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第二章
056 ハパンナ子爵
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翌日俺は、馬車の中にいた。
揺れも少なく、当然臭くもない。
以前乗った乗合馬車が、嘘のようである。
現在向かっている先は、ハパンナ子爵の領主邸だ。
御者は執事のセヴァンがしており、馬車の中は俺一人となっている。
それにしても、貴族との面会か。
セヴァンからは、ハパンナ子爵は冒険者に理解がある人物だと聞いている。
礼儀作法をどうこうは言わないらしいが、口調くらいは礼儀正しくした方が良いのかもしれない。
俺はこれまで誰に対しても、口調をあまり変えなかった。
変えたのは、異世界で初めてベックたちに出会った時くらいだろうか。
異世界に来たばかりという事もあり、俺も緊張していたのだろう。
それと理性では、貴族に対して口調を改めるべきだと考えている。
だが本能では、他人にへりくだるのを良しとしない感情もあった。
俺はここまで、傲慢だっただろうか?
言い訳っぽくなってしまうが、デミゴッドに流れている神としての血が、そうさせているのかもしれない。
しかしそうだとしても、今回は我慢しよう。
それで面倒になるのは、どうしても避けたい。
口調一つのせいで、二次予選に出られなくなったらとても困る。
馬車の中で俺は溜息を吐きながら、領主の邸宅に向かうのであった。
◆
ここが、そうなのか。
馬車が止まったので降りると、目の前に巨大な屋敷が広がっていた。
庭も広く、兵士のような人物たちも見える。
他にもメイドや執事も多く、まさに絵に描いたような貴族の屋敷だった。
俺はセヴァンに連れられて、さっそくハパンナ子爵と会うことになる。
どうやら、既に待っているらしい。
俺はてっきりしばらく待たされて、後から現れるものと思っていたので意外に感じた。
ダンジョンを踏破したというのは、それほどまでに重要な事なのだろう。
そうして通された一室に、ハパンナ子爵らしき人物がいた。
ハパンナ子爵の容姿は、恰幅の良い中年男性だ。
それとどことなく、気弱な雰囲気も感じる。
豪華なソファーの上座に座り、周囲には高そうな調度品が並んでいた。
「さあ、まずは掛けてくれたまえ」
「はい。失礼します」
俺は勧められた通り、対面のソファーに座った。
すると近くに控えていたメイドが、紅茶のようなものを淹れてくれる。
「君がダンジョン踏破者のジン君だね。私はハパンナ領を統治している、キーゾ・ハパンナだ」
「ジンです。冒険者をしながら旅をしています」
とりあえず、当たり障りのない挨拶をしておく。
「なるほど。旅をしているのか」
「はい。つい最近この街にやってきたばかりです」
「目的は二次予選かな?」
「そうなりますね」
まずはそんな探りを入れてくる。
特に話しても問題ないので、普通に答えた。
「そうか。それは実に楽しみだ。君の活躍を楽しみにさせてもらおう」
「恐縮です」
ハパンナ子爵は一瞬何かを考えたようだが、そう言って話を終わらせる。
そして今回の面会の主目的である、ダンジョンの踏破について触れていく。
「さて、君はダンジョンを単独で踏破したそうだね」
「はい。モンスターたちの力を借りましたが」
「なるほど。それは素晴らしい。どのように攻略をしたのか、君の活躍を是非訊かせてくれ」
やはり、そこを訊いてくるよな。
本当に俺が攻略をしたのか、探りを入れているのだろう。
帰還転移場所にいたが、転移した瞬間は誰も見ていない。
こっそりあの建物に入って、踏破者を装う事も可能なのだろう。
なので俺は手の内をいくつか隠しながらも、攻略までの流れを簡単に説明する。
「ふむ。つまり君はサモナーでありながら、優秀な剣士でもあるのか。そしてあのグレートキャタピラーを、単独で撃破したと……」
やはり本来有り得ないことなのか、子爵は右手を顎に当てて考えを巡らせていた。
ここで嘘をついていると思われるのは面倒だな。ここは少し力を見せることになっても、証拠を出すことにしよう。
なので俺は、自分の収納スキルにグレートキャタピラーを入れていることを、ハパンナ子爵に告げた。
するとハパンナ子爵がそれを是非見たいということなので、兵士用の広い練習場へと移動する。
ここなら、出してもギリギリ収まるだろう。
そして俺は、巨大なグレートキャタピラーをその場に出した。
「ほ、本当にグレートキャタピラーが、まるまる出て来るとは……」
目の前の光景にハパンナ子爵だけではなく、様子を見守っていたセヴァンや兵士たちも驚愕の表情で固まる。
だが少しして再起動したハパンナ子爵が、声を上げた。
「す、素晴らしい。君は本物だ。もしよければ、このグレートキャタピラーは私が買い取ろう」
「はい、よろしくお願いいたします」
グレートキャタピラーの処分方法に悩んでいたので、渡りに船だ。
ただ運搬方法に問題があったようなので、指定の場所まで俺が後ほど運ぶことになった。
また配慮してくれたのか、冒険者ギルドに話を通してくれるようである。
これでランクアップのための貢献度にも、大きく影響が出そうだ。
正直、かなりありがたい。
そしてグレートキャタピラーを一旦収納すると、先ほどの部屋に戻ってくる。
「グレートキャタピラーをそのままの状態で見たのは初めてだよ。以前攻略した冒険者たちは、必要な部位だけを剥ぎ取って持って帰って来たからね」
「なるほど」
会話を再開してみれば、ハパンナ子爵の口調が柔らかくなっていた。
こちらが素なのだろう。
「それでどうだろうか。よければ当家に仕えてみないかい? 報酬はもちろんはずもう」
「いえ、申し訳ございませんが、私は気ままに旅をするのが性に合っていますので、身に余ります」
「それは残念だ」
やはり勧誘されたが、断るとハパンナ子爵は意外にもあっさりと引き下がった。
しつこく勧誘されなかったのは、個人的にとても助かる。
もしかしたら、元から勧誘できたら良いなくらいに考えていたのかもしれない。
それからは、ダンジョンで手に入れた物などを知りたがっていたので、いくつか話す。
ハパンナ子爵も興味があるようで、特に媚薬ポーション・集団招集の笛。収納リングに強い関心を示した。
中でも収納リングは、これまであのダンジョンで見つかった中でも最上級のものらしい。
王都のオークションに出せば、天井知らずで値が吊り上がっていくとのこと。
それもあって、流石に譲って欲しいとは言ってこなかった。
個人的には別に手放しても良かったが、話通りならいつか役に立ちそうなので、とりあえず取っておくことにする。
代わりに媚薬ポーションと、集団招集の笛なら譲ることを告げた。
媚薬ポーションは全くいらないし、集団招集の笛は無くても似たようなことができるので問題はない。
モンスターはカードに戻せば、一瞬で俺の手元に戻ってくる。
するとグレートキャタピラーの件も含めて俺が差し出し過ぎだと思われたのか、ハパンナ子爵が何か困っていることがないかと訊いてくる。
なのでちょうど良いと考えて、縮小のスキルオーブについて尋ねてみた。
「なるほど。縮小のスキルオーブか。優秀なテイマーやサモナーに人気のスキルだね。当家もいくつか確保しているよ。それなら、この二つと交換という事でどうだろうか?」
そんな提案をされたので、俺はもちろん頷いておく。
おそらく縮小のスキルオーブの方が、価値が高いだろう。
これは、貸しを作っておこうという考えなのかもしれない。
まあ実際そう思ったので、ハパンナ子爵が何か困ったら手を貸そう。
そうして縮小のスキルオーブを手に入れた後は、雑談をする。
話題の中ではやはりというべきか、二次予選に出ることに対して話が弾む。
ハパンナ子爵は、毎年この大会を楽しみにしているようだ。
若い頃はハパンナ子爵も出場したことがあるみたいであり、どうやら今年は次男が出場するらしい。
次男は優秀なサモナーとのことで、もし試合で当たったら良い勝負になるだろうと言っていた。
俺もその次男がどれほどのモンスターを連れているのか、実に楽しみである。
また二次予選が終わるまでの間、ハパンナ子爵の元でお世話になることになった。
今更宿代など気にしていないが、ハパンナ子爵がどうしてもというので仕方がない。
それにこの屋敷にいれば、優秀なサモナーだという次男に会うこともできるだろう。
二次予選まであと一週間もあるし、何か面白い話が聞けるかもしれない。
ハパンナダンジョンは既にクリアしてしまったので、これからどのように時間を潰すか考えよう。
そうしてハパンナ子爵との面会が終わり、俺は領主邸に滞在することになった。
揺れも少なく、当然臭くもない。
以前乗った乗合馬車が、嘘のようである。
現在向かっている先は、ハパンナ子爵の領主邸だ。
御者は執事のセヴァンがしており、馬車の中は俺一人となっている。
それにしても、貴族との面会か。
セヴァンからは、ハパンナ子爵は冒険者に理解がある人物だと聞いている。
礼儀作法をどうこうは言わないらしいが、口調くらいは礼儀正しくした方が良いのかもしれない。
俺はこれまで誰に対しても、口調をあまり変えなかった。
変えたのは、異世界で初めてベックたちに出会った時くらいだろうか。
異世界に来たばかりという事もあり、俺も緊張していたのだろう。
それと理性では、貴族に対して口調を改めるべきだと考えている。
だが本能では、他人にへりくだるのを良しとしない感情もあった。
俺はここまで、傲慢だっただろうか?
言い訳っぽくなってしまうが、デミゴッドに流れている神としての血が、そうさせているのかもしれない。
しかしそうだとしても、今回は我慢しよう。
それで面倒になるのは、どうしても避けたい。
口調一つのせいで、二次予選に出られなくなったらとても困る。
馬車の中で俺は溜息を吐きながら、領主の邸宅に向かうのであった。
◆
ここが、そうなのか。
馬車が止まったので降りると、目の前に巨大な屋敷が広がっていた。
庭も広く、兵士のような人物たちも見える。
他にもメイドや執事も多く、まさに絵に描いたような貴族の屋敷だった。
俺はセヴァンに連れられて、さっそくハパンナ子爵と会うことになる。
どうやら、既に待っているらしい。
俺はてっきりしばらく待たされて、後から現れるものと思っていたので意外に感じた。
ダンジョンを踏破したというのは、それほどまでに重要な事なのだろう。
そうして通された一室に、ハパンナ子爵らしき人物がいた。
ハパンナ子爵の容姿は、恰幅の良い中年男性だ。
それとどことなく、気弱な雰囲気も感じる。
豪華なソファーの上座に座り、周囲には高そうな調度品が並んでいた。
「さあ、まずは掛けてくれたまえ」
「はい。失礼します」
俺は勧められた通り、対面のソファーに座った。
すると近くに控えていたメイドが、紅茶のようなものを淹れてくれる。
「君がダンジョン踏破者のジン君だね。私はハパンナ領を統治している、キーゾ・ハパンナだ」
「ジンです。冒険者をしながら旅をしています」
とりあえず、当たり障りのない挨拶をしておく。
「なるほど。旅をしているのか」
「はい。つい最近この街にやってきたばかりです」
「目的は二次予選かな?」
「そうなりますね」
まずはそんな探りを入れてくる。
特に話しても問題ないので、普通に答えた。
「そうか。それは実に楽しみだ。君の活躍を楽しみにさせてもらおう」
「恐縮です」
ハパンナ子爵は一瞬何かを考えたようだが、そう言って話を終わらせる。
そして今回の面会の主目的である、ダンジョンの踏破について触れていく。
「さて、君はダンジョンを単独で踏破したそうだね」
「はい。モンスターたちの力を借りましたが」
「なるほど。それは素晴らしい。どのように攻略をしたのか、君の活躍を是非訊かせてくれ」
やはり、そこを訊いてくるよな。
本当に俺が攻略をしたのか、探りを入れているのだろう。
帰還転移場所にいたが、転移した瞬間は誰も見ていない。
こっそりあの建物に入って、踏破者を装う事も可能なのだろう。
なので俺は手の内をいくつか隠しながらも、攻略までの流れを簡単に説明する。
「ふむ。つまり君はサモナーでありながら、優秀な剣士でもあるのか。そしてあのグレートキャタピラーを、単独で撃破したと……」
やはり本来有り得ないことなのか、子爵は右手を顎に当てて考えを巡らせていた。
ここで嘘をついていると思われるのは面倒だな。ここは少し力を見せることになっても、証拠を出すことにしよう。
なので俺は、自分の収納スキルにグレートキャタピラーを入れていることを、ハパンナ子爵に告げた。
するとハパンナ子爵がそれを是非見たいということなので、兵士用の広い練習場へと移動する。
ここなら、出してもギリギリ収まるだろう。
そして俺は、巨大なグレートキャタピラーをその場に出した。
「ほ、本当にグレートキャタピラーが、まるまる出て来るとは……」
目の前の光景にハパンナ子爵だけではなく、様子を見守っていたセヴァンや兵士たちも驚愕の表情で固まる。
だが少しして再起動したハパンナ子爵が、声を上げた。
「す、素晴らしい。君は本物だ。もしよければ、このグレートキャタピラーは私が買い取ろう」
「はい、よろしくお願いいたします」
グレートキャタピラーの処分方法に悩んでいたので、渡りに船だ。
ただ運搬方法に問題があったようなので、指定の場所まで俺が後ほど運ぶことになった。
また配慮してくれたのか、冒険者ギルドに話を通してくれるようである。
これでランクアップのための貢献度にも、大きく影響が出そうだ。
正直、かなりありがたい。
そしてグレートキャタピラーを一旦収納すると、先ほどの部屋に戻ってくる。
「グレートキャタピラーをそのままの状態で見たのは初めてだよ。以前攻略した冒険者たちは、必要な部位だけを剥ぎ取って持って帰って来たからね」
「なるほど」
会話を再開してみれば、ハパンナ子爵の口調が柔らかくなっていた。
こちらが素なのだろう。
「それでどうだろうか。よければ当家に仕えてみないかい? 報酬はもちろんはずもう」
「いえ、申し訳ございませんが、私は気ままに旅をするのが性に合っていますので、身に余ります」
「それは残念だ」
やはり勧誘されたが、断るとハパンナ子爵は意外にもあっさりと引き下がった。
しつこく勧誘されなかったのは、個人的にとても助かる。
もしかしたら、元から勧誘できたら良いなくらいに考えていたのかもしれない。
それからは、ダンジョンで手に入れた物などを知りたがっていたので、いくつか話す。
ハパンナ子爵も興味があるようで、特に媚薬ポーション・集団招集の笛。収納リングに強い関心を示した。
中でも収納リングは、これまであのダンジョンで見つかった中でも最上級のものらしい。
王都のオークションに出せば、天井知らずで値が吊り上がっていくとのこと。
それもあって、流石に譲って欲しいとは言ってこなかった。
個人的には別に手放しても良かったが、話通りならいつか役に立ちそうなので、とりあえず取っておくことにする。
代わりに媚薬ポーションと、集団招集の笛なら譲ることを告げた。
媚薬ポーションは全くいらないし、集団招集の笛は無くても似たようなことができるので問題はない。
モンスターはカードに戻せば、一瞬で俺の手元に戻ってくる。
するとグレートキャタピラーの件も含めて俺が差し出し過ぎだと思われたのか、ハパンナ子爵が何か困っていることがないかと訊いてくる。
なのでちょうど良いと考えて、縮小のスキルオーブについて尋ねてみた。
「なるほど。縮小のスキルオーブか。優秀なテイマーやサモナーに人気のスキルだね。当家もいくつか確保しているよ。それなら、この二つと交換という事でどうだろうか?」
そんな提案をされたので、俺はもちろん頷いておく。
おそらく縮小のスキルオーブの方が、価値が高いだろう。
これは、貸しを作っておこうという考えなのかもしれない。
まあ実際そう思ったので、ハパンナ子爵が何か困ったら手を貸そう。
そうして縮小のスキルオーブを手に入れた後は、雑談をする。
話題の中ではやはりというべきか、二次予選に出ることに対して話が弾む。
ハパンナ子爵は、毎年この大会を楽しみにしているようだ。
若い頃はハパンナ子爵も出場したことがあるみたいであり、どうやら今年は次男が出場するらしい。
次男は優秀なサモナーとのことで、もし試合で当たったら良い勝負になるだろうと言っていた。
俺もその次男がどれほどのモンスターを連れているのか、実に楽しみである。
また二次予選が終わるまでの間、ハパンナ子爵の元でお世話になることになった。
今更宿代など気にしていないが、ハパンナ子爵がどうしてもというので仕方がない。
それにこの屋敷にいれば、優秀なサモナーだという次男に会うこともできるだろう。
二次予選まであと一週間もあるし、何か面白い話が聞けるかもしれない。
ハパンナダンジョンは既にクリアしてしまったので、これからどのように時間を潰すか考えよう。
そうしてハパンナ子爵との面会が終わり、俺は領主邸に滞在することになった。
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