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第6章 旧首都・東京奪還前哨戦編
第4話 大勝負の作戦に第一特務連隊の面々は②
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・・Φ・・
璃佳が説明を始めた作戦内容は以下の通りである。
【首都奪還オペレーション『反撃の剣』作戦・作戦概要】
〈参加兵力〉
・東部方面攻略軍(陸・海兵隊)
四五〇〇〇人
・東京西部方面攻略軍
二五〇〇〇人
※いずれも到着した増援分を含む。
・空軍戦闘機部隊
二個航空団
・海軍艦艇
第二艦隊よりミサイル巡洋艦一隻・ミサイル駆逐艦三隻が派遣。陸上戦力の攻撃支援として。
《第一段作戦・首都方面展開神聖帝国軍及びCT誘引作戦》
・実行期間:一二月一日から三日まで
1,現在進出中の東部方面攻略軍及び東京西部方面攻略軍は、東部方面攻略軍は鎌倉近郊にて一旦前進を止め、東京西部方面攻略軍は吉祥寺近郊で前進を止める。目的は敵戦力の誘引。意図的に一時前進を停止させることで、敵の油断を誘い戦力を誘引させるものとする。
2,後述の第二段作戦発動と上陸成功まで当地にて敵戦力を叩き続ける。必要な火力及び魔法回復薬等物資については第二段作戦以降までの作戦行動とは別途用意されているが、敵の油断を誘うために攻勢火力としてではなく防御火力として運用するものとする。
3,ただし埼玉県南部方面については突出部を形成しない程度に進出。所沢や清瀬方面への進出を目的とし、第二段作戦作戦発動以降のさいたま市方面進出のための準備攻勢を行うものとする。
4,第二段作戦発動、上陸成功後は第三段作戦へと移行する。
《第二段作戦・九十九里南部・白子~上総一宮方面上陸作戦》
実行期間:一二月四日未明~
〈参加兵力〉
・陸軍:二個師団一個旅団、二五〇〇〇人
・海兵隊:一個師団、一〇〇〇〇人
・魔法軍:一個師団、五〇〇〇人
上陸兵力:計四〇〇〇〇人
・海軍
第一機動艦隊全艦艇及び空母艦載機全部隊
第二艦隊より上陸支援艦隊及び上陸用船艇等
・空軍
二個飛行隊(上陸前爆撃及び地上兵力支援を中心とする)
1,上陸作戦実行区域周辺に展開するCTなどについては約一〇〇〇〇と少ないものの上陸の際には障害となりうる為、海軍艦艇による砲撃及びミサイル攻撃と空軍戦闘機部隊による上陸前準備爆撃を実施する。敵兵力が上陸作戦実行区域に流入する可能性が高いことから実施時間は約二時間。実施後すぐ上陸行動へ移行する。
2,海軍各艦艇支援のもと、上陸部隊は白子~上総一宮間の六つに分けられたブロックにまずは海兵隊一個師団が、後に陸軍やフェアル部隊を除く魔法軍が順次上陸。橋頭堡を構築する。この際、空軍戦闘機部隊及び魔法軍フェアル部隊は進出先の各地域に存在するCTを駆逐する。
3,橋頭堡構築後、CT進出に備え防衛線を構築。さらに茂原方面・大網白里方面に進出しこれを確保する。両方面についても防衛線を構築。
4,茂原・大網白里方面に防衛用戦力を残し、大網白里方面より外房線に沿って千葉方面へ進出。ちはら台方面を確保する。
5,ちはら台方面を確保後、千葉市中心街方面へ進出しこれを確保。以降は首都奪還作戦部隊に合わせて柔軟に作戦行動を行う。ただし最終目標が東部方面攻略軍及び東京西部方面攻略軍と合流を果たす事に変わりはない。
6,なお第三段作戦である東京都区部奪還作戦は本作戦発動から遅れること数時間後に発動される。第二段作戦が第三段作戦の成否に繋がる為、各員奮闘されたし。
璃佳による作戦の説明が終わると、ぽろりと感想を漏らしたのは大輝と知花だった。
「オレらがいるとこ含めて東京を目指すのが七〇〇〇〇人以上。上陸部隊が四〇〇〇〇人。一つの戦域に計一一〇〇〇〇人以上の戦力投入はガチもガチだな」
「うん。緒戦で失われた兵力の補充が行われているとしても、全ての補充は終わってないはず。北方に貼り付けておかないといけない戦力と予備戦力を差し引いて、安全な西方から戦力を引き抜いてきたと考えると……。統合司令本部は大勝負に出てきたね」
「二人共ごめーとー。上は東京奪還に本気も本気だよ。戦力の逐次投入は捨てて、全力投入に打って出た。もしここで東京陥落前の悪夢が再現されたら防衛戦力はスッカスカもいいとこで、負けたらお終い。最前線は私と米原少佐の地元である濃尾平野一帯になるだろうね。いや、それも無理か」
「七条大佐の仰る通りです。約一一〇〇〇〇人もの戦力が瓦解すれば、濃尾平野は守りきれません。鈴鹿山脈と伊吹山地を境界線としてギリギリ。場合によっては滋賀県を捨てて京都が戦場になるかと」
「そうだね米原少佐。今日本軍に残っている戦力から見積もると、東北新潟戦線と北陸方面の防衛に兵力を割いたら、一一〇〇〇〇人を一戦域に投入するのはギリギリの数字だね」
「負けたらお終いは冗談でも何でもない。負けるってことは、私達第一特務は壊滅判定でしょう? ありえないけれど七条大佐含む私達Sランク五人の内、どれだけかは戦死になるでしょうし。要するに一般兵力も魔法兵力も戦線を維持出来るだけの戦力が残らない。そういうことですよね?」
「正解だよ、高崎少佐。あとはズルズル滅亡までの短い時間を待つだけだろうね」
璃佳は笑顔で恐ろしい事を言う。だがそれが現実だった。
彼女が言うように、今の日本は南東北の日本海側と新潟県に防衛戦力を配備し穀倉地帯たる北陸地方にも戦力を配置している。さらに西日本各地には健在の師団も多いが、それとて治安維持や万が一の際に備えて空っぽにするわけにはいかない。
となると、東京奪還に投入可能な兵力は限られており、一一〇〇〇〇人の兵力は本当にギリギリの数。勝てばめでたく東京を奪還し南関東も取り戻せるだろう。だが、負けたら防衛すらおぼつかなくなり、今度こそ日本は負けが確定するといっていい状態になる。
まさに乾坤一擲の作戦なのだ。
そうなると、自ずとこの場にいる者達全員の気は引き締まる。富士宮から今まで勝っているからと油断していいわけがなかった。
それでも璃佳は、普段通りの飄々とした様子を保っていた。
「ま、でも結局私達がやることは今までと同じだよ。CTをぶっ殺しまくって、神聖帝国のヤツらをひねり潰して、そして東京を奪還する。捕まってしまった民間人も救出する。ね? 民間人救出はともかくいつも通りでしょう?」
(ただ、都心にナニがいるか分からない以上は念の為に遺書は用意してもらわなきゃだけど、ね……)
ただ内心は違う。東京都心全体がマジックジャミングによって謎に包まれた現状では、鬼が出るか蛇が出るか行ってみないと分からない。ドラゴンが出たのだから地龍が出るかもしれない。
しかし、自身の不安はさらけ出すことは許されない。何故ならば、自分は第一特務連隊の連隊長なのだから。
孝弘達も同じだった。異世界での経験を踏まえれば何も無いはありえない。絶対に何かあると考えるのが賢明なのだ。最上級ランクの魔法能力者だから生きて帰れるもありえない。アルストルムではそう言って死んだ味方がいたのを今でも四人は覚えていた。
大隊長達も孝弘と考えはほぼ同じである。いくら見知った東京という土地とはいえ、謎に満たされた地ほど怖いものは無い。現代戦において情報が無いことはすなわち暗闇の中で洞窟を歩くようなものである。今回は死を覚悟して臨まないといけなくなるかもしれない。そう思っていた。
とはいえ。やはり全員が顔には少しも出していなかった。いつも通りのやり取りを終えて、各自が作戦の準備に動いていく。
孝弘達も部屋を出ようとした時、璃佳に呼び止められた。
「君らには予め伝えておきたいことがあってね」
「なんでしょうか? 首都奪還が成功したら家族に会える話とかではないですよね? 今それを切り出されるといわゆるフラグになりそうなので……」
「はははっ! 死亡フラグ的な話じゃないから安心して。それはまた今度。手配はつけとくから」
孝弘と璃佳は冗談めいたやり取りをする。確かにこのタイミングで四人が家族と再会できる話は縁起が悪いにも程があった。
「それで、話とは?」
「上陸作戦の軍でちょっと動きがあってね。ようやく重い腰を上げてくれたんだ。君達の同類がね」
「帰還組、ですね」
「その通りだよ、米原少佐」
璃佳の口から久しぶりに出た異世界からの帰還者の話。自分達以外にも存在しているという異世界帰り組。
プロフィールなどのデータはともかくとして帰還組がどのような人物なのか、どのような能力を持っていてどのように戦うのか、孝弘達は上陸作戦軍の報告でまず知ることになるのは少し先のことだった。
璃佳が説明を始めた作戦内容は以下の通りである。
【首都奪還オペレーション『反撃の剣』作戦・作戦概要】
〈参加兵力〉
・東部方面攻略軍(陸・海兵隊)
四五〇〇〇人
・東京西部方面攻略軍
二五〇〇〇人
※いずれも到着した増援分を含む。
・空軍戦闘機部隊
二個航空団
・海軍艦艇
第二艦隊よりミサイル巡洋艦一隻・ミサイル駆逐艦三隻が派遣。陸上戦力の攻撃支援として。
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・実行期間:一二月一日から三日まで
1,現在進出中の東部方面攻略軍及び東京西部方面攻略軍は、東部方面攻略軍は鎌倉近郊にて一旦前進を止め、東京西部方面攻略軍は吉祥寺近郊で前進を止める。目的は敵戦力の誘引。意図的に一時前進を停止させることで、敵の油断を誘い戦力を誘引させるものとする。
2,後述の第二段作戦発動と上陸成功まで当地にて敵戦力を叩き続ける。必要な火力及び魔法回復薬等物資については第二段作戦以降までの作戦行動とは別途用意されているが、敵の油断を誘うために攻勢火力としてではなく防御火力として運用するものとする。
3,ただし埼玉県南部方面については突出部を形成しない程度に進出。所沢や清瀬方面への進出を目的とし、第二段作戦作戦発動以降のさいたま市方面進出のための準備攻勢を行うものとする。
4,第二段作戦発動、上陸成功後は第三段作戦へと移行する。
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実行期間:一二月四日未明~
〈参加兵力〉
・陸軍:二個師団一個旅団、二五〇〇〇人
・海兵隊:一個師団、一〇〇〇〇人
・魔法軍:一個師団、五〇〇〇人
上陸兵力:計四〇〇〇〇人
・海軍
第一機動艦隊全艦艇及び空母艦載機全部隊
第二艦隊より上陸支援艦隊及び上陸用船艇等
・空軍
二個飛行隊(上陸前爆撃及び地上兵力支援を中心とする)
1,上陸作戦実行区域周辺に展開するCTなどについては約一〇〇〇〇と少ないものの上陸の際には障害となりうる為、海軍艦艇による砲撃及びミサイル攻撃と空軍戦闘機部隊による上陸前準備爆撃を実施する。敵兵力が上陸作戦実行区域に流入する可能性が高いことから実施時間は約二時間。実施後すぐ上陸行動へ移行する。
2,海軍各艦艇支援のもと、上陸部隊は白子~上総一宮間の六つに分けられたブロックにまずは海兵隊一個師団が、後に陸軍やフェアル部隊を除く魔法軍が順次上陸。橋頭堡を構築する。この際、空軍戦闘機部隊及び魔法軍フェアル部隊は進出先の各地域に存在するCTを駆逐する。
3,橋頭堡構築後、CT進出に備え防衛線を構築。さらに茂原方面・大網白里方面に進出しこれを確保する。両方面についても防衛線を構築。
4,茂原・大網白里方面に防衛用戦力を残し、大網白里方面より外房線に沿って千葉方面へ進出。ちはら台方面を確保する。
5,ちはら台方面を確保後、千葉市中心街方面へ進出しこれを確保。以降は首都奪還作戦部隊に合わせて柔軟に作戦行動を行う。ただし最終目標が東部方面攻略軍及び東京西部方面攻略軍と合流を果たす事に変わりはない。
6,なお第三段作戦である東京都区部奪還作戦は本作戦発動から遅れること数時間後に発動される。第二段作戦が第三段作戦の成否に繋がる為、各員奮闘されたし。
璃佳による作戦の説明が終わると、ぽろりと感想を漏らしたのは大輝と知花だった。
「オレらがいるとこ含めて東京を目指すのが七〇〇〇〇人以上。上陸部隊が四〇〇〇〇人。一つの戦域に計一一〇〇〇〇人以上の戦力投入はガチもガチだな」
「うん。緒戦で失われた兵力の補充が行われているとしても、全ての補充は終わってないはず。北方に貼り付けておかないといけない戦力と予備戦力を差し引いて、安全な西方から戦力を引き抜いてきたと考えると……。統合司令本部は大勝負に出てきたね」
「二人共ごめーとー。上は東京奪還に本気も本気だよ。戦力の逐次投入は捨てて、全力投入に打って出た。もしここで東京陥落前の悪夢が再現されたら防衛戦力はスッカスカもいいとこで、負けたらお終い。最前線は私と米原少佐の地元である濃尾平野一帯になるだろうね。いや、それも無理か」
「七条大佐の仰る通りです。約一一〇〇〇〇人もの戦力が瓦解すれば、濃尾平野は守りきれません。鈴鹿山脈と伊吹山地を境界線としてギリギリ。場合によっては滋賀県を捨てて京都が戦場になるかと」
「そうだね米原少佐。今日本軍に残っている戦力から見積もると、東北新潟戦線と北陸方面の防衛に兵力を割いたら、一一〇〇〇〇人を一戦域に投入するのはギリギリの数字だね」
「負けたらお終いは冗談でも何でもない。負けるってことは、私達第一特務は壊滅判定でしょう? ありえないけれど七条大佐含む私達Sランク五人の内、どれだけかは戦死になるでしょうし。要するに一般兵力も魔法兵力も戦線を維持出来るだけの戦力が残らない。そういうことですよね?」
「正解だよ、高崎少佐。あとはズルズル滅亡までの短い時間を待つだけだろうね」
璃佳は笑顔で恐ろしい事を言う。だがそれが現実だった。
彼女が言うように、今の日本は南東北の日本海側と新潟県に防衛戦力を配備し穀倉地帯たる北陸地方にも戦力を配置している。さらに西日本各地には健在の師団も多いが、それとて治安維持や万が一の際に備えて空っぽにするわけにはいかない。
となると、東京奪還に投入可能な兵力は限られており、一一〇〇〇〇人の兵力は本当にギリギリの数。勝てばめでたく東京を奪還し南関東も取り戻せるだろう。だが、負けたら防衛すらおぼつかなくなり、今度こそ日本は負けが確定するといっていい状態になる。
まさに乾坤一擲の作戦なのだ。
そうなると、自ずとこの場にいる者達全員の気は引き締まる。富士宮から今まで勝っているからと油断していいわけがなかった。
それでも璃佳は、普段通りの飄々とした様子を保っていた。
「ま、でも結局私達がやることは今までと同じだよ。CTをぶっ殺しまくって、神聖帝国のヤツらをひねり潰して、そして東京を奪還する。捕まってしまった民間人も救出する。ね? 民間人救出はともかくいつも通りでしょう?」
(ただ、都心にナニがいるか分からない以上は念の為に遺書は用意してもらわなきゃだけど、ね……)
ただ内心は違う。東京都心全体がマジックジャミングによって謎に包まれた現状では、鬼が出るか蛇が出るか行ってみないと分からない。ドラゴンが出たのだから地龍が出るかもしれない。
しかし、自身の不安はさらけ出すことは許されない。何故ならば、自分は第一特務連隊の連隊長なのだから。
孝弘達も同じだった。異世界での経験を踏まえれば何も無いはありえない。絶対に何かあると考えるのが賢明なのだ。最上級ランクの魔法能力者だから生きて帰れるもありえない。アルストルムではそう言って死んだ味方がいたのを今でも四人は覚えていた。
大隊長達も孝弘と考えはほぼ同じである。いくら見知った東京という土地とはいえ、謎に満たされた地ほど怖いものは無い。現代戦において情報が無いことはすなわち暗闇の中で洞窟を歩くようなものである。今回は死を覚悟して臨まないといけなくなるかもしれない。そう思っていた。
とはいえ。やはり全員が顔には少しも出していなかった。いつも通りのやり取りを終えて、各自が作戦の準備に動いていく。
孝弘達も部屋を出ようとした時、璃佳に呼び止められた。
「君らには予め伝えておきたいことがあってね」
「なんでしょうか? 首都奪還が成功したら家族に会える話とかではないですよね? 今それを切り出されるといわゆるフラグになりそうなので……」
「はははっ! 死亡フラグ的な話じゃないから安心して。それはまた今度。手配はつけとくから」
孝弘と璃佳は冗談めいたやり取りをする。確かにこのタイミングで四人が家族と再会できる話は縁起が悪いにも程があった。
「それで、話とは?」
「上陸作戦の軍でちょっと動きがあってね。ようやく重い腰を上げてくれたんだ。君達の同類がね」
「帰還組、ですね」
「その通りだよ、米原少佐」
璃佳の口から久しぶりに出た異世界からの帰還者の話。自分達以外にも存在しているという異世界帰り組。
プロフィールなどのデータはともかくとして帰還組がどのような人物なのか、どのような能力を持っていてどのように戦うのか、孝弘達は上陸作戦軍の報告でまず知ることになるのは少し先のことだった。
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