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番外編※本編終了後のものを含みます
わんにゃんの日3 わんわん※
しおりを挟む注意 おしりの本番はないですが、触る描写はあります。嫌いな方はブラバ推奨
少女が起きた時には、もう窓の外が少し明るくなってきていました。
日の出が近いようです。
昨日の自分が眠った時の記憶がありません。……きっと気絶したのでしょう。
少女はぎしぎしとするのと裏腹に、さっぱりとした自分の体を見ます。しっかりと拭いてくれたのでしょう。
「うわぁ……」
体中に赤い鬱血痕がついており、まるで花が咲いているようです。リオン様はキスマークと言っていました。
少女が、となりで寝ているリオンの顔を見ると、どこかあどけなく、リオンの故郷の人は童顔だと言っていた理由がわかりました。
起きている時はそんな事思わないのですが。
リオンの事がなんとなく、可愛く思えて、寝顔をじっと見つめていると、パチリと開いた目とかち合いました。
「り、リオン様、おはようございます」
なんとなく気まずくて、慌てて挨拶すると、リオンはうーん、と言って少女を抱き込みました。
「あ、あの、リオン様……あたっています」
昨日あれだけしたのに、リオンの一物はゆるく勃ちあがっていました。
「うーん、まあ、あててるからね」
ぼんやりとした眼で断言されて、少女は言葉を失いました。どうやら寝ぼけて、本能が強くなっているようです。
「あ、昨日あれだけ、ふ、ん」
昨日あれだけしたのだから、と言おうとした少女の言葉はリオンの口に飲み込まれました。舌を絡めて、歯でしごかれて、少女の瞳がとろんととけます。
口づけながら、リオンはヘッドボードの上に置いてあった紙袋を片手でとり、手探りでごそごそと探りました。
やがて、唇を離すと、少女はぼんやりとして、息が上がっていました。
その少女にリオンは犬耳をひょいと付けます。それから、少し覚醒してきたのか、起き上がって、近くの戸棚から何かの瓶を取り出しました。
「り、リオン様……?」
先ほどの口づけの余韻が残ったままのぼんやりとした顔でリオンに話しかける少女にリオンはもう一度深い口づけを落としました。
「リオン様?何を……」
リオンは少女をうつぶせに寝かせ、少女の腰のあたりに布団を重ねおしりを突き上げた格好にしました。
手早く少女の両手を上でまとめ、ヘッドボードにつないでしまいます。
そのあたりでやっと少女は口づけの余韻から覚め、顔を青ざめさせますが、後の祭りです。
リオンは少女の頬にちゅっと口づけました。
「おはよう。犬耳も似合ってる」
「あ、ありがとうございます。できればこの拘束も外していただきたいのですが……」
「それは無理。まあ、痛いこととかはしないから大丈夫だ」
リオンの大丈夫、は大丈夫ではない事は少女にはもうわかっていたのですが、こうなってしまうと、行為が終わるまでリオンは止まりません。
「ーー家事、お願いします」
少女が告げた言葉に、リオンは満面の笑みで頷くのでした。
「昨日かなりほぐしたから、まだ柔いな」
くちゅくちゅとリオンは少女の陰部を指を入れて愛撫し、具合を確かめます。
「ん、あ、ふっ」
少女が快楽に身をよじるたび、犬耳もピコピコと揺れて見えるのでどこか倒錯的で興奮する景色です。
後ろから見る犬耳少女も可愛い、とリオンは満足げに頷きます。こうなると、しっぽのある疑似獣人の少女もみたいものです。
リオンは先ほど取り出した瓶からどろっとしたものを取り出し、そっと少女の菊口へ近づけました。
その物体は滑り込むように少女の中へと入ってゆきました。
「ああ、リオン様、何を、うん!?」
いきなり自身の菊口ヘ冷たい物体が入り込んできた少女は不思議な感覚におののきました。
リオンは少女の頭を撫でて、時折胸を揉んだり先端をつまんだりと愛撫しながら少女をなだめます。
「大丈夫大丈夫、専用のスライムを入れただけだから、害はねえよ。中を綺麗にしたらでてくるからな」
少女も奥様方の井戸端会議で存在はちらっと聞いたことがありましたが、まさか自分に降りかかるとは思っていませんでした。今となってはしっかりきいておけばよかったと後悔しました。
「あ、リオン様、変な感じがします、ふあ」
痛みでもなく、快楽とも呼べない不思議な感覚は暫く続き、やがてスライムは同じく菊口から飛び出し、勝手に瓶の中に戻ってゆきました。
リオンはしっかりと蓋をすると、紙袋から犬しっぽを取り出しました。
「り、リオン様、なんだかおしりがあつくて、きゅっとします……」
その言葉を聞いて、リオンは悪ーい笑顔で答えました。
「ああ、言い忘れてたわ。スライムは無害だけど、軽い媚薬成分があるから、そのせいだわ。大丈夫、ちゃんと解消してやるから」
それは忘れてた、ではなくわ、ざ、と言わなかったの間違いだと少女は思ったのですが、今となっては後の祭りです。
どれどれ?と、リオンは少女の少し緩んだ菊口に、自身の指をつぷっと入れ込みました。
「リオン様、そこは、だ、だめ、ふぁ、あ、かき回さないで、あ」
「うん、スライムが残した媚薬でいい感じに緩んでるな……」
リオンは、その菊口を指でもう少しほぐし、犬しっぽの先端をつぷっと入れ込みました。
「あああ、ふぁ、あ、あ。ゆれてる、あ、だめ、それ」
振動機能があるそれに媚薬で敏感になっているところを擦られて少女の躰から一気に力が抜けます。
可愛らしい少女のおしりから生えているように見えるしっぽは可愛いのに淫靡でいい景色だとリオンはごくりと唾を飲み込みました。
リオンは少女の腰に敷いてた布団をとり、少女の拘束も外しました。そして、少女の後ろに回ると、少女の尻を持ち上げ、膣内に指を差し入れ刺激し始めました。
「あ、あ゙、め、あ、いく、いっちゃ、あ、リオン様、いっちゃ、ああああああああ!!!」
二つの穴の中を刺激されて、少女がのけぞるように絶頂すると、リオンは、「限界」とつぶやき、うしろから、少女の膣内に自信を突き入れました。
「あ、またいく、りおんさま、か、かげん、して、あ、また、なんでぇ!!!」
泣き叫ぶようにまた絶頂した少女の両腕を後ろから掴むと激しく揺さぶって最奥をつきます。
「まって、ほんと、りお、リオン、おねが、も、むり、またいく、い、あああああああ!!!」
髪をふりみだし、震えて絶頂をくりかえす少女をリオンは恍惚の表情で見つめ、途中菊口に入っているしっぽを動かし、さらに快楽を与えます。
「あ、め、たすけ、あ、きもち……」
幾度となく絶頂して虚ろな瞳で状態をペットに投げ出す少女にリオンはこれが最後だとばかりに自信を最奥まで突き上げました。
「っっ、あ、あ、あ、」
声にならない声で高みに登った少女の奥に、リオンも思いっきり射精しました。
「っあ、はぁ、全部のめよ……」
そのまま、余韻を楽しむようにゆるゆると腰を振ると、きゅぽんっとなかなか抜けないつくりになっているはずの犬しっぽが反動で飛び出してきました。
「ははは、えっろ」
リオンは舌なめずりをして、またやろうと心に決めたのでした。
さて、後日の話ですが、珍しくへそを曲げた少女に、あの手この手で許してもらおうとする英雄様が見られるようになるのはすぐの事、英雄様が魔道具開発部署に、お礼の文字通り金一封をこっそり渡し、新たなる魔道具を依頼するのはしばらく経っての事です。
そうそう、魔道具は性欲旺盛な騎士団の面々に非常によく売れて、騎士たちの恋人や奥様方が魔道具開発部署に苦情を申し入れるようになるのですが、とある奥様が、その道具で旦那様に反撃し、今度は騎士たちが反撃されないように逃げ回るようになるのは誰も想像できませんでした。
そんなこんなで、犬耳猫耳の魔道具は細々と、しかし確実に王国内に浸透していくのでした。
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