57 / 250
第4章 関東平野橋頭堡構築編
第14話 ワタリビト
しおりを挟む
・・14・・
「まずはありきたりだけど、貴官の名前・階級を聞こうか」
「…………貴官トハ、随分丁寧ナンダナ」
「一応はな。それで、名前と階級は?」
「…………クェイラス。神聖帝国ノ歴史初期ヨリ仕エル、ルフォート中爵家ガ三男、ルフォート・ディ・ザルバンド・クェイラス。神聖帝国第五近衛騎士団、第三分団分団長。階位ハ、チュウチョウ」
「中爵ということは、子爵系だったかな。チュウチョウ、ということは」
「中尉相当だね。ここ一ヶ月になってようやく相手の階級表が大体分かってね。また資料は共有しとくよ」
「ありがとうございます」
璃佳の補足説明に孝弘は礼を言う。
戦争が始まって以降謎ばかりだった神聖帝国と周辺属国の軍階級もこの頃になるとある程度までは判明するようになっていた。日本国内だけでなく衛星情報通信の中継基地局が生きている海外から情報共有がなされているからだ。
神聖帝国の階級表は士官に限れば以下のようになっていた。
小長(少尉)、中長(中尉)、大長(大尉)。これが尉官になる。
小官(少佐)、中官(中佐)、大官(大佐)。これが佐官となる。
そして将官については、小将官(少将)、中将官(中将)、大将官(大将)の順。元帥クラスについては、上大将官ということも判明していた。
なお、階級と同時に貴族位についてもある程度判明している。下爵が男爵位で、中爵が子爵位。上爵が伯爵位で、大上爵が侯爵位。公爵については皇家爵と呼ばれているらしい。
「我等ノ軍ノ階級ハモウ知ラレテイタカ。属国人ガペラペラト喋ッタカ?」
「どうだかね。貴様が黙秘するのならば、私達もあれこれと話はしないよ」
璃佳は冷たい眼差しをクェイラスに送ると肩をすくめて、
「…………ダロウナ」
「質問を続ける。この言語に覚えはあるか? 知っているか?」
孝弘は記録用のメモに何かの文字を書いていく。それは日本語で無ければ英語でもない。そもそも地球言語では無い。アルストルムで広く用いられていた言語だった。
孝弘がメモをクェイラスに見せると、クェイラスは文字を睨むように見た。首を横に傾げてもいる。この時点で孝弘は、身振りだけなら知らなさそうと判断していた。
「ナンダコレハ。知ランシ、見タコトモナイ」
「そうか」
「コレハ言語ナノカ?」
「ああ。言語だ」
「知ランナ。属国ノ言語デモナサソウダ」
「では、貴官の国や周辺国でも使用されていない言語だということか?」
「アア。分カラン。言語学者ナラ詳シイカモシレンガ、オレハ軍人ダ」
「分かった。質問の内容を変えよう。『異世界』という言葉を知っているか?」
「異世界…………?」
「異なる世界から訪れた者。異なる世界より現れし者。もしくは、流れてきた者。他にはそうだな……、外より呼ばれた者だろうか」
「…………マア、コノ程度ナラ構ワンカ。ソレハ、『ワタリビト』ノコトカ?」
「『ワタリビト』……。それが貴官の世界における異世界人の総称の事か?」
『ワタリビト』という単語が出たことで孝弘は表情をピクリとだけ動かしていたが興味は俄然に湧いてくる。相手国側からも異世界人の存在が確認出来そうなのだ。興味が湧かないはずがない。それは璃佳や熊川も同様だった。
「尋問者。貴官ノ質問ノ意図ガ分カランガ、ソチラニ存在スルノデアレバ、コチラ二存在シテイテモ不思議デハアルマイ」
「最もな意見だな。問いを続ける。『ワタリビト』とは何か? 貴官の国にとってどのような存在なんだ?」
「機密二触レル部分ハ話サンゾ」
「一般的な部分や機密外だけでいい」
「…………話スル前二水ヲクレ。貴官ハ話ガ分カリソウダ。喉ガ乾イテ仕方ガナイ」
「七条大佐、どうしますか」
「水くらいなら構わないよ。私も貴様の話が気になる。特別に許可するよ。ただしコップは渡せない。魔力は完全封印して抵抗不可能ではあるけれど、こちらに危害を加える可能性があるからね」
「ナンデモイイ」
「じゃあ魔力生成の水で。ほら、口を開けろ」
孝弘は詠唱で水を生じさせると、えづかない程度の分量の水を相手に与えた。
クェイラスは礼こそ言わなかったが、ようやく一心地ついた様子だった。
「約束通リ話ソウ。『ワタリビト』トハ神聖帝国ヤ属国等トハ違ウ所ヨリ現レタトサレル者達ノ総称ダ。公式書物トサレル文献デモ見ラレルシ、物語デモ登場ハスル。嘘カ本当カ分カランモノモアルガ、アル属国ノ建国者ハ『ワタリビト』ダト言ワレテイルシ、神聖帝国の伝説上ノ人物ガソウデハナイカトイウ話モアル。タダシ、数ハ余リニモ少ナイ。街ヲ歩ケバイルナンテモノデモナイ」
「興味深い話だな。つまり、伝説上の人物や過去の偉人の中には、『ワタリビト』だとされる人物が貴官の国や周辺国には確かに存在していたというわけだな」
「怪シイ書物ヤ物語書ハトモカク、公文書ニモアルノダカラ当然ダ。タダシ、一般的二知ラレテイル範囲ナラバコノ約一五〇年デ公文記録ニハ残ッテイナイ」
「今はいるか分からないと?」
「サアナ。俺ハ貴族トハイエ軍人ダ。上モ上ナラ知ッテイルカモシレンガ。マア、上ノ上ヲ捕虜ニデモシテ聞クコトダナ。ヤレルノナラバ、ダガ」
クェイラスは後半の発言についてはやたら自信ありげに言ってみせる。捕虜だと言うのに、自国の軍事力については信じきっているようだった。
「それについては貴官が関する事ではない。質問を続ける。詳しくはまた尋問で聞かれるだろうが、貴官はこの国の言語を見たことがあるか? 他言語については後の尋問で質問があるだろうが、ひとまず我が国の言語だけでも聞いておく」
「黙秘スル。タダシ、個人的二言ウノデアレバ、知ッテイタラモット円滑二会話出来ルノデハナイカ? 大方、魔法カ魔法二類スル何カデ話シテイルノダロウ?」
「どうだかね。こちらもこちらの情報は喋るつもりはない。質問は以上だ」
「ソウカ」
孝弘はこれ以上聞いても黙秘を貫かれる可能性が高いと判断し、後は尋問官に任せることにして話を終わらせた。
「米原少佐、尋問はこれでいい? あと少しなら時間はあるけど」
「いえ、大丈夫です。『ワタリビト』の存在を聞けただけで、今回は収穫とします。後は尋問担当官の情報を待ちます」
「了解。じゃ、ここまでにしよっか。ご苦労様」
「はっ。こちらこそ、本件の場を設けて頂き感謝致します」
孝弘は椅子から立ち上がり、部屋を出ようとする。
「ナア」
すると、クェイラスは呼び止めてきた。孝弘は無表情で振り返ると、
「なんだ。自分からは以上だが」
「…………貴官ハ、ソコニイル二人ハ、貴官ト連携ヲシテイタ三人ニセヨ、俺ヤ部下ガ戦ッタ者達ハ強カッタ。近衛騎士トシテモ、認メザルヲエナイ。見事、ダッタ。ダカラ、モシカシタラ、モシカシタラ…………。イヤ、ナンデモナイ。呼ビ止メテスマナイ」
最後にクェイラスが何を言おうとしたは分からない。ただ、軍人として強者を認める発言をしたのは確かだった。
ただ孝弘が感じたのは、見事という言葉と強い者を認めるその仕草や言葉は近衛という栄誉ある職についているからこそなのかもしれないと思っていた。似たような思想は、アルストルム世界でもあったから。
その日の夜。戦争以前と変わらない星空を孝弘は眺めながら、ふと思っていた。
(ワタリビト。少なくともアルストルムが関わってなさそうなのは確かだけれど、地球世界との関与性までは分からなかった。この点は、もっと上の階級者を捕虜にするか、その場で聞くしか無いか。…………もし地球世界の人間が俺達のようにワタリビトとして神聖帝国に関与していたら。それに近い事があったとしたら。有り得ないかもしれないけれど、可能性がゼロではない限り、有り得ないは無いのだから。)
と。
「まずはありきたりだけど、貴官の名前・階級を聞こうか」
「…………貴官トハ、随分丁寧ナンダナ」
「一応はな。それで、名前と階級は?」
「…………クェイラス。神聖帝国ノ歴史初期ヨリ仕エル、ルフォート中爵家ガ三男、ルフォート・ディ・ザルバンド・クェイラス。神聖帝国第五近衛騎士団、第三分団分団長。階位ハ、チュウチョウ」
「中爵ということは、子爵系だったかな。チュウチョウ、ということは」
「中尉相当だね。ここ一ヶ月になってようやく相手の階級表が大体分かってね。また資料は共有しとくよ」
「ありがとうございます」
璃佳の補足説明に孝弘は礼を言う。
戦争が始まって以降謎ばかりだった神聖帝国と周辺属国の軍階級もこの頃になるとある程度までは判明するようになっていた。日本国内だけでなく衛星情報通信の中継基地局が生きている海外から情報共有がなされているからだ。
神聖帝国の階級表は士官に限れば以下のようになっていた。
小長(少尉)、中長(中尉)、大長(大尉)。これが尉官になる。
小官(少佐)、中官(中佐)、大官(大佐)。これが佐官となる。
そして将官については、小将官(少将)、中将官(中将)、大将官(大将)の順。元帥クラスについては、上大将官ということも判明していた。
なお、階級と同時に貴族位についてもある程度判明している。下爵が男爵位で、中爵が子爵位。上爵が伯爵位で、大上爵が侯爵位。公爵については皇家爵と呼ばれているらしい。
「我等ノ軍ノ階級ハモウ知ラレテイタカ。属国人ガペラペラト喋ッタカ?」
「どうだかね。貴様が黙秘するのならば、私達もあれこれと話はしないよ」
璃佳は冷たい眼差しをクェイラスに送ると肩をすくめて、
「…………ダロウナ」
「質問を続ける。この言語に覚えはあるか? 知っているか?」
孝弘は記録用のメモに何かの文字を書いていく。それは日本語で無ければ英語でもない。そもそも地球言語では無い。アルストルムで広く用いられていた言語だった。
孝弘がメモをクェイラスに見せると、クェイラスは文字を睨むように見た。首を横に傾げてもいる。この時点で孝弘は、身振りだけなら知らなさそうと判断していた。
「ナンダコレハ。知ランシ、見タコトモナイ」
「そうか」
「コレハ言語ナノカ?」
「ああ。言語だ」
「知ランナ。属国ノ言語デモナサソウダ」
「では、貴官の国や周辺国でも使用されていない言語だということか?」
「アア。分カラン。言語学者ナラ詳シイカモシレンガ、オレハ軍人ダ」
「分かった。質問の内容を変えよう。『異世界』という言葉を知っているか?」
「異世界…………?」
「異なる世界から訪れた者。異なる世界より現れし者。もしくは、流れてきた者。他にはそうだな……、外より呼ばれた者だろうか」
「…………マア、コノ程度ナラ構ワンカ。ソレハ、『ワタリビト』ノコトカ?」
「『ワタリビト』……。それが貴官の世界における異世界人の総称の事か?」
『ワタリビト』という単語が出たことで孝弘は表情をピクリとだけ動かしていたが興味は俄然に湧いてくる。相手国側からも異世界人の存在が確認出来そうなのだ。興味が湧かないはずがない。それは璃佳や熊川も同様だった。
「尋問者。貴官ノ質問ノ意図ガ分カランガ、ソチラニ存在スルノデアレバ、コチラ二存在シテイテモ不思議デハアルマイ」
「最もな意見だな。問いを続ける。『ワタリビト』とは何か? 貴官の国にとってどのような存在なんだ?」
「機密二触レル部分ハ話サンゾ」
「一般的な部分や機密外だけでいい」
「…………話スル前二水ヲクレ。貴官ハ話ガ分カリソウダ。喉ガ乾イテ仕方ガナイ」
「七条大佐、どうしますか」
「水くらいなら構わないよ。私も貴様の話が気になる。特別に許可するよ。ただしコップは渡せない。魔力は完全封印して抵抗不可能ではあるけれど、こちらに危害を加える可能性があるからね」
「ナンデモイイ」
「じゃあ魔力生成の水で。ほら、口を開けろ」
孝弘は詠唱で水を生じさせると、えづかない程度の分量の水を相手に与えた。
クェイラスは礼こそ言わなかったが、ようやく一心地ついた様子だった。
「約束通リ話ソウ。『ワタリビト』トハ神聖帝国ヤ属国等トハ違ウ所ヨリ現レタトサレル者達ノ総称ダ。公式書物トサレル文献デモ見ラレルシ、物語デモ登場ハスル。嘘カ本当カ分カランモノモアルガ、アル属国ノ建国者ハ『ワタリビト』ダト言ワレテイルシ、神聖帝国の伝説上ノ人物ガソウデハナイカトイウ話モアル。タダシ、数ハ余リニモ少ナイ。街ヲ歩ケバイルナンテモノデモナイ」
「興味深い話だな。つまり、伝説上の人物や過去の偉人の中には、『ワタリビト』だとされる人物が貴官の国や周辺国には確かに存在していたというわけだな」
「怪シイ書物ヤ物語書ハトモカク、公文書ニモアルノダカラ当然ダ。タダシ、一般的二知ラレテイル範囲ナラバコノ約一五〇年デ公文記録ニハ残ッテイナイ」
「今はいるか分からないと?」
「サアナ。俺ハ貴族トハイエ軍人ダ。上モ上ナラ知ッテイルカモシレンガ。マア、上ノ上ヲ捕虜ニデモシテ聞クコトダナ。ヤレルノナラバ、ダガ」
クェイラスは後半の発言についてはやたら自信ありげに言ってみせる。捕虜だと言うのに、自国の軍事力については信じきっているようだった。
「それについては貴官が関する事ではない。質問を続ける。詳しくはまた尋問で聞かれるだろうが、貴官はこの国の言語を見たことがあるか? 他言語については後の尋問で質問があるだろうが、ひとまず我が国の言語だけでも聞いておく」
「黙秘スル。タダシ、個人的二言ウノデアレバ、知ッテイタラモット円滑二会話出来ルノデハナイカ? 大方、魔法カ魔法二類スル何カデ話シテイルノダロウ?」
「どうだかね。こちらもこちらの情報は喋るつもりはない。質問は以上だ」
「ソウカ」
孝弘はこれ以上聞いても黙秘を貫かれる可能性が高いと判断し、後は尋問官に任せることにして話を終わらせた。
「米原少佐、尋問はこれでいい? あと少しなら時間はあるけど」
「いえ、大丈夫です。『ワタリビト』の存在を聞けただけで、今回は収穫とします。後は尋問担当官の情報を待ちます」
「了解。じゃ、ここまでにしよっか。ご苦労様」
「はっ。こちらこそ、本件の場を設けて頂き感謝致します」
孝弘は椅子から立ち上がり、部屋を出ようとする。
「ナア」
すると、クェイラスは呼び止めてきた。孝弘は無表情で振り返ると、
「なんだ。自分からは以上だが」
「…………貴官ハ、ソコニイル二人ハ、貴官ト連携ヲシテイタ三人ニセヨ、俺ヤ部下ガ戦ッタ者達ハ強カッタ。近衛騎士トシテモ、認メザルヲエナイ。見事、ダッタ。ダカラ、モシカシタラ、モシカシタラ…………。イヤ、ナンデモナイ。呼ビ止メテスマナイ」
最後にクェイラスが何を言おうとしたは分からない。ただ、軍人として強者を認める発言をしたのは確かだった。
ただ孝弘が感じたのは、見事という言葉と強い者を認めるその仕草や言葉は近衛という栄誉ある職についているからこそなのかもしれないと思っていた。似たような思想は、アルストルム世界でもあったから。
その日の夜。戦争以前と変わらない星空を孝弘は眺めながら、ふと思っていた。
(ワタリビト。少なくともアルストルムが関わってなさそうなのは確かだけれど、地球世界との関与性までは分からなかった。この点は、もっと上の階級者を捕虜にするか、その場で聞くしか無いか。…………もし地球世界の人間が俺達のようにワタリビトとして神聖帝国に関与していたら。それに近い事があったとしたら。有り得ないかもしれないけれど、可能性がゼロではない限り、有り得ないは無いのだから。)
と。
0
お気に入りに追加
58
あなたにおすすめの小説
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
旧陸軍の天才?に転生したので大東亜戦争に勝ちます
竹本田重朗
ファンタジー
転生石原閣下による大東亜戦争必勝論
東亜連邦を志した同志達よ、ごきげんようである。どうやら、私は旧陸軍の石原莞爾に転生してしまったらしい。これは神の思し召しなのかもしれない。どうであれ、現代日本のような没落を回避するために粉骨砕身で働こうじゃないか。東亜の同志と手を取り合って真なる独立を掴み取るまで…
※超注意書き※
1.政治的な主張をする目的は一切ありません
2.そのため政治的な要素は「濁す」又は「省略」することがあります
3.あくまでもフィクションのファンタジーの非現実です
4.そこら中に無茶苦茶が含まれています
5.現実的に存在する如何なる国家や地域、団体、人物と関係ありません
6.カクヨムとマルチ投稿
以上をご理解の上でお読みください
この争いの絶えない世界で ~魔王になって平和の為に戦いますR
ばたっちゅ
ファンタジー
相和義輝(あいわよしき)は新たな魔王として現代から召喚される。
だがその世界は、世界の殆どを支配した人類が、僅かに残る魔族を滅ぼす戦いを始めていた。
無為に死に逝く人間達、荒廃する自然……こんな無駄な争いは止めなければいけない。だが人類にもまた、戦うべき理由と、戦いを止められない事情があった。
人類を会話のテーブルまで引っ張り出すには、結局戦争に勝利するしかない。
だが魔王として用意された力は、死を予感する力と全ての文字と言葉を理解する力のみ。
自分一人の力で戦う事は出来ないが、強力な魔人や個性豊かな魔族たちの力を借りて戦う事を決意する。
殺戮の果てに、互いが共存する未来があると信じて。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
強奪系触手おじさん
兎屋亀吉
ファンタジー
【肉棒術】という卑猥なスキルを授かってしまったゆえに皆の笑い者として40年間生きてきたおじさんは、ある日ダンジョンで気持ち悪い触手を拾う。後に【神の触腕】という寄生型の神器だと判明するそれは、その気持ち悪い見た目に反してとんでもない力を秘めていた。
改造空母機動艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
兵棋演習の結果、洋上航空戦における空母の大量損耗は避け得ないと悟った帝国海軍は高価な正規空母の新造をあきらめ、旧式戦艦や特務艦を改造することで数を揃える方向に舵を切る。
そして、昭和一六年一二月。
日本の前途に暗雲が立ち込める中、祖国防衛のために改造空母艦隊は出撃する。
「瑞鳳」「祥鳳」「龍鳳」が、さらに「千歳」「千代田」「瑞穂」がその数を頼みに太平洋艦隊を迎え撃つ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる