34 / 428
第三十四話 激豚メイル
しおりを挟む
「あずさ、見てくれ」
あずさちゃんにだけ見せて、こちらには見せてくれません。
ひょっとしたら集中しすぎて、私達に気が付いていないのかもしれません。
「なんですか、これは?」
「これは、ずいぶん前にカップ麺に付いていたおまけだよ。紅い彗星のシャマの乗っていたロボットさ」
「ロボット?」
「これは、すごいんだパーツが少ないくせに、腕も足も関節が動くんだ」
「わーすごーい」
そう言っていますが、あずさちゃんの目は死んでいますよー。
「だろーー!!」
あの人は嬉しそうですが、あずさちゃんは合わせているだけですよ。
全く気が付いていませんね。そんな男はもてません、絶対に!
あの人はお構いなしに、何かごそごそしています。
どうやら分解しているようです。
「これを、こうして。うりゃーー!!」
ガラン、ガラン
ミスリル製の部品の様な物が出てきました。
それを、あの人は手を変形させて、組み上げます。
「うおおおーー!! すげーーー!!」
四メートル弱くらいの、ロボットの模型が出来上がりました。
見ている全員から歓声が上がりました。
――あー、すごいわ
私でも、なんだかすごいと思えます。
ミスリルの美しい青色に包まれた模型は、とてもかっこいいと思います。
「ふふふ、形はだいぶ、鎧よりにデザインを変更した。俺はこれでも美術は四だったんだ」
さりげなくどうでもいい情報を入れています。
美術なんて、たいてい誰でも四か五ですよね。
「とうさん、これをどうするのですか?」
「これに、あずさの魔力を付与して、バリアの発生装置にしようと思う。本当は乗って動かしたいけど、そこまでは無理だから……」
「出来ますよ」
おーい、娘さんが出来るっていっているよー。
「……形だけの模型と言う事になる。でもお飾りでもバリアが張れれば上等だろ……。えっ! あずさなんて?」
気が付くのおっそ。
「出来ますよ」
「はーーーっ。なんだってーー」
「くすくす、魔法にはゴーレムを作る魔法があります。それを使えば、魔法適性の高い、ミスリルやオリハルコンは、ゴーレムに出来ます」
「大変じゃ無いのか? あずさがけがをしないなら頼みたい」
「たやすいご用ですよ。ハイ。終りました」
「えーーっ!! はっやっ!」
「ゴーレムになったので、指もちゃんと動きますよ」
「一応、二人乗りで乗れるようにしてあるのだが、乗って動かす事も出来るのか」
「出来ます」
あの人が嬉しそうな顔をして乗り込んでいます。
「うおーーー動いたーー!!」
また、見ている人達から歓声が上がります。私も少し感動しています。
でも、あの人はしょぼくれた顔をして降りてきました。
何があったのでしょうか?
「やっぱり、ロボットは乗るより動くところを外で見てみたい」
台無しだ。私の感動をかえせーー。
「あずさ、この機体にバリアを張れるように出来るかな」
「出来ますよ。ミスリルなのでもう一つ魔法を付与できます」
「じゃあ、水魔法を付与したい。出来るか」
「はい、出来ますが、その前に魔石をセット出来る場所を作って下さい」
「魔石?」
「はい、モンスターを倒した時に出る石なのですが、高い魔力がたまっていますので、それを魔法の原動力にします」
「なるほど、魔法の燃料だな。ちょっと待ってくれ、もう一度作り直す」
今度は、完成した形で出て来ました。
「ここと、ここにセット出来る様にした。ミスリルの剣とオリハルコンの剣を装備した。武装も完璧だ」
腰のあたりにくぼみが出来ている。
そこにあずさちゃんが魔石をセットしました。
魔石が光り出し、機体に何本かのラインが浮かび上がり輝いた。
なんだか、ただの金属の塊から生命が宿ったように変化を感じます。
「すごいですね。じゃあ、ゴーレム化と結界魔法、水魔法を付与します。……はい、出来上がりました」
相変わらず速い。
「よし、これを皇居の守備隊の兵士にあげようと思う」
そうか、バリアを張れれば、防衛が楽になる。それに水魔法で水を出せれば給水車も不要になる。
相変わらず、他人に対する配慮はすごい。
「じつは、この機体のミスリル鋼には炭素を含有させた。つまりミスリル炭素鋼なんだ。わかるか、あずさ」
「えっ!?」
「ふふふ、ミスリルもオリハルコンも鉄のように炭素と相性が良いのがわかった。だから、炭素を含ませたのさ。炭素を含ませると固くなる。つまり普通のミスリル鋼より固いのさ」
「とうさん! すごーい!!」
す、すごいけど、どこでそんな知識を得ているのやら。
あの人はその後、オリハルコン製の機体も作り、この機体には火の属性を加えた。
オリハルコンの機体には魔法は一つしか付与できないらしい。
その後は次々に、オリハルコン製とミスリル製の機体を三つずつ作り、次にミスリルとオリハルコンを半々に使ったハーフの機体を二つ作り、最後に真っ黒な機体を作った。
ハーフの機体は二つの魔法が付与できるのでバリアと火魔法を付与してあり、威力はミスリル製の半分とのこと。だから、バリアは範囲が半分、火魔法はオリハルコンの1.5倍という事です。
「そして、これが俺専用機、アダマンタイト炭素鋼製だ」
「あのー、とうさんアダマンタイトは、魔法適性が無いから、普通はゴーレムに出来ないのですけど……」
「なっ、なにーー。まじかーー」
今にも泣き出さんばかりの表情になりました。
「でも、魔力が膨大な人には出来ます。魔王か魔王城のメイドだけが出来ます」
「じゃあ」
パアーっと表情が明るくなります。
わかりやすい。
「はい、もうやっておきました」
「よかったー。こいつは激豚メイルと名前まで決めていたんだ」
良く見ると、お尻に激豚の文字が薄ら書き込まれている。
角度を変えて見ないとわからないようにしてある。
変なところだけこだわりがあるようです。
「良し、一通り完成した。まずミスリルの機体とオリハルコンの機体を一機ずつ、皇居を守る兵士に寄付し、ゲンとポンにオリハルコンの機体、ダーと藤吉にミスリルの機体。柳川と坂本さんにハーフの機体、そしてミサにオリハルコンの機体とミスリルの機体を渡そうと思う」
ずるい、私にまで渡してくれるなんて。
感動して、涙が出てしまう。
これで、教団の防衛がとても楽になります。
――ありがとうございます
私は心からアンナメーダーマンに感謝していた。
あずさちゃんにだけ見せて、こちらには見せてくれません。
ひょっとしたら集中しすぎて、私達に気が付いていないのかもしれません。
「なんですか、これは?」
「これは、ずいぶん前にカップ麺に付いていたおまけだよ。紅い彗星のシャマの乗っていたロボットさ」
「ロボット?」
「これは、すごいんだパーツが少ないくせに、腕も足も関節が動くんだ」
「わーすごーい」
そう言っていますが、あずさちゃんの目は死んでいますよー。
「だろーー!!」
あの人は嬉しそうですが、あずさちゃんは合わせているだけですよ。
全く気が付いていませんね。そんな男はもてません、絶対に!
あの人はお構いなしに、何かごそごそしています。
どうやら分解しているようです。
「これを、こうして。うりゃーー!!」
ガラン、ガラン
ミスリル製の部品の様な物が出てきました。
それを、あの人は手を変形させて、組み上げます。
「うおおおーー!! すげーーー!!」
四メートル弱くらいの、ロボットの模型が出来上がりました。
見ている全員から歓声が上がりました。
――あー、すごいわ
私でも、なんだかすごいと思えます。
ミスリルの美しい青色に包まれた模型は、とてもかっこいいと思います。
「ふふふ、形はだいぶ、鎧よりにデザインを変更した。俺はこれでも美術は四だったんだ」
さりげなくどうでもいい情報を入れています。
美術なんて、たいてい誰でも四か五ですよね。
「とうさん、これをどうするのですか?」
「これに、あずさの魔力を付与して、バリアの発生装置にしようと思う。本当は乗って動かしたいけど、そこまでは無理だから……」
「出来ますよ」
おーい、娘さんが出来るっていっているよー。
「……形だけの模型と言う事になる。でもお飾りでもバリアが張れれば上等だろ……。えっ! あずさなんて?」
気が付くのおっそ。
「出来ますよ」
「はーーーっ。なんだってーー」
「くすくす、魔法にはゴーレムを作る魔法があります。それを使えば、魔法適性の高い、ミスリルやオリハルコンは、ゴーレムに出来ます」
「大変じゃ無いのか? あずさがけがをしないなら頼みたい」
「たやすいご用ですよ。ハイ。終りました」
「えーーっ!! はっやっ!」
「ゴーレムになったので、指もちゃんと動きますよ」
「一応、二人乗りで乗れるようにしてあるのだが、乗って動かす事も出来るのか」
「出来ます」
あの人が嬉しそうな顔をして乗り込んでいます。
「うおーーー動いたーー!!」
また、見ている人達から歓声が上がります。私も少し感動しています。
でも、あの人はしょぼくれた顔をして降りてきました。
何があったのでしょうか?
「やっぱり、ロボットは乗るより動くところを外で見てみたい」
台無しだ。私の感動をかえせーー。
「あずさ、この機体にバリアを張れるように出来るかな」
「出来ますよ。ミスリルなのでもう一つ魔法を付与できます」
「じゃあ、水魔法を付与したい。出来るか」
「はい、出来ますが、その前に魔石をセット出来る場所を作って下さい」
「魔石?」
「はい、モンスターを倒した時に出る石なのですが、高い魔力がたまっていますので、それを魔法の原動力にします」
「なるほど、魔法の燃料だな。ちょっと待ってくれ、もう一度作り直す」
今度は、完成した形で出て来ました。
「ここと、ここにセット出来る様にした。ミスリルの剣とオリハルコンの剣を装備した。武装も完璧だ」
腰のあたりにくぼみが出来ている。
そこにあずさちゃんが魔石をセットしました。
魔石が光り出し、機体に何本かのラインが浮かび上がり輝いた。
なんだか、ただの金属の塊から生命が宿ったように変化を感じます。
「すごいですね。じゃあ、ゴーレム化と結界魔法、水魔法を付与します。……はい、出来上がりました」
相変わらず速い。
「よし、これを皇居の守備隊の兵士にあげようと思う」
そうか、バリアを張れれば、防衛が楽になる。それに水魔法で水を出せれば給水車も不要になる。
相変わらず、他人に対する配慮はすごい。
「じつは、この機体のミスリル鋼には炭素を含有させた。つまりミスリル炭素鋼なんだ。わかるか、あずさ」
「えっ!?」
「ふふふ、ミスリルもオリハルコンも鉄のように炭素と相性が良いのがわかった。だから、炭素を含ませたのさ。炭素を含ませると固くなる。つまり普通のミスリル鋼より固いのさ」
「とうさん! すごーい!!」
す、すごいけど、どこでそんな知識を得ているのやら。
あの人はその後、オリハルコン製の機体も作り、この機体には火の属性を加えた。
オリハルコンの機体には魔法は一つしか付与できないらしい。
その後は次々に、オリハルコン製とミスリル製の機体を三つずつ作り、次にミスリルとオリハルコンを半々に使ったハーフの機体を二つ作り、最後に真っ黒な機体を作った。
ハーフの機体は二つの魔法が付与できるのでバリアと火魔法を付与してあり、威力はミスリル製の半分とのこと。だから、バリアは範囲が半分、火魔法はオリハルコンの1.5倍という事です。
「そして、これが俺専用機、アダマンタイト炭素鋼製だ」
「あのー、とうさんアダマンタイトは、魔法適性が無いから、普通はゴーレムに出来ないのですけど……」
「なっ、なにーー。まじかーー」
今にも泣き出さんばかりの表情になりました。
「でも、魔力が膨大な人には出来ます。魔王か魔王城のメイドだけが出来ます」
「じゃあ」
パアーっと表情が明るくなります。
わかりやすい。
「はい、もうやっておきました」
「よかったー。こいつは激豚メイルと名前まで決めていたんだ」
良く見ると、お尻に激豚の文字が薄ら書き込まれている。
角度を変えて見ないとわからないようにしてある。
変なところだけこだわりがあるようです。
「良し、一通り完成した。まずミスリルの機体とオリハルコンの機体を一機ずつ、皇居を守る兵士に寄付し、ゲンとポンにオリハルコンの機体、ダーと藤吉にミスリルの機体。柳川と坂本さんにハーフの機体、そしてミサにオリハルコンの機体とミスリルの機体を渡そうと思う」
ずるい、私にまで渡してくれるなんて。
感動して、涙が出てしまう。
これで、教団の防衛がとても楽になります。
――ありがとうございます
私は心からアンナメーダーマンに感謝していた。
0
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
スキル運で、運がいい俺を追放したギルドは倒産したけど、俺の庭にダンジョン出来て億稼いでます。~ラッキー~
暁 とと
ファンタジー
スキル運のおかげでドロップ率や宝箱のアイテムに対する運が良く、確率の低いアイテムをドロップしたり、激レアな武器を宝箱から出したりすることが出来る佐藤はギルドを辞めさられた。
しかし、佐藤の庭にダンジョンが出来たので億を稼ぐことが出来ます。
もう、戻ってきてと言われても無駄です。こっちは、億稼いでいるので。
異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!
石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。
クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に!
だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。
だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。
※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。
死んだら男女比1:99の異世界に来ていた。SSスキル持ちの僕を冒険者や王女、騎士が奪い合おうとして困っているんですけど!?
わんた
ファンタジー
DVの父から母を守って死ぬと、異世界の住民であるイオディプスの体に乗り移って目覚めた。
ここは、男女比率が1対99に偏っている世界だ。
しかもスキルという特殊能力も存在し、イオディプスは最高ランクSSのスキルブースターをもっている。
他人が持っているスキルの効果を上昇させる効果があり、ブースト対象との仲が良ければ上昇率は高まるうえに、スキルが別物に進化することもある。
本来であれば上位貴族の夫(種馬)として過ごせるほどの能力を持っているのだが、当の本人は自らの価値に気づいていない。
贅沢な暮らしなんてどうでもよく、近くにいる女性を幸せにしたいと願っているのだ。
そんな隙だらけの男を、知り合った女性は見逃さない。
家で監禁しようとする危険な女性や子作りにしか興味のない女性などと、表面上は穏やかな生活をしつつ、一緒に冒険者として活躍する日々が始まった。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる