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第九十九話 胴丸具足
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「みんなー! 聞いてくれーー」
すでに食事を始めている全員が何事かと、声の方に注目する。
竹田の部下四人が、古屋の遺体と竹田の遺体をかたづけて、戻って来て声を上げたのだ。
「竹田さんの遺言だー。聞いてくれー」
「何なんだ。さっさと言いやがれ!」
数人の男が怒っている。
食事の邪魔をされたのが、気に入らないのだろう。
「俺達に、この食事を用意してくれた大田さんに、ついて行くように言っていた」
「……」
全員が俺の姿を探して少しキョロキョロしている。
こんな時に俺は、あずさと凛を笑わせる為、ジャージを脱いで、お尻の激豚を天に突き上げ、四つん這いでチョコチョコ歩き、ブヒブヒ言って豚のものまねをしていた。
まあ、真似をしなくても顔は豚顔なのだが。
「ぷっ……、うわあはっはっはっはっはーー!!!!」
俺の隠し芸、激豚ブヒブヒは全員に大いに受けた。
じゃねーーんだよ!!
俺の威厳が地に落ちてしまった。
ガ、ガッカリだぜ。
ここは意表を突いて、誤魔化そう。
何かないかな。そうだ!
「あーー、俺はお前達の親分になる気はねえ!」
「……えっ!?」
全員から驚きの声が上がった。
うむ、いい感じだ。
「俺は、この尾張の地で大田家を旗揚げしようと思う。その昔、隣国の美濃では商人の斎藤道三が斎藤家を作った事がある。おかしくはあるめえ」
「……」
全員が静まり返った。
「ゆえに、俺は親分では無く、おやかたさ……」
「とのーーー!! とのーーーーー!!!!」
はああーっ! やられた俺の御館様の言葉がかき消された。
「まずは、尾張の争いを無くし、尾張とその周囲の美濃や伊勢の人達の飢えを何とかしたい。しばらくは戦いが続くと思う。ついてきたい者だけ残って欲しい。出ていきたい者は止めない。少しだが食糧も提供しよう」
俺は門へ続く道の脇に、ここにいる全員分の食糧を詰めたスポーツバッグを用意した。
最悪全員が出ていってもいいように。
十人以上の気の弱そうな男達がバッグを手に門に向う。
――仕方がねえ、やっと苦しい支配から開放されたんだ。せいぜい道中で奪われないようにしてくれ。
俺は寂しい気持ちで見送った。
だが、残っている者達の目は輝いている。
「そういやあ、あんた名前は?」
俺は竹田の配下の男に名前を聞いた。
「はっ、俺は加藤です」
ふふふ、こいつも時代劇を見ているくちだねえ。
返事がかっこいい。
うっ、顔も俺と違ってかっこいいねえ。
角刈りって奴か髪を短くして、するどい鷹のような目にこけた頬、まるで裏社会の幹部のような感じだ。
「うむ、では加藤、そして榎本、二名に命じる。尾張の勢力に使者を出し傘下に入るよう説得してくれ」
「もし、断ってきたら?」
榎本と加藤が聞いてくる。
その顔には、俺がちょっぴりビビっちゃう位の、残忍な笑みがある。
「みんなー、聞いてくれ!! 大田家では不殺を最上とする。同じ日本人だ。一人も死んでほしくねえ。だが、きれい事ばかりも言っていられねえ。敵の命ばかり守って、味方がどんどん死ぬ、そんなことは望まねえ」
俺は榎本と加藤の顔を見た。
俺は、わかるだろうと二人の目を見る。
「はっ」
ふふふ、返事がやっぱり芝居がかっている。
「なあ、甲冑の本物が見たいのだがいい所を知らないか」
ついでに二人に聞いて見た。
せっかくついてきてくれる仲間だ、戦で命をおとしてほしく無い。
防具を作りたいと思う。
ここまで来たら、俺の大好きな日本風甲冑を作りたい。
それなら実物を見なければいけない。そう思ったのだ。
「すぐそこの道を東に行けば美術館があります。たしか武具もあったはずです」
「はぁーーっ? 美術館? 博物館じゃねえの?」
「いえ、刀剣や武具も美術品として展示されています」
「そうか、聞いてしまえば、すぐに行きたくなる。俺は美術館に行くからお前達は十分楽しんでくれ。じゃあな、明日の朝には戻る。あずさ、駅まで移動を頼む」
食事を楽しんでいる者達をほったらかしにして、あずさに移動を頼んだ。
俺とあずさは駅前の大きな人形の前の、激豚君に乗り美術館に向った。
「むう、近いねえ」
名古屋城から美術館はとても近かった。
「すごい、お城みたい」
美術館は昔の日本の美術品を集めた美術館のようだ。
入り口を入るとすぐに、甲冑があった。
「なるほど、具足というのか」
「ふふっ、変態研究」
「ああ、つまらないぞ。だから名古屋城へ戻ってもいいぞ」
「いいえ、とうさんのそばがいいです」
「そうか、これって触ってもいいのかな」
「誰も見てないし、いいんじゃないかな」
俺はガラスの中から勝手に出した。
結構ドキドキした。
ここから、俺は集中してしまい時間を見失った。
そのおかげで、アダマンタイト製の真っ黒な胴丸具足が出来上がった。
ミヤマクワガタの頭をポコンと斜めに乗せたようなデザインにした。
名付けて、尾張黒鋼深山胴丸具足だ。
これが、尾張衆の命を守ってくれる事だろう。
「さあ、戻ろうか」
「う、うん」
さすがのあずさも、待ち疲れたようだ。
美術館の展示品に、俺の作った尾張黒鋼深山胴丸具足を一つ寄付して、美術館の外に出た。
「ありゃ、もう昼を過ぎとるがな」
俺が、あずさの魔法で名古屋城に戻ると、全員昼食の最中だった。
どうやら、あずさが戻って用意してくれたようだ。
「全員、見てくれ!! 戦いの時はこれを装備する事とする。これは銃弾すら無効にする鎧だ」
六十個の尾張黒鋼深山胴丸具足を出し、装備の方法を説明した。
装備の方法は、真田の鎧と同じで、ミスリルのキーを持ち、「オイサスト! シュヴァイン!!」これで自動的に装備される。
真っ黒な戦国時代の武将が次々出来上がった。
尾張大田家、家臣団の完成だ。
「うおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!!」
おおっ、自然と雄叫びが上がった。
おとこだねえ。
「野郎共いくぞーーー」
「えっ、どこへ?」
「ああっ、熱田一家が、使者を半殺しにしたので、今から行ってきます」
榎本と加藤が家臣団を全部連れて出て行った。
おーーーい、ここの守りはどうするんだよーー。
あいつら、滅茶苦茶だなーー。
すでに食事を始めている全員が何事かと、声の方に注目する。
竹田の部下四人が、古屋の遺体と竹田の遺体をかたづけて、戻って来て声を上げたのだ。
「竹田さんの遺言だー。聞いてくれー」
「何なんだ。さっさと言いやがれ!」
数人の男が怒っている。
食事の邪魔をされたのが、気に入らないのだろう。
「俺達に、この食事を用意してくれた大田さんに、ついて行くように言っていた」
「……」
全員が俺の姿を探して少しキョロキョロしている。
こんな時に俺は、あずさと凛を笑わせる為、ジャージを脱いで、お尻の激豚を天に突き上げ、四つん這いでチョコチョコ歩き、ブヒブヒ言って豚のものまねをしていた。
まあ、真似をしなくても顔は豚顔なのだが。
「ぷっ……、うわあはっはっはっはっはーー!!!!」
俺の隠し芸、激豚ブヒブヒは全員に大いに受けた。
じゃねーーんだよ!!
俺の威厳が地に落ちてしまった。
ガ、ガッカリだぜ。
ここは意表を突いて、誤魔化そう。
何かないかな。そうだ!
「あーー、俺はお前達の親分になる気はねえ!」
「……えっ!?」
全員から驚きの声が上がった。
うむ、いい感じだ。
「俺は、この尾張の地で大田家を旗揚げしようと思う。その昔、隣国の美濃では商人の斎藤道三が斎藤家を作った事がある。おかしくはあるめえ」
「……」
全員が静まり返った。
「ゆえに、俺は親分では無く、おやかたさ……」
「とのーーー!! とのーーーーー!!!!」
はああーっ! やられた俺の御館様の言葉がかき消された。
「まずは、尾張の争いを無くし、尾張とその周囲の美濃や伊勢の人達の飢えを何とかしたい。しばらくは戦いが続くと思う。ついてきたい者だけ残って欲しい。出ていきたい者は止めない。少しだが食糧も提供しよう」
俺は門へ続く道の脇に、ここにいる全員分の食糧を詰めたスポーツバッグを用意した。
最悪全員が出ていってもいいように。
十人以上の気の弱そうな男達がバッグを手に門に向う。
――仕方がねえ、やっと苦しい支配から開放されたんだ。せいぜい道中で奪われないようにしてくれ。
俺は寂しい気持ちで見送った。
だが、残っている者達の目は輝いている。
「そういやあ、あんた名前は?」
俺は竹田の配下の男に名前を聞いた。
「はっ、俺は加藤です」
ふふふ、こいつも時代劇を見ているくちだねえ。
返事がかっこいい。
うっ、顔も俺と違ってかっこいいねえ。
角刈りって奴か髪を短くして、するどい鷹のような目にこけた頬、まるで裏社会の幹部のような感じだ。
「うむ、では加藤、そして榎本、二名に命じる。尾張の勢力に使者を出し傘下に入るよう説得してくれ」
「もし、断ってきたら?」
榎本と加藤が聞いてくる。
その顔には、俺がちょっぴりビビっちゃう位の、残忍な笑みがある。
「みんなー、聞いてくれ!! 大田家では不殺を最上とする。同じ日本人だ。一人も死んでほしくねえ。だが、きれい事ばかりも言っていられねえ。敵の命ばかり守って、味方がどんどん死ぬ、そんなことは望まねえ」
俺は榎本と加藤の顔を見た。
俺は、わかるだろうと二人の目を見る。
「はっ」
ふふふ、返事がやっぱり芝居がかっている。
「なあ、甲冑の本物が見たいのだがいい所を知らないか」
ついでに二人に聞いて見た。
せっかくついてきてくれる仲間だ、戦で命をおとしてほしく無い。
防具を作りたいと思う。
ここまで来たら、俺の大好きな日本風甲冑を作りたい。
それなら実物を見なければいけない。そう思ったのだ。
「すぐそこの道を東に行けば美術館があります。たしか武具もあったはずです」
「はぁーーっ? 美術館? 博物館じゃねえの?」
「いえ、刀剣や武具も美術品として展示されています」
「そうか、聞いてしまえば、すぐに行きたくなる。俺は美術館に行くからお前達は十分楽しんでくれ。じゃあな、明日の朝には戻る。あずさ、駅まで移動を頼む」
食事を楽しんでいる者達をほったらかしにして、あずさに移動を頼んだ。
俺とあずさは駅前の大きな人形の前の、激豚君に乗り美術館に向った。
「むう、近いねえ」
名古屋城から美術館はとても近かった。
「すごい、お城みたい」
美術館は昔の日本の美術品を集めた美術館のようだ。
入り口を入るとすぐに、甲冑があった。
「なるほど、具足というのか」
「ふふっ、変態研究」
「ああ、つまらないぞ。だから名古屋城へ戻ってもいいぞ」
「いいえ、とうさんのそばがいいです」
「そうか、これって触ってもいいのかな」
「誰も見てないし、いいんじゃないかな」
俺はガラスの中から勝手に出した。
結構ドキドキした。
ここから、俺は集中してしまい時間を見失った。
そのおかげで、アダマンタイト製の真っ黒な胴丸具足が出来上がった。
ミヤマクワガタの頭をポコンと斜めに乗せたようなデザインにした。
名付けて、尾張黒鋼深山胴丸具足だ。
これが、尾張衆の命を守ってくれる事だろう。
「さあ、戻ろうか」
「う、うん」
さすがのあずさも、待ち疲れたようだ。
美術館の展示品に、俺の作った尾張黒鋼深山胴丸具足を一つ寄付して、美術館の外に出た。
「ありゃ、もう昼を過ぎとるがな」
俺が、あずさの魔法で名古屋城に戻ると、全員昼食の最中だった。
どうやら、あずさが戻って用意してくれたようだ。
「全員、見てくれ!! 戦いの時はこれを装備する事とする。これは銃弾すら無効にする鎧だ」
六十個の尾張黒鋼深山胴丸具足を出し、装備の方法を説明した。
装備の方法は、真田の鎧と同じで、ミスリルのキーを持ち、「オイサスト! シュヴァイン!!」これで自動的に装備される。
真っ黒な戦国時代の武将が次々出来上がった。
尾張大田家、家臣団の完成だ。
「うおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!!」
おおっ、自然と雄叫びが上がった。
おとこだねえ。
「野郎共いくぞーーー」
「えっ、どこへ?」
「ああっ、熱田一家が、使者を半殺しにしたので、今から行ってきます」
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