101 / 320
第三章
099 白い球体
しおりを挟む
俺は熟考の末、カード召喚術を強化することを決める。
理由としては、その方が将来性が高い気がしたからだ。
どのような強化がされるのかは不明だが、二重取りの場合は少しは予想ができる。
おそらく発動条件の緩和か、凄くて三重取りになるかだろう。
それによって得られるものは、スキル取得時により高位のスキルになることだろうか。
一見良さそうだが、しかしスキルには前提として容量の限界がある。
自分の容量がどれくらいか不明だが、ツクロダのスキル欄は参考になった。
ツクロダは(大)を七つに、他五つのスキルで容量限界になっていたはずである。
俺のスキルに(大)は無いが、いずれも二重取りで進化したものだ。
それを考えるともしツクロダと同じ容量だった場合、俺がスキルを覚えられる数は残り少ないことになる。
であれば、二重取りを強化しても結果的にすぐに限界が来るかもしれない。
またスキル自体は、転移者を倒したポイントでランクアップできるという点もある。
もちろん称号という例外はあるが、アレは狙って取れるものではない。
それに早い者勝ちな気がするので、今後俺が取得できるとは限らなかった。
ちなみにギルドの貢献度や、金銭報酬が増えるのはどうでもいい。
あれは時間があれば、どうにかなるものだ。
なのでそうした理由から、カード召喚術を強化した方が良いと思った。
加えて今回ツクロダとの戦いで、配下がもっと強ければ取れる手段も変わったはずだ。
数は力だが、強力な敵の前ではザコモンスターは時間稼ぎが精々である。
俺の背中を預けられる個体が、数体欲しいところだ。
いわゆる、四天王的な配下が欲しい。
そういう訳で俺は白い球体を使い、カード召喚術を強化する。
念じると白い球体は姿を消し、一瞬俺の身体が光った。
『神授スキル【二重取り】が発動しました。神授スキル【カード召喚術】を追加で強化します』
するとこれに対しても二重取りが発動したことで、カード召喚術が更に強化される。
一瞬二重取りを強化して、この白い球体を手に入れることができればとも思ったが、今回手に入れたのは偶然に過ぎない。
なので、その考えはすぐに消える。
さて、これで強化されたみたいだが、ステータス上では特に変化はないな。
カード召喚術の名称は、何も変わっていない。
しかし何が強化されたのかは、実はよく分かっている。
強化された瞬間に、脳内に情報がインストールされたのだ。
まず最初に強化されたことで増えたのは、オーバーレボリューションという隠し能力である。
これは複数枚の同じカードを一枚に融合させて、高位の存在に進化させることができるようだ。
たとえるなら複数のゴブリンを融合させて、ホブゴブリンに進化させるような感じだろう。
しかしその代償として、進化させる為の力が満ちるまで、カードを新たに用意してそれを生贄に捧げなければならない。
つまりカードを大量消費して、強力な一体を生み出す能力なのである。
俺が欲しいと思った能力が、ピンポイントで増えた。
おそらく、強化は使用者の望みをある程度反映させるのだろう。
ちなみにこのオーバーレボリューションを使用すると、再使用まで指定した同じカードの枚数分の日数がかかる。
だがこれは次の強化により、半減されることになった。
二重取りによって増えた強化は、カード召喚術のあるゆる効果によって生じた、時間的制限を半減するものである。
つまり幻影化発動後にそのカードが使用できなくなる期間や、カード化不可能期間を半減するということだ。
完全に無くならなかった事は残念だが、個人的にはとてもありがたい。
そしてこの恩恵を一番に受けるのは、おそらくこれだろう。
名称:カード召喚術
効果
・自身や召喚モンスターが倒したモンスターをカード化することができる。
・カードからそのモンスターを自由に召喚することができる。
・召喚したモンスターが死亡した場合、そのカードは12時間使用できなくなる。
・カードの所有上限は、所持者の魔力量によって決まる。
見て分かる通り、モンスターの復活が24時間から12時間へと半減しているのだ。
これを見れば、時間的制限をゼロにできなかった理由がよく分かる。
死亡しても即復活では、チートすぎるのだ。
白い球体の強化でも、そこまではできないという事だろう。
望みをある程度反映するとはいえ、限度があるようだ。
しかしそれでも、時間的制限が半減しただけで十分に凄い。
それに強化されたことで、なんと現状の時間的制限が一度リセットされていた。
要するに幻影化の反動も無くなり、カード化ができるのである。
ツクロダ戦でやられたモンスターたちも、復活していた。
先に分かっていたらレフとの融合を解除していたのだが、これは気づけるものではないので仕方がない。
それよりもカード化ができるようになったという事は、試せることが一つある。
「ブラッドのカード化か……正直、いらないんだよね……」
思わず口に出すほど嫌だが、実験的な面から必要な事だった。
そもそもブラッドの種族はウェアウルフであり、当初からモンスターではないかと思っていたのである。
人に属するのであれば、普通は獣人である気がした。
なので、カード化自体はできるはずだろう。
加えてこれにより、転移者のカード化を試すことができる。
おそらくブラッドのように、人ではなくモンスターになった転移者もいるだろう。
そうした転移者と出会った時、このカード化できるかどうかの情報は大いに役に立つ。
しかし問題は、個が残っている可能性だ。
転移者であれば、何となく個がそのままの状態で召喚される気がする。
だとすれば、面倒なこと極まりない。
故に俺はブラッドをそのまま使う気にはなれないので、他のことで有効活用しようと思う。
既に死亡しているわけだし、問題はない。
そう言う訳で、俺はブラッドのカード化を試みる。
するとブラッドが消えた場所から光が発せられて、俺の手にカードが現れた。
「うわ……ブラッドを、本当にゲットしちゃったよ……」
正直俺が倒したという判定がなされるのか微妙だったが、問題なくカード化できてしまう。
またブラッドが光の柱に撃たれる直後、資格を失ったことによる退場がどうとか言っていた。
なので魂自体が無くなっていてもおかしくないと思ったが、カード化できたことでそれはおそらく否定される。
退場とは、強制的に殺されるだけのようだ。
まあ、それについては今考えても仕方がない。
とりあえずブラッドのカードは、近いうちにアレで使うことになるだろう。
なので、召喚はしないでおく。
しても面倒になるだけだ。
それと今の内に、レフとの融合を解くことにした。
ツクロダやブラッドを倒したし、流石にもういいだろう。
レフが心の中でイヤイヤと叫ぶが、無視をした。
そうして俺はメイド服を着た猫耳美少女の姿から、元の少年の姿に戻る。
服装は以前と同じ、ブラックヴァイパーの装備一式だ。
「ああ、やっと男に戻れた……」
思わず、そう声に出してしまう。
レフのカードを見れば、案の定灰色になって召喚できなくなった。
融合していたのはおよそ一週間ほどなのに、長い間女になっていた気がする。
今後融合する時は、状況をよく考えて行うことにしよう。
でなければ、また長いこと融合したままになる可能性が高い。
何となく長引けば長引くほど、精神に影響が出てしまう気がする。
今のところ違和感は無いが、気が付いていないだけで何か変わってしまったのだろうか?
融合は強力だが、頻繁に使わない方がよさそうである。
これは俺が思っている以上に、危ない力かもしれない。
俺はそんなことを考えながら、グリフォンに乗る。
さて、今回のことをハパンナ子爵に報告しにいこう。
あとは一応念のため、ラブライア王国の王都を上空から少し観察していくか。
「頼むぞ」
「グルルゥ!」
そうして俺はツクロダやブラッドとの戦いを乗り越えて、帰路につくのであった。
理由としては、その方が将来性が高い気がしたからだ。
どのような強化がされるのかは不明だが、二重取りの場合は少しは予想ができる。
おそらく発動条件の緩和か、凄くて三重取りになるかだろう。
それによって得られるものは、スキル取得時により高位のスキルになることだろうか。
一見良さそうだが、しかしスキルには前提として容量の限界がある。
自分の容量がどれくらいか不明だが、ツクロダのスキル欄は参考になった。
ツクロダは(大)を七つに、他五つのスキルで容量限界になっていたはずである。
俺のスキルに(大)は無いが、いずれも二重取りで進化したものだ。
それを考えるともしツクロダと同じ容量だった場合、俺がスキルを覚えられる数は残り少ないことになる。
であれば、二重取りを強化しても結果的にすぐに限界が来るかもしれない。
またスキル自体は、転移者を倒したポイントでランクアップできるという点もある。
もちろん称号という例外はあるが、アレは狙って取れるものではない。
それに早い者勝ちな気がするので、今後俺が取得できるとは限らなかった。
ちなみにギルドの貢献度や、金銭報酬が増えるのはどうでもいい。
あれは時間があれば、どうにかなるものだ。
なのでそうした理由から、カード召喚術を強化した方が良いと思った。
加えて今回ツクロダとの戦いで、配下がもっと強ければ取れる手段も変わったはずだ。
数は力だが、強力な敵の前ではザコモンスターは時間稼ぎが精々である。
俺の背中を預けられる個体が、数体欲しいところだ。
いわゆる、四天王的な配下が欲しい。
そういう訳で俺は白い球体を使い、カード召喚術を強化する。
念じると白い球体は姿を消し、一瞬俺の身体が光った。
『神授スキル【二重取り】が発動しました。神授スキル【カード召喚術】を追加で強化します』
するとこれに対しても二重取りが発動したことで、カード召喚術が更に強化される。
一瞬二重取りを強化して、この白い球体を手に入れることができればとも思ったが、今回手に入れたのは偶然に過ぎない。
なので、その考えはすぐに消える。
さて、これで強化されたみたいだが、ステータス上では特に変化はないな。
カード召喚術の名称は、何も変わっていない。
しかし何が強化されたのかは、実はよく分かっている。
強化された瞬間に、脳内に情報がインストールされたのだ。
まず最初に強化されたことで増えたのは、オーバーレボリューションという隠し能力である。
これは複数枚の同じカードを一枚に融合させて、高位の存在に進化させることができるようだ。
たとえるなら複数のゴブリンを融合させて、ホブゴブリンに進化させるような感じだろう。
しかしその代償として、進化させる為の力が満ちるまで、カードを新たに用意してそれを生贄に捧げなければならない。
つまりカードを大量消費して、強力な一体を生み出す能力なのである。
俺が欲しいと思った能力が、ピンポイントで増えた。
おそらく、強化は使用者の望みをある程度反映させるのだろう。
ちなみにこのオーバーレボリューションを使用すると、再使用まで指定した同じカードの枚数分の日数がかかる。
だがこれは次の強化により、半減されることになった。
二重取りによって増えた強化は、カード召喚術のあるゆる効果によって生じた、時間的制限を半減するものである。
つまり幻影化発動後にそのカードが使用できなくなる期間や、カード化不可能期間を半減するということだ。
完全に無くならなかった事は残念だが、個人的にはとてもありがたい。
そしてこの恩恵を一番に受けるのは、おそらくこれだろう。
名称:カード召喚術
効果
・自身や召喚モンスターが倒したモンスターをカード化することができる。
・カードからそのモンスターを自由に召喚することができる。
・召喚したモンスターが死亡した場合、そのカードは12時間使用できなくなる。
・カードの所有上限は、所持者の魔力量によって決まる。
見て分かる通り、モンスターの復活が24時間から12時間へと半減しているのだ。
これを見れば、時間的制限をゼロにできなかった理由がよく分かる。
死亡しても即復活では、チートすぎるのだ。
白い球体の強化でも、そこまではできないという事だろう。
望みをある程度反映するとはいえ、限度があるようだ。
しかしそれでも、時間的制限が半減しただけで十分に凄い。
それに強化されたことで、なんと現状の時間的制限が一度リセットされていた。
要するに幻影化の反動も無くなり、カード化ができるのである。
ツクロダ戦でやられたモンスターたちも、復活していた。
先に分かっていたらレフとの融合を解除していたのだが、これは気づけるものではないので仕方がない。
それよりもカード化ができるようになったという事は、試せることが一つある。
「ブラッドのカード化か……正直、いらないんだよね……」
思わず口に出すほど嫌だが、実験的な面から必要な事だった。
そもそもブラッドの種族はウェアウルフであり、当初からモンスターではないかと思っていたのである。
人に属するのであれば、普通は獣人である気がした。
なので、カード化自体はできるはずだろう。
加えてこれにより、転移者のカード化を試すことができる。
おそらくブラッドのように、人ではなくモンスターになった転移者もいるだろう。
そうした転移者と出会った時、このカード化できるかどうかの情報は大いに役に立つ。
しかし問題は、個が残っている可能性だ。
転移者であれば、何となく個がそのままの状態で召喚される気がする。
だとすれば、面倒なこと極まりない。
故に俺はブラッドをそのまま使う気にはなれないので、他のことで有効活用しようと思う。
既に死亡しているわけだし、問題はない。
そう言う訳で、俺はブラッドのカード化を試みる。
するとブラッドが消えた場所から光が発せられて、俺の手にカードが現れた。
「うわ……ブラッドを、本当にゲットしちゃったよ……」
正直俺が倒したという判定がなされるのか微妙だったが、問題なくカード化できてしまう。
またブラッドが光の柱に撃たれる直後、資格を失ったことによる退場がどうとか言っていた。
なので魂自体が無くなっていてもおかしくないと思ったが、カード化できたことでそれはおそらく否定される。
退場とは、強制的に殺されるだけのようだ。
まあ、それについては今考えても仕方がない。
とりあえずブラッドのカードは、近いうちにアレで使うことになるだろう。
なので、召喚はしないでおく。
しても面倒になるだけだ。
それと今の内に、レフとの融合を解くことにした。
ツクロダやブラッドを倒したし、流石にもういいだろう。
レフが心の中でイヤイヤと叫ぶが、無視をした。
そうして俺はメイド服を着た猫耳美少女の姿から、元の少年の姿に戻る。
服装は以前と同じ、ブラックヴァイパーの装備一式だ。
「ああ、やっと男に戻れた……」
思わず、そう声に出してしまう。
レフのカードを見れば、案の定灰色になって召喚できなくなった。
融合していたのはおよそ一週間ほどなのに、長い間女になっていた気がする。
今後融合する時は、状況をよく考えて行うことにしよう。
でなければ、また長いこと融合したままになる可能性が高い。
何となく長引けば長引くほど、精神に影響が出てしまう気がする。
今のところ違和感は無いが、気が付いていないだけで何か変わってしまったのだろうか?
融合は強力だが、頻繁に使わない方がよさそうである。
これは俺が思っている以上に、危ない力かもしれない。
俺はそんなことを考えながら、グリフォンに乗る。
さて、今回のことをハパンナ子爵に報告しにいこう。
あとは一応念のため、ラブライア王国の王都を上空から少し観察していくか。
「頼むぞ」
「グルルゥ!」
そうして俺はツクロダやブラッドとの戦いを乗り越えて、帰路につくのであった。
139
お気に入りに追加
1,602
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。

ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

タブレット片手に異世界転移!〜元社畜、ダウンロード→インストールでチート強化しつつ温泉巡り始めます〜
夢・風魔
ファンタジー
一か月の平均残業時間130時間。残業代ゼロ。そんなブラック企業で働いていた葉月悠斗は、巨漢上司が眩暈を起こし倒れた所に居たため圧死した。
不真面目な天使のせいでデスルーラを繰り返すハメになった彼は、輪廻の女神によって1001回目にようやくまともな異世界転移を果たす。
その際、便利アイテムとしてタブレットを貰った。検索機能、収納機能を持ったタブレットで『ダウンロード』『インストール』で徐々に強化されていく悠斗。
彼を「勇者殿」と呼び慕うどうみても美少女な男装エルフと共に、彼は社畜時代に夢見た「温泉巡り」を異世界ですることにした。
異世界の温泉事情もあり、温泉地でいろいろな事件に巻き込まれつつも、彼は社畜時代には無かったポジティブ思考で事件を解決していく!?
*小説家になろうでも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる