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激闘編
第二百六十八話 吹き出す血
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「な、なんなんだ! なんなんだおまえらはーーー!!!! 化け物共めーー!! おい、羽柴ーー!!! 明智ーー!! 援軍だーー!! 援軍をよこせーー!! 俺を助けろーー!! 何をしている助けるんだーー!!」
柴田は、近づく真田隊に恐怖を感じて狼狽している様だ。
「無理を言うんじゃねえ。こっちは目の前にてめーの所よりでけえロボが千体以上あるんだ。うごけるかーー!!」
羽柴が大声を出した。
羽柴が言ったロボとは機動陸鎧の事で、高さが六メートルある。名駅のナナちゃんが六メートル十センチなので、ナナちゃんより十センチ低い。
重装歩兵鎧の高さは三メートルなので、大きさでは半分と倍の違いがある。
「全くその通りですね」
明智が冷静に言った。
二人とも柴田の命令は無視するようだ。
「ぐぬぬぬ。きさまら憶えておけよーー!! かくなる上はーー!!」
真田隊は倒すべき者が前田隊にいなくなると、徐々に隊列を組み直し柴田隊に近づいた。
その速度は遅く、じらすようにゆっくり歩いた。
指揮用の機動陸鎧の真田も、その隊列の後ろに加わり柴田隊に近づく。
「くそーーっ、かくなる上はーーーっ!! かくなる上は、撤退だーー!!」
柴田は、自分だけ反転すると部隊を置いてきぼりにして一目散に走り出した。
「ちっ、野郎共! 柴田隊は一人も逃がすなーー!!!!」
真田が叫んだ。
真田隊は全速で走り出すと、柴田隊を追い越し退路をふさぐように後方に回り込んだ。
指揮官機の真田は単機で柴田を追いかけた。
「羽柴たーーい、撤退だーー!!!」
「しょうが無いですねーー!! 明智隊も撤退しましょう」
羽柴隊と明智隊が撤退を開始した。
「ばかやろーー、明智ーー!! 羽柴ーー!! チョロチョロ動くんじゃねえ!! てめーらは、じっとしておけーー!!!!」
し、しまった。
つい叫んでしまった。
あいつらには、あとで少し話したいことがあるから、帰られると困るからしょうが無い。
でも、もうちょっと優しく言えば良かったかな。
ゲンと付き合いが長いから、こういうときにはゲンのように言ってしまう。
まいったぜ。
「す、すごい。こんなの初めて見ました。敵軍一万を、一喝で止めてしまいました」
久美子さんがブツブツ言っている。
まあ、あいつらは知り合いみたいなものだからですよ。
ぜんぜん、すごくなんかありません。
「うぎゃあああーーーーーー!!!!!」
「ぐえええーーーーー!!!」
柴田隊が退路をふさがれ、真田隊の攻撃をうけている。
真田の重装歩兵隊のまわりから、柴田の兵士が逃げ回る。
まるで、サメが小魚の群れを襲っているように見える。
すでに、真田の重装歩兵に攻撃を加えようとする柴田の部下は一人もいなかった。
「さて、柴田さん年貢の納め時です」
「ぐぬぬぬ、くそおーーー」
真田の指揮官用機動陸鎧が柴田の正面に立った。
柴田は特別製なのだろう、太い槍を体の横に立てギュッと握りしめた。
「どこからでもどうぞ」
真田は、だらんと両手を下げて、殴ってくださいと言わんばかりの姿勢を取った。
「き、きさまー。まさかロボに乗ったまま戦おうと言う訳ではあるまいな! 木田家の将がその様な卑怯なことをしても良いと思っているのか!」
な、なにー!
何を言いだした。あんにゃろー。
「なるほど、おっしゃる通りです。お相手つかまつります」
だから、乗せられるんじゃねえ。
「やめろーー!! ここで正々堂々戦うなんて奴があるかー」
俺は、大あわてで真田の所に急いだ。
真田も充分強い、だがそれは生身の人間としての強さだ。
柴田はすでに常人の域は脱している。すでに超人だ。
真田では、一撃で殺されるだろう。
「おっ! これは、大殿」
真田が、すました顔をして言った。
やられた。
真田に、はめられた。
「ちっ、柴田。てめーの相手は俺だ。望み通り正々堂々、俺が相手をしてやろう」
「うおーー!! て、てめーは!! お、思い出した。前回の越中の戦いの時のデブ」
「誰がデブだ。だが、そうだ。そして近江の橋の上で正義の味方と戦っただろう。あれが、アンナメーダーマンだ。てめーは忘れてしまったようだがな。あれも俺だ。そして、木田家の大殿それも俺だ。てめーごときが勝てると思うのならかかってきやあがれーー」
俺は得意の酔拳のポーズをした。
「うっ、豚拳か! ぬううぅ、くそっ、最早これまで……」
柴田は槍から力なく手を離し、ガックリひざをつき両手を地面に付けた。
ちがうしな、豚拳じゃ無くて酔拳だよ。
豚拳なんて聞いた事もねえしな。
使っているとしたら西遊記の八戒ぐらいだよ。
「ふーっ、どうやらあっちも終りそうだな」
俺は、視線を柴田の後ろの戦いに移した。
「で、ありますなーー」
真田も視線を部下の戦いに移し答えた。
「くそがーーっ、しねーーー!!!!」
柴田は自分の体の横に倒れている槍をつかむと、目にも止まらぬ速さで俺の心臓めがけて突いて来た。
俺はとっさに槍の柄をつかんだが、槍の先は俺の体にくい込んでいた。
「……」
あたりが静寂につつまれた。
まるで、時が止まったようだ。
「きゃーーーーーっ!!!」
久美子さんの叫び声が上がった。
「よっ!」
俺は槍を垂直に持ち上げた。
槍は、俺の脂肪にくい込んだだけで止まっていた。
「なっ、なにーー」
柴田は、しっかり槍を持っていたのだろう体が宙に浮いている。
俺は槍をグイッとひねると、横に素早く動かした。
柴田の手から槍が離れる。
まるで宙に柴田が浮いているような感じになった。
「危なかったぜ。まさかこんな卑怯な攻撃をしてくるとは思っていなかった。つくづく、くそ野郎だなあてめーは」
「く、くそーーっ」
俺は、柴田の顔が落ちてくる所に拳を立てた。
――グシャッ
俺の拳の上に顔が当たり、何かがつぶれる感触があった。
「ぐあああーーーー! 鼻がーーっ! 鼻がーーっ!!」
「酷いですね。折れていますよこれ」
「うん、鼻血がすげー出ている」
「ぐぞーーっ」
「おい、手を拘束するから、その前に曲がった鼻を元に戻しておけ、そうしないと一生曲がったままになるぞ」
「ぐぞーーっ! いでーーっ!!」
柴田は、鼻をつまむとボキボキいわせて自分の鼻の形を整えた。
見た事が無いほどの血がビュウビュウ鼻から飛び出した。
「ぷっ、はははは」
俺と真田は、おかしくて、吹き出してしまった。
「でめーは、ぜってー許さん!!」
真田の重装歩兵が一人かけよって来たので、特製の手錠と足かせで柴田を拘束してもらった。
同じように柴田の三千人の部下も拘束してもらった。
「なあ柴田、心を入れ替える気は無いのか?」
「ふざけるな。心を入れ替えるのは、てめーら日本人だ。日本人は世界から一人残らず殺してやる」
「うむ。その返事を聞いて安心した。もし『改心しました。許してください』などと言われたら、許さないといけなかったからなあ」
「……!?」
柴田がそう言えば良かったのかみたいな顔を一瞬した。
「おーーい!! 羽柴ーー!! 明智ーー!! 集ってくれー!!」
俺は二人を呼び寄せた。
柴田は、近づく真田隊に恐怖を感じて狼狽している様だ。
「無理を言うんじゃねえ。こっちは目の前にてめーの所よりでけえロボが千体以上あるんだ。うごけるかーー!!」
羽柴が大声を出した。
羽柴が言ったロボとは機動陸鎧の事で、高さが六メートルある。名駅のナナちゃんが六メートル十センチなので、ナナちゃんより十センチ低い。
重装歩兵鎧の高さは三メートルなので、大きさでは半分と倍の違いがある。
「全くその通りですね」
明智が冷静に言った。
二人とも柴田の命令は無視するようだ。
「ぐぬぬぬ。きさまら憶えておけよーー!! かくなる上はーー!!」
真田隊は倒すべき者が前田隊にいなくなると、徐々に隊列を組み直し柴田隊に近づいた。
その速度は遅く、じらすようにゆっくり歩いた。
指揮用の機動陸鎧の真田も、その隊列の後ろに加わり柴田隊に近づく。
「くそーーっ、かくなる上はーーーっ!! かくなる上は、撤退だーー!!」
柴田は、自分だけ反転すると部隊を置いてきぼりにして一目散に走り出した。
「ちっ、野郎共! 柴田隊は一人も逃がすなーー!!!!」
真田が叫んだ。
真田隊は全速で走り出すと、柴田隊を追い越し退路をふさぐように後方に回り込んだ。
指揮官機の真田は単機で柴田を追いかけた。
「羽柴たーーい、撤退だーー!!!」
「しょうが無いですねーー!! 明智隊も撤退しましょう」
羽柴隊と明智隊が撤退を開始した。
「ばかやろーー、明智ーー!! 羽柴ーー!! チョロチョロ動くんじゃねえ!! てめーらは、じっとしておけーー!!!!」
し、しまった。
つい叫んでしまった。
あいつらには、あとで少し話したいことがあるから、帰られると困るからしょうが無い。
でも、もうちょっと優しく言えば良かったかな。
ゲンと付き合いが長いから、こういうときにはゲンのように言ってしまう。
まいったぜ。
「す、すごい。こんなの初めて見ました。敵軍一万を、一喝で止めてしまいました」
久美子さんがブツブツ言っている。
まあ、あいつらは知り合いみたいなものだからですよ。
ぜんぜん、すごくなんかありません。
「うぎゃあああーーーーーー!!!!!」
「ぐえええーーーーー!!!」
柴田隊が退路をふさがれ、真田隊の攻撃をうけている。
真田の重装歩兵隊のまわりから、柴田の兵士が逃げ回る。
まるで、サメが小魚の群れを襲っているように見える。
すでに、真田の重装歩兵に攻撃を加えようとする柴田の部下は一人もいなかった。
「さて、柴田さん年貢の納め時です」
「ぐぬぬぬ、くそおーーー」
真田の指揮官用機動陸鎧が柴田の正面に立った。
柴田は特別製なのだろう、太い槍を体の横に立てギュッと握りしめた。
「どこからでもどうぞ」
真田は、だらんと両手を下げて、殴ってくださいと言わんばかりの姿勢を取った。
「き、きさまー。まさかロボに乗ったまま戦おうと言う訳ではあるまいな! 木田家の将がその様な卑怯なことをしても良いと思っているのか!」
な、なにー!
何を言いだした。あんにゃろー。
「なるほど、おっしゃる通りです。お相手つかまつります」
だから、乗せられるんじゃねえ。
「やめろーー!! ここで正々堂々戦うなんて奴があるかー」
俺は、大あわてで真田の所に急いだ。
真田も充分強い、だがそれは生身の人間としての強さだ。
柴田はすでに常人の域は脱している。すでに超人だ。
真田では、一撃で殺されるだろう。
「おっ! これは、大殿」
真田が、すました顔をして言った。
やられた。
真田に、はめられた。
「ちっ、柴田。てめーの相手は俺だ。望み通り正々堂々、俺が相手をしてやろう」
「うおーー!! て、てめーは!! お、思い出した。前回の越中の戦いの時のデブ」
「誰がデブだ。だが、そうだ。そして近江の橋の上で正義の味方と戦っただろう。あれが、アンナメーダーマンだ。てめーは忘れてしまったようだがな。あれも俺だ。そして、木田家の大殿それも俺だ。てめーごときが勝てると思うのならかかってきやあがれーー」
俺は得意の酔拳のポーズをした。
「うっ、豚拳か! ぬううぅ、くそっ、最早これまで……」
柴田は槍から力なく手を離し、ガックリひざをつき両手を地面に付けた。
ちがうしな、豚拳じゃ無くて酔拳だよ。
豚拳なんて聞いた事もねえしな。
使っているとしたら西遊記の八戒ぐらいだよ。
「ふーっ、どうやらあっちも終りそうだな」
俺は、視線を柴田の後ろの戦いに移した。
「で、ありますなーー」
真田も視線を部下の戦いに移し答えた。
「くそがーーっ、しねーーー!!!!」
柴田は自分の体の横に倒れている槍をつかむと、目にも止まらぬ速さで俺の心臓めがけて突いて来た。
俺はとっさに槍の柄をつかんだが、槍の先は俺の体にくい込んでいた。
「……」
あたりが静寂につつまれた。
まるで、時が止まったようだ。
「きゃーーーーーっ!!!」
久美子さんの叫び声が上がった。
「よっ!」
俺は槍を垂直に持ち上げた。
槍は、俺の脂肪にくい込んだだけで止まっていた。
「なっ、なにーー」
柴田は、しっかり槍を持っていたのだろう体が宙に浮いている。
俺は槍をグイッとひねると、横に素早く動かした。
柴田の手から槍が離れる。
まるで宙に柴田が浮いているような感じになった。
「危なかったぜ。まさかこんな卑怯な攻撃をしてくるとは思っていなかった。つくづく、くそ野郎だなあてめーは」
「く、くそーーっ」
俺は、柴田の顔が落ちてくる所に拳を立てた。
――グシャッ
俺の拳の上に顔が当たり、何かがつぶれる感触があった。
「ぐあああーーーー! 鼻がーーっ! 鼻がーーっ!!」
「酷いですね。折れていますよこれ」
「うん、鼻血がすげー出ている」
「ぐぞーーっ」
「おい、手を拘束するから、その前に曲がった鼻を元に戻しておけ、そうしないと一生曲がったままになるぞ」
「ぐぞーーっ! いでーーっ!!」
柴田は、鼻をつまむとボキボキいわせて自分の鼻の形を整えた。
見た事が無いほどの血がビュウビュウ鼻から飛び出した。
「ぷっ、はははは」
俺と真田は、おかしくて、吹き出してしまった。
「でめーは、ぜってー許さん!!」
真田の重装歩兵が一人かけよって来たので、特製の手錠と足かせで柴田を拘束してもらった。
同じように柴田の三千人の部下も拘束してもらった。
「なあ柴田、心を入れ替える気は無いのか?」
「ふざけるな。心を入れ替えるのは、てめーら日本人だ。日本人は世界から一人残らず殺してやる」
「うむ。その返事を聞いて安心した。もし『改心しました。許してください』などと言われたら、許さないといけなかったからなあ」
「……!?」
柴田がそう言えば良かったのかみたいな顔を一瞬した。
「おーーい!! 羽柴ーー!! 明智ーー!! 集ってくれー!!」
俺は二人を呼び寄せた。
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