「うおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!!!」
我に返った生徒達から、拍手喝采が上がりました。
「うわああああーーーーーん!! うわあーーん!!」
「えっ」
アメリ先生が大泣きです。
どうしたのでしょうか。
「また、わたちのしぇいとが、こわちまちたーー! えーーん」
「あっ!!!!」
再び我に返った生徒達が、全員で言ったので体育館に響くほどの「あっ」になりました。
全員の顔が焦りの表情に変わりました。
「だ、大丈夫だ。俺達は何もしていない!」
一人のかしこい生徒が言いました。
おーーい、私のせいにする気ですかーー。
や、やばい、なんとかしなくては。なんとか……。
そ、そうだ!
「だ、大丈夫です。校長先生が一緒です。監督責任は校長先生にあるはずです」
「ちょ、ちょうでしゅね」
アメリ先生も笑顔になりました。
金髪幼女の心からの笑顔は可愛すぎます。
「ええーーーーっ!!!!」
古賀先生は、大声を出しました。
おしとやかな古賀校長先生の声とは思えません。
動揺しすぎて頭の上で、「とったどーー」状態の熱田長太郎を地面に落としました。
「ぐわっ」
頭から落ちた熱田長太郎は声を上げると、また失神してしまったようです。
落ち着いて被害を確認すると、体育館は床がボロボロになり、壁には大穴が空いています。
ピカピカだった機動陸鎧の模型は、傷が付きボロボロです。天夕改に至っては、手がもげています。
古賀校長先生が、こそこそ私の横に来ました。
「これ、ほとんどアスカ君がやったのよね……」
「えーーーっ!!!!」
古賀校長先生が、鋭い横目でじろりと見てきます。
目が青白く光っています。
こ、この人本気です。
本気で生徒の私一人に責任を押しつける気です。
「なーーんちゃって! てへぺろ」
いえいえ、あんた、今本気だったでしょ。
古賀校長先生は優しい菩薩様のような顔なのに、こわーい悪魔が潜んで居ます。
その日の、真夜中に私はこっそり学校の体育館に忍び込みました。
「おお、あずさか?」
今日は絶対来ると思っていました。
「うふっ」
私は駆け寄って、臨時用務員と書いた赤いジャージを着ているとうさんの、背中にギュッと抱きつきました。もう、笑顔が止まりません。
私は今日、美代ちゃんとライちゃんを見て憶えた、ウルウル瞳、憂いのある声作戦を実行します。
「とうさん、会いたかった」
私はとうさんの顔を、下から見上げます。
瞳はウルウルです。声は甘えて、憂いを帯びているはずです。
「お、おい、あずさ、熱でもあるのか?」
つ、通じませんでした。
はぁーっ!! 思い出しました!
人の胸を肋骨呼ばわりしたのはこの人です。
もーー怒りました。絶対許しません。でも、大好きです。
とうさんは「誰がこんなことをするんだ」とぶつぶつ言いながら、まずは模型の方から直します。その後で、体育館をアダマンタイトで建て直しました。
まるで魔王国の体育館です。
明日、生徒が驚くでしょうね。
そうそう、熱田長太郎は呂瞬さんという方のもとで働く事になったそうです。
沢山のほこりが舞い上がりあたりが見えなくなりました。
「わあああーーー!!」
「きゃあぁぁぁーーーーーーーー!!!!」
男子生徒と、甲高い女子生徒の悲鳴が同時に上がります。
見ている生徒は天夕改に叩きつぶされたと思ったのでしょう。
「ひゃあーーははははははは」
熱田長太郎の高笑いです。
叩きつぶした感覚でもあったのでしょうか。
でも、当然私はつぶされていません。
「?!」
煙のようなほこりが静まると、うっすら私の姿が見えてきます。
そして、気付いた生徒が出て来たようです。
私は両手で天夕改の拳をつかんでいます。
「でえええーーー!!!!」
私は、つかんだ拳をひねりながら前に投げつけました。
「がっ!!」
天夕改の中から声が聞こえました。
私がひねりながら投げたので、天夕改には強い回転の力がかかっています。
中にいる熱田長太郎のからだに加わる重力加速度は、大きなものになっているはずです。
うまく失神してくれたらいいのですが。
床に天夕改が、ぶつかった衝撃はすさまじく、鼓膜が破れそうな爆音がします。そして、天夕改の回りの床は、波紋のように丸くひび割れています。
体育館全体がその衝撃で、震度七の地震のようにゆれました。
「うわわわわっ」
生徒達がその振動に体が揺られて、真っ直ぐ立っていられなくなりました。
「うおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!!」
床にめり込む天夕改の姿を見て、生徒達から歓声が上がります。
「ぐおっ!」
天夕改の中で声が聞こえます。
まだ、熱田長太郎は意識がありそうです。
私は再び、倒れている天夕改の手を持つと、グイッと横回転を加えました。
ブオンと大きな風を切る音が聞こえます。
ふふふ、中の熱田長太郎の体には何Gかかっているのでしょうか。
私は回転の速度を上げます。
バッキーーン
何かの折れる音がしました。
そして、天夕改の体が横に飛んで行きます。
よかった、生徒の方じゃなくて。
天夕改は展示してある、機動陸鎧の模型にぶつかり、模型を巻き込みながら体育館の壁にぶつかりました。
体育館の壁は見事に大破! 天夕改と機動陸鎧の模型が外に飛び出しました。
模型も天夕改も無残に壊れています。なんなら、私の手には天夕改の千切れた腕が残っています。
古賀先生が、天夕改に駆け寄りハッチを開けました。
中から、完全にのびてしまった熱田長太郎を助け出しました。
慌てなくても爆発はしませんよ。ロボに見えますがロボじゃありませんからね。
「…………」
あたりが静寂に包まれます。
あまりの惨劇に、全員の目が点になり、呆然としています。
そんな中、一人の女生徒だけが私の方へ駆け寄って来ます。
いえ、もう一人駆け寄って来ます。
一人は美少女美代ちゃん、もう一人は美少女ライちゃん。
美代ちゃんはセーラー服ですが、ライちゃんがおかしい。
アンナメーダーマンライファの変身を解き、水着姿で駆け寄って来ます。
「アスカ様!!」
二人が様を付けて呼んでいます。
そして、きつく抱きつきます。
「ケガは無いか?」
抱きつく二人の頭をポンポンしながら言いました。
「は、はい」
二人の瞳がうるうる光り、「はい」の返事がなんだか憂いを帯びています。
か、かわいい。
二人とも普段は勝ち気で元気な女の子です。
でも、今はしおらしい乙女です。女の子ってこんなに可愛いのですね。
知りませんでした。
あーー、でも、二人とも胸をぎゅうぎゅう押しつけてきて、肋骨があたって痛いです。
――??!!
なんだか、この光景を見た事がある気がします。
きっ、きっと、デジャブですね。気のせいです。
「二人とも、無事で良かった」
私は、それだけ言いました。
「うおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!!!」
我に返った生徒達から、拍手喝采が上がりました。
「うわああああーーーーーん!! うわあーーん!!」
「えっ」
アメリ先生が大泣きです。
どうしたのでしょうか。
「また、わたちのしぇいとが、こわちまちたーー! えーーん」
「あっ!!!!」
再び我に返った生徒達が、全員で言ったので体育館に響くほどの「あっ」になりました。
全員の顔が焦りの表情に変わりました。
「だ、大丈夫だ。俺達は何もしていない!」
一人のかしこい生徒が言いました。
おーーい、私のせいにする気ですかーー。
や、やばい、なんとかしなくては。なんとか……。
そ、そうだ!
「だ、大丈夫です。校長先生が一緒です。監督責任は校長先生にあるはずです」
「ちょ、ちょうでしゅね」
アメリ先生も笑顔になりました。
金髪幼女の心からの笑顔は可愛すぎます。
「ええーーーーっ!!!!」
古賀先生は、大声を出しました。
おしとやかな古賀校長先生の声とは思えません。
動揺しすぎて頭の上で、「とったどーー」状態の熱田長太郎を地面に落としました。
「ぐわっ」
頭から落ちた熱田長太郎は声を上げると、また失神してしまったようです。
落ち着いて被害を確認すると、体育館は床がボロボロになり、壁には大穴が空いています。
ピカピカだった機動陸鎧の模型は、傷が付きボロボロです。天夕改に至っては、手がもげています。
古賀校長先生が、こそこそ私の横に来ました。
「これ、ほとんどアスカ君がやったのよね……」
「えーーーっ!!!!」
古賀校長先生が、鋭い横目でじろりと見てきます。
目が青白く光っています。
こ、この人本気です。
本気で生徒の私一人に責任を押しつける気です。
「なーーんちゃって! てへぺろ」
いえいえ、あんた、今本気だったでしょ。
古賀校長先生は優しい菩薩様のような顔なのに、こわーい悪魔が潜んで居ます。
その日の、真夜中に私はこっそり学校の体育館に忍び込みました。
「おお、あずさか?」
今日は絶対来ると思っていました。
「うふっ」
私は駆け寄って、臨時用務員と書いた赤いジャージを着ているとうさんの、背中にギュッと抱きつきました。もう、笑顔が止まりません。
私は今日、美代ちゃんとライちゃんを見て憶えた、ウルウル瞳、憂いのある声作戦を実行します。
「とうさん、会いたかった」
私はとうさんの顔を、下から見上げます。
瞳はウルウルです。声は甘えて、憂いを帯びているはずです。
「お、おい、あずさ、熱でもあるのか?」
つ、通じませんでした。
はぁーっ!! 思い出しました!
人の胸を肋骨呼ばわりしたのはこの人です。
もーー怒りました。絶対許しません。でも、大好きです。
とうさんは「誰がこんなことをするんだ」とぶつぶつ言いながら、まずは模型の方から直します。その後で、体育館をアダマンタイトで建て直しました。
まるで魔王国の体育館です。
明日、生徒が驚くでしょうね。
そうそう、熱田長太郎は呂瞬さんという方のもとで働く事になったそうです。
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