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第百二十二話 駐車場アイドル ピーツイン
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やはり駐車場アイドルです。
楽しそうにお客さんが集まっています。
あれは、今川の殿様じゃないでしょうか。
「あのー」
「ああ、あずきちゃん。歌いに来てくれたのですか?」
「ち、違います。とうさんを探しに来ました。そんなことより、このような場所にいても良いのですか」
殿様がお供は尾野上隊長を連れていますけど、いても良いのでしょうか。
「ええ、私が楽しまないと、皆も楽しみにくいでしょう。今日はマグロ祭りです。祭りの日ぐらい、街を上げて楽しみたいですからね」
良く見たら、街中が楽しそうに、にぎわっています。
今川家の屋台が、無料でマグロを振る舞っているみたいです。
駿河の街は、人が多いですね。駅前から店までの道を大勢の人が歩いています。
「すべて、大殿のおかげです。しばらく前までは、皆が食べることに苦労していました。アイドルのステージなど考えられませんでした。娯楽を楽しめるというのはそれだけ暮らしが豊かになった証拠です」
アイドルのおどりを見ながら、今川さんが目を細めています。
「アースラちゃん!」
「うわっ、ヒマリちゃん。わた、私は今、あずきです」
そ、そうでした。
お祭りならこの人がいないわけがないですよね。
「さあ、元祖駐車場アイドルのアスラちゃん、ピーツインのステージをしましょう」
「えーーっ」
ヒマリちゃんに腕をつかまれて、二階に連行されました。
勝手にピーツインなんて名前まで付けられています。
ピーは、パーキングのピーでしょうか。
でも、仕方が無いですね。
お祭りですから。
私も二階でアイドル衣装に着替えて、がっつりアイドルとしてステージを楽しみました。
ファンサービスは大切です、私はスカートの中身をこれでもかと見せて、踊りました。でも安心してください。これは水着です。
オタ芸の方達もフーフー言って肩で息をしています。
楽しんでもらえたようです。
「ピーツインちゃーーん!! アンコール! アンコール!」
会場からアンコールです。
アイドル姿がとても可愛いヒマリちゃんと、ふたたびステージに戻りました。
「ちっ、なんなんだよー!! これは!! なんなんだーーー!!!!」
会場から叫び声が上がりました。
拳銃を持った男たちが、ステージに向ってきます。
どうやら私達を人質に取ろうと考えているみたいです。
演出じゃないですよね。
今川さんの顔を見ると、緊張した顔をしています。
尾野上さんが盾になって、いちはやく逃げています。
どうやら、ドッキリではなさそうです。
「みなさーーん! 逃げてくださーーい!!」
私は大声を出しました。
会場のオタクの大きいお兄さん達は、一斉に逃げ出しました。
武装した男達は、銃口をこっちに向けたまま近づいてきます。
「おっと、お前達は動くなよ」
素早く結界を張り、ヒマリちゃんと私を包み込みました。
拳銃ならこれで大丈夫です。
「あなた達は何者ですか?」
「俺達は、今木田家のゲン一家と戦っているものだ。情報収集に来てみればアイドルステージだと、なめているのか! 許せん!!!」
どうやら、敵対勢力の人のようです。
「後は、私達に任せてください! 駿河古賀忍軍出陣です!!」
古賀さんの声です。
甲賀でもなく、伊賀でもなく古賀ですか。
「オイサスト! シュヴァイン!!」
さっきのステージに上がっていたアイドル達が、古賀さんと同じ紫の忍者姿になりました。
「な、何なんだ貴様らわーー!!!」
男達の銃口が、古賀忍者の方に向きました。
「ヒマリちゃん、私達も!!」
私は結界に穴を開けて、ヒマリちゃんの猫ちゃんを招き入れました。
「オイサスト! シュヴァイン!」
私は、クザンでアンナメーダーマンに変身します。
シンアンナメーダーマンです。
「オイサスト! シュヴァイン!! トウッ!!」
ヒマリちゃんはジャンプしました。
すると、黒猫ちゃんがシュルシュルと糸状の黒い玉になり、その体を伸ばしてヒマリちゃんのアイドル服を脱がします。
プリンと水着姿のヒマリちゃんが現れました。
これって、水着を着忘れていたら大変な事になりそうです。
そして、糸が体を包み二本の触手のような物が伸びます。
触手の先に白い物があります。
「あ、あれはパンツです」
可愛いピンクのリボンのついた、はくタイプのあまりエッチじゃない子供用のパンツです。
それをシュッと触手がはかせました。
そうか、このためにジャンプをしたんだ。
あの仮面の奴はベルトに風を当てる為にジャンプしますが、ヒマリちゃんはパンツをはく為にジャンプをするみたいです。
シュタッ
黄色の忍者が着地すると、スカートがひらひらして、中身の白い物がチラチラします。
でも大丈夫です。安心してください。
忍者衣装の上に、はいているので普通の下着のパンツですがセーフです。
ちょっと待ってください。
古賀忍者軍団紫影は、ジャンプをしませんでした。
ということは、紐のタイプのエッチなパンツのはずです。
どんなのを、はいているのでしょうか。少し見て見たいです。
「ふふふ、形勢逆転してしまいましたよ。どうしますか?」
古賀さんが男達に上から目線でいいました。
「ふ、ふざけるなーー。こっちには拳銃があるんだーー!!」
男達の銃口が古賀さんに向きます。
そして引き金が引かれました。
楽しそうにお客さんが集まっています。
あれは、今川の殿様じゃないでしょうか。
「あのー」
「ああ、あずきちゃん。歌いに来てくれたのですか?」
「ち、違います。とうさんを探しに来ました。そんなことより、このような場所にいても良いのですか」
殿様がお供は尾野上隊長を連れていますけど、いても良いのでしょうか。
「ええ、私が楽しまないと、皆も楽しみにくいでしょう。今日はマグロ祭りです。祭りの日ぐらい、街を上げて楽しみたいですからね」
良く見たら、街中が楽しそうに、にぎわっています。
今川家の屋台が、無料でマグロを振る舞っているみたいです。
駿河の街は、人が多いですね。駅前から店までの道を大勢の人が歩いています。
「すべて、大殿のおかげです。しばらく前までは、皆が食べることに苦労していました。アイドルのステージなど考えられませんでした。娯楽を楽しめるというのはそれだけ暮らしが豊かになった証拠です」
アイドルのおどりを見ながら、今川さんが目を細めています。
「アースラちゃん!」
「うわっ、ヒマリちゃん。わた、私は今、あずきです」
そ、そうでした。
お祭りならこの人がいないわけがないですよね。
「さあ、元祖駐車場アイドルのアスラちゃん、ピーツインのステージをしましょう」
「えーーっ」
ヒマリちゃんに腕をつかまれて、二階に連行されました。
勝手にピーツインなんて名前まで付けられています。
ピーは、パーキングのピーでしょうか。
でも、仕方が無いですね。
お祭りですから。
私も二階でアイドル衣装に着替えて、がっつりアイドルとしてステージを楽しみました。
ファンサービスは大切です、私はスカートの中身をこれでもかと見せて、踊りました。でも安心してください。これは水着です。
オタ芸の方達もフーフー言って肩で息をしています。
楽しんでもらえたようです。
「ピーツインちゃーーん!! アンコール! アンコール!」
会場からアンコールです。
アイドル姿がとても可愛いヒマリちゃんと、ふたたびステージに戻りました。
「ちっ、なんなんだよー!! これは!! なんなんだーーー!!!!」
会場から叫び声が上がりました。
拳銃を持った男たちが、ステージに向ってきます。
どうやら私達を人質に取ろうと考えているみたいです。
演出じゃないですよね。
今川さんの顔を見ると、緊張した顔をしています。
尾野上さんが盾になって、いちはやく逃げています。
どうやら、ドッキリではなさそうです。
「みなさーーん! 逃げてくださーーい!!」
私は大声を出しました。
会場のオタクの大きいお兄さん達は、一斉に逃げ出しました。
武装した男達は、銃口をこっちに向けたまま近づいてきます。
「おっと、お前達は動くなよ」
素早く結界を張り、ヒマリちゃんと私を包み込みました。
拳銃ならこれで大丈夫です。
「あなた達は何者ですか?」
「俺達は、今木田家のゲン一家と戦っているものだ。情報収集に来てみればアイドルステージだと、なめているのか! 許せん!!!」
どうやら、敵対勢力の人のようです。
「後は、私達に任せてください! 駿河古賀忍軍出陣です!!」
古賀さんの声です。
甲賀でもなく、伊賀でもなく古賀ですか。
「オイサスト! シュヴァイン!!」
さっきのステージに上がっていたアイドル達が、古賀さんと同じ紫の忍者姿になりました。
「な、何なんだ貴様らわーー!!!」
男達の銃口が、古賀忍者の方に向きました。
「ヒマリちゃん、私達も!!」
私は結界に穴を開けて、ヒマリちゃんの猫ちゃんを招き入れました。
「オイサスト! シュヴァイン!」
私は、クザンでアンナメーダーマンに変身します。
シンアンナメーダーマンです。
「オイサスト! シュヴァイン!! トウッ!!」
ヒマリちゃんはジャンプしました。
すると、黒猫ちゃんがシュルシュルと糸状の黒い玉になり、その体を伸ばしてヒマリちゃんのアイドル服を脱がします。
プリンと水着姿のヒマリちゃんが現れました。
これって、水着を着忘れていたら大変な事になりそうです。
そして、糸が体を包み二本の触手のような物が伸びます。
触手の先に白い物があります。
「あ、あれはパンツです」
可愛いピンクのリボンのついた、はくタイプのあまりエッチじゃない子供用のパンツです。
それをシュッと触手がはかせました。
そうか、このためにジャンプをしたんだ。
あの仮面の奴はベルトに風を当てる為にジャンプしますが、ヒマリちゃんはパンツをはく為にジャンプをするみたいです。
シュタッ
黄色の忍者が着地すると、スカートがひらひらして、中身の白い物がチラチラします。
でも大丈夫です。安心してください。
忍者衣装の上に、はいているので普通の下着のパンツですがセーフです。
ちょっと待ってください。
古賀忍者軍団紫影は、ジャンプをしませんでした。
ということは、紐のタイプのエッチなパンツのはずです。
どんなのを、はいているのでしょうか。少し見て見たいです。
「ふふふ、形勢逆転してしまいましたよ。どうしますか?」
古賀さんが男達に上から目線でいいました。
「ふ、ふざけるなーー。こっちには拳銃があるんだーー!!」
男達の銃口が古賀さんに向きます。
そして引き金が引かれました。
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