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第14章 仙台方面奪還作戦編Ⅱ
設定資料集ⅩⅣ 作中年表2037.3.10-2037.3.24
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◾︎2037.3.15
『仙台・名取・石巻方面奪還作戦』開始。
・午前六時。第一段作戦『小型マト弾』投下作戦決行。仙台マジックジャミングポイント、名取マジックジャミングポイント、仙台方面敵司令部ポイント、名取方面敵司令部ポイントに計四発の小型マト弾が投下された。この爆弾による神聖帝国側の死傷者は、CTが約四七○○○。神聖帝国軍将兵が約一一○○○。
・小型マト弾投下直後、第二段作戦『侵攻準備空爆・艦砲射撃』を開始。作戦時間は約三時間。なお仙台方面敵司令部に対してはこの時に地中貫通爆弾を使用している。
・第二段作戦終了直前より予定通り第三段作戦『名取・仙台方面奪還作戦』開始。
◾︎2037.3.16
仙台空港南側で『虚ろ目のエンザリア』が初確認。特務小隊がこれと交戦する。(仙台空港奪還の戦い・局地戦)
また、同日名取市街地郊外南部で虚ろ目のエンザリア二人出現。この際の被害は戦車二両被撃破。二両大破。機動戦闘車一両被撃破。一両大破。陸・海兵隊・魔法軍の死傷者九四人。
※補足
この日欧州戦線においても虚ろ目のエンザリアが出現。北欧戦線では狭い戦域で一度に二五人現れ、一時戦線崩壊ギリギリまで追い込まれた。
◾︎2037.3.17
・第四段作戦『石巻方面上陸作戦』開始。
仙台・名取方面も西側では名取川南岸まで到達。東側も午前中には閖上地区を奪還。今泉インター付近まで到達。
・午後一時過ぎ。宮城県立農業高校付近に虚ろ目のエンザリア三人出現。僅か三分で戦車と機動戦闘車が二両ずつ被撃破の損害を受ける。また、ほぼ同時に太子堂方面でも虚ろ目のエンザリアが七人出現。県立農業高校付近のエンザリアは救援にかけつけた孝弘と水帆が撃破。太子堂方面には大輝や知花が救援に向かいこれを撃破した。
◾︎2037.3.18
この日も虚ろ目のエンザリアが出現。数は七人。エンザリアの速やかな排除には高位能力者か、さもなければ本来一個人には過剰火力である自走砲や戦車砲の集中砲火でないと厳しいと判断した日本軍は第一○一魔法旅団戦闘団や師団砲兵隊にエンザリア出現時の優先対処を指示。
◾︎2037.3.19
この日も虚ろ目のエンザリアが出現。四箇所に分散して現れる。数は一二人。
なお、一六日から一九日の四日間で日本軍が受けた損害は以下の通り。(虚ろ目のエンザリアから受けた損害のみの数値)
【物的損害】
◾︎戦車:一○両喪失
◾︎機動戦闘車:七両喪失
◾︎自走砲:三両喪失
◾︎装甲車両:八両喪失
【人的損害】
◾︎戦死:三八○名
◾︎戦傷:七七五名
※戦線復帰可能者含む
※虚ろ目のエンザリアと日本軍単純キルレートは一九日までの時点で一対一二。
※参考値:欧州戦線では一対一三。
◾︎同日
午後までの戦況は下記の通り。
・仙台戦線西部は長町地区を奪還。仙台南部道路山田ICまで制圧。現在は広瀬川を挟んだラインが最前線。
・仙台戦線東部は陸前高砂駅の付近まで前進。荒井付近が最前線。多賀城を次点目標に捉えるまで部隊は侵攻中。ただし多賀城付近に展開の敵と激しい戦闘を繰り広げており、多賀城奪還には暫くの時間を要するとみられる。
・仙台中心街を半包囲しつつあるが戦況は未だ不安定であり、苦竹IC付近での敵の抵抗が激しく、完全な半包囲には時間を要する見込み。
・石巻方面は上陸から一九日午後までに空軍・松島基地を奪還。石巻市街の大部分も奪還した。最前線は野蒜周辺。
・石巻戦線北部の前線は気仙沼線及び石巻線分岐点付近まで前進。ただし、度々敵部隊と接触し現在も交戦状態。
◾︎2037.3.20
『神聖帝国軍仙台方面司令部に対する少数精鋭での奇襲作戦』の作戦実施が正式に決まる。投入する戦力は『第一○一旅団戦闘団本部中隊付特務小隊』。
◾︎2037.3.23
仙台方面戦線は東部側が苦竹まで進出。南部方面も若林区役所付近まで到達。西部方面も仙台緑ヶ丘まで進み、敵地たる北部を除いて全ての戦線が仙台中心市街地の目の前まで迫る。
この時点で虚ろ目のエンザリアに対するキルレートは一対九まで改善するも未だ高い状態にあり。
◾︎2037.3.24
『神聖帝国軍仙台方面司令部に対する少数精鋭での奇襲作戦』が行われる。
第一目標シュレイダー、第二目標エイトールの殺害に成功するも、特務小隊はシュレイダーが発動した結界魔法に閉じ込められる。
直後に虚ろ目のエンザリアが出現。これと交戦する。さらに謎のエンザリアも出現しこれとも交戦。
いずれも倒すことに成功したが戦死六、重傷三、軽傷二と壊滅的な損害を被る。これにより特務小隊は再編成が避けられなくなる。
また、特務小隊が結界魔法に閉じ込められている中で日本軍にドラゴンの大群が襲来。地上部隊も呼応し攻勢に出たため、日本軍は苦戦を強いられる。最終的に北海道奪還作戦で使用予定のマト弾予備を緊急的に使用することで、神聖帝国軍に大打撃を与え、盛岡方面へ敗走させることに成功。
しかし、日本軍も大量の物資弾薬を消耗した上に作戦軍全体で平均五~八パーセントの戦死傷率を出すなど大きな損害を受けた。
『仙台・名取・石巻方面奪還作戦』開始。
・午前六時。第一段作戦『小型マト弾』投下作戦決行。仙台マジックジャミングポイント、名取マジックジャミングポイント、仙台方面敵司令部ポイント、名取方面敵司令部ポイントに計四発の小型マト弾が投下された。この爆弾による神聖帝国側の死傷者は、CTが約四七○○○。神聖帝国軍将兵が約一一○○○。
・小型マト弾投下直後、第二段作戦『侵攻準備空爆・艦砲射撃』を開始。作戦時間は約三時間。なお仙台方面敵司令部に対してはこの時に地中貫通爆弾を使用している。
・第二段作戦終了直前より予定通り第三段作戦『名取・仙台方面奪還作戦』開始。
◾︎2037.3.16
仙台空港南側で『虚ろ目のエンザリア』が初確認。特務小隊がこれと交戦する。(仙台空港奪還の戦い・局地戦)
また、同日名取市街地郊外南部で虚ろ目のエンザリア二人出現。この際の被害は戦車二両被撃破。二両大破。機動戦闘車一両被撃破。一両大破。陸・海兵隊・魔法軍の死傷者九四人。
※補足
この日欧州戦線においても虚ろ目のエンザリアが出現。北欧戦線では狭い戦域で一度に二五人現れ、一時戦線崩壊ギリギリまで追い込まれた。
◾︎2037.3.17
・第四段作戦『石巻方面上陸作戦』開始。
仙台・名取方面も西側では名取川南岸まで到達。東側も午前中には閖上地区を奪還。今泉インター付近まで到達。
・午後一時過ぎ。宮城県立農業高校付近に虚ろ目のエンザリア三人出現。僅か三分で戦車と機動戦闘車が二両ずつ被撃破の損害を受ける。また、ほぼ同時に太子堂方面でも虚ろ目のエンザリアが七人出現。県立農業高校付近のエンザリアは救援にかけつけた孝弘と水帆が撃破。太子堂方面には大輝や知花が救援に向かいこれを撃破した。
◾︎2037.3.18
この日も虚ろ目のエンザリアが出現。数は七人。エンザリアの速やかな排除には高位能力者か、さもなければ本来一個人には過剰火力である自走砲や戦車砲の集中砲火でないと厳しいと判断した日本軍は第一○一魔法旅団戦闘団や師団砲兵隊にエンザリア出現時の優先対処を指示。
◾︎2037.3.19
この日も虚ろ目のエンザリアが出現。四箇所に分散して現れる。数は一二人。
なお、一六日から一九日の四日間で日本軍が受けた損害は以下の通り。(虚ろ目のエンザリアから受けた損害のみの数値)
【物的損害】
◾︎戦車:一○両喪失
◾︎機動戦闘車:七両喪失
◾︎自走砲:三両喪失
◾︎装甲車両:八両喪失
【人的損害】
◾︎戦死:三八○名
◾︎戦傷:七七五名
※戦線復帰可能者含む
※虚ろ目のエンザリアと日本軍単純キルレートは一九日までの時点で一対一二。
※参考値:欧州戦線では一対一三。
◾︎同日
午後までの戦況は下記の通り。
・仙台戦線西部は長町地区を奪還。仙台南部道路山田ICまで制圧。現在は広瀬川を挟んだラインが最前線。
・仙台戦線東部は陸前高砂駅の付近まで前進。荒井付近が最前線。多賀城を次点目標に捉えるまで部隊は侵攻中。ただし多賀城付近に展開の敵と激しい戦闘を繰り広げており、多賀城奪還には暫くの時間を要するとみられる。
・仙台中心街を半包囲しつつあるが戦況は未だ不安定であり、苦竹IC付近での敵の抵抗が激しく、完全な半包囲には時間を要する見込み。
・石巻方面は上陸から一九日午後までに空軍・松島基地を奪還。石巻市街の大部分も奪還した。最前線は野蒜周辺。
・石巻戦線北部の前線は気仙沼線及び石巻線分岐点付近まで前進。ただし、度々敵部隊と接触し現在も交戦状態。
◾︎2037.3.20
『神聖帝国軍仙台方面司令部に対する少数精鋭での奇襲作戦』の作戦実施が正式に決まる。投入する戦力は『第一○一旅団戦闘団本部中隊付特務小隊』。
◾︎2037.3.23
仙台方面戦線は東部側が苦竹まで進出。南部方面も若林区役所付近まで到達。西部方面も仙台緑ヶ丘まで進み、敵地たる北部を除いて全ての戦線が仙台中心市街地の目の前まで迫る。
この時点で虚ろ目のエンザリアに対するキルレートは一対九まで改善するも未だ高い状態にあり。
◾︎2037.3.24
『神聖帝国軍仙台方面司令部に対する少数精鋭での奇襲作戦』が行われる。
第一目標シュレイダー、第二目標エイトールの殺害に成功するも、特務小隊はシュレイダーが発動した結界魔法に閉じ込められる。
直後に虚ろ目のエンザリアが出現。これと交戦する。さらに謎のエンザリアも出現しこれとも交戦。
いずれも倒すことに成功したが戦死六、重傷三、軽傷二と壊滅的な損害を被る。これにより特務小隊は再編成が避けられなくなる。
また、特務小隊が結界魔法に閉じ込められている中で日本軍にドラゴンの大群が襲来。地上部隊も呼応し攻勢に出たため、日本軍は苦戦を強いられる。最終的に北海道奪還作戦で使用予定のマト弾予備を緊急的に使用することで、神聖帝国軍に大打撃を与え、盛岡方面へ敗走させることに成功。
しかし、日本軍も大量の物資弾薬を消耗した上に作戦軍全体で平均五~八パーセントの戦死傷率を出すなど大きな損害を受けた。
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