238 / 428
第二百三十八話 宿敵との共闘
しおりを挟む
「では、行きましょうか」
そう言うと、桜木は普通に歩いて、堂々と小屋に近づいていく。
「えっ!? いいのか?」
あまりにも自然体で、友達の家にでも行く雰囲気なので、俺は慌てて後ろを追った。
きっと、羽柴軍と何か話しがついているのだろう。
「うおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!! さ、さ桜木だーーー!!!」
様子がおかしい。
桜木の姿を見つけた護衛達が慌てている。
「ききき、きさまーーあ!! 性懲りも無くまた来たのかーー!!」
警備の兵士達が騒ぎ出した。
次々と、かがり火に火が入ると、あたりの景色がオレンジ色に浮かびだした。まるで夕方の明るさだ。
「出会えーー!! 出会えーー!! 新政府軍の桜木が来たぞーー!!!」
「お、おい、桜木。話しがついているんじゃねえのか。なんだか物々しい雰囲気だぞ」
「話しなんかしませんよ。前回来たときに百人ぐらいぶっ飛ばして、無理矢理姫に会ったからそれで、慌てているのじゃないでしょうか」
「いやいや、まてまて、それで良く堂々と来られたもんだなあ。あいつらの目が充血して、待ち構えていたように見えるぞ」
「羽柴様ー! 奴が現れましたー!!」
「来るとは思っていたが、また一人で来たのか? どれだけ、自分に自信があるっちゅーんだ。なめられっぱなしにするなー。囲めーー!! 囲めーー!!」
「お、おいおい。桜木! すげー数だぞ! 大丈夫なのか?」
羽柴が手勢を連れて出て来た。
羽柴には初めて会ったが、身なりに気を使わないタイプなのか、ボサボサの髪にボロボロの服を着ている。
顔も垢で汚れて、真っ黒になっている。風呂嫌いなのかもしれない。
出っ歯で目のまわりに酷いクマが有りまるで、妖怪ネズミ男の様な男だ。俺も、豚顔で女に嫌われているが、あいつも女には嫌われていそうだ。
――可哀想に。
「おい、糞ザル!! てめーの目は節穴か! 二人居るだろうが、見えねえのかー」
うわあ、いつも丁寧な話し方の桜木が怒鳴ると、ギャップでこええー。
「てめーこそ、これが見えねーのか、八百人くらいは集めてあるぞ!」
「お前こそわかっているのか。いいか、この方こそ、アンナメーダーマン様だぞ」
「ひゃあ、はっはっはっ、何がアンナメーダーマンだ。ジャージを着たただのデブじゃねえか」
「なにーーっ、デブだとーー」
小屋から、女の声がした。
その声と共に、小屋の板が割れる音がして吹飛んだ。
「なっ!!!!!」
俺達を囲んでいる羽柴の兵士が驚いている。
どうやら、冴子さんは逃げる気になればいつでも逃げられたようだ。
「おおお、シュウ! 豚顔のシュウじゃ無いかーーー!!!」
冴子さんが、嬉しそうな顔をして俺を見つめている。
だが、顔はわからないはずだ。俺はフルフェースのヘルメットをかぶっている。
「いいえ、豚顔のシュウなどと言う方は知りません。私は正義の味方アンナメーダーマンです」
「きゃははは、お前の体から出ている金色の巨大な守護霊はシュウと同じ物じゃ。間違えようが無い!!」
あー駄目だ。誤魔化しきれないみたいだ。
桜木が、苦笑している。
やべー、桜木にシュウとバレてしまった。
「くそーー、これを狙っていたのか。かまわねえ、やっちまえーー!!」
これを、狙っていたのかって、なんのことだ?
