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第7章 決戦! 首都奪還作戦編
第4話 日比谷公園へ突入せよ!①
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・・4・・
『目標前方の一個連隊!! 特務さんが進む道を作るぞ!! 大隊各車……、ファイア!!』
『榴弾砲、諸元入力完了!! 撃てぇ!!』
『BT1、小隊統制法撃。放てッッ!!』
『敵連隊に穴を開けろ! 火力集中、機関銃各隊発射ァ!!』
第一特務連隊が行く道を作るため、戦車大隊、陸軍連隊、海兵隊連隊、第一特務自身も火力を集中させ、中野にいる砲兵隊の榴弾砲も火を噴く。局地的かつ短時間とはいえ一挙に火線が敵一個連隊に集まったことで神聖帝国軍部隊は崩れ、隙間が生じた。
『セブンスより連隊各員、道が出来たぞ突っ込め!! キャスター3|《大輝》、魔力使用制限解除! 盾役《ガーディアン》の役目を頼んだ!』
『キャスター3了解!』
『各員も魔法障壁を前面展開! 突撃、突撃!』
『キャスター1、これより2、4と共にキャスター3とフォーメーション組みます!』
『セブンスよりキャスター1へ了解! 君達を矛として敵部隊を穿つ! 徹底的にやれ!』
『キャスター1よりセブンス了解!』
第一特務連隊は原宿にいる第三大隊内二個中隊を除く全てが日比谷公園・東京駅方面へ向けて動き出した。神聖帝国軍にとってはよりにもよって一番の精鋭が突っ込んでくる事に恐怖を覚えるものの、逃げ出すものはいない。むしろ果敢にも攻撃を加えてきた。
「邪魔よどきなさい! 氷の剣は風を纏い、全てを貫く! 『氷風剣・三十重前面発射』」
「そこのけ、そこのけ、立ち塞がるなら容赦はしないよ。『光弾・速射開始』」
「魔力充填、完了。射撃開始」
防御役に専念している大輝を除く三人は、道を塞ごうと迫る神聖帝国軍部隊をなぎ倒していく。水帆の法撃がまとめて敵を吹き飛ばし、知花の法撃は反撃の隙を与えず、二人の法撃をかわしきったとて孝弘の正確無比な射撃が近付くことすら許さない。
それだけでは無い。地上では第一大隊が、低高度からは第二大隊が猛攻撃を与え続ける。こうなると敵は加熱されたバターのように溶けていき、第一特務の部隊は容易く突破することが出来た。
『陸軍一一連隊より第一特務へ。後は我々に任せてくれ』
『海兵隊二一連隊より第一特務へ。ここを終わらせてからすぐ、必ず後から追いつく』
『三一戦車大隊より第一特務へ。作戦の成功を祈る。後で会おう』
『セブンスより陸海兵隊各隊へ。ありがとう。新宿は頼んだよ!』
璃佳が明るい声で返答すると、再び彼女は前を向く。
「七条大佐、新宿御苑駅付近を通過しました」
「おっけい。そのまま四ツ谷方面から永田町に向かうよ」
「了解しました。各隊へ通達。そのまま作戦通り四ツ谷方面へ。後、永田町を突っ切る」
『BT1了解』
『BT2了解した』
『キャスター1、了解』
『こちらBTL3! お待たせしました! 二個中隊、合流するっすよ!』
『セブンスよりBTL3へ。思ったより早かったね』
『原宿の敵部隊は早々に蹴散らせたので!』
『助かるよ。BT3はBT1と共に行動して』
『了解っす!』
第一特務連隊が新宿御苑駅付近を過ぎて信濃町・四ツ谷方面に向かう頃になると、神聖帝国軍将兵の数は一時的とはいえ減っていた。しかし全くいないわけではなく、散発的に攻撃を加えてくる。
とはいえ、その程度では第一特務の敵ではない。敵部隊は各個撃破されていく。
「大佐、間もなく四ツ谷付近に到達します。永田町付近はマジックジャミングの区域内になるので、そろそろ各種レーダーが使えなくなります」
「了解。各隊へ通達。間もなくマジックジャミングの区域内になる。索敵は魔力探知形式に変更。警戒を厳とせよ。キャスター4、マジックジャミング装置の特定を頼んだ。作戦区域の中で手の届く範囲なら破壊しておきたい」
『キャスター4よりセブンス。了解しました』
まばらながらも展開する神聖帝国軍を潰していくうちに第一特務は四ツ谷付近に到着。熊川の言う通りレーダーの反応が心許なくなってきていた。この頃には最前面にいる孝弘達も探知形式を魔力探知に変えていた。
「知花、敵の様子はどうだ?」
「マジックジャミングのせいで見つけにくくなっていたけど、やっぱりいたよ。溜池山王付近に増強一個連隊程度かな」
「了解。マジックジャミング装置の特定をよろしく。――キャスター1よりセブンスへ。キャスター4が溜池山王方面に増強一個連隊程度を探知。情報共有します」
『セブンスからキャスター1へ。了解。針路の途上にいて邪魔だ。撃滅せよ』
「キャスター1よりセブンス。了解しました。――大輝、魔法障壁の密度を上げてくれ」
「おう、任せとけ!」
璃佳との通信を終えると孝弘、水帆、知花の三人は詠唱準備に入り、大輝は魔法障壁の密度を高めていく。第一大隊も詠唱準備に入り、第二大隊は先行して溜池山王付近にいる敵部隊へ上空からの射撃と法撃を開始した。
孝弘達が四ツ谷を抜けて麹町の手前まで着くと、敵のまとまった部隊と接敵。銃撃と法撃の混じり合う大きな音が、大戦前は日本の政治的中枢だった地区に響き始めた。
「よくもまあ永田町をここまで瓦礫の山にしてくれちゃって。ここ自体に愛着はあんま無いけど、いい気分はしないわね」
「一部は司令部機能に使っていたっぽいな。無事な建物もいくつかある。とっととここの部隊も潰して日比谷公園方面に行こう。時間が惜しい」
「ええ。それじゃあ、ギアを上げていこうかしら!!」
水帆は敵部隊を視認するとロックオン、準備していた詠唱を発動する。
「――『雷撃槍、五十重射出』!!」
「火属性爆発系弾、高出力充填。三連続射撃」
「第一大隊、中隊統制法撃よぉい! 放て!」
「第二大隊、半円に広がれ! 攻撃開始!」
「第三大隊法撃準備! 小隊統制法撃用意! ファイア!」
敵と射線が鉢合ってすぐ、水帆と孝弘の順に攻撃を開始。続けて第一大隊と第二大隊、第三大隊の攻撃が続く。
まず水帆の法撃で最前面の敵部隊が黒焦げになり、孝弘のハイチャージショット三発によって小隊単位で敵兵は吹き飛ぶ。
そこへ地上と空中から逃げ場のない法撃が加えられるとなれば、神聖帝国軍に為す術は無い。増強連隊程度の数はいるから時折第一特務連隊に攻撃や法撃は届くものの、数名が負傷する程度であり、戦闘に大きな影響は無く夏に溶ける氷菓子のように神聖帝国軍の将兵は倒れていった。
『セブンスより各員へ。敵増強連隊程度の部隊は半数が戦闘不能。第一大隊と第三大隊の一部でこれら部隊に追い討ちをかけ、残りは一気に日比谷公園に向かうよ!!』
『目標前方の一個連隊!! 特務さんが進む道を作るぞ!! 大隊各車……、ファイア!!』
『榴弾砲、諸元入力完了!! 撃てぇ!!』
『BT1、小隊統制法撃。放てッッ!!』
『敵連隊に穴を開けろ! 火力集中、機関銃各隊発射ァ!!』
第一特務連隊が行く道を作るため、戦車大隊、陸軍連隊、海兵隊連隊、第一特務自身も火力を集中させ、中野にいる砲兵隊の榴弾砲も火を噴く。局地的かつ短時間とはいえ一挙に火線が敵一個連隊に集まったことで神聖帝国軍部隊は崩れ、隙間が生じた。
『セブンスより連隊各員、道が出来たぞ突っ込め!! キャスター3|《大輝》、魔力使用制限解除! 盾役《ガーディアン》の役目を頼んだ!』
『キャスター3了解!』
『各員も魔法障壁を前面展開! 突撃、突撃!』
『キャスター1、これより2、4と共にキャスター3とフォーメーション組みます!』
『セブンスよりキャスター1へ了解! 君達を矛として敵部隊を穿つ! 徹底的にやれ!』
『キャスター1よりセブンス了解!』
第一特務連隊は原宿にいる第三大隊内二個中隊を除く全てが日比谷公園・東京駅方面へ向けて動き出した。神聖帝国軍にとってはよりにもよって一番の精鋭が突っ込んでくる事に恐怖を覚えるものの、逃げ出すものはいない。むしろ果敢にも攻撃を加えてきた。
「邪魔よどきなさい! 氷の剣は風を纏い、全てを貫く! 『氷風剣・三十重前面発射』」
「そこのけ、そこのけ、立ち塞がるなら容赦はしないよ。『光弾・速射開始』」
「魔力充填、完了。射撃開始」
防御役に専念している大輝を除く三人は、道を塞ごうと迫る神聖帝国軍部隊をなぎ倒していく。水帆の法撃がまとめて敵を吹き飛ばし、知花の法撃は反撃の隙を与えず、二人の法撃をかわしきったとて孝弘の正確無比な射撃が近付くことすら許さない。
それだけでは無い。地上では第一大隊が、低高度からは第二大隊が猛攻撃を与え続ける。こうなると敵は加熱されたバターのように溶けていき、第一特務の部隊は容易く突破することが出来た。
『陸軍一一連隊より第一特務へ。後は我々に任せてくれ』
『海兵隊二一連隊より第一特務へ。ここを終わらせてからすぐ、必ず後から追いつく』
『三一戦車大隊より第一特務へ。作戦の成功を祈る。後で会おう』
『セブンスより陸海兵隊各隊へ。ありがとう。新宿は頼んだよ!』
璃佳が明るい声で返答すると、再び彼女は前を向く。
「七条大佐、新宿御苑駅付近を通過しました」
「おっけい。そのまま四ツ谷方面から永田町に向かうよ」
「了解しました。各隊へ通達。そのまま作戦通り四ツ谷方面へ。後、永田町を突っ切る」
『BT1了解』
『BT2了解した』
『キャスター1、了解』
『こちらBTL3! お待たせしました! 二個中隊、合流するっすよ!』
『セブンスよりBTL3へ。思ったより早かったね』
『原宿の敵部隊は早々に蹴散らせたので!』
『助かるよ。BT3はBT1と共に行動して』
『了解っす!』
第一特務連隊が新宿御苑駅付近を過ぎて信濃町・四ツ谷方面に向かう頃になると、神聖帝国軍将兵の数は一時的とはいえ減っていた。しかし全くいないわけではなく、散発的に攻撃を加えてくる。
とはいえ、その程度では第一特務の敵ではない。敵部隊は各個撃破されていく。
「大佐、間もなく四ツ谷付近に到達します。永田町付近はマジックジャミングの区域内になるので、そろそろ各種レーダーが使えなくなります」
「了解。各隊へ通達。間もなくマジックジャミングの区域内になる。索敵は魔力探知形式に変更。警戒を厳とせよ。キャスター4、マジックジャミング装置の特定を頼んだ。作戦区域の中で手の届く範囲なら破壊しておきたい」
『キャスター4よりセブンス。了解しました』
まばらながらも展開する神聖帝国軍を潰していくうちに第一特務は四ツ谷付近に到着。熊川の言う通りレーダーの反応が心許なくなってきていた。この頃には最前面にいる孝弘達も探知形式を魔力探知に変えていた。
「知花、敵の様子はどうだ?」
「マジックジャミングのせいで見つけにくくなっていたけど、やっぱりいたよ。溜池山王付近に増強一個連隊程度かな」
「了解。マジックジャミング装置の特定をよろしく。――キャスター1よりセブンスへ。キャスター4が溜池山王方面に増強一個連隊程度を探知。情報共有します」
『セブンスからキャスター1へ。了解。針路の途上にいて邪魔だ。撃滅せよ』
「キャスター1よりセブンス。了解しました。――大輝、魔法障壁の密度を上げてくれ」
「おう、任せとけ!」
璃佳との通信を終えると孝弘、水帆、知花の三人は詠唱準備に入り、大輝は魔法障壁の密度を高めていく。第一大隊も詠唱準備に入り、第二大隊は先行して溜池山王付近にいる敵部隊へ上空からの射撃と法撃を開始した。
孝弘達が四ツ谷を抜けて麹町の手前まで着くと、敵のまとまった部隊と接敵。銃撃と法撃の混じり合う大きな音が、大戦前は日本の政治的中枢だった地区に響き始めた。
「よくもまあ永田町をここまで瓦礫の山にしてくれちゃって。ここ自体に愛着はあんま無いけど、いい気分はしないわね」
「一部は司令部機能に使っていたっぽいな。無事な建物もいくつかある。とっととここの部隊も潰して日比谷公園方面に行こう。時間が惜しい」
「ええ。それじゃあ、ギアを上げていこうかしら!!」
水帆は敵部隊を視認するとロックオン、準備していた詠唱を発動する。
「――『雷撃槍、五十重射出』!!」
「火属性爆発系弾、高出力充填。三連続射撃」
「第一大隊、中隊統制法撃よぉい! 放て!」
「第二大隊、半円に広がれ! 攻撃開始!」
「第三大隊法撃準備! 小隊統制法撃用意! ファイア!」
敵と射線が鉢合ってすぐ、水帆と孝弘の順に攻撃を開始。続けて第一大隊と第二大隊、第三大隊の攻撃が続く。
まず水帆の法撃で最前面の敵部隊が黒焦げになり、孝弘のハイチャージショット三発によって小隊単位で敵兵は吹き飛ぶ。
そこへ地上と空中から逃げ場のない法撃が加えられるとなれば、神聖帝国軍に為す術は無い。増強連隊程度の数はいるから時折第一特務連隊に攻撃や法撃は届くものの、数名が負傷する程度であり、戦闘に大きな影響は無く夏に溶ける氷菓子のように神聖帝国軍の将兵は倒れていった。
『セブンスより各員へ。敵増強連隊程度の部隊は半数が戦闘不能。第一大隊と第三大隊の一部でこれら部隊に追い討ちをかけ、残りは一気に日比谷公園に向かうよ!!』
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