「おおおおーーーーっ!!」
羽柴の掛け声で俺達を囲んでいた兵士達が襲いかかって来た。
兵士達は、桜木と冴子さんめがけて突進する。
兵士達の手には日本刀が握られている。
「うぎゃああああーーー」
桜木は、一人目の男から、刀を奪いとると次々斬り倒していく。
大量の血を吹き出しながら、羽柴の兵士がバタバタ倒れる。
冴子さんに襲いかかる兵士は、空中に高く飛ばされて地面に落ちて次々動かなくなった。
あっと言う間に数十人が、倒れている。
やばい、ありゃあ死んでいるぞ。このまま放置したら何人死ぬかわからない。
俺は蜂蜜さんを、細く兵士の数だけ伸ばした。
そして、兵士の首筋にきつい一撃を加えた。
「うぎゃあ!!」
叫び声を上げて、兵士達全員が音を立てて倒れた。
「なっ、なっ、なっ!!」
羽柴が、汚い顔をして驚いている。
「全くよう、あの二人と来たら、殺したらあかんというのになあ。殺されるといけねえから。眠ってもらったぜ!!」
「な、なんだ。お前は、何なんだー! す、凄すぎる」
「本当になあ。あの二人はよう、力加減を知らねえ。殺しすぎだっちゅうの、驚いちまうぜ」
「ち、違う。お前だよ! 何をしたんだ。五百人以上が一瞬で気絶しちまった」
「お、俺? 何を言っているんだ。俺なんか何にも凄くねえ。ただ気絶させただけだ」
「ぶっ!!」
桜木が吹き出した。
「さ、桜木。この程度凄くねえよな」
「はははは、そ、そうですね。アンナメーダーマンにとっては簡単な事でしょう」
「くそーー!! 清正ーー!! 正則ーー!! いつも、もっと強ー奴とやりてーと言っていただろう。ぶちころせーー!!」
羽柴の後ろに、筋肉隆々の青年が二人、織田家自慢の三間槍を片手で持って控えている。
左馬之助並には、やりそうだ。
だが、二人は尻込みして顔を振っている。
まあ、桜木と冴子さんの、あの、暴れっぷりを見たらそうなるだろうな。
「なあ、羽柴さんよう。俺達は、冴子さんを助けに来ただけだ。大人しく帰るから許しちゃあくれねえか」
「わああー!!」
俺は、ちょっと素早く羽柴の横に動いて、耳元に話しかけた。
羽柴はペタンと腰を抜かしたように地面に尻餅をついた。
そして、コクコクうなずいている。
「冴子さーん、帰ってもいいってよ。一緒に帰りましょう」
「はーー、なんで私が、お前みたいな醜い豚顔と帰らなくちゃあならないんだ! うぬぼれるな!」
「えっ! 運命の人って……」
「はーっ、気持ちわりーは! 豚はしゃべるな! 桜木帰るぞ」
「は、はい」
桜木と、冴子さんは、俺を置いてさっさと帰ってしまった。
「えっ!?」
羽柴が驚いている。
いやいや、俺が「えっ!?」ですよ。
どういうこと?
あーーっ、やなことを思い出してしまった。
そう言うと、桜木は普通に歩いて、堂々と小屋に近づいていく。
「えっ!? いいのか?」
あまりにも自然体で、友達の家にでも行く雰囲気なので、俺は慌てて後ろを追った。
きっと、羽柴軍と何か話しがついているのだろう。
「うおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!! さ、さ桜木だーーー!!!」
様子がおかしい。
桜木の姿を見つけた護衛達が慌てている。
「ききき、きさまーーあ!! 性懲りも無くまた来たのかーー!!」
警備の兵士達が騒ぎ出した。
次々と、かがり火に火が入ると、あたりの景色がオレンジ色に浮かびだした。まるで夕方の明るさだ。
「出会えーー!! 出会えーー!! 新政府軍の桜木が来たぞーー!!!」
「お、おい、桜木。話しがついているんじゃねえのか。なんだか物々しい雰囲気だぞ」
「話しなんかしませんよ。前回来たときに百人ぐらいぶっ飛ばして、無理矢理姫に会ったからそれで、慌てているのじゃないでしょうか」
「いやいや、まてまて、それで良く堂々と来られたもんだなあ。あいつらの目が充血して、待ち構えていたように見えるぞ」
「羽柴様ー! 奴が現れましたー!!」
「来るとは思っていたが、また一人で来たのか? どれだけ、自分に自信があるっちゅーんだ。なめられっぱなしにするなー。囲めーー!! 囲めーー!!」
「お、おいおい。桜木! すげー数だぞ! 大丈夫なのか?」
羽柴が手勢を連れて出て来た。
羽柴には初めて会ったが、身なりに気を使わないタイプなのか、ボサボサの髪にボロボロの服を着ている。
顔も垢で汚れて、真っ黒になっている。風呂嫌いなのかもしれない。
出っ歯で目のまわりに酷いクマが有りまるで、妖怪ネズミ男の様な男だ。俺も、豚顔で女に嫌われているが、あいつも女には嫌われていそうだ。
――可哀想に。
「おい、糞ザル!! てめーの目は節穴か! 二人居るだろうが、見えねえのかー」
うわあ、いつも丁寧な話し方の桜木が怒鳴ると、ギャップでこええー。
「てめーこそ、これが見えねーのか、八百人くらいは集めてあるぞ!」
「お前こそわかっているのか。いいか、この方こそ、アンナメーダーマン様だぞ」
「ひゃあ、はっはっはっ、何がアンナメーダーマンだ。ジャージを着たただのデブじゃねえか」
「なにーーっ、デブだとーー」
小屋から、女の声がした。
その声と共に、小屋の板が割れる音がして吹飛んだ。
「なっ!!!!!」
俺達を囲んでいる羽柴の兵士が驚いている。
どうやら、冴子さんは逃げる気になればいつでも逃げられたようだ。
「おおお、シュウ! 豚顔のシュウじゃ無いかーーー!!!」
冴子さんが、嬉しそうな顔をして俺を見つめている。
だが、顔はわからないはずだ。俺はフルフェースのヘルメットをかぶっている。
「いいえ、豚顔のシュウなどと言う方は知りません。私は正義の味方アンナメーダーマンです」
「きゃははは、お前の体から出ている金色の巨大な守護霊はシュウと同じ物じゃ。間違えようが無い!!」
あー駄目だ。誤魔化しきれないみたいだ。
桜木が、苦笑している。
やべー、桜木にシュウとバレてしまった。
「くそーー、これを狙っていたのか。かまわねえ、やっちまえーー!!」
これを、狙っていたのかって、なんのことだ?
「おおおおーーーーっ!!」
羽柴の掛け声で俺達を囲んでいた兵士達が襲いかかって来た。
兵士達は、桜木と冴子さんめがけて突進する。
兵士達の手には日本刀が握られている。
「うぎゃああああーーー」
桜木は、一人目の男から、刀を奪いとると次々斬り倒していく。
大量の血を吹き出しながら、羽柴の兵士がバタバタ倒れる。
冴子さんに襲いかかる兵士は、空中に高く飛ばされて地面に落ちて次々動かなくなった。
あっと言う間に数十人が、倒れている。
やばい、ありゃあ死んでいるぞ。このまま放置したら何人死ぬかわからない。
俺は蜂蜜さんを、細く兵士の数だけ伸ばした。
そして、兵士の首筋にきつい一撃を加えた。
「うぎゃあ!!」
叫び声を上げて、兵士達全員が音を立てて倒れた。
「なっ、なっ、なっ!!」
羽柴が、汚い顔をして驚いている。
「全くよう、あの二人と来たら、殺したらあかんというのになあ。殺されるといけねえから。眠ってもらったぜ!!」
「な、なんだ。お前は、何なんだー! す、凄すぎる」
「本当になあ。あの二人はよう、力加減を知らねえ。殺しすぎだっちゅうの、驚いちまうぜ」
「ち、違う。お前だよ! 何をしたんだ。五百人以上が一瞬で気絶しちまった」
「お、俺? 何を言っているんだ。俺なんか何にも凄くねえ。ただ気絶させただけだ」
「ぶっ!!」
桜木が吹き出した。
「さ、桜木。この程度凄くねえよな」
「はははは、そ、そうですね。アンナメーダーマンにとっては簡単な事でしょう」
「くそーー!! 清正ーー!! 正則ーー!! いつも、もっと強ー奴とやりてーと言っていただろう。ぶちころせーー!!」
羽柴の後ろに、筋肉隆々の青年が二人、織田家自慢の三間槍を片手で持って控えている。
左馬之助並には、やりそうだ。
だが、二人は尻込みして顔を振っている。
まあ、桜木と冴子さんの、あの、暴れっぷりを見たらそうなるだろうな。
「なあ、羽柴さんよう。俺達は、冴子さんを助けに来ただけだ。大人しく帰るから許しちゃあくれねえか」
「わああー!!」
俺は、ちょっと素早く羽柴の横に動いて、耳元に話しかけた。
羽柴はペタンと腰を抜かしたように地面に尻餅をついた。
そして、コクコクうなずいている。
「冴子さーん、帰ってもいいってよ。一緒に帰りましょう」
「はーー、なんで私が、お前みたいな醜い豚顔と帰らなくちゃあならないんだ! うぬぼれるな!」
「えっ! 運命の人って……」
「はーっ、気持ちわりーは! 豚はしゃべるな! 桜木帰るぞ」
「は、はい」
桜木と、冴子さんは、俺を置いてさっさと帰ってしまった。
「えっ!?」
羽柴が驚いている。
いやいや、俺が「えっ!?」ですよ。
どういうこと?
あーーっ、やなことを思い出してしまった。
0
お気に入りに追加
137
あなたにおすすめの小説

~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
【完結】ゲームの世界に入ったら、バグで最強魔法が使えた件〜寝たら死にます〜
雨宮 徹
ファンタジー
主人公・アキラはゲームをしていたら、大地が日々動く世界に入り込んでしまう。動く大地、眠ることは死を意味する。果たしてアキラの運命はいかに。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

おじさんが異世界転移してしまった。
明かりの元
ファンタジー
ひょんな事からゲーム異世界に転移してしまったおじさん、はたして、無事に帰還できるのだろうか?
モンスターが蔓延る異世界で、様々な出会いと別れを経験し、おじさんはまた一つ、歳を重ねる。

男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